投票結果

名無し＠デフォ (採点:4)

一番最後の部分ない方がよかった。それのせいでいきなり違和感のあるようになってしまった。

あおき哲夫 (採点:3)

勿体ない。至極残念。
なんで二本ものストーリーを織り込もうとなど考えたのか。
七瀬にだけ焦点を当てていれば、こんなにもどっちつかずな物語にはならなかったのに。

題名もなかなか凝っていて期待したのだが…

夏葵 (採点:5)

違う七瀬シナリオですかね。
七瀬が周囲を騙そうとしていたことに気付く、という流れは面白かったのですが。なぜこちらを主題にしなかったんでしょう？
色々面白い物語になると思ったんですが。

proofreader (採点:7)

んー……なんか、惜しい。
お約束の展開はいいんだけど、どうも最後が唐突で、ただの付け足しに見えてしまった。伏線とかもちゃんと張ってはあったんだけど。流れがちぐはぐに感じる。そうだなあ、話の流れは自然だけど、雰囲気の流れは不自然というか。

＞黄色い線の内側で待とうとする二人に、
なぜかこの文がつぼにはまって、笑ってしまった。

草壁てつろう (採点:7)

面白かったです。
オリキャラ――なのですが、とても個性的に描けていてすんなり容認。七瀬達との掛け合いも楽しいし、地の文の語り口がまた上手い。ひねりの効いた展開と相まって、どんどんお話の中に入り込めました。
それなのに、……ああ、時間切れなのでしょうか、オチが……。
浩平、消す必要が全く無いと思いました。もったいないです。

かや (採点:8)

主題が二つ、留美の事と浩平の事。この場合、留美の事が主題だとしても。
戻らないとき、選ぶということ、それが共通しているのだと感じました。けど、浩平が消えると言うことを入れてしまったために返って全体の趣旨を薄めてしまったような感じがします。ここまで書いたのなら、浩平が戻ってくるところまで書いてくれればいいのに、と思いましたし、むしろ留美のことだけに絞ってくれたほうが良かったのではないかなあと思います。
オリキャラ二人の対照的な性格は好感が持てました。
慶子が切れたところ、それを悔やむまっすぐな姿勢。
桜の自然に何もかも受け入れる姿勢、だけど、本音を出さず、しかも現実以外には夢も希望も持たず、それでもどこか優しい彼女。
私の勝手な意見で申し訳ないのですが、この二人との関係に絞り、その上で物語がきちんと終わっていれば、私的に９点か１０点をつけたと思います。
乙女に憧れ続ける留美、その姿に心うたれたのは事実で、すごくもったいないｓｓだなあ、と感じました。作家さんの文章構成力がとんでもないなあ、と思ったからで、その意図はともかく、いろいろと読んで残念に思いました。

火鳥 (採点:9)

オリキャラとちょっといい話。こんなもんか、と思って読み進めていたら、最後でガガン。それまでのストーリーの結果が、こういう流れへの伏線になっていたとは！
参りました。すんばらしいです。

七瀬ユウジ (採点:7)

ドタバタのちシリアス(不幸？)の展開をどう評価するか難しいところです。
オリキャラが生きてる(だだのチョイ役に終っていない)のがいいですね。
なんでBadEndにしちゃったんでしょうか…。

基本５点 ＋ オリキャラ２点 ＝ ７点

由大 (採点:7)

ぱっと見のタイトルで一番惹かれた。オリキャラである留美の旧友もでしゃばり過ぎず、でも存在感がある。
最後が惜しいかも。それまで七瀬の話だったのに、いきなり浩平の話になってしまったようで。

Alice (採点:8)

なんていうか、私高得点の乱れ打ちやってます。いやっほい。
この作品も面白かった。問答無用に面白かった。
留美（このＳＳで敢えて乙女にならんとすることの敬意を表して名前で呼ぶことにします）の一生懸命さがきゃわゆいやつやな〜って思いました。十分乙女チックな奴です。
対して浩平が大人だったなぁ〜と。
このＳＳ…その後は七瀬ルートになるんでしょうが…浩平のあがきと七瀬の接し方が気になったりもしました。
いじょ。

Foolis (採点:9)

はじめのやり取りに大笑いさせていただきました。
あと、最後の一言にとどめをさされました。
また、途中に描かれていた七瀬と旧友とのやり取りもいい感じでしたし…
よかったです。

竹 (採点:8)

　実に良い。良いぜよ。
　出だしは、何だか「こどちゃ」っぽくて引っかかったのですが、だからこそ顔を一つ近づけて読もうという気になりました。つまり、後ろ向きな感情が引き金で。
　ですが、少し読んだら、すぐにのめり込みました。

