『雪。融ける。。。』
零、――『プロローグ』――
ああ、何てことなの。
最初から全ては気づいてた。
素直になれないのは良心の呵責？ それとも、そう思うのが怖いの？ 認めるのが。
イケナイコトかもね。それでも構わないわ。
友愛が愛情となるのが悪いことならば私は悪い女で十分よ。
壱、――『イデオローグ』――
「香里。私……祐一に振られちゃったよ」
放課後。窓から茜色の光が窓を通過して教室へと染み込んでくる。その結果、教室内は黄金色に染まり、何もかもが憂いを帯びた色彩に染まる。……名雪の顔も憂いを帯びていて伏せた瞼からはいつ涙が零れ落ちるのだろうか？ と心配になる。きっと、今日名雪は泣いてしまうのだろう。私にはわかった。だって、長い付き合いだもの。
「そう……」
私は名雪からそっと目を逸らすようにして空を眺めた。夕焼けの画用紙に、渦巻く白いレンズ雲。酷く眩暈がする構図だなと私は思った。そして、机に座ったままの名雪に視線を戻す。
「悲しい？」
言わなくてもわかることだったが、私には上手い言葉が見つからなかった。何故だろう。数学の問題ならパズルを解くように解ける自信もある。頭の回転は人よりは速いほうだとも思っている。だけれど、上手い言葉が見つからない。強い態度に出られない。
「うん。凄く悲しい」
「どれくらい？」
私は何を聞いているのだろうか。こんな追い詰めることを聞いて。言った瞬間、心臓がドクリと弾けて厭な汗がでた。名雪はゆっくりと私のほうを見ると唇の端をゆっくりと吊り上げて薄く笑みをつくった。自嘲を含んだ悲しくて寂しい笑みだった。
「死にたいくらい」
私は瞳を逸らして呟いた。
「そう。それは辛いわね。でも……どうしようもないわよ。貴方だってみたでしょう。月宮さんだっけ？ あの娘と相沢君の幸せそうな姿。諦めるしかないわ」
心無い私の言葉に、ドンっと両手を机に叩きつけて立ち上がる名雪。そして、瞳から水滴をポタポタと滴らせながら涙色の声で叫んだ。
「わかってる！ そんなの私にもわかってるよ。でも……心が納得してくれないの！ ずっと、ずっと祐一を想いつづけてきた。何年も、何年も。それが癖になって夜眠る前は祐一のことを厭でも考えてしまう。心のスクリーンは祐一でいつもいっぱい。そして、幸せな夢を願いながら眠りにつくの。それが私の毎日だった。今まで祐一は私に全てをくれた！ 安らぎを。勇気を。暖かさを！ でも、今は祐一のことを考えるだけで胸がしめつけられる。何故……何故。私はこんなに祐一のことがこんなにも好きなのにっ！！」
「名雪」
私はそんな名雪に対して酷く冷たい声でそう言った。名雪はハっとした表情をすると、口を噤む。
「まだ、相沢君が好きなのね」
「うん」
「なら、想いつづければいいじゃない。想うのは自由だわ」
「でも……それでもその想いは無価値……」
「そう思うのね貴方は。辛いだけで無価値だと。届かない想いは意味がないと？」
「香里……？」
名雪が不安げな顔で見つめてくる。
「なんかへんだよ。香里……」
「そう？ 私はいつも通りよ」
嘘だ。私は嘘をついている。私はいらついている。ずっと想いつづけてきた私の想いは無価値なの？
「ごめんね。香里……。私が変なこといったから。でも、こんなこと話せるのは香里しかいなかったから」
――香里しかいなかったから
その言葉に私はとてつもない幸せを感じた。私しかいない。私は特別。でも――それは何としての特別？ 友達として？ 親友として……。
「やめてよっ！」
私は叫びだしていた。
「か……香里？」
「もう厭なの……。胸がこんなに切ないのに、それを我慢していい親友でいるのはもう耐えられない！」
「何をいっているの……？」
名雪が不安な表情を私に向ける。それでも、その瞳は縋るように私を見つめつづけている。目を逸らしたくなる。でも、私は目を背けなかった。背ければきっと私は何もいえなくなる。もしかすると、ごめんね、と謝ってここから逃げ出してしまうかもしれない。だから、私はキッと視線を鋭く威圧するような――見ようによっては怒っているような――瞳で名雪を見つめて、ゆっくりと深呼吸。大きく息を吐き出すと無言で名雪への距離をつめる。
「かお……」
