３度目の別れ
いつの間にか俺はここに来ていた。
いや、ここから離れていないのかもしれない。
疲れた。
疲れたんだ。
昨日から何も感じない。
生きていることが実感できない
この肌寒い場所で待ち続けることも何の苦にも感じない
それだけあゆの存在は俺にとって大きかった。
だからここに来ているのかもしれない
だからここで待ち続けているのかもしれない
ここに来ても何も変わらないとわかってるのに・・・
ここで待ち続けても誰も帰ってこないとわかっているのに・・・
でも、もしかしたら・・・なんて・・・
やっぱり、俺は馬鹿だ。呆れるほど馬鹿な奴だ・・・・
わかっているのに・・・わかっているのに・・・
虚しさだけが心を埋め尽くしていく
・・・・・？
ふと、歌が聞こえた。
かすかだけどたしかに誰か歌っている。
この歌・・・
昔、歌った歌・・・
子供のころ・・よく歌った歌。
もう曲名や歌詞なんか全然覚えていないけど・・
たしかに歌った。
でも・・その歌声はどことなく悲しい
そして・・・せつない
今の俺にぴったりな歌声だった。
絶望に狩られゼロに等しい奇跡にすがり付いて
待ち受けられている現実をただ、ただ拒んで・・・
なんて弱い人間なんだろう・・・・俺は・・
だからなのかもしれない
自然と歌の聞こえる場所に吸い寄せられるように足が進んでいた
俺は何を求めているんだろう？
自分を癒してくれる優しさ？
自分を包み込んでくれる温もり？
この辛さから目をそむけるための幸せ？
自分の悲しみ、辛さを分かち合ってくれる人？
草むらをかき分けてその歌が聞こえる所に向かった。
そこには・・・
いつも見慣れたあの後姿。
いつも、走ってきては俺に体当たりをして・・・
ダッフルコートに身を包んで
羽付のリュックをかるっていて・・・
あ・・・・ゆ・・・・？
頭の中をその言葉がよぎった。
あゆなのか？
本当にあゆなのか？
「あゆ！？」
その人は振り向いた
間違いなくあゆだった。
あのときのあゆだった。
夢なんかじゃない。
あゆがいるのだ。
俺の目の前に
でも・・
それは幻に近いのかもしれない
いや、もしかしたら幻なのかもしれない
弱い自分の心が勝手に作った自分だけの残像
悲しさ、寂しさ、辛さを紛らわせようとして作った残像
あゆは・・・
半透明で
後ろの景色が透けて見える
希薄な存在・・・・
「祐一君！ボクのことが見えるの！？ボクの言葉聞こえるの！？」
あゆも驚いている
駆け寄って触れようとしたが
ダメだった。
あゆには触れられなかった
それはもう幽霊に限りなく近い
残像だけが俺の目の前にたたずんでいる
触れることは出来ないものの
話は出来る。
それだけでよかった。
今はそれだけで嬉しかった。
「ああ、見える。あゆの姿、形、裸体の隅々まで」
多少冗談交じりに言ってみる
精一杯の虚勢だ。
本当は悲しくて辛くて・・・今にも泣き出したかった
それが俺たちのいつもの会話だった。
「うぐぅ・・それは嫌だよ」
あゆもいつも通りに返してくれる
「冗談だ。」
「うぐぅ・・・」
本当にあのときに戻ったように思えてくる
「・・・なあ、あゆ」
聞きたいことがあった・・・
多分、結果は同じだけど
返ってくる答えは同じだけど
聞きたかった。
現実と向き合うために
もう一度聞きたかった。
「なに？祐一君？」
あゆも元気に答えてくれる。
あのときが戻ったようで嬉しかった。
たとえ、今だけだとしても・・・
「行ってしまうのか？」
俺がどんなに足掻いてもとどかない所に
俺を残して・・・一人で、行ってしまうのか？
「もう会えないのか？」
これからもこんな他愛もない会話をしていたかった。
何の変哲もない会話で盛り上がって・・・・そう、普通に日々を過ごしていきたい
