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投票結果
一般市民Ｄ (採点:10)
なんというかダークなのは置いといて、上手すぎます。
読んだ後、物凄く暗い雰囲気になりますが
終わり方も、上手いと
syun (採点:5)
えっ、どこかで見たネタ
えあっど (採点:7)
久しぶりにここまでダークなＳＳを見ました。
個人的には苦手です。
しかし、それを考慮してもこの評価です。
最近のダークはことあるごとに、誰かが壊れたりしてますが、この締め方は上手い。
ｍａｘｗｅｌｌｓ (採点:6)
この際、趣味如何は問わない事として。
Kanon-名雪-ダークと言うと、大体この手の話なんですね。祐一の中での疑念を描いた、それは良く書けていた。だけれども、既にあった物を総合しただけって感じがして、目新しさがなかった。
白眉 (採点:7)
名雪ファンの自分には痛いです。
しかも、ダークは苦手…
でも、祐一ならありえるかも知れませんね。
takasi (採点:9)
正常と異常の狭間でゆれている祐一の様子が良く表現されていたと思います。
先を読みたくないけれどもなぜか読みたくなるそういう作品でした。
登影 (採点:3)
何と言うか、尻切れトンボです。
こう言う「読者の想像に任せる」と言うのは、
「各自でいいオチを想像してください」みたいな感じがしてなりませんし。
Manuke (採点:3)
確かにダークなお話です。よく纏まっていますね。
ただ、そもそもこれをKanonのSSとする理由がほとんど見いだせません。
（自己の記憶を都合のいいように書き換える奴、ということなのでしょうが、そこだけ取り出してもカリカチュア以上にはならないかと）
しかも、情報が多すぎて序盤でネタが割れてしまいました。
やまね (採点:7)
非常に面白いです。ただ、いくつか問題点もあります。
まず、犯行時間が不明であり、そのときの祐一の行動も不明。
何も書いていない。何かを書くべきです。そうしないと地の文で嘘をつくことになります。
ミステリ系の作品ならば、必ず全ての情報が与えられていなければなりません。
また、祐一は家の中のどこにいたのか。居間？ だとしたら位牌は？ ここにも一文いれて欲しい。
監視先の家の描写。空きアパートは面白くないです。いっそのこと水瀬家の自分の部屋を
監視しているほうがいいです。そっちのが、なぜ犯人の家を知っているか、について
シンプルで合理的な説明がつきます。
さらに、もう一人男キャラを出したほうが面白くなります。当然包帯を巻いて。消毒薬の
匂いでもいいや。
すると、そもそも犯人は誰か？ 祐一か、その男か？ と謎を残します。
ひょっとしたら祐一は、気が違っていることを知っている香里によって、陥れられたのではないか？
となります。
このSSはもっと膨らませることが可能です。可能性を自ら摘み取ったのではないでしょうか。
雨音 (採点:6)
祐一の壊れた心理が上手く書かれていて、すごく上手いダークだと思いました。
徐々に真相が明かされていくあたりも、良い感じです♪
真相を引き出していく香里の存在も、○でした。
ただ、タイトルはちょっと直接的過ぎですか。（苦笑
あと半回転ほど捻りが欲しかったです。
Liar (採点:6)
祐一の感情の揺れ動きと不確かな記憶がじわじわと祐一自身を追いつめていく様はサイコホラー小説を読んでいる気分になりました。
ナイツ (採点:4)
ダークならダークでもう少し感情移入をさせて欲しかったです。
最後の終わり方は個人的にはよかったと思います。
コロリン (採点:1)
「強姦」の字が出た時点で読むのを放棄しました。
1点にしようか5点にしようか迷いましたが、思い入れが無い言葉だけに1点にしました。
「正当評価出来ないならば点を付けるな」とも思いましたが、こういう人も居る。という事を把握して頂くために送らせてもらいます。
S-スケルトン (採点:7)
うわぁ・・・終わり方が・・・気づいたら引き込まれてしまいました。
めっちゃ怖かったです。
４４０ (採点:8)
すんげー最後が気になる…
やっぱり包帯の下にあったのって…
浮動明王 (採点:8)
私はダーク系"も"趣味なので少し高い点入れます。
ダーク度が高くて寒くなる話ですね。Kanonの暖かい話と対比されて寒さが引き立ちます。
たぶん「こんなのKanon-SSじゃない」という他の方々の批判が多いと予想しますが、私はこの
SSもKanon-SSの範疇であると見ます。Kanon本編の祐一は現実に立ち向かった、このSSの祐一は
逆に現実から目をそむけて夢に逃げ込んだ、と解釈すればこのSSもKanon-SSの範疇であると言えるでしょう。
いわば本編の主題のネガをこのSSは主題としてます(←という解釈は作者さんの意図に合ってますか?)。