私の名を呼ぼうとするその言葉を遮る。そして、唇に柔らかい感触。一瞬だけ触れ合っただけのキス。名雪のほうを見ると、呆然としたまま白く細い指先で自分の唇をなぞっていた。私はその唇から何か言葉が紡ぎだされるのを恐れてそのまま名雪を抱きしめた。
「私の話を聞いて」
名雪は何も言わなかったが、私はそれを肯定の印だと受け止めて先を続けることにした。私の閉じ込められた心を籠の中から次々と開放していく。
「先に言っておくわ。今のキスは親友同士のものじゃないわよ」
宣言することで逃げ場はなくなった。でも、こうしないと弱虫の私は逃げてしまうから。ハっと息を飲む声が抱きしめた体越しに伝わって、私の胸が焼ききれそうになる。
「それって……」
「最後まで私の話をきいてっ！」
でも、言わなくちゃ。もう私も限界なのよ。自分を正当化して先を続ける。名雪は私の話を聞くつもりなのか私の腕の中で大人しくしていた。でも、ほんの少しだけ震えているのがはっきりと私の身体に伝わってきた。きっと怖いのだろう。この場合、恐怖の対象は私だ。そう思うと胸が切なくなる。そして、私の独白が始まった。
「ずっと、ずっと好きだったのよ。貴方と友達になってから、貴方と親友になってから、ふと気づくと好きになっていたの。放って置けない性格。いつも明るくて……でも少しぼうっとしているところも可愛かった。でもね……こんなこと言えないじゃない。女の子が女の子を好きだなんて。いったら貴方に拒絶されてしまう。その頃はずっとそうやって悩んでいたわ。でも、貴方が相沢君のことを私に話すようになってからが、一番辛かった。小さな頃に好きだった初恋の相手。今でも好きだってことはすぐにわかった。ふふっ……だって名雪ってすぐに顔に出るんだもの。幸せそうだったわよ。私はその顔が凄く好きだった。でも、その表情が私に向けられてないとわかると凄く辛くなって一時期友達をやめようかと思ったこともあった。覚えてる？ いきなり唐突に私が貴方のことを避けだしていた時期があったでしょう？ 丁度あの時のことよ。でも、それは間違いだった。貴方がさっき言ったように私も貴方のことを考えるのが癖になってしまっていたのだから。だから、私は親友でもいいと思って届かない思いでもいいと。でも、私はそれでも思いつづけていたわ。だって、想うのは勝手でしょう？ それで、相沢君が転校してきたとき。正直私は嫉妬した。でも、安心も。そして喜びさえあった。だって名雪……貴方が喜んでいたのだから。いつでも私の心は貴方への想いと自分への想いの中で揺れていた。今まで私は貴方への思いを優先していたの。いえ……コレも言い訳かもしれないわ。ただ、私が臆病なだけだったかもしれない。だけれど、私はもうそれに疲れたの。もう抑えられない。ごめんなさいね。名雪……貴方が今一番辛いだろう時期にこんなことをいう私を、貴方はどう思う？ もう親友ではないという？ それとも、軽蔑した？ でも、それも覚悟の上のこと。さあ、返事を聞かせてちょうだい……名雪」
夢見るような口調で詠う私の声は何故か他人の声のようだった。そう、今まで籠の中に封じられていたもう１人の私の思い。それが私の口から純粋な詩のように詠われる。そして、その長い恋愛詩は終わった。籠の中の鳥は開放された。籠はもう空っぽだ。あとは名雪の返事を聞くだけ。そっと、私は名雪を離すと、その顔を見つめる。
「香里……私は……」
名雪は私の顔を一瞬見つめたあと、そっと目を逸らした。涙が一滴頬を伝っていく。この涙は間違いなく、今私が流させたものだ。
「……」
私はただ待った。tick……tack。ティック……タック。チクタクチクタク。時計の音ばかり聞こえてくる。もうグラウンドからは声が聞こえない。気がつけば太陽はすでに沈んでおり、教室の中は青白い月明かりに照らされていた。そして、こちらを上目遣いに見る名雪の顔も月明かりに照らされ、より白く神秘的に見えた。ゆっくりと名雪の唇が動く。言葉が紡ぎだされる。私はゆっくりと耳を傾ける。彼女のいった言葉は―――
「ごめん」
拒絶の言葉。私の身体から何かが抜け落ちたような気がした。
そのまま、名雪は私に背を向けて走り出した。リノリウムの廊下を走る靴音が遠ざかる。
「そう……『ごめん』……ね」