それだけなんだ・・・
それだけでよかったんだ・・・
「二度と・・・・もう二度と・・・・一緒にいられないのか？」
俺はあゆといつまでも居たい
叶わない願いかもしれない
いや、叶うはずの無い願いだ・・・
単なるエゴかもしれない
でも諦めきれない。
「・・・ボクには・・・わからないよ」
悲しそうにうつむく
もうだめなのか・・・
「・・・だってボクは祐一君が知っている月宮あゆじゃないんだよ」
自らを否定して・・・
拒んで・・・
「月宮あゆという人の形をした化け物なんだよ・・・」
自らを化け物と、けなして・・・
蝕んで・・・
「化け物なんかじゃない・・・あゆは化け物なんかじゃない」
その言葉に耐え切れなかった俺は叫ぶように声を張り上げた
「自分のことを月宮あゆと勘違いしていた哀れなピエロなんだ。・・・・ううん、ピエロですらないね。」
でも、あゆは俺の言葉なんか無視して
話し続けた
「だってボクは人じゃな――」
ダメだった。
聞いていられなかった。
そのまま聞いていたら俺の胸が張り裂けそうになってしまう
胸が苦しい・・切ない・・・
だから――
「そんなことない！あゆはあゆだっ！・・・俺のかけがいのない・・・・恋人なんだ・・・」
俺は怒鳴っていた。
自分のことを否定するあゆに向かって・・
触れられないことを知っていても
あゆを抱きしめようとした。
でもそれは無意味で
なにも、なにも・・・
掴めなかった。
感触が感じられない・・・
あゆの温もりを感じかった
感じ取りたかった・・・自分以外の温もりを求めていた。
ただ、ただ俺の腕はあゆの姿が見える場所の空をきっただけだった。
もし、触れられるのなら、もうどこにも行かないように強く・・強く抱きしめたかった。
「ボク、嬉しいよ・・・・最後まで祐一君に愛してもらって・・・」
あゆもまた俺を抱きしめてくれた。
そんな感じがした。
「最後じゃない・・・まだ・・最後じゃないさ・・・」
それと同時に何か込み上げてくるものを感じた。
「これから・・・・俺たちは始まるんだ・・・これから始めていくんだ・・」
必死に励まそうとした
これくらいしか俺に出来ることはない・・
いや、これもやはり無意味なんだろう
「だから・・・そんな悲しいこと言うなよ・・・」
自分でも知らないうちに俺は泣いていた。
知っていたけど・・・
現実から目をそむけていたかった。
だから、知らなかった・・・・
自分が泣いていることが・・・・
けど――
真っ赤な目に涙を溜めて
泣いていた。
自分があゆにしてやれることがもうないとわかって
泣いていた。
悔しさ、寂しさ、悲しさ、切なさ・・・・
それら、全てが今、涙として表現される。
今の俺にはどうすることも出来ない感情
俺の出し尽くせる・・表すことができる感情
「・・・・あゆ？」
俺はすぐにその異変に気がついた。
あゆの体が本当に消えかかっているのだ。
現実世界への別れ
遥かなる世界への旅立ち
半透明な体は少しずつ透明になっている。
消える・・・
あゆは消えてしまう。
また・・・・俺の目の前から消えてしまう
そんなのは・・・・いやだ・・・
いやだっ！
行かないでくれっ！
俺を一人にしないでくれっ！
俺はいつまでもあゆのそばに居たいんだ。
繋ぎ止めたい・・
繋ぎ止めたいんだっ！
ずっとここに・・・いてほしいんだっ！
でも今の俺はやっぱり、ただ無力で
情けなくて
何も出来なくて
見てやることしか出来なかった・・・
「祐一君・・・・」
あゆは自分の体が完全に消えることも気にしないで俺に話し掛ける
やはり変えられないのか・・・
諦めているのか・・・
あゆは・・・・
「なんだ？」
精一杯、いつもみたいに答える
でも、涙は流れていた・・・・
止まる様子なく、ただ、ただ流れていた・・・