　兎にも角にも留美の周囲に立ち回るキャラたちの毒舌節ったらもう……種類は違えど、どれもこれも好きでした。「よくぞ言ってくれた！」と諸手を挙げて喜んでしまう、そんな応酬がたくさん見れて満足です。中でも、初っ端から悟りの境地に突入していた感のある浩平のcoolな口撃の数々には舌を巻きました。
　更に、それだけで満足していたのに、浩平の指摘に対する留美の反応。ここでこう来るかっ！？　と目をひん剥きましたが、やはり満足。

　好みっす。それはもう。

S‐スケルトン (採点:8)

うーん、七瀬とは絆を作りきれなかったのか・・・。
しかし桜は微妙だな〜敵がものすごく多そうだ。
ちょっと意外な展開で面白かったです。

V (採点:8)

最後の終わり方がかなり印象強く残りました。ハッピーエンドが嫌いなわけではないですが、話の流れからすれば安易な方向に流れなかった分深い終わり方だなあと思います。
ただ、初めのほうの浩平が自分が消えかけていることを自覚しているような一文が、まだ皆が覚えているのに少し違和感を感じました。最後に消えるだけにやはり伏線として必要だったのでしょうか。
ありがとうございました。

雪蛙 (採点:9)

訴えてくるものがありました。感動です。
オリキャラに関して慶子はともかく最初の桜にははっきり言ってむかつきました。けど話が進んでいくうちに自分好みの好きなキャラになりましたね。本人はひねくれていると言いましたが最後の決別のところは果てしなく正直な奴だったと思います。

名無し＠デフォ (採点:8)

二人の対照的なオリキャラを使って七瀬の心の葛藤を上手く表現していたと思います、ただ最後の台詞を言わせるためにわざわざ浩平をエイエソ送りにする必要は無かったのでは？

まーきー (採点:9)

　初読の時は、このラストの空虚さが“軽く”感じてしまって、低い評価をしていました。多分それは、七瀬サイドが非常に巧みに作りこまれているために、いくつも明示されている浩平サイドの伏線を読み飛ばしてしまっていたためなんだろうと思います。つまり、七瀬サイドの良さが裏目に出たという感じで。もちろん僕が迂闊だったわけですけど。
　で、二度目、読み返しました。ああ、なるほど、と思いました。とても上手いです。そして面白い。ラストの余韻をなかなか言葉にすることが出来ないくらいに。
　浩平の描き方がすごく上手ですね。クールになりきれない、でも諦観が入っている。そんな境界線の心を、ゆらぎを交えつつ全編にわたって書ききっていて。
　でも、それはこの作品の良さのほんの一つに過ぎないんですよね。「現実」と「虚構」に関する様々な要素がぎりぎりのところでせめぎあっていて、一見とてもまとまりそうもないのに、最後にきっちり突き抜けさせている。
　いや、すげえっす。結局三回読み返してますが、そのたびに上手さも良さも新しい発見がある。きっともう一回読めばまた発見があるのでしょう。あー、参ったなー。
　少し気になったのは、七瀬の友達二人の性格が、ちょっと「作りすぎ」だったかな、という点です。ただこれも、４０Ｋというサイズ制限の中では仕方ないのかな、と思えますからね。そういう意味では、文句の無い出来合いの作品だったと思います。ええ、素晴らしかったです(^^)

みちやづき (採点:9)

　まずオリキャラに個性があり、存在してることに不協和音を感じなかったところに作者氏の実力が光ります。ONEに置いての一筋の道。つまり、浩平が声を上げるのがあと少し早ければ云々のところも良い描写でした。こういう一言は物語を創るに必要ですね。
　私的には最後の三行が好きです。

岡純平 (採点:4)

原作におけるヒロインを、オリジナルキャラクターが怒鳴りつける。
そのような展開を読者に有無をいわせず飲み込ませるには
・ヒロインの言動が相当に常軌を逸している
・怒鳴りつける側のあれこれが、丁寧かつ魅力あふれるように描写されている
この2点が必須だと思います。

具体的な技巧をひとつ指摘すると、オリキャラのフルネームを冒頭から提示するのはいかがなものかと。
MOON.のA棟巡回員、ONEの髭、Kanonの久瀬のように、名前を与えないことで
脇役の過度の自己主張を避け、なおかついぶし銀などの魅力を読者にもたらす手があるのでは

すずめつめ (採点:9)

違和感を微かに覚え、徐々にぐらぐらと覚束なくなり、不安定になり、崩れていく展開、
急転直下すぎず、なだらかすぎず、そして突き放した終わり方。余韻の感触。すべて好き。

Liar (採点:10)

これは……凄いですね。
オリキャラを含めたキャラクタ全てに違和感がなく、文章力も、このこんぺ内で１・２を争う位の上手さです。
七瀬シナリオのあり得る展開を見事に書き切っていると思います。

たぶー (採点:10)