わかってたことなのに。何故こんなに悲しいのだろうか。私の瞳からも涙が零れ落ちた。さて、こんな私の流す涙も名雪のように美しいのだろうか。
弐、――『ダイアローグ』――
次の日。名雪は学校に来なかった。相沢君は私に風邪だと説明してくれた。彼はそれを完全に信じきっているのだろうか？ そうならばなんておめでたい頭をしているのだろうか。
「そう……」
と、私は冷たく答えた。
次の日も、その次の日も名雪は学校にこなかった。一日が過ぎて朝学校にくる。『おはよう香里』そういう言葉を期待して。だけれど、待ち人は来ず。私の罪悪感は募るばかり。籠の中は罪悪感で一杯になっていく。清らかな思いがつまっていたはずなのに。
さすがに、相沢君も名雪の様子がおかしいことに気づき始めた。
「香里何かしらないか？」
相沢君は何もしらない。自分が原因の引き金だってことを自覚していない。凄くムカついた。いっそ、ここでぶちまけてやろうかという衝動に駆られたが、名雪はまだこの人が好きなのだ。奥歯をかみ締めるようにして耐える。そして、そうすれば名雪が今一番恨んでいる相手は誰なのだろうか。
――それはきっと私。
叫び出しそうな衝動を堪えるのが精一杯だった。
それが一週間も続いたある日、私は名雪の家を尋ねた。インターホンを押すと迎えてくれたのは秋子さんではなく、相沢君だった。
「美坂です」
「香里か……」
すぐにドアは開いた。
「今まで一度も見舞いに来なかった癖に、一体どういった風の吹き回しだ？」
彼は少し怒っているようだった。でも、私はきっとそれ以上に貴方に対して怒っているのよ。
「名雪と会わせて」
私は彼の言葉を跳ねつけその言葉を叩きつけた。
「名雪は誰にも会いたくないっていってる」
「そう。じゃあ、相澤君にはあってくれてるのかしら？」
「当たりまえだろう」
彼の声が少しだけ上ずったような気がした。
「嘘ね」
私は言い切った。
「嘘じゃない」
「いえ、嘘ね。私はあの子と何年付き合ってると思ってるの。そしてどれほどあの子を見つめてきたと思ってるの！」
もう止まらない。
「思いの長さが、強さが愛を決めるのならば私は貴方よりきっと名雪を愛している！ 何よ！ 貴方だけ何も知らずに幸せの中にいて」
昨日から私は変だ。感情のコントロールがまるで出来ていない。
「それってどういう……」
「いいから名雪に会わせてっ！！」
私は振り回されるままに、言葉を荒げた。私に今わかることは、名雪に会いたい。声を聞きたい。名雪が愛しい。それだけだった。
「駄目だ……」
相沢君はそう呟いたきり黙ってしまった。
「今日の所は帰るわ」
私はそう言いい残すとその場を去った。
次の日は土曜日で学校は休みだった。私は自室のベッドの上に寝転んでいた。何もやる気がしない。いつもなら休日は『ねえ、香里。イチゴサンデー食べにいこう』などといわれて仕方ない素振りをして百花屋に足を運ぶ、そんな幸せな日だったのに。
学校がないのでは微かな望みさえ見出せない。
「名雪……」
今日何度目の呟きだろうか。その呟きが静かな部屋から消えうせる前に玄関のチャイムが鳴った。
家族は誰もいない。私はシーツに張り付いた身体をゆっくりと引き剥がすと、インターホンの前に立つ。
「誰ですか？」
『……』
長い沈黙。私が私がイタズラだと思うくらいの長い沈黙の果てに、声が聞こえた。
『香里……』
ああ……。
『私だよ……名雪だよ』
声の主が名前を名乗る前に、私はすぐに声の主が誰だかわかった。
「名雪！ ちょっとまってて。すぐに開けるから」
私は慌てふためいて少し廊下で身体をぶつけながら、ドアへと辿り着くとすぐにドアを開いた。
「名雪っ！」
「香里……久しぶりだね」
そこには、少し疲れた笑顔を見せる名雪の姿があった。
「どうしてたの。心配してたのよ」
さあ、中に入ってと私は名雪を家に招きいれた。
「先に私の部屋にいってて。飲み物は紅茶でいい？」
名雪はうん。と頷くとそのまま静かに階段を上っていった。私は二人分の紅茶の用意と軽いお菓子の用意をすると自室へと向かった。気分が軽く高揚していた。真逆、名雪が訪ねてきてくれるとは思っても見なかったのだ。
「入るわよ」
何故か断りを入れて私は自室のドアを開いた。名雪はぽつりと部屋の中央辺りに座っていた。