吐迄宴 (採点:10)
こ、ここまでやりますか！？(汗
完全に脱帽です。
つーか、めちゃくちゃおもしろいです、コレ。
集中力に欠けがちな私が、「早く先を読みたい！」と興奮しながらホイールを駆ることになろうとは(笑
実に名雪らしい迂闊さと、やや粘着質な人物造形。
そしてまたなんとも祐一らしい愚かさ、弱さ、オメデタさではありませんか。
これは人物の負の側面を描くというダークSSとして、これまで読んだ中でも指折りの
鋭い切り口であったと思います。
でも、"それ"を突かれて、強姦に走るってのはちょっと？マークでしたけど……(汗
物語そのものとしてもとてもおもしろいです。
文章や構成が作り出す臨場感と一体感が圧倒的な迫力を持って迫ってきます。
それでいてどんでん返しと来られては、もう完全に白旗を上げるしかありません。
もはやこの作品は私ごときのレベルでどうこう言えるものではなく、
またそもそも10点つけた作品に粗探しなどしたくないのでそれは他の方にお任せすることにします。
責任放棄ですみません(汗
珍しくサスペンス調で緊張感のあるお話。とにかく頭空っぽにして楽しめました。
どうもありがとうございました。
香坂幸広 (採点:6)
や、ダークですな。
ＣＡＢＩＮＭＡＩＬＤ (採点:3)
2日目までは良かったのですが、
だんだん内容が分からなくなってきて
最後が唐突に終わったという印象を受けました。
緋由威 (採点:8)
かなりしんどいお話ではあったんですけど、この手のゲームの構造を逆手に取った面白い作りだと思いました。ただ話のネタ的にはカノンには向いてなかったかな。
さいしゅ (採点:3)
壊れてしまったもの、ですか・・・。相沢祐一はどうなってしまうのでしょうか。8点
こんな話をＫａｎｏｎでしないで欲しい・・減点7
でも読んでるじゃん＋２
Ｇａｒａ (採点:5)
一人称主人公の認識自体が間違っている事で読者をミスリーディングに持ち込む手法は綺麗に決まっていると思うんですが……すいません、テーマ的に駄目ですね私には……
秋子さん死亡後の世界で名雪があゆの件で祐一をなじったとして……祐一がこういう行為に走るとは正直考えにくいですし、強姦、というテーマを犯人側で語られても嫌悪感が先に立ってしまって話に入れませんでした。
多分この作品、男性が読む分には素直に「自分が犯人だった」という恐怖に感情移入できるんでしょうけどね……
mightywings (採点:4)
主人公＝犯人（とりあえず暫定とする）のオチは、登場人物の少なさ故容易に読み取れた。
本作の祐一はたいした狂気っぷりだが、その筋で有名な＜月姫＞の二番煎じ位にしかインパクトは
ない。秋子の死を隠蔽する理由もどうも不鮮明。プロットに更なる工夫を。
ゆーえむ (採点:8)
うーん、『世にも奇妙な物語』的な終わり方ですね。結末をぼやかしてＣＭ入り、みたいな感じの（注：褒め言葉です。この話は結末を明言しないのがいいんだと思います、私的に）。ひどく曖昧な話ですが、祐一が徐々に焦燥していく感じがなかなかよかったです。やはり最悪の方向が現実なんですかねぇ。
長森長 (採点:9)
最初は「うわぁSSとして破綻しているよ、コレ」と思いながら読み進めていたのですが……繋がりました。復讐モノではなくサイコスリラーだった訳ですね。全編通して漂う緊迫感、読者にまで伝わり来る狂気、そして先の一切読めない展開。凄い。この一言しかありません。
あおき哲夫 (採点:1)
…なぜここで終わらせる。どうして？ なんで肝心なところを読者の想像に任せるのだ。
まるで状況証拠のみを集めて告訴されたようなものだ。こんな風に書き終わられては、犯人は祐一だと考えるようにし向けられているというようにしか見えない。それならば暈かす意味がないだろう。肝心要の暈かすべき箇所を間違えている。実は香里が…と更に反転させうることも出来るのに。犯人か否か、というだけを結末で隠すのは尻切れと呼ばれるしかない。
Ｍｉｄｋｎｉｇｈｔ (採点:7)
暗い展開、最後の落ち、どれをとってもいい感じでした。
ありきん (採点:3)
最初から最後までダークですけど、ダーク作品てある意味、最後は落ちないですよね。ダークな終わり方と言う意味では落ちてますが、物語としては落ちてないと言う事です。見ているこっちは不完全燃焼です。まあ、これは他のダーク作品にも言えることなんですが……
グＥ (採点:5)
文章の演出はうまいとおもいました。
ただ、この終わらせ方はどうでしょうか。
確かになぞを残したまま終わらせるという手法はよく用いられます。
けどこの話の場合には、個人的に答えを出してほしかったです。
そこから先が結構見もののような気が私にはしましたから。
八塚神穂 (採点:8)
サイコホラーですね。混乱していく意識。明かされない真実。