七瀬の虚構…このことに真正面からとりくんでいるところがひじょうにいい。本編自体は七瀬シナリオの分岐といったところか・・・。この終わりはかなりまとまっていたと思うし、忘れていたとはいえいひょうをつかれた。このような展開もあったと思えるほど完成度は高い。
　少し本編グッドエンドバージョンとしてのアナザーを思い浮かべつつ…。

投票者二回目 (採点:3)

導入で相当に引きました。読むのをやめようか、とさえ考えました。

オリジナルキャラクターについての設定がしっかりしているのは解るのですが、読み手には順を追って説明するべきではないでしょうか。

ウェハ (採点:10)

　永遠とのからみがまるでないのに、どこか空しさを感じる物語でした。誰も大人になんかなりたくないのに、なれやしないのに、時間がだけがすぎていっていつしか大人と呼ばれるようになったような、思春期特有の感覚がよみがえるようでした。
　すれ違う登場人物の想いが悲しい。それぞれがそれぞれに一途で健気なだけに、つらい。誰も間違っていないのに、すべてが間違った方向に進んでいってしまっている、そんな思い通りにならない情景が冷徹に描き出されていて、とても考えさせられました。
　作者さんの思い通りに「もやもや」を読者に残すことが出来たと思います。ありがとうございました。

一般市民Ｄ (採点:9)

いいですね。
最後が少しむずかしいですが。

nage (採点:9)

ばすかも検討した上で書いているという印象を受けました。
　桜のキャラはうまく書けてたなーと思います。特に「……ごめん、そんなの約束できない」というセリフは白眉でした。それまでの展開でキャラをある程度つかませておいたから書けるんだよなーとしみじみと実感。

　ただ、全体的にリアリティがないというのが欠点として感じられました。上で書いた検討した上で〜というのも、構成がしっかりしているという意味では好感が持てるんですが、逆にそれが若干見え透いてしまっているということでもあると思います。キャラ造詣も早い段階で読者にわからせるというのは成功していましたが、その行動はどこかで見た範囲内に収まってしまっている気がします。
　この話はリアリティが欲しいタイプの話だと思うので、ちょっと残念でした。

　現実で似たようなことを企んでいた自分としては、「んなに気にせんでもなー」とか思ってしまいますが。どうせ、自分からは逃げられないし。ちなみに、俺も失敗しました（笑
　本当の自分とゆーのは、やっぱりあるようで。当たり前なんですけどね。
　七瀬がそれに気が付いて、そこから新しい乙女像を目指してくれれば、楽に幸せに慣れるんでしょうけどね……。そこらへんが熱血乙女の所以なのでしょうか。
　余談でした。

しぐるど (採点:9)

あー、なんか好きです、この作品。作者の方とは考え方が似ていそう。
キャラとしては個人的には桜が好み。自分に一番似ているので。
どのキャラにも必要な役割があって不可欠。各キャラの立ち位置がしっかりしているため混乱もなく読みやすかったです。
ストーリーの流れも良く、ちゃんとゴールを見定めてプロットを組んでいたことをうかがわせます。
終わり方も未来を感じさせてグッド。良作でした。

Revin (採点:10)

シリアスってなってますけど、これ、今回俺が『不幸』と銘打って出した奴より不幸じゃないですか？（爆）
話が最高に面白かったです。最高に。私的、物語の設定1位。
キャラが一番しっかりしていると思いました。
作者の主張や"こうあるべき"を書いているのではなく、ありのままの状況・展開を読者にデデーンと突き出して「どうよこれ？」というような、いい意味で乱暴な作風が印象的でした。前者が数としては多く、よい作品はむしろ前者の方が多いものですが、この作品は多聞に漏れ"て"超良作だと思いました（笑）。
読者を魅了するように散りばめられた格好いい言い回しも、ステキなギャグも（「折原に白馬が乗って」は爆笑しました）、どれも一級品でした。
誉め倒してますが全部率直に感じたことです。笑いと、そして一抹の哀愁をありがとうございました。

仮面の男 (採点:6)

留美の昔のクラスメイトとのやり取りは、読んで
いてぐっと来るものがあったのですが、それ故に
結末が物足りなく感じます。七瀬の決意や昔の友
達、そして折原から受けた影響の部分の描写が、
少し消化不良だと思いました。

歩く人 (採点:6)

彼女が乙女になったとして、それで何を手に入れるのでしょう？と思ってみたり。そもそも乙女の定義って何でしょう？ここまで思いつめていたのか七瀬よ、と思わせる作品。自身の存在意義に関わるほど乙女にこだわるんですね。しかも自分で乙女とは何か具体的に分かってないようだし……。どうしようもないです。正に虚構です。

ここまで思いつめるだけの理由を提示した方が良いと思います。先輩に言われた、あこがれだから、程度で友達や今までの居場所を捨てられるもんじゃないでしょうし。まあ、あこがれで全て捨てる人もいるんですけどね。とはいえ乙女になるためにというのは流石に……。