「いきなりで吃驚したわよ。まさか、名雪が尋ねて来てくれるとは思っても見なかったから」
お盆を部屋にある、ミニテーブルの上に置くと私はベッドの上に腰を下ろした。名雪の背中を見る格好になる。
「ごめんなさい」
「謝らないで。私嬉しいのよ。だって、嫌われてると思ってたしね」
「私が香里を嫌うはずなんてないよ」
名雪は私のほうを振り向いてから、弱弱しい笑顔をみせた。それから、でも……と言葉を続けた。
「心配かけちゃったよね。学校を一週間も休んじゃって。祐一にも香里にもお母さんにも凄く心配かけちゃった。祐一から昨日聞いたよ。香里、私の家に来たんだってね」
私はええ、と頷いた。
「香里、祐一に怒鳴ったでしょう。それで祐一全てに気づいちゃったみたいで、昨日凄く問い詰められちゃった。『俺だけ何も知らないってどういうことなんだよ！』ってね」
「ごめんなさい。私……あの時は頭に血が上っちゃってて」
「いいの。お陰で私もちゃんとけじめがつけられたし」
「けじめって？」
「祐一に全部言ったよ。遅すぎたけど気持ちを伝えた。大体、もっと早く伝えておけばよかったんだよね。それじゃあ、誰も傷つかずにすんだのに。香里だって……」
「私は後悔はしていないわよ。気にしないで」
「うん……。祐一凄くショック受けてたよ。そしてごめん、ってとっても謝ってくれた。でもね。私は謝られるたびに心が痛かったんだよ。だって、祐一に罪はないんだから。それから、香里にごめんっていっといてくれ、っていってた」
「私に？」
「うん。香里の様子がおかしかったから、香里が私に何かしたんじゃないかと疑ってたんだって。それで、昨日はあんな態度をとっちゃって本当にごめんって」
「それなら気にしなくていいわ。私だって相沢くんに少し八つ当たりみたいなことしちゃったし。昨日のことは二人とも悪いのよ」
「なら、すぐ仲直りできるね。よかった。私のことで二人の仲が悪くなるなんて耐えられなかったから」
「名雪……」
「でね。私が学校を休んでいた一週間の間色々考えたんだよ。香里の気持ちを聞いて逃げたあのときからずっと」
「あの時のことは忘れていいわ」
私が間髪いれずに切りかえすと、名雪は穏やかに微笑んだ。
「忘れないよ。だって、香里が一生懸命伝えてくれた私への思いだもん。忘れられないよ」
やはり少し弱弱しかったけど、私の好きな名雪の笑顔だった。それも、その笑顔が今は私だけに向けられている。心臓がドクリと高鳴る。
「毎日毎日考えていたんだよ。私の祐一への想い。香里の私への想い。香里。好きならばずっと想いつづければいいっていったよね？」
「ええ」
「だから、香里は私のことずっと想いつづけてくれてたんだよね」
「そうよ」
「ありがとう。でも、私はまだその想いに答えることができない。だって、私はまだ祐一のことを諦めきれていないから」
あの時の『ごめん』は拒絶の言葉ではなかった。あれは、返事が出来なくて『ごめん』ということだったんだ。
「うん。わかってるわ」
そう答えると名雪はまた微笑んだ。そして、優しく訪ねた。
「ねえ……香里。今も私のことが好き？」
「え？」
予想外の問いに私は慌てたが、少し視線を床に向けるとうん。と頷いた。
「私も香里のこと好きだよ。今は友愛って意味の好きだけど。これからはどうなるかわからない。それでも、私のこと好きでいてくれるの？」
「ええ……。私はきっとずっと貴方を想い続けるから」
よかった。本当に良かった。私は拒絶されていなかったのだ。私は、今までと同じように名雪の側にいられるのだ。私の想いは認めてもらえた。
「ありがとう。私もう大丈夫だよ。香里のおかげだよ。香里は私にいろんなことを教えてくれた。人を愛することがどういうことなのかということを教えてくれた。だから……泣かないで」
「え……？」
そういって名雪は私の頭を優しく撫でてくれた。ポタリ……ポタリ……と地面に雫が落ちていく。
ああ、私は泣いていたんだ。今ようやく気づいた。でも、きっとこれは嬉し涙。私の心の籠を綺麗にしてくれる。
「な……なゆきぃ……」
私は名雪に抱きついた。そして、声をあげて子供のように泣きじゃくった。名雪は優しく私を抱きしめた。ずっと、ずっと抱きしめていてくれた。私もずっと、ずっと泣きつづけた。
