お嬢様はウブ
はぇ〜
はぇぇ〜
ふぇ〜
ふぇぇ〜
えぅ〜（違）
…嫌いじゃない（さらに違）
どどど、どうしましょう〜
佐祐理のお目目はグルグルですよ〜（泣）
あ、皆さんこんにちはです
魔女っ娘さゆりんこと倉田佐祐理ですよ〜
今佐祐理は大混乱してます〜
だって・・・
だって・・・
佐祐理は今・・・
男の人の胸に抱かれているんですから・・・
佐祐理は・・・
こんな事は初めてで・・・
こんな気持ちになったのも初めてで・・・
それも・・・
大好きな人に抱かれているんですから・・・
女性の方ならわかりますよね？
愛しい人に優しく抱きしめられるということが・・・
でも・・・
こんな経験の無い佐祐理には・・・
ふぇ〜
恥ずかしさでいっぱいです〜
「佐祐理さん・・・凄く可愛いよ」
「ゆ、祐一さ〜ん・・・」
〜〜〜お嬢様はウブ？〜〜〜
そもそもどうしてこんなことになったのでしょう？
たしかあれは・・・
そう３０分ほど前の事です。
き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・
「・・・お腹すいた」
「あはは〜それでは早速いつもの所に行きましょうか」
「・・・そうする」
「舞の大好きな祐一さんも待ってるもんね〜」
ぽかっ
「あはは〜痛いよ舞〜」
「・・・佐祐理が変なこというから」
無表情ながらに赤く頬を染める舞はとても可愛いです。
舞は以前・・・
夜の校舎に一人で行っていました。
それは・・・
何かとても重要な事だったそうです・・・
佐祐理にはそれが何か結局教えてもらえませんでした。
舞に聞いても
『現実的な話じゃないから・・・それに、もう解決したから大丈夫』
といって教えてくれないのです。
あのときの舞の表情は、どこか佐祐理と似ていました
そう・・・
一弥の事で悩んでいた佐祐理に・・・
でも・・・
今の舞はとても良い顔をしています。
相変わらず表情は乏しいですけど、でも佐祐理にははっきりと解ります
なにせ舞の親友さんですからね〜
「それじゃ行こうか、舞？」
「はちみつくまさん」
「祐一さんはまだいらっしゃってないみたいですね〜」
「・・・祐一いつも遅い」
「あはは〜それじゃ、祐一さんがくるまで待ってようね〜」
「・・・わかった」
「と言ってもすぐにいらっしゃると思いますけどね〜」
「うん」
ギィィィィィィ・・・
屋上の扉が重そうな音を立てて開きました
「う〜む・・・相変わらず寒いなぁ」
そしてそこから現れたのは、佐祐理たちが待っていた人、相沢祐一さんです。
祐一さんは本当に素敵な方です。
普段はおちゃらけているように見えますが・・・
本当はとても優しくて温かい心の持ち主です。
そして・・・
佐祐理も舞も、祐一さんのその心に救っていただきました。
舞は剣を捨てる事を・・・
佐祐理は自分を赦すことをです。
祐一さんがいなかったら・・・
佐祐理はずっと自分の事を赦すことが出来なかったと思います。
ですから、佐祐理は本当に祐一さんには感謝しています。
「あ、祐一さんだ〜」
「おう祐一さんだぞ」
軽く手を上げて挨拶してくれる祐一さん。
「・・・早く食べよう」
「…相変わらずだな、舞・・・」
無表情にそうせかす舞に苦笑しながらも優しい微笑みを見せる祐一さん。
本当にお優しいです
「でも、舞はちゃんと祐一さんが来るまで待ってたんですよ」
「お、そうか舞も成長したな」
「・・・祐一は失礼」
「お前なぁ・・・以前一人で食べてたのは誰だ！？」
「・・・知らない」
祐一さんが睨むのに対して舞は視線をそらしてこともなげにそういいます。
「全く・・・まぁいいか、さてそろそろ昼飯を食べるとしよう」
「あ、はいそうですね。今日も腕によりをかけてきましたよ〜」
「お、そうか。いや〜そいつは楽しみだな」
佐祐理が傍においていた包みを二人の前に差し出して包みを解きます。
今日も腕によりをかけました。
カパ・・・
「おおっ！！今日も美味そうだ〜」
箱の中身を見たとたん祐一さんがとても嬉しそうな声をあげます。
今日は（も？）舞の大好きなたこさんウィンナーと卵焼きをたくさん作ってきました。
祐一さんもこの二つがお好きなので、作るかいがあります。
「・・・たこさんウィンナー」
舞も余り表情は変わってませんがとても嬉しそうです
「ではいただきましょう」
「いただきま〜す」
「・・・いただきます」