技術的なことは何も言うこと無いです。いずれにせよ七瀬の覚悟はよく伝わってきました。明らかに不毛で実現不可能とは思いますが。浩平についても色々感じるものがありました。作品としては良かったと思います。

長森長 (採点:8)

オリキャラは違和感なく溶け込んでいましたし、お話自体ももう一つの七瀬シナリオとして無理なく展開していましたし、その辺りでは全く問題なく、いやむしろ非常によく書き込まれていたと思うのですが……後味悪っ！
友人と和解できずに別れたり、中途半端な状態のまま浩平が消えたり、と、偽りの七瀬を表現する為に必要な方法と判っていても、読み進めるのに結構精神力を労しました。
それが作者様の狙いだとすれば、そのものズバリで的中している訳ですが……。

投票数 66 : 単純平均点 6.55
10点	4
9点	10
8点	11
7点	9
6点	9
5点	11
4点	6
3点	6
2点	0
1点	0

ガテラー星人　 03/05/07 1:16 ＜作者＞

まずは読んでくださった皆様、ありがとうございました。いたちんさんお疲れさまでした。

完全に低順位覚悟でしたので12位はありがたい限りですが、多くの方に指摘されたとおり、オチの練り込みが全然足りなかったのには首吊りたい気分です。(首吊りAA略)
元々この話、葉鍵板コンペスレの第５回(テーマ「嘘」/昨年8月)に出そうとしたものの長すぎで没、今回あらためて書いたものでした。
つまり考える時間は半年以上あったはずなんですが、うぅ…。

ともあれ七瀬で参加できて本望でした。(七瀬SSはもう少し多いと思ってたんですが(^^;)
感想レスはおいおいつけさせていただきます。

ウェハ　 03/05/08 1:32

　ガテラー星人さんの作品にまた出会えて、よろこんでいるウェハです。今回はもしかしたらギャグで攻めてこられるかな、と予測していたのですが、ギャグ作品に該当作がなかったので、どれだろう？　とずっと結果を楽しみにしていました。
　みなさんの感想を読んでいると、ボクはまだこの作品の半分ぐらいしか読めてないのかも、と思いはじめています。またじっくりと読み返してみますね。今夜はこの辺で。重ね重ねになりますが、ホント、ステキな作品をありがとうございました。

ガテラー星人　 03/05/09 1:19 ＜作者＞

Re:名無し＠デフォさん
やはりオチが最大の問題でしたねー。
浩平が消えないとおかしいから変えようとか、某所の七瀬ＳＳとかぶってしまったから変えようとか、単に消えましたじゃ浩平が気の毒だから変えようとか、いろいろ迷走した挙げ句妥協してしまいました。

Re:あおき哲夫さん
うぅ、勿体ないと言っていただけると、罵倒される以上に申し訳ない思いです。

ちと長い言い訳になりますが、当初は浩平が消える展開はありませんでした。あくまで七瀬を見送る立場。
しかし半分ほど書いて気づいたね。
「しまった、絆を作れなかった浩平は１月８日に強制消滅のはず！」
うわー、こんなの出したらお前本当にプレイしたのかよとか言われルー！
しかし時期を12月にしてしまうと転校から数週間しか経っておらず、七瀬が変わったの変わらないの言うのは無理がありすぎ。二人との溝を考えると二ヶ月はほしい。かといって他の女の子を攻略中なので消えてませんってのもなんかイヤだ。
結局、七瀬との漫才コンビの絆で1/8以後も留まっているということに。強引な設定だけど、最後にちゃんと消すから勘弁なという感じでした。
しかしそのための無理を考えると、いっそ時期不明にしてごまかした方が良かったのかもしれず。
# というか最初から杞憂だった気が…。他の人のＳＳで浩平が消えてる時期に消えてないのがあったけど、別に気にならなかったしなぁ。

Re:夏葵さん
うーむ、気付いてそれでどうするかといっても、どうにもならないように思えたんですよねー。
乙女になるための具体的行動としては、結局「おはよ、折原」ではなく「おはよう、折原くん」と言い続けるしかなさそうだし。
騙すのが良くないというなら、正直に「私は本性は漢女だけどこれから乙女を目指すからひとつヨロシク！」と告白した上での行動なら問題なかったんかい、とか考えると、七瀬を語る上では本質的なことでないような気もするし。
んで自分らしさ云々にシフトしたため、テーマの「嘘」がうやむやに終わったのは確かにそうでした。
結局嘘ついていいのか悪いのかハッキリしろや！という感想が来るんじゃないかとビクビクして待つ始末。