参、――『エピローグ』――
気がつけば、私は眠ってしまっていたようだった。目を覚ませば目の前には名雪の安らかな寝顔がある。
人は自分の想いに傷ついて
報われることもなく、ただ傷ついていくのだろうか。
それはきっと違う。だって届かない想いであっても、今はこんなに心が安らかだから。
想うことは自由であり、想いを返すのも、返さないということも自由なの。
私が今いえることはたった一つで―――
「名雪。ふふ……愛しているわよ」
そういって私は名雪の頬をつつく。柔らかい感触。淡雪のような白い頬から伝わる暖かさは、融けた雪のように優しい。
「う……にゅ……」
可愛らしい寝顔。私はそっと名雪に背を向けて瞳を閉じた。心の中でそっと呟くおやすみなさい。
「う……にゅ……」
「ふふっ……」
―――私の愛した人が心優しい人で本当に良かった。
投票結果
村人。 (採点:5)
あああ。いいですねー♪ ツボにきました＞＜ ガンバレ香里ー！
akira (採点:4)
名雪と香里、互いに想い続けていた人の違う辛いすれ違い、でも、その中で、タイトルでもある『雪。融ける。。。』のように、わだかまりも、何もかも融けて、再び幸せな日々を過ごして欲しい。そう思えるような暖かい作品でした。
ugen (採点:2)
それぞれの行動がいまいち
naoki (採点:4)
人を好きであり続ける、って、素敵なことだと思う。
烏賊悪魔 (採点:3)
香里の独白・・・・長すぎ。文章を短くしてもっと簡潔にするべきだと思う
橘征五郎 (採点:2)
頑張っているのはわかるのだが、良い文章を書こうという意識が空回りしている。言い回しが不自然。もっと力を抜いた方がいい。栞は香里を構成する重要な一部なのだから、作者に都合のいいように無視してはいけない。香里の告白が長すぎて読み辛い。台詞の途中で改行を入れた方がいい。また、台詞だけでなく仕草や心理、情景も描写してみよう。
かずき (採点:3)
うまく１８禁にしないでまとめてあります。
kuryu (採点:2)
内容は結構いいと思いますが、ちょっと、読みにくいです。
コーダイ (採点:3)
名雪×香里ものって初めて読みました。
グＥ (採点:4)
名雪のことを恋愛的に好きになってしまった、香里の心境がよく伝わってきて非常によかったです。
ＪＩＭＭＹ (採点:4)
香里の想い人が名雪、というパターンのＳＳですけど、その想いの中身にまで踏み込んだＳＳは少ないかと。相手が同性であることをエキセントリックに取り上げずに、秘めていた想いとして恋愛話にまとめたストーリーに好感がもてました。
Alice (採点:2)
物語全体のパラドックスがワンテンポずれていませんか？そう思いました。斬新な設定なので、とりあえず読んでみましたが、香里の動機付けがちょっと納得できない。名雪も紆余曲折もなく猫になってるし。名雪の隙を付いたという点で納得しても良いけれど、女の子同士なので、もうワンパンチのスパイスが欲しい。勿体無い作品。
Ｇａｒａ (採点:5)
相手が香里というのは意外でしたけど、とても良いラブストーリーです
神崎隆一 (採点:3)
分かりにくくして切ない感じやシリアスな感じにしたのかな、と思ってしまいました。もっと読みやすい文章で書いてほしかったです。
びりびりっじ (採点:4)
長っ
Ｔａka (採点:5)
新しい視点、鋭い切り込みはよかった。最後の１行がちょっと残念。
神代 悠 (採点:3)
成る程…まあ、どういう形であれ、恋愛か…
taka (採点:1)
・・・わからないでもないですが、拒否反応が（ぉ
Ｖｉｓ (採点:3)
香里の独白、あれを全部1段落で言い切らなくても良かったのでは？ 段落分けしたほうが見た目にすっきりするかと。
すなふ (採点:2)
文章を書き慣れているんでしょうね。自分の文章を。
SHIKOH (採点:4)
百合っぽいのに良い話ですね。心が温まります。
はぐ (採点:1)
採点不能「読むのやめました」
全採点
5点 : 11
4点 : 27
3点 : 74
2点 : 56
1点 : 16
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