おねSSこんぺ・中編部門結果発表
第5位 八岐さん作
埋もれた夢に、あなたはいない
佐織「という訳で、第５位は八岐さんの『埋もれた夢に、あなたはいない』よ。八岐さん、おめでとうね」
浩平「またまた唐突に現れたな」
佐織「うん。唐突に現れて唐突に消えていくの。あたしはどっかの誰かさんと違って、脇役としての立場をわきまえてるからね」
住井・雪見「うっ」
詩子「へぇ〜、世の中にはそんな身の程知らずもいるのね〜」
茜「……詩子、あなたもですよ」
浩平「まあ、ともかくこの作品は稲木と長森の友情を描いた作品だよな」
瑞佳「というよりも佐織の苦悩を描いた作品だと思うよ」
茜「基本的に待つ話ですが、この作品の場合はさらに１歩踏み込んだ辺りも評価されたのかもしれません」
雪見「葛藤の描写の上手さを挙げる人もいたわね」
みさき「流石は八岐さんだよ〜。わたし、この人の作品のファンなんだ」
浩平「にしても、少し気になることもあるんだよな……」
佐織「ん？ 何？ 折原君」
浩平「いや、こー喉のすぐそこまでは突破してるんだが、最終関門がなかなか落ちなくてな〜」
澪『住井さん、かっこいいの』
浩平「それだ！ おいこら住井。いくらで作者さんを買収しやがった」
住井「……実はな、ごにょごにょ……」
浩平「なにっ！？ そ、そんな裏テクがあったのか。よっしゃあ！ 第２回は俺の天下だぁ！」
詩子「えっ！？ なに？ どんな方法？ あたしにも教えて〜」
瑞佳「……いいのかな。こんなこと言っちゃって……」
七瀬「どうせもう止まらないわよ。ほっときましょ」
茜「ですね。それでは順位変動いきます」
| 投票数 64 : 単純平均点 7.09 |  |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
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| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | 0 |
| 1点 | |
繭「あがったり、おちたり……」
浩平「基本的に上位にいるけど、その中でも動きまくってるな」
茜「基本的に高評価な作品ですが、それでもこうまで上下するとは……取り合えずとんでもないレベルだったんですね」
みさき「次、いくよ〜」
第4位 （作者非公開）
未来の二人に
雪見「第４位は『未来の二人に』。残念ながら作者は非公開よ」
みさき「雪ちゃんの昔の話だね」
雪見「ええそうよ……ってなんでまたみんな離れていくのかしら」
浩平「いや、なんていうか……なぁ」
七瀬「うんうん。深山先輩って……」
詩子「実は不良だったんだなーって」
澪『やっぱり極悪人なの』
繭「みゅ〜。ふりょう？」
茜「目を合わせてはダメです椎名さん。殺されますよ」
雪見「何言ってんの！？ そんなわけないでしょ！！」
みさき「……やっぱりちょび髭に怒ってグレちゃったのかな？」
住井「それは違うよーな……」
浩平「……俺、深山先輩に最初に会った時、嘘吐いちゃったんだ。長森、骨は拾ってくれ」
瑞佳「うん。わかったよ。浩平の世話は最後まで私がみるから」
雪見「だから、違うって言ってるでしょ」
浩平「にしても、この深山先輩は男から見てもかっこいいな」
七瀬「うんうん。イジメに対しても敢然と立ち向かってく姿なんてホントに素敵よね」
住井「なんて言うか、『姐さん』て言葉がしっくりくるんだよな」
茜「ですね。そう言ったかっこよさを何処か冷めた文章で書き綴ったあたりでこのような評価を受けたのでしょう」
浩平「だな。文章力の巧みさは殆どの感想を見ても認められてるしな」
住井「ここは作者さんの技量に完敗ってことで」
雪見「そうね」
みさき「それじゃ順位変動いくよ〜」
| 投票数 66 : 単純平均点 7.06 |  |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | |
七瀬「ずっと１０位内にいるわね」
澪『しかも上がってるの』
浩平「最初から素晴らしい作品だが、読みこむとまた違った味が出てくるということか」
みさき「うん。そうだね」
浩平「まあ、俺としては深山先輩の事だけでお腹いっぱいなんだが」
雪見「むしかえすな！！」
詩子「うんうん。あれは衝撃の事実だったよね」
雪見「あーもう次いくわよ！」
第3位 よいみつきさん作
コイゴコロ
詩子「第３位はあたしと茜の恋のお話。少女が恋した人が少女の親友の恋人。それでも少女は彼の事を想い、少女の親友は切なさと寂しさと焦燥感を胸に秘める。よいみつきさん作、『コイゴコロ』。その恋の行方には残酷な未来が待っていた……」
浩平「自分が主役の作品になると長いな」
茜「浩平、それは違います。この話の主役は私です」
瑞佳「けど、いい話だったよね。こんなラブストーリー、私も好きだよ」
七瀬「そうよね。私もこんな恋がしたいなぁ……」
浩平「まあ、七瀬には無理……」
七瀬「おるぁ」
浩平「甘い！ 我、既にその軌道見切った！」
七瀬「なっ！？」
浩平「そして、今必殺の漢の拳ィィ！！」
住井「そ、それは漢道を極めんとする真の漢のみ伝授されるという七転び漢起き流！ まさかこんな近くに伝承者がいたとは！？」
雪見「あーもう止めなさいって」
浩平・七瀬「！？」
住井「……そ、それを片手で止めるとは……深山先輩……あなたは一体……」