早速３人で頂きます
「うん、佐祐理さんこれ美味しいよ」
「あはは〜ありがとうございます〜」
「・・・みまみま」
「う〜ん、これも美味い」
「・・・むぐむぐ」
「あはは〜たくさんありますからドンドン食べてくださいね」
「あ、コラ舞！それは俺が狙ってた奴だぞ！」
「・・・早い者勝ち」
「ちぃっ！なら俺はこれをいただきだ！！」
「・・・！酷い」
「馬鹿め！早い者勝ちだ！」
「・・・」
ぽかぽかぽかぽかぽかぽか
「あいてててててっ！コラ、よせ！」
「ぽんぽこたぬきさん」
ぽかぽかぽかぽかぽか
「わかった、わかったからやめろ」
「舞〜まだありますから仲良く食べてくださいね〜」
「・・・わかった」
こうして３人が笑いあっていられる・・・そんななんでもない日常が・・・こんなにも幸せなこととは
あのときは思いもしなかった事です。
でも・・・
「・・・祐一」
「ん？どうした、舞・・・おわっ！！？」
ちゅっ
「はぇ？」
「・・・ご飯粒付いてた・・・」
「そ、そそそうか・・・サンキュ・・・て言うか恥ずかしくないのか？」
「・・・恥ずかしい」
「・・・」
そういった気入り真っ赤になって俯いてしまう二人・・・
羨ましいです・・・
佐祐理も・・・祐一さんに・・・あんなことしてみたいです
「・・・どうしたの、佐祐理？」
「ふぇ？なっなんでもないよ、舞」
「・・・そんなことない、佐祐理さっきから・・・ううんずっと前から我慢してるみたい」
「え、そっそんな事ないよ」
まずいです・・・そんなに顔に出てたんでしょうか？
祐一さんは・・・
祐一さんは舞の彼氏なのに・・・
「・・・佐祐理」
「え、なに？」
「・・・我慢はよくないと思う。それに・・・佐祐理は勘違いしてる」
「え・・・勘違い？」
「そう・・・私と祐一は付き合ってるわけじゃない」
「ふぇ！？」
「そうだよ佐祐理さん・・・ただ舞は積極的になってるだけなんだよ」
「そう・・・佐祐理に負けないように・・・」
「祐一さん・・・舞・・・」
「・・・祐一・・・そろそろ決めて欲しい」
「ん？・・・ああ、そうだな」
そう言って真剣な表情になる祐一さん・・・素敵です。
「俺が今までどっちつかずの優柔不断な態度をとってたから悪いんだな・・・それに関しては謝るよ」
ぺこりと頭を下げる祐一さん
「・・・で、だ・・・俺が好きなのは・・・」
そこで深呼吸をすると・・・歩き始める・・・
そ・・・
「あ・・・」
そして抱きしめたのは・・・
「俺が好きなのは、佐祐理さんだ・・・」
「ゆ、祐一さん・・・」
「俺は佐祐理さんのことが好きだ。ずっと、佐祐理さんと一緒に歩んでいきたい」
「で、でも・・・舞は・・・」
「私のことなら大丈夫・・・」
「佐祐理さん・・・俺がこんなこと言うのもアレかもしれないけど・・・もう、いいじゃないか、佐祐理さんは充分に苦しんだよ
今度は佐祐理さんが幸せになる番だ」
「祐一さん・・・佐祐理は・・・」
「・・・おめでとう、佐祐理」
「舞・・・ありがとう」
佐祐理の目から涙がこぼれます・・・でも、これは悲しいからじゃなくて、嬉しいから・・・です
「・・・祐一、佐祐理のこと、可愛がってあげて」
「おう、任せとけ」
「え？」
「じゃ」
そう言ってすたすたと歩いて、屋上から退場してしまった。
「え、えと、祐一さん？」
「佐祐理さん」
キュ・・・
さっきより強く佐祐理のことを抱きしめてくれます・・・でも、とても優しく・・・
「ふ、ふぇ〜」
「俺、佐祐理さんをこうして抱きしめたかったんだ・・・大好きな人を・・・さ」
「ゆ、祐一さん、あ、あの・・・」
ど、どうしましょう・・・佐祐理は、こんな風に男の人に抱きしめられた事がありませんから・・・
し、心臓が、ドキドキいってますよ〜
「さて・・・舞のリクエストにお答えして・・・今から佐祐理さんをたっぷりと可愛がってあげるからね・・・」
「え、あ、あの・・・」
「でも、その前に佐祐理さんは俺のことどう思ってるのか聞いとかないとね」
「ふぇ？」
「ねぇ、佐祐理さん？佐祐理さんは俺のことどう思ってるの？」
「え、あ、そ、その・・・」
ゆ、祐一さん意地悪ですよ〜。佐祐理が祐一さんの事好きだって知ってるのに・・・
知っててわざと、意地悪な事聞いてくるんですね？酷いです。
「さぁ、佐祐理さん？」
「ふ、ふぇ〜」
「それじゃ、わからないよ」
「あ、さ、佐祐理は・・・」