Re:proofreaderさん
はい、実は付け足しでした…。浩平が何でそう考えたのかの理由も何も書いてないしなぁ。
オチ変えるんなら前の部分も合わせて変えろよ、という当たり前の教訓として胸に刻みます。

＞黄色い線
むう、意外なところで笑いが取れたようで(^^;
書いた時不意に黄色か白か自信がなくなり、思わずGoogleで調べたらどっちでも良かったというどうでもいい逸話が。

Re:草壁てつろうさん
ありがとうございます。今回オリキャラについては比較的受け入れていただけたようで一安心です。
でもってスミマセン。時間はそこそこあったのにこれでした。
消える必要というか、消えない理由を思いつかなかったというか。

# ただ、今書き直したとしても、最後の浩平は入れたいという部分はあります。(もちろん書き方は変えますが)
ＳＳの出来としてはともかく、書きたいか書きたくないかで考えるなら、私にとってはその方がONEなので。
消えるのが浩平の最大の個性だしな。(ヒドいことを)

続きます。

ガテラー星人　 03/05/09 1:20 ＜作者＞

このペースではいつ終わるかわからんので、先に掲示板にレスします。遅くてスマン。

Re:ウェハさん
どうもですー。
ギャグも考えたんですが、「七瀬のギャグや七瀬のラブコメは他に書く人がいるだろう。きっと沢山あるんだろうな(夢想)。じゃあ被りそうにないのを出すか」という感じでゴー。
ほとんどないじゃん！ Σ(￣Д￣
いえ出品されていたものは楽しく読ませていただきましたが、もう少し本数があるものとばかり…。瑞佳に次ぐ準ヒロインじゃなかったのか…。(違います)

一読して全部見えないのはたぶん書いた方が迷走したせいですが(^^;、読み返していただけるというのは嬉しいことです。こちらこそありがとうございます。

ガテラー星人　 03/05/11 2:13 ＜作者＞

Re:かやさん
そうですねー。共通というか浩平の方を無理矢理合わせたという感じですが、やるならもっともっと練り込みが必要でした。
浩平が消えるのも、『本編ではとっくに消えている時期だから』ということを書けば多少はマシだったのになぁ…。
キャラの主題とは別に、内容的な主題も「嘘」「自分らしさ」「永遠否定」と色々入ってしまったので余計に散漫かも。
（一本に絞ろうとはしたんですが、そうすると話の中身も薄くなるという）

オリキャラや七瀬は気に入っていただき感謝です。特に桜へのお言葉は思わず涙が。
しかし今回ほど「もったいない」という評をもらったのは初めてでした。(笑…い事じゃないよなぁ。反省)

Re:火鳥さん
ありがとうございます。普通この手の話は「自分を偽るのはやめて素直に」という展開なので、それを逆手に取ってやるぜぃ、という意図はありました。
最後はやはりONEなら永遠否定ってことで崩壊を(^^;
永遠が(現実世界には)存在しないのがONEである以上、七瀬と漫才をする日常だって永遠ではないということで。

Re:七瀬ユウジさん
評価に困るＳＳですみません。事前に「こんぺでは無難なＳＳが良」とか言われてましたからねー。
スクライダーとしてはその考えに反逆するぜ！　無難なＳＳ――これほど反逆し甲斐のある相手もねーな。そう思うだろ？あんたもォォォ！という勢いで出したのですが……蓋を開ければ変化球ばかりで、あまり意味がなかった罠。

バッドＥＤなのは要は絆を作ってないからってことで…。
ハッピーエンドにするとしたら――一年後に気合いと根性で戻ってきた浩平。七瀬はすっかり乙女になっており(本物なのか演技なのか分からないほどに)、浩平は世の中そういうものさと受け入れましたとさ。(ハッピーか？)
オリキャラへの好評価に感謝です。

Re:由大さん
Kanon、超とタイトルで失敗したので、今回は必死で考えました。
オリキャラは結構不安でした。自分のページで出す分にはあまり気にしないんですが、こんぺとなると目立ちすぎればウザいと思われるし、目立たなければ何のために出したんだと思われるし…。今回は上手くいったようで一安心です。
やはり最後ですねー。せめて七瀬の行動が影響して浩平が帰還を決意するとか、何か考えないといけませんでした。

Re:Aliceさん
七瀬自身を好評価していただき感謝至極です。
いえこんな嫌SSにしてしまったので、『七瀬が自己中心的』とか言われてしまったら七瀬に対して切腹するしかないところでした。(なら書くなよ…)
この後…は、七瀬の行く先に浩平はいなさそうなので七瀬ルートは無理そうですが、瑞佳ならいそうなので七瀬×瑞佳ならＯＫかもしれません。(笑)