最後の札が、ジョーカーの時点で祐一君負け。（笑）
ただ、香里が情報を握りすぎていた気もしました、ほかに適当なキャラもいないですが。
ヘキサ (採点:7)
ダーク物にしては苦もなく読まされてしまった。
作者の更なる器量を願って
天原 福真 (採点:2)
最後が曖昧ですね。ダークと銘打つ限りはそこら辺をぼかしたって良い事ないと思いますよ。
謎も解けてないですし……。ダークと言うよりは、ミステリーっぽいですね。
まあ、点数低いのは、例えダークと言えども、強姦とかそう言う類のネタを僕が大っ嫌いな所為もありますけど。
zasx (採点:3)
名雪の反応とかはよかったと思うのですが、そこにいたる経緯と、七日目の奴に気が付くのがどうかと。
矮鶏 (採点:5)
祐一の辛い記憶を都合の良い様に変えたり忘れたりしてしまうと言う性質を逆手に取ったのはお見事です。
しかし、どうして祐一がここまでの凶行に及んだのかの動機が不明瞭で、どこか納得できない部分があるのが残念でした。
焼豆腐 (採点:3)
穴が各所に見受けられるのと、何故そうなったのかという明確な理由が欲しいと思ったので。
ちいーゆ (採点:7)
いきなりのショッキングな始まり――――かなり好みです（笑）
ただ、すぐに後半の展開が予想できたのと、祐一の壊れ方があまりにも「普通」過ぎたことと作中の時期的に不自然さを感じたこと
そして、後半の展開が予想できてしまったので、ラストの終わり方もそれほど衝撃は受けなかったこと。以上の三点が減点の理由です
でも、わかっているのに「名雪が強姦された」というシチュエーションにショックは受けてしまうなぁ……それでもこの話、好きですけどね
Time (採点:10)
ヘ、ヘビィだ…。
１日目にして、拒絶反応を起した読者がいそうな展開。
う〜ん、しかし凄い。
終わり方が実に素晴らしいです！
多分、自分なら
―――――
そこには、引っかき傷があった。
その傷は、名雪が抵抗したであろうことをおもわせる、生々しい傷痕だった。
違う、違う、違う！
俺は狂ってなどいない。
――――――
なんて続かせそうな感じなのですが、あえて、火傷が引っかき傷かを書かなかったのは良かったです。
そうすることで、この後どうなったのかを無限に考えれることが出来ると思いました。
実際、自分は感想に続きめいたものを書いてしまいましたし（笑
何か、ある意味感動を覚えました。
アリアモーＡ (採点:10)
途中飽きることなく最後まで読めました。なんていうか引きこまれました。
僕もこんなSS書いてみたいです、ホントそう思いました。ああ、ミステリー系のＳＳが書ける様になりたい・・・。
はね〜〜 (採点:9)
怖い……。祐一が、祐一が〜！
ええと、怖がってても仕方がないので感想を（汗）ダークの中で最も出来のいい話だったと思います。
展開がうまいんですよ、本当。祐一が、まるで犯人を知っているかのようにアパートの前で待っている。それは完璧な間違いじゃなかった。だって、犯人は祐一自身だから……。
でもこれ、包帯めくって見てただの火傷だったら、話が崩壊しますね（笑）でも、そうか……名雪を襲っちゃったのか、祐一……。完璧に救いの無い話なんですが、でも、読んでて強く読み手を引き付ける構成になってるんです。
素直に良作だと思います。ただ、惜しむらくは、５日目の名雪の語り……祐一の頭の中でのあれですが、あそこの記述が弱いんですね……。叙情的なのはわかるんですが、もう少し詳しく。そこで１点だけ引きました。
七瀬ユウジ (採点:8)
個人的に終わり方で +2点です。
（多分、人によっては「ふざけるな」と叩かれるだろうな…）
確かに全てが謎のままで全然解決になっておらず、不親切なつくりですが、
私は十分楽しかった（わくわくしたと言ったほうが正しいのかな）ので、OKです。
あと、読みやすかったですし。 10/15 22:25
TempFigher (採点:8)
緊迫感がひしひしと。
ぜひ続きを読みたいです。
コンタミン (採点:10)
息をつかせぬ緊張感。クリックすらもどかしく感じる怒涛の展開。頭の後ろが痺れるような興奮。これぞダーク。第二回SSこんぺ「ダーク部門（？）」最高傑作は間違いないでしょう。参りました。完敗です。
RED (採点:7)
個人的には先を書いて欲しかったです。
引っ掻き傷だった場合の。
祐一がどうなるのか、それが知りたかったですね。
歩く人 (採点:3)
読み手を確実に限定する作品。終わりがうまい。
竹仙人 (採点:5)
なんか色々と足りないんですけれども、それを抜かせば楽しめました。
終わり方など、見た事あるやり方ですけど、なかなか。
| 投票数 118 : 単純平均点 5.19 |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | |
☆久慈光樹☆ 10/29 1:3 ＜作者＞
参加者の皆さん、読者の皆さん、お疲れ様でした。
まぁ順位的にはこんなものでしょう、もうちょっと低いかなと思っていただけに上出来です。
ちなみに私、前回も同ジャンルにて作者非公開で参加しておりまして。前回は157位でした（笑）
今回は自分的には納得できた話にできたと思っております。
個別のお返事はもうちょっと落ち着いてからさせていただこうと思います。
ありがとうございました。
☆一般市民Ｄ ☆ 10/29 1:28
正直な話・・・
ベスト５までいくとまで思ってました。
ダークは、評価低いんでしょうかね？
☆久慈光樹☆ 10/29 2:41 ＜作者＞
んではお返事をば。
もっとバリバリに叩かれるかと思っていただけに、ホッとしたような残念だっ
たような（笑）
ともあれ、ご感想ありがとうございました。
＞一般市民Ｄさん
ごめんなさいね、後味の悪い話で（笑）
終わりを評価してくださってありがとうございます。実はラストを最初に
イメージして、そこから肉付けしていったんです。私としてはあのラスト以外
は考えられないんですよね。
＞syun
あははは、確かにありきたりだと自分でも思います。根がステレオタイプ
なんで。
＞えあっどさん
ああ、えあっどさんもラストを評価してくださって。ありがとうございます。
ご自分の趣向を感想に極力反映させまいとする態度、皮肉じゃなく、ご立派
だと思います。私としましては感情のままに叩いていただいても結構だったの
ですが。
＞maxwellsさん
目新しさがなかった、は耳に痛いです。もう少し市場調査が必要だったかも
しれませんね。私自身最近はぜんぜんSSというものを読んでませんから、それ
が悪い方向に作用してしまいました。精進します。
＞takasiさん
祐一くんの「危うさ」みたいなものを表現したかっただけに、そう言ってい
ただけると非常に嬉しいです。ありがとうございます。
先が読みたくないという気持ち、分かります。狙いどおりと言ったら怒られ
るでしょうか（笑）
＞登影さん
あぅ…… 尻切れトンボ言われてしまいました。
言い返す術も無いです。ラストを想像して欲しかったのは事実ですし。
精進します。
＞Manukeさん
KanonのSSとする理由、ですか。私としてはKanonSSであることは前提条件で
あるだけに、非常に厳しく、また身に詰まされるご意見です。もう少しKanonSS
としての必然性を意識すべきでした。
前半での情報過多は純粋に実力不足ですね、精進します。
＞やまねさん
問題点の指摘、ありがとうございます。何より犯行時間に関しては完全に私の
ミスです。プロット段階でタイムチャートまで書いたにも関わらず、いざ執筆の
段になって忘れ去るという論外なミスを犯してしまいました。
それ以外に関しては、まぁ十人十色ということで（笑） キャラを絞ったのは
あまり多く出して話が収束しなくなることを恐れての措置です。まぁ力量不足と
いうことですね。
＞雨音さん
祐一くんの心情描写に関しては気を遣った点なので、誉めていただけると嬉し
いですね、ありがとうございます。
タイトルダメでしたか…… 色々考えた挙句にダメな案に落ち着いてしまった
かもしれません。下手な考え休むに似たりということか……
＞Liarさん
サイコホラー小説はあんまり読まないんですけれど、そう言っていただけると
嬉しい気がします（笑） もう少し真綿で首といった緊迫感が出せればよかった
んですけれど。
＞ナイツさん
感情移入、していただけませんでしたか……残念。
終わりを評価していただいたのは大変嬉しいことです。ありがとうございます。
＞コロリンさん
ああ、こういう感想を待っていたのですよ！（笑）
いや、冗談はともかくとして、感想をいただくのに正当評価もなにもないです。
読んでいただいた方の感じたことが全てであって、作者の考えなんてどうでもいい
んです。
忌諱ないご感想、ありがとうございました。
＞S-スケルトンさん
引き込まれたというのは何よりの誉め言葉です。ありがとうございます。
怖さを意識はあんまりしてなかったんですけどね（笑）
＞４４０さん
ナイショです（笑）
作者としての私の考えはありましたが、それはまぁナイショちうことで。
＞浮動明王さん
あんまり「作者の意図」を語るのは好きじゃないんですが、聞かれているので。
YES、とだけ。
KanonSSである必然性ってのは、私も割合に気にする方かもしれません。私はオリ
キャラ嫌いなのですが、それはオリキャラが容易に本編の雰囲気というか空気を壊す
からだと自己分析してます。当然ながらオリキャラありの素晴らしい作品は存在しま
すから、一概には言えないのですけれどね。
なんだかレスっぽくないレスでごめんなさいね。