「大丈夫だよっ また会えるよ・・」
それは、俺を慰めるために言ったような気がした
「本当か・・・・？」
力のない返事で答える
力なんて最初からなかったけどな・・・
「うん・・・・ボクはもう会えないけど・・・・」
やっぱり会えないのか・・・・
会うことすら出来ないのか・・
「いつか、祐一君とまた会えるよ・・」
「意味がわからないな・・」
今のあゆは会えなくて
いつかのあゆは俺に会える・・？
「ボクが保障するよっ」
そう言うと小さな手で胸をドンっとたたいた。
俺にはそう見えた。
いつもなら全く頼りなさそうに見えるのに
このときだけは頼もしく見えた
いつから俺はこんなに弱々しくなったのか・・・
・・・・あゆと別れてからか
不思議なもんだな
こんな風に思えるなんて・・・
「だから・・・泣かないで・・・こんなボクのために泣かないで・・・・」
そしてあゆも泣いていた
少しずつ消えていくなか
お互い泣いていた。
「絶対・・・・無理だ。」
もうこれでもかと、いうくらいに俺は涙を流している。
あゆのために泣いてあげたいんだ。
だから、止まる気配は全くない。
今、まさに３度目の別れを迎えようとしている。
それも、永遠の別れかもしれない
「祐一君・・・」
心配そうに俺の顔を見る
そんなに俺が泣いているのが心配なのか・・・
俺はあゆの方が心配なんだけどな・・・・・
「・・・・・」
だから、何も応えられない
応えることがとても難しいものに感じる
弱いな・・・俺は
「あのさ、あのお願いごと・・・・もう変えられないかな？」
不意に話が変わった。
「・・・なんのことだ？」
よく意味がわからなかった。
「あの３番目のお願い事・・・」
３番目・・・・
『ボクのこと・・・忘れてください』
・・・・・・・・
「あれは受理されなかった。」
認めることが出来ない
俺にその願いを認めるなんて出来るはずがなかったんだ・・・
「なんで？」
忘れれるわけないだろ・・
「受理されてたら、俺はここにいない。」
人には忘れてはいけない記憶があるんだ。
俺は７年間忘れていた。
現実から目を逸らすために・・・
でもあゆと再会してわかったんだ。
これは忘れてはいけない記憶だってことが
気づいたんだ
いつまでも心に刻む記憶だってことが
それが例え悲しみの十字架としても
俺は背負っていきたかった・・・
あゆが背負っていたように・・・・・・
「そうだね。」
あゆもうんうんと納得すると
「なら・・・まだ、変えられるかな？」
もちろん変更可能だとも・・・
「なにを？」
でも、あえて聞いてみる
いつもとおりに返してくれるから・・・・
「３番目のお願い」
やっぱりな・・・
あゆだな・・・・
「・・・あゆだけに赤字覚悟の大出血 大サービスで、特別に変更可能だ。」
こんな大サービスしたらライバル店は店をたたんでしまうだろう
それくらいしてやりたかった
誰にも負けないくらい
して・・・・やりたかった
だって・・・
あったんだ・・
俺にでも・・・・・
今の俺があゆにしてやれることがあったんだ
「あはは・・・そうなんだ。・・・でも大出血じゃなくて大号泣みたいだよ？」
号泣のより格上の大号泣・・・
まさにその通りだ。
「ほっとけ・・・」
涙は止まる様子を見せずに
「じゃあ、変えてもいいんだね？」
そんなに嬉しそうな顔をして・・・
「ああ、俺に出来ることならな・・」
出来ることなら・・・
「うんっ、祐一君なら出来るよ。」
やってあげたい・・
「本当か？」
俺が出来ることなら・・・
「本当だよっ」
何でもしてやるさ・・・・
「なら、言ってみてくれ・・・」
聞かせてくれ・・・
俺にその願いを聞かせてみてくれ
「うんっ！・・・・ボクの・・・３番目の・・・」