# 実際のところを言ってしまえば、「乙女な七瀬より、漢な七瀬の方がイイ」という人が少なくない、ということから思いついた面もあります(^^;
ネタで言っている人もいるでしょうが、結構本気の人も多いよーな。
で、私もそうだったりするのですが(死　いや一番好きなのは終盤の諦観入った七瀬だけど)、しかし七瀬の希望としてはそんな人気は不本意極まりないだろう。これだけ本人の希望と外れた部分で好かれるキャラも珍しいのう…というあたりから湧いて出たＳＳでした。
とはいえ作者の願望が入らないよう、書くときは中立を心がけましたが。

Re:Foolisさん
よかった、ギャグが受けた！(超こんぺで自信なくしてた奴)
ギャグは単に書きたかったからというのが主ですが、ついでに最後との落差が出ないかなあ、という虫のいい目論見もありました。
七瀬とくっつくという事件がなければあれが平凡な日常で、でも永遠なんてなかったんだと…。

Re:竹さん
こどちゃ…はアニメの方しか覚えてませんが、似てたでしょうか。大地演出は好きです。
（関係ないけど紗南の父編は泣けた）
私自身がツッコミ大好きなので、結構ビシバシ言わせました。それはもう逆転裁判並に。
特に七瀬に向かって「お前に乙女は似合わない」と言わせるのは、前々から一度やってみたかったところです。(鬼か)
まあ七瀬が「それもそうね。これからは本性通り漢として生きるわッッ！」なんて言うわけがないので(^^;、展開としてはこうなりました。

Re:S‐スケルトンさん
話の都合により攻略失敗しました。(笑)
もっとも本編での絆も、七瀬が恋に恋しているお陰って気もしましたけどねー。
（でなけりゃ数日前まで肘入れたり髪切ったりしてた奴を、あの程度で好きにはならんだろ…）
桜は…容赦のない部分を担当させたので、人によっては駄目だったかもしれません。
意外と言っていただけるのは嬉しい限り。また読者の意表をつけるような話を書きたいものです。

Re:Vさん
うあー、すみません＜浩平　自分でも苦しいと思ってました。
ラストで消さなきゃならんし、かといって本編のように徐々に忘れられていって恐怖を感じて…なんて悠長な描写もできんし(七瀬ＳＳなんだから)、結局かなりごまかしが入ってしまっています。
最後、鬱ＳＳでも受け入れていただけて幸いです。
七瀬の行き先はハッピーじゃないかもしれませんが、まあ「満足した愚か者よりも不満足なソクラテスがよい」という言葉もありますから。(七瀬の目指す乙女がソクラテスかはともかく)
本編ラストでは「身の丈に合った乙女になる」という感じで(*)、あれはあれで好きなんですけどねー。

(*)「とんでもなく恥ずかしい二人だったけど、別に関係ない」「楽しいことが先に待つときには、そういうもんなんだ」

続きます。

ガテラー星人　 03/05/12 1:14 ＜作者＞

Re:雪蛙さん
ありがとうございます〜。
桜については最初はキャピキャピ系(死語か？)と思わせておいて実は…というキャラを目指しました。気に入っていただけて何より。
正直なのはそうですねー。
逆に実直な慶子の方が気を使って保証できない嘘を言っているあたりが、嘘というテーマに当たり…すみません嘘です今考えました。

Re:名無し＠デフォさん（二人目）
ぶっちゃけ七瀬に葛藤させるために作ったオリキャラなので、上手くできたと言っていただけると出した甲斐がありました。
浩平のエイエソ逝きは、かなり違和感を持たれたようでやはりやり方が下手でした。
最後の台詞(あるいはそれに近いもの)はやはり入れたいので、書き直す時はもっと練り込みます。

Re:まーきーさん
過分なお誉め恐縮です。
浩平サイドはかなり後付けの面もあるので心苦しいですが(^^;
誰のシナリオにも入らなかった浩平は、個人的にはこんなイメージかなーと思います。『それに抗うように、いろんな出会いをし』なかった浩平というのは、何を考えて消えていったんだろう…とか。
発見についてそう言っていただけるのは、多分いろいろ詰め込みすぎたせいかも(^^;　本当は一回で伝わらないと駄目なんですけどねー。こんぺならともかく、普段は読み返すことなんてあまりないし。

友人二人は…「これは七瀬ＳＳなんだ。オリキャラは七瀬を引き立てるためなんだ」と意識しすぎたのが、かえってまずかったかもしれません。
容量はまだ余裕があったので、少しは遊びを入れた方が良かったかも。

Re:みちやづきさん
「浩平が声を上げるのが〜」の部分はむしろ叩かれるかとビクビクしてましたが(『ゲームのシナリオ』を思わせる描写だったし)、本編との近さを感じていただけたならラッキーでした。

> 私的には最後の三行が好きです。
おお！　ありがとうございます。
本編の「こんな永遠なんて、もういらなかった」が好きな身としては、やはり浩平のこういう姿勢は入れたかったところです。後はスムーズに繋がるよう頑張ってみます。