＞吐迄宴さん
うわぁ、ありがとうございます。ちょっと誉めすぎです（笑）
先が気になってくださったのは嬉しいですね。私は読み手としてテンポを重視する
タチなんで、書き手としてもその辺は常々努力しようと思っております。
強姦の動機付けの弱さは、書いている最中も感じていました。やっぱり指摘されて
しまいましたね、可能な限りごまかしたつもりだったんですが（笑）
こちらこそご丁寧な感想、どうもありがとうございました。
＞香坂幸広さん
あぃ、ダークです。危うく18禁になるところであり、泣く泣く描写を削りましたが。
＞CABINMAILDさん
キャビンはくさいってアレほど！ キャスターなんてチョコの匂いですが。
とまぁ冗談はともかく、自己採点的には2日目以前の方がダメっぽ、とか思ってたい
ましたので、ちょっと意外だったかもしれません。
＞緋由威さん
Kanonには向いてないですね、それは私も思います。KanonSSじゃない、とは言いたく
ありませんけれども。
＞さいしゅさん
あはは、減点7痛いですな。でもそれもアリですね。
皆さんのKanon観を壊してしまったことは謝ります。ごめんなさい。
＞Garaさん
女性の視点からは共感はとても得られないでしょうね、解る気がします。
実は前回、あなたにボロクソに言われまして。それ自体は自作のヘボさであって、恨み
事など言うつもりは毛頭無いのですが、やはり悔しくてですね。今回も同ジャンルである
原因の一つだったりするんですよ。「こんちくしょう見とけ！」と（笑）
今回もちょっとダメっぽ、でしたから、次回があればまた同ジャンルで頑張ります（笑）
動機の面に関しては、やはり鋭い読者さんには看破されてしまいますね。私も最大の
ウィークポイントだと自覚してました。
忌諱ないご意見、本当にありがとうございます。次回があればまたよろしくお願いします。
☆久慈光樹☆ 10/29 3:53 ＜作者＞
つづきー
＞mightywingsさん
「＜月姫＞の二番煎じ」は前回さんざん指摘され、私も同感だったので今回は
気をつけたつもりだったんですが…… そう感じられたのならば、やはり影響さ
れているのかもしれません。
秋子さんのくだりは、確かにもう少し理由付けをすべきでした。
＞ゆーえむさん
私としてもラストはあれ以外には考えられないだけに、そう感じていただけた
のは嬉しいです。ありがとうございます。
祐一の心理描写に関しても然り。力をいれて書いた部分を誉められるのって、
嬉しいもんですね。
＞長森長さん
お褒めの言葉、ありがとうございます。前半はわざと破綻しているように書い
たんですが、長森長さんには伝わったようで、嬉しい限りです。
狂気の描写は難しいです。更なる精進を積みます。
＞あおき哲夫さん
ああ、あなたもターゲットの一人だったのですが（笑） 残念。
でも確かに仰る通り、グウの音も出ません。
香里のあたりに関しては、掲載していただいてから失敗したと感じた部分の一つ
です。もう少し強調すべきでした。
私はラストに満足していますが、あおきさんの仰る通り、香里をもう少し効果的
に使うことができれば、さらに満足のいく物になったと思います。
くそぅ、次は見てろ！（笑）
＞Midknightさん
どうもありがとうございます。雰囲気作りは自分でもちょっぴり上手くいったかな
という気もしてます。
＞ありきんさん
私のはともかく、「ダークはそういうもん」と一概に括られるのは賛同できません。
できませんが、それに文句を言う筋合いのことではありませんね。
「落としどころ」というのは、読者さんによって違うもんだと思ってます。
＞グＥさん
ラスト、納得してもらえませんでしたか。残念。
確かにいただく感想は割れると思っていましたが、その通りになりましたね。
この後の話と言うのも、確かに見物かもしれませんね。
＞八塚神穂さん
ババヌキかい！ ちうツッコミは置いといて、香里に関しては失敗しました。
彼女が情報を持ちすぎている理由も、それによって読者が受ける効果も、意識して
いたにも関わらず、話に盛り込めませんでした。完全に失敗ですね、ごめんなさい。
＞ヘキサさん
器量…… 確かに久慈は器量悪いですが（笑）
冗談はともかく、「読まされてしまった」ってあたりがなんか非常に嬉しいと
いうかガッツポーズです。ありがとうございます。
＞天原福真さん
感想というのは主観の塊でいいと思ってます。ですから天原さんが嫌いならそれ
は低い点数の十分な理由であって、作者がとやかく口にするのは滑稽だと思ってます。
最後の曖昧さに関しては、気に入っていただけなかったのは残念です。
＞zasxさん
七日目の奴に気が付くの、というのは、祐一が「奴」はいなかったと気付くあたり
のことでしょうか？
もしそうであれば、ちょっと描写がおかしかったかもしれません。反省。