あゆの・・・３番目の願いは・・・・
「最後のお願いは・・・」
そう最後の願いは・・・・
「祐一君が・・・・・」
俺が・・・
「祐一君が・・・ボクがいなくてもぜったいに泣きませんように・・・・」
馬鹿だなぁ・・
あゆは・・・・・
最後の願いなんだから・・・
俺のことなんかいいのに・・・・
「晴れの日も・・・風の日も・・・雨の日だったとしても、祐一君が泣きませんように・・・こんなお願い、いじわるかな？」
どんな日がきたって・・・・俺は・・
「いいや、可能だ。」
あゆのために泣いてあげたかったがそのあゆが俺に泣かれることが苦となるのなら・・・おれは泣かない
どんなことだろうと
どんなに辛くとも・・・
俺はもう泣いたりはしない
「わっ、本当？」
本当に嬉しそうに喜ぶ
その笑顔が俺には眩しかった
「あゆに嘘ついてどうする。」
嘘なんかついてあゆとの時間を無駄になんかにしたくない
「そうだね。」
屈託のない笑顔で・・・・
「じゃあさ。指きり・・」
あゆが小指を出してくる
ほとんど消えて見えないけど・・・
触れることも出来ないけど・・・・・・
俺はあゆと指切りをした。
確かにしたんだ・・・・
天使人形がかなえる３番目の願いは受理された。
そう、たった今
「・・・指切ったっ」
指を離してお互いの顔を見てみると
あゆは涙を流しながら笑っていた
精一杯笑っていた。
器用な奴だと思った。
涙はもうででこないけど・・・
眼に溜まっていた涙が頬をつたわって下へと落ちる
だから俺も涙を流しながら笑っていた
俺も精一杯笑っていた。
だから、涙を流していても泣いてはいない。
同じなんだな・・・俺たちは・・・・・
「あっ！そのお願いにはなんと！特別に期限がついているんだよっ」
いかにも今思い出したようにわざとらしく言った
このしぐさが痛々しく見えてくる
せつない・・・
「あゆにしては嬉しいサービスだな。」
でも３番目の願い事が受理した以上俺の悲しむ姿をあゆに見せるわけにいかない
それに俺はそんな期限いらなかった。
期限が有ろうと、無かろうと、俺は・・・・・
「うんっ、そのお願いの期限はね・・・」
泣かない・・・そう決めたんだ。
約束したんだ・・・
悲しくたって寂しくたって
泣くもんか・・・
「ボクがまた・・・・祐一君と会うまで・・・」
また会えるまで――
「ボクと祐一君が・・またいっしょに笑うことができるまで・・・・」
一緒に笑うことができるまで・・・
「それが期限だよ・・・・どうかな？」
長そうな期限だな・・・・
でも――
「わかった・・・約束する。」
それがいつのことになるかわからないけど・・・
あゆを待ちたかった
あゆを信じたかった
いつかくるそのときまで・・・・
「ありがと・・・・祐一君・・・」
もう姿はほとんど見えない
声だけが聞こえてた
でもその声も次第に小さくなって・・・・
「ボクは・・祐一君と・・会えて・・・・・・本当によかった・・・・・よ」
・・・・・消えていった。
それを最後にあゆは消えていった・・・
悔しかった・・・
また何も出来なかった。
してやれなかった。
悲しかった・・・
また置いていかれた。
７年前みたいに・・・
「俺もあゆに会えて・・・よかったよ・・」
・・・・・・・でも泣かなかった。
必死に堪えて・・・泣かなかった。
これ以上は泣かないとさっき約束したから・・・
どんなに辛くても・・・・
もう、俺は泣かない。
だって・・・
「約束したもんな・・・」
空に向かってつぶやく
「また・・・・会う日まで・・・約束な。・・・あゆ」
あゆと約束した小指を空にかざしていつまでも見ていた・・・
投票結果
まちゃる (採点:3)
心情表現がストレートですんばらすぃと思います。ちょっと読みにくいのが惜しいかも。