Re:岡純平さん
> この2点が必須だと思います。
というのは、それができてなかったという意味でしょうか。
電車賃払って会いに来た相手が嘘彼氏で騙そうとした、じゃ駄目ですかー。

名前の出し方はあまり考えていませんでしたが…そう言われれば自己紹介は姓だけでも良かったかもしれません。
といっても七瀬は名で呼ぶので、どちらにしろ読者はフルネームを知ることになるのですが。
（初対面の相手に名だけ名乗るor名乗らないという展開はちょっと思いつきません）

Re:すづめつめさん
七瀬の乙女ごっこが終わることに説得力を持たせられるかどうかが勝負でしたが、無事できたでしょうか。
元々ONEの世界観がシビアなので(永遠など現実にはない！だし)、シビアな話はやりやすいです。というか崩すのが楽しい(^^;

続きます。

ガテラー星人　 03/05/13 1:27 ＜作者＞

Re:Liarさん
キャラに違和感がなかったならオリキャラはひとまず成功でした。
でも文章力は誉めすぎっす(^^;　いやもう今回神と呼ばれた人たちの文章を見て思い知りましたな。あのレベルは絶 対 無 理 ！
最低限簡潔で読みやすいことだけを目指します…。
七瀬シナリオ自体、結構危うい線の上に乗っかってますからねー。天敵から一気に王子様だし。

Re:たぶーさん
好きな相手ほどツッコミを入れたいという歪んだ愛情の持ち主なので、正面から解析してみました。
（七瀬の猫かぶりが人によっては腹立つというのは、小説版でも広瀬に言われてますが）
意表をつけたのなら嬉しい限りです。

本編でも浩平が他ヒロインのシナリオに入った場合、七瀬はどうなるんだろうと考えたりもします。
（Kanonみたいに消えたり死んだりはしないので、まず話題に上りませんが(笑)）
この話のようになるか、途中で諦めるか…永遠に乙女心を追い求めてえいえんのせかいに行くのか。
# そういえばキャラ紹介に「永遠」と入ってるのって七瀬だけだな。

Re:投票者二回目さん
うーん、駅で外見＆名前、喫茶店で性格、ゲーセンで七瀬との関わりと順を追って出したつもりなんですが、そんなに出過ぎだったでしょうか。
読むのをやめたくなるというのは相当のことなので、もう少し考えてみます。

Re:ウェハさん
あ、まさに書きたかったことを。
その寂寥感が出したかったところです。それに誰も間違ってはいないというところも。
そういう仕方のないこともあるという諦めが、ONEの世界にはあると思うのです。
（考えようによっては「いいや永遠はある。オレが見つけだしてやるぜ！」と言う方が前向きなのかもしれないのだし(^^;）
個人個人は正しいけど全体として嫌というのは、間違えたり狂ったりするよりある意味残酷ですね。それ以上正されることがないので。

冷徹な、身も蓋もない話を書くのは好きです。
予定調和なハッピーもそれはそれで好きだし書いてますが、時々自分の書いてることがえらく空々しい嘘に思えて鬱になります(単に下手なだけだが)。それでこういうネタに走ると。

Re:一般市民Ｄさん
ありがとうございます。
オチには後悔が残ってしまいました。

Re:nageさん
もしや冒頭が切れてますか？
桜は嫌われずに済んで良かったですー。甘い考えをばっさり切る役なので、その台詞も気分良く書きました。(笑)
リアリティは…仰るとおりです。役割に徹しすぎました。
某所でオリキャラを出すことが叩かれてたので、気にしすぎたかも。「会話は七瀬に関すること、ゲーセンの場面は七瀬がいないんだから短めに」なんて制限したせいで、読み返すと当人たちの背景描写がほとんどない…。

現実では私も似たようなもんです(^^;　自分を変えるのは、自分らしく生きるより遥かに難しいですね。
ただ、念頭に置いていたのはどちらかというと少年漫画の世界でした。
『なりたい自分に…　サッカー選手にぼくはなるんだ。
　あきらめたらそこで終わりなんだ！　無理だってやめて後悔するのはいやだ。
　好きなことで負けたくない！！』（ホイッスル！　１巻）
少年漫画なら捨てるのはヘボな自分や臆病な自分なので、捨て去ることに何の問題もないのですが…。
七瀬が上の台詞を言ったとしたらどうだろう、と考えると一気に嫌SSに。でも台詞自体は正しいんですよねぇ。


すみません、もう一回続きます。

ガテラー星人　 03/05/14 0:28 ＜作者＞

Re:しぐるどさん
うむ、似ているかもしれません。
慶子は熱血・友情を素に作り、桜は主に私の好みを素に作ったので(笑)