「佐祐理さんは？」
「ゆ、祐一さんのこと・・・」
「俺のこと？」
「す、好きです・・・大好きです」
「そっか・・・俺も、大好きだぜ、佐祐理さん」
「・・・（真っ赤）」
なんのてらいもなしにハッキリと言ってくれました・・・
佐祐理の心臓・・・破裂しそうです・・・
「それじゃ、両想いということもわかったことだし・・・いいよね？」
「え？！」
なっなにがよろしいんですか？
「佐祐理さん・・・」
「あ・・・」
祐一さんの顔が、近づいてきます・・・
これは・・・あれですよね・・・それじゃ、目を閉じないと・・・
佐祐理は目を閉じます。
するとすぐに、祐一さんの息がかかって・・・そして・・・
「ん・・・」
祐一さんの唇が、佐祐理の唇をふさぎます。
これが・・・祐一さんの・・・
これが・・・キスなんですね・・・
佐祐理・・・幸せです・・・
祐一さん・・・
これから・・・
ずっと、一緒にいてくださいね
約束・・・ですよ・・・
〜〜〜お終い〜〜〜
投票結果
KOU (採点:2)
な〜んか舞が潔すぎな感じがしたもんで・・・・。
二束三文 (採点:4)
この続きが気になります（笑）
烏賊悪魔 (採点:3)
さゆりんは可愛い（笑）。注文をつけるとしたら、舞の『ふられたオンナ』の哀しさを出すともっとよかったと思う
YOSHI！ (採点:5)
こんなハッピーエンドがあればよかったなと素直に思いました。
きこ〜もと☆ゆに (採点:5)
らぶらぶ〜で、幸せ〜で言うこと無しです♪ 「お二人ともお幸せに〜」って言う感じで良いですね。
ugen (採点:3)
日常風景の描写は良い話急ぎすぎ
Kanade (採点:3)
可愛い佐祐理さんは好きです。が、擬音使い過ぎと、モノローグ過ぎて状況つかめません。
ヘキサ (採点:4)
ふぇ〜、な感じでしたv
naoki (採点:3)
佐祐理さん、かわいい♪
橘征五郎 (採点:1)
まずは基本的な文章作法の勉強を。まるで面白みがない。ウブな佐祐理さんに萌えてほしいのだろうが、リアリティや文章力やその他諸々が欠如しているので萌えることが出来ない。二次創作を書く上で、まず重要なのはキャラクタの把握。佐祐理さんや舞や祐一はこんなキャラではない。果たして本当にKanon本編をプレイしたのか疑問に感じるほどだ。その他、日本語の使い方もいい加減。舞シナリオでの「みまみま」は「にがした」と言おうとしたもの。だから同じような状況で例えば「おいしい」と言おうとすると「もみみみ」となるはず。意味も考えずに原作の台詞を流用しても滑稽なだけ。改めて自分の作品を読み返して、つまらなさの確認を。
kuryu (採点:2)
素敵な描写です。
グＥ (採点:3)
佐祐理さんと祐一の雰囲気が非常によかったです。でも、舞の描写がもう少しほしかったように思いました。
コーダイ (採点:4)
佐祐理さんから幸せがにじみ出てますね
かずき (採点:3)
題名と少し違うような・・・。
Alice (採点:1)
微妙。というか展開に納得できない。説明が省かされ過ぎている。祐一が佐祐理を好きだというは百歩譲って了承しましょう。けど、佐祐理も舞も簡単にその事実に納得し過ぎている。展開の甘さと作者の手抜きを感じ得ない。佐祐理好きなので、減点です。評価：D-
舞耶 (採点:4)
ぎゃっぷりや〜（爆）(////▽////)
コータ (採点:5)
佐祐理さんがわいい
神崎隆一 (採点:2)
細かい設定のミスは置いといて、3点リードの使いすぎかなって感じがします。もっと使用を控えないと文章がだらけてしまいます。
神代 悠 (採点:2)
舞が単なるダシに…いや、いいんですけど。
浮動明王 (採点:3)
ラブラブは良いけれどそれだけではつまらない
taka (採点:4)
佐祐理さん可愛いです♪萌え萌えです♪
すなふ (採点:1)
確かに萌えるんですが、それだけってのが悪いわけじゃないんですが。
はぐ (採点:1)
採点不能「読むのやめました」 感じた事：(泣)などの括弧文字でボケるのは独り善がりの印象。これが全体に出してるならその印象を逆手に取ったものにもなりますが、やってるのは最初だけで。最後だけを確認して読むのヤメテしまいました。
全採点
5点 : 10
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