神代 悠 (採点:4)
No Reason！ 良いものは良い！
Alice (採点:1)
微妙。辛口になるだろうけれども、はっきり言えばこのSSは読み難い。特に、構成が良くない。あなたが言いたいことはわかってあげられるのですが、とにかく読み難い。今回のコンペは、SSの内容も然ることながら、こういった技術的な部分にもはっきりと差が現れてきます。ゆえに、もう少し読み易い形にして貰いたいです。後、句読点はしっかりと！
神月祐 (採点:4)
とても切ないお話ですね…でも構成はとてもいいと思いました
taka (採点:5)
あゆがいいですね・・・。幽霊のあゆ、それでもあゆはあゆ。祐一の愛の深さを感じます。
ASKA (採点:3)
なんだか切ないです
プリン＝アラモード (採点:5)
泣けました
かずき (採点:1)
あゆエンドの後につけたしても、うまくいかない好例。
ヘキサ (採点:1)
不必要な文が多少残っていたのが心残りです。
いしす (採点:1)
あゆがあゆっぽくない、展開が先読みできる。
十七夜 (採点:2)
なんというか、区切って欲しいですねｗ
naoki (採点:4)
祐一とあゆの一途で真摯な想いが伝わって、目じりが少し熱くなりました。
グＥ (採点:1)
心境描写に飛躍があるように思えました。そのおかげでこの小説が分かりにくくなっているのが残念。あと、はじめに歌を出しているのは面白かったけど、そのことを書いたのならもう少し何か書いてほしかったように思えた。
ugen (採点:1)
この話単体だと意味がわからない
由樹 (採点:5)
ただひたすらに良かったです！ ああ、涙が…
橘征五郎 (採点:1)
まずは基本的な文章作法の勉強を。「・・・」が多すぎ。設定が謎。どうして消えたはずのあゆとまた会えたのか。あゆが無意味に卑屈。書きたいシーン・台詞（「そんなことない！あゆはあゆだっ！・・・俺のかけがいのない・・・・恋人なんだ・・・」）のためにキャラの性格を変えてはいけない。ギャグが中途半端で余計。文章のレベルが低い。
コーダイ (採点:5)
すごく切ないお話でとてもよかったです。
kuryu (採点:2)
なんだか、胸が切なくなるような話でした。
ＪＩＭＭＹ (採点:4)
あゆが消える世界での別れ。せつないですけど、綺麗なストーリーです。
神崎隆一 (採点:1)
何が言いたいのでしょうか？ 僕には分かりません。最低限の説明はいれて下さい。説明不足どころのさわぎではありません。
舞耶 (採点:3)
うん・・・いいやくそくです！
tabibito (採点:5)
続きが気になるお話です。もしあるとしたら、読んでみたいと思います。
浮動明王 (採点:4)
原作のあゆシナリオのラスト(あゆが目覚めるところ)と交換してもよい
すなふ (採点:1)
私にはちょっとリズムが合わなかったです。
SHIKOH (採点:5)
とても、とても切ないですね。けどあゆらしい約束だなって思いました。
ひゅう (採点:2)
えっと、何でのめりこめないのかなーと思って見返してみると段落分けされてないんですね。だらだらと続いてるように感じました。
はぐ (採点:1)
採点不能「読むのやめました」
シューマン (採点:3)
この話を読んだ後に、あゆエンドの事を思うと、感動もまた一塩というやつですね。とっても良かったです。
全採点
5点 : 14
4点 : 26
3点 : 59
2点 : 58
1点 : 29
このSSは、作者の方に二次著作権が存在します。
転載、無断引用を固く禁止します。
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