茜「取り合えず、そろそろ収拾がつかなくなったので解説に戻ります」
浩平「……強引だな」
茜「誰のせいで進行が遅れてると？」
浩平「すまん……。この作品の魅力は茜と詩子、それぞれの視点を丁寧に描写しているところだな」
みさき「うん。二人の揺れる心と互いに互いのことを想う心が気持ちよく描かれてたと思うよ〜」
七瀬「いい乙女っぷりを見せてもらったわ」
澪「順位変動出すの」
| 投票数 79 : 単純平均点 7.44 |  |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | 0 |
| 1点 | 0 |
浩平「なんて言うか……うん」
繭「ぜんぜんうごいてないー」
茜「ええ。先ほどとは打って変わってほぼ直線。それだけ皆に愛された作品ということですね」
澪 うんうん。
浩平「ところで柚木、さっきから黙って何してるんだ？」
詩子「あーうん、この話の先はどうなるのかなーとか思って」
住井「ああ。それは確かに。話もドラマみたいだったし、そういうのって先が気になるんだよな」
茜「そんなの決まってます。このまま、詩子が諦めてハッピーエンドです」
詩子「えー。この場合は茜があたしに譲ると思うんだけどなー」
雪見「演劇部長から言わせてもらうと大体この先にあるのは……」
一同 うんうん。
雪見「ドロドロの愛憎劇繰り広げた後、最後に折原君が刺されて終わり」
浩平「えっ！？ 俺！？ 刺される！？」
繭「つぎー」
第2位 成さん作
この世界は
茜「第２位に輝いたのは成さんの『この世界は』です。成さん、おめでとうございます」
繭「みゅ〜。この人しってる」
みさき「第２回中編でも２位になった人だよね」
浩平「ああ。『また逢えたらいいね』の作者さんだ。この人の作風の広さは本当に驚かされるんだが……時に柚木」
詩子「なに？」
浩平「この作品のヒロイン、俺は見たことないんだが一体誰だ？」
詩子「多分、あたしじゃないかな」
浩平「はっはっは。馬鹿な。柚木、ピアノ、ありえな〜い。な、そうだろ茜」
茜「遺憾ながら、事実です」
浩平「へっ？」
詩子「一応だけどね」
浩平「はい？」
茜「私も最初に見た時は目と脳と今在る現実を疑いましたが、詩子はピアノ弾けます」
瑞佳「そうなんだ。柚木さん、今度聴かせてくれないかな？」
詩子「聴いててもつまんないよー」
雪見「私も興味あるわね」
みさき「わたしも聴きたいよ〜」
澪『聴かせて欲しいの』
繭「みゅ〜♪」
…………。
……。
住井「おい。折原。いつまで灰になってるつもりだ」
茜「浩平の気持ち、よくわかります。初めは私もそうなりましたから……」
住井「ちなみに復活までどれぐらいかかる？」
茜「私の場合は数時間でしたが、浩平の場合はわかりません。下手すると数日かかるかも……」
住井「それじゃ仕方ないな。さっさと先に進めとくか」
茜「そうですね」
浩平「…………」
| 投票数 75 : 単純平均点 7.55 |  |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | 0 |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | |
雪見「こうして見ると……凄いわね」
茜「一度１位まで上がった後、２位で定着。その後は誰にもその座を譲ってません」
住井「某所ではこれが１位じゃないかと囁かれていたな」
瑞佳「けど、この作品が２位なんだよね」
みさき「うん。早く結果を見ようよ」
澪『という訳で、ついに１位の発表なの』
第1位 （作者非公開）
彼女の理
瑞佳「栄冠の１位に輝いたのは作品No.002『彼女の理』だよ。おめでとうございます」
七瀬「えっ。作者の名前は？」
澪『非公開なの』
住井「くぅ。誰なのか凄く気になるな」
みさき「うん。作者さんには是非とも公開にして欲しいよ」
茜「最難関といわれた椎名さんの視点を絶妙な文章で表した作者さんの腕前がお見事です」
瑞佳「ほらほら。繭ちゃん、１位だよ」
繭「みゅ〜♪」
雪見「それでは順位変動を見ましょうか」
| 投票数 85 : 単純平均点 8.08 |  |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | 0 |
一同『……』
雪見「……完璧ね」
茜「一度は２位に落ちましたが、再び浮上してからはそのまま独走しています」
瑞佳「……平均点も８点超えてるよ」
七瀬「ここまでいくともう言葉も出ないわね」
住井「……感動しているところ悪いんだが、実は時間がなかったりするんだが」
みさき「ダメだよ。楽しみにしてる人のためにも遅れられないよ」
澪『遅れちゃダメなの』
茜「ですね。それでは皆さん……」
一同『お疲れ様でしたーーーー！！！』
ちなみに
………ドタドタドタドタ。
南「くそっ。折原の野郎、嘘の場所教えやがった！」
真希「沢口！ 本当にこっちで合ってるんでしょうね？」
南「み・な・みだ！ それにしても何だ？ この灰は。鬱陶しい」
真希「そんなことどうでもいいわよ。いいからさっさと行かないと間に合わない！」
シュン「……僕は一応、ヒロインの位置に来ると思うんだけど。なんでこんな所にいるんだろう……」
な（略）「……せめて基本的人権を……」
ドタドタドタドタ………。
浩平「…………」
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