読みやすかったと言っていただけるのは嬉しいですねー。
キャラについては住井が何か言われるかもと思ってましたが(ゲーセンで一人ずつ会話させるために出しただけ…)、何とかセーフだったようです。
以前は行き当たりばったりで書いていた私も、こんぺに出るようになってから簡単なプロットくらいは作るようになりました(^^;
＞未来
おお、入れてよかったです。
自分で作った精神世界なんだから、待ってる女の子になんか頼らずてめえの力で何とかしろや、という思いも多少あります。
（それ言ったらゲームが成り立たないけどさ…）

Re:Revinさん
そうかも(^^;＜不幸　たぶん七瀬はこのまま考えを変えることはないでしょうし。
まあ幸せかどうかは当人の主観にもよるのですが。

お誉めいただき感謝です。ギャグで爆笑していただけたというのが一番嬉しかったり(笑)
作品に主張がある話もいいですが、個人的には作中で主張が対立している(しかもどちらも間違いではない)ような話が好きです。
ヤン・ウェンリーの言葉を借りるなら、「ひとつの正義に対して、逆の方向に等質等量の正義が必ず存在する」ということ。
「無理をせず自分らしく生きよう」という正義があれば、その逆方向には「自分を変えよう。好きになれる自分になろう」という正義があるってことで。
# と言いつつ「乙女な七瀬を否定する話」と思われるんじゃないかと不安で、浩平に「肯定も否定もできない」と言わせるという日和った真似をしてしまいましたが…。ヘタレめ！

Re:仮面の男さん
あうー、そうですね。
オチの問題もですが、七瀬の選択についても過程なしで結果だけ出るような形になってしまったかも。
かなり雰囲気でごまかした部分もありますので、もっと前後の繋がりが明確な話になるよう精進します。

Re:歩く人さん
う、確かに七瀬の動機は不十分でした。
２年間漢として扱われて鬱屈していたとか、友達を振りきってまで転校したんだから、せめて乙女にならないと申し訳が立たないとか(これは転校後の理由になるけど)、何か入れた方が良かったですね。
具体的な乙女としては一応瑞佳を出したつもりですが、七瀬が瑞佳になれるかと聞かれたら私も無理だと思います(^^;
ただ絶対なんてことはないので、不毛と言い切れるかというとどうだろう…という感じですが。『本人に絶対になってやるっていう強い意志がありゃー、なれるに決まってる』(ペナントレースやまだたいちの奇跡)

「乙女」という言葉は本編でもはっきりしない感はあります。
特にクッキー事件では、結局「クラス中に本性がバレなかった」という外面だけのことで「乙女にしてもらった」ってことになってるんですよねー。内面では怒りまくってたくせに。
そもそもああまでされて黙ってなければいけない”乙女”って一体ナニ？　なる意味あるの？と思ってしまいました。（ＳＳでも慶子に言わせてしまいましたが）　あそこで幻想水滸伝２の某騎士のごとく
「あたしは…！　あたしは！　あたしは！！
　あたしは、乙女である前に人間だ！！
　乙女の名などいらない！！　恥辱にまみれるのも甘んじて受ける！！
　だが、奴らを許すことなどできない！！　クッキーが無駄に捨てられるのを見過ごすことなどできない！！」
くらい言ってくれたら盛大に拍手したね！(それじゃギャルゲーじゃないけど…)
ただ、言っちゃ悪いけど内面がああな七瀬としては、せめて外面のことに縋るしかなかったのかも。

結局は自己満足に行き着くのかもしれません。
男塾の連中は漢になって何を手に入れるんだろう？　と考えると、自己満足くらいしかないだろうし。

Re:長森長さん
いや、すまんです。
後味が悪いのは狙いでもあり狙いでもなし…。厳しさと強さをー、というのが主眼でしたが、万人に後味のいい話だったとはさすがに言えません。
強引に言うとすれば、友人ズは七瀬の希望をわかったからこそきっぱり別れたし、七瀬はいつか瑞佳のような女の子になれるかもしれないし、浩平は根性で戻ってくるかもしれない――ということにしといてください(^^;

ネタ被りを避けるという意味でこういう話にしたという面もあります。
今回、ネタが被らない自信だけはありました。(笑)


ということで、皆様ありがとうございました。

ウェハ　 03/05/17 10:36

　再読しました。
　がっくりです。完全に浩平サイドのお話を読み落としたまま感想書いてますね。どうも２段落ち構造を持つ物語に弱いらしく……。誠に申し訳ありません。

ガテラー星人　 03/05/19 1:21 ＜作者＞

Re:ウェハさん
いや別に二段落ちというほどしっかり構造を考えたわけでもないので、こちらの方が申し訳ないとしか(^^;
それを別にしても、普通に一度読んで伝わらないのではそりゃあ書き方が悪いんだろー、と思いまする。娯楽なんだし。