＞矮鶏さん
うはー、やっぱり動機ですね、動機なんですよね。気付いていながら自分でも完全
に納得できる動機を持たせられなかった時点で、出展すべきではなかったのかもしれ
ません。ごめんなさい。
＞焼豆腐さん
欲を言えば、穴と感じられた部分を指摘してくださると嬉しかったです。
理由とは動機のことでしょうか。もしそうであればごめんなさいというより他に
ないです。
＞ちいーゆさん
とにかく最初のインパクトは重視しました。途中で読むの止められちゃおしまい
ですからね。
ご指摘いただいた三点のうち、祐一の壊れ方に関してはあえて抑えたという面も
あります。前回での反省から、あまりにもあからさまにはしたくなかったんです。
その他に関しては仰るとおりです。精進します。
＞Timeさん
ラスト気に入っていただけたのは嬉しいです。読者さんの想像に委ねてしまうって
のは、色々意見もあるかもしれませんが、私的にはアリだと思ってます。
Timeさんにしていただいた反応こそが、このラストにした理由と言っても過言では
ないです。嬉しいなぁ。
どうもありがとうござました。
＞アリアモーＡさん
ミステリーとしては反則ですね、一人称の主人公が犯人かもしれないってパターン。
こんな話を書いてみたいと言っていただけるのは、SS書き冥利に尽きると言うもの
です。ありがとうございます。
＞はね〜〜さん
他ダーク作品のなかに、「これは絶対に敵わない」と感じてしまった作品があった
だけに、微妙な気分です（笑）
展開を誉めていただけて、嬉しいです。推敲はできる限りしましたが、やはりミスも
多々あっただけに、評価していただけるとホッとします。
名雪の語り部分ですか、なるほど、言われてみるとその通りかもしれません。仰る
通りもっと具体的にするか、もっと暈すか。中途半端でしたね。
＞七瀬ユウジさん
終わりを評価してくださってありがとうございます。個人的にいただく感想が割れる
のは分かっていたのですが、もっと叩かれるもんだと思ってました（笑）
読みやすかったと言っていただけるのも嬉しい限りです。
＞TempFigherさん
終わりには満足していますので、続きという形では書かないと思います。またこういう
雰囲気の話も書いてみたいですね。
＞コンタミンさん
いやいや、同ジャンルの方にそう言っていただけるとこそばゆいですな。結果は負けちゃ
いましたけれど（笑）
全体的な結果はまぁ予想通りというか良い方だったと思うのですが、やっぱり同ジャンル
の作品に負けてしまったのは悔しいです。次も頑張ろう。
＞REDさん
確かに仰る通り、先の話というのも面白いかもしれませんね。終わりに満足しちゃってる
ので、書くつもりはないのですが。
＞歩く人
読み手を限定する話というのは、自覚してました。順位もまぁ中の下だろう、とも。
終わりを誉めていただいてありがとうございます。
＞竹仙人さん
色々と足りない部分を指摘していただければ嬉しかったです。終わり方は確かに目新しさ
無いですよね。こういうの好きなんですよ、私。
以上、簡単ですがお返事とさせていただきます。
激、疲れた……
☆久慈光樹☆ 10/29 3:56 ＜作者＞
＞一般市民Ｄさん
書き込みありがとうございます。
いや、順位的にはこんなもんでしょう。
ジャンル的に不利であることは承知しており、それでもなおこのジャンルを選んだ以上、言い訳
はできませんからね。
個人的にはダークというジャンルにも関わらず、100名を越える方に採点していただけたわけで
すから、ありがたいと思っていますよ。
同ジャンルに負けたのは非常に悔しいですけれどね（笑）
☆天原 福真☆ 10/29 8:39
あう〜、なんかなんか的はずれな感想を付けてしまったようで……スミマセン。
皆さんの感想を見ていると、最後曖昧なのがよかったという方もいるようで……。
と言う訳で、もう一度読み直してみたのですが、う〜ん……冷静に見ると結構いい味だしてるな……と感じました。
この話は、萌えキャラ名雪×大っ嫌いな強姦と言う、僕の中ではかなり鬱になる内容でした。
なんて言うか、出来れば祐一が犯人であって欲しくなかったというか……まあ、あり得ないとは思っていましたけど、そう一縷の望みを込めつつ読み進めました。
それで最後が曖昧だったもので、うわぁ……ここまで来てこのオチか！ どうせ切るなら、もうひと思いにバッサリやってくれ！ と、まあ、そんな気分になってしまったもので……。耐性許容量を超えてしまったんですね。
でも、今考えると、それこそがこのＳＳのダークたる所以だなぁ……と。つまり、救い一切なし。徹底的に妥協していないとも言えるわけですよね。嫌悪感、やるせなさ、痛さ、狂気、とてつもなく感じました。だったら、このＳＳは傑作なんじゃないかと。
そう、思いました。
点数の付け直しなんて意味ないと思うので、コメントの訂正をさせていただきます。
傑作だと思います。ダークＳＳとしては最高峰ですね。
もう、読むのが耐えられないほどに……。
☆zasx☆ 10/29 20:41
お見苦しい誤字感想にまでお返事いただき、
ありがとうございました。
そして、申し訳ありません。
唯一の救いは、誤字指摘の感想じゃなかったことですかね(^^;
☆久慈光樹☆ 10/29 20:42 ＜作者＞
＞天原福真さん
いやいや、お気になさらないでください。
そも、「的外れな感想」なんてものは存在しないんだと思います。読んでくださったときに天原
さんが感じてくださったことが全てですからね。10人いれば10人の解釈があるわけですから、他人
は他人ですよ。例え「ダークSSとしては最高峰」であっても、「ダークが嫌いな読者にとっては最
低作品」ですからね。それでいいんだと思います。
その上で、どうもありがとうございます。再読までしていただいたとのこと、SS書きとして非常
に嬉しいです。
信じてもらえないかもしれませんが、私もKanonで一番好きなのは名雪です。素直にモエモエー
な名雪SS書きゃぁいいのに、と自分でも思わないでもありませんが（笑） 我ながらどうにも捻く
れ者ですなぁ。
＞zasxさん
あはは、誤字でしたか。済みません、なんか図らずもあげつらっちゃったみたいになって。でき
ましたら再度書いてくださると嬉しいです。ちょっと意味が取れなかったので（笑）
こちらこそどうもありがとうございました。
☆長森長☆ 10/29 20:55
犯人を祐一（プレイヤー自身）にしたことに屈折した名雪への愛情を感じていたのですが、まさか作者が久慈光樹さんだったとは。
……何気に納得してみたり（笑）
個人的にダークに嫌悪感はないのですが、世間では思った以上に拒絶反応が強いみたいですね。
私も一般市民Ｄさん同様、ベスト5入りを確実視していただけにこの結果は意外でした。
コメントを読ませて頂いた限りでは、次回があったとしてもまたこのジャンルで書かれるようなのですが……
もうここまで来たら意地です。
Garaさんとあおき哲夫さんを唸らせられることが出来るまで、この路線で突っ走っちゃいましょう！
と、無責任に煽ってみるテスト（笑）
☆久慈光樹☆ 10/29 21:33 ＜作者＞
＞長森長さん
なにが屈折した愛情か！ ヒトを偏向者みたいに言うな！ そも納得するなよ！
とまぁ冗談はさて置き、ジャンル選定の時点で上位は諦めていました。ダークうんぬんだけじゃ
なく、一部の人しかターゲットとしていないSSなんて、本来はコンベンションに出すべきではない
んですよね。わかってはいるんですが、やっぱ捻くれ者なんで。
まぁ次回参加できたら、ですけれどね。なんせこのジャンルを選ぶような捻くれ者はそうはいな
いでしょうから、下手すりゃジャンルだけで特定されてしまいます。次回があったとしても仕事の
関係上参加できない可能性も大きいですし、もし参加させていただいたとしても参加宣言はしない
と思いますよ。
ご感想、どうもありがとうございました。今後も精進します。
☆mdk☆ 10/29 22:24
初めまして。
投票期間中、時間が無くて採点のみで感想を書けなかったので、今この場を少し借りさせて頂きますね。
……って言っても私の感想って稚拙なのばっかりなのでいらないかもしれませんが（＾＾；
ドキドキさせられました……。文章も読みやすく、最後まで話に引き込まれっぱなしでした。ただ、３点ほど首を傾げた所が……
みたいな事を書いていたと思います、時間があれば。
ちなみに確か７点をつけさせて頂いたと記憶してます。
で、気になった点ですが、その内２つについては他の方が挙げられているので省略します。
残った１つなんですが、祐一はどうやって自分に包帯を巻いたんでしょう…？
「そんなの左手で巻いたに決まってる」って言われればそれまでなんですが（汗
ただ私の場合、利き手ではない左手一本で右腕に包帯を巻くのに、散々悪戦苦闘した経験がありまして…。
ましてやその時の祐一はまともな精神状態じゃ無かったはずですから、尚更出来なくなるんじゃないかな、と…。
もしかして私が不器用なだけでしょうか（汗
駄文失礼致しました。これからも頑張って下さいね。
☆zasx☆ 10/29 22:27
では、お目汚しですが。
そこにいたる経緯と、七日目の、奴は誰なのかに気が付く場面がどうかと。
直してみても、結局言葉が足りないですね。
えーと、いままでさんざん自分がしたことを忘れた
（ごまかした？）祐一が、急に自分を見つめる場面が不思議に思いました。
本編の言葉を借りるなら、忘れることが得意な祐一。
なぜ今回は自分がしたと言うこと自体を忘れないのか。
なぜ、ここだけ目を背けないのか。
それを言っちゃあ、という類かもしれませんが、
複数個のショックを同時に受けるその場面こそ、
目を背けるべき場面ではないのかなと思いました。
経緯が書かれていれば、見つめざるを得ない
という事態もありえるのかもしれませんが…
それが香里の言葉だと言うのであれば、
それ自体も忘れ、ずっとアパートを見張っているとか、
そういうものではないのかなと。
すいません。勝手な想像でした。
もとの文とまったく違うｗ っていうものも、同じくすいません。
感想を書いたときは、あれで通じると思っていたらしく。うーん。
なにはともあれ、長々と失礼しました。
☆ありきん☆ 10/29 22:54
どうもこんにちわ。本当は感想の返信に返信をするつもりは無かったのですが、私の感想が見当違いな事を言っていた部分があり気を悪くされたようなのでお詫びします。すみません。
そして、自分としても感想で本位で無い部分もありましたので再びレスします。
まず言い訳になるかもしれませんが、このSS読む前に自分的に落ちてないSSを連発で読んでしまったため内心穏やかでは無く感想が刺のある文章になってしまいました。そして自分でも問題だと思っている。
「これは他のダーク作品にも言えることなんですが……」
の発言ですが、久慈さんの言われるように一概に言えるわけもありません。もちろん落ちているダークがあったのも覚えてます。
ただ、上記に記した通り、自分的に最後がちょっと……と思う物を連続で読んでいたために、あんな発言に繋がってしまいました。
既に言ってしまったことを自分でとやかく言うのはみっともない限りですが、この一文だけは撤回させて下さい。
ダーク作品、書いた方も含めて「これは他のダーク〜」で一括りにしてしまった事は本当にお詫びします。申し訳ありません。
☆久慈光樹☆ 10/29 23:5 ＜作者＞
＞mdkさん
あぃ、どうも初めまして。
感想ありがとうございます。感想に稚拙もなにもありませんよ、読んでくださったということ、
そして何らかのレスポンスを返してくださったこと、それだけで作者としては十分報われます。
読みやすいという感想をいただけたのは嬉しい限りです。読みやすさというのはSS書きはじめ
てから常に意識している事柄の一つですからね。
なるほど、確かに左腕一本では包帯巻きずらいかも…… ぜんぜん意識していなかっただけに、
やや意表を突かれました。精神状態を考慮すると、確かに不自然かもしれません。気がまわらな
かったなぁ……
ご指摘ありがとうございました。
＞zasxさん
なんか催促してしまったみたいでごめんなさいね。
なるほど、ご指摘はそういうことですね。あそこでイメージしたのが、忘れていることを思い
出すときには連鎖的に思い出すものかなぁと、そういう感じでして。確かに言われてみれば、やや
不自然かもしれません。もうちょっと自然な流れみたいなものを表現できればよかったのですが、
いかんせん実力不足ということでしょう。
ご指摘、ありがとうございました。
＞ありきんさん
ああごめんなさい、私こそ言葉足らずでしたね。気を悪くしたなんてことはぜんぜんないです。
ちょっと言葉がキツくなってしまってごめんなさい。
私の作が落ちていなかったと見なされるのは当然だと思います。ひとそれぞれですからね。読
んで下さった方が落ちてなかったと感じられたのであれば、それはその方にとっては落ちていな
かったのです。
ここだけの話ですが、私は全参加作品を読みましたが、「落ちてねぇだろ！」と憤慨した作品
もあったりしますから（笑）
☆takasi☆ 10/29 23:43
久慈光樹さん、初めまして。
感想で書かなかったこと（追加）を少し書かせていただきます。
久慈光樹さんには失礼だと思いますが、最初名雪が強姦されたというところを見た瞬間に
採点すらせずに次のSSを読もうかと思うほど嫌悪を抱きました。
結果は、感想の通りですが読み始めの頃こういうことを思っていました。
SSの最後については私個人としてはあのような終わり方でもよかったと思います。
なぜなら、失礼なことを言うかもしれませんが、実際にちゃんと決着を付けた場合、
それはそれで賛否が分かれてしまうと思うからです。
それなら個人個人で想像したほうがいいのでは、というのが私個人の意見です。
最後に、このSSを最後まで読めてとてもよかったです。
もし、最後まで読まず採点すらしていなかったら後悔していたと思います。
それでは失礼いたします。
☆久慈光樹☆ 10/29 23:59 ＜作者＞
＞takasiさん
あぃ、初めまして。
失礼なんてことはぜんぜんありません、と言いますかそのお気持ちはよくわかります。ここで
読むのを止められて、問答無用で１を付けられてしまうということも覚悟しておりましたから。
前回こんぺ以降、感想は作者にある程度礼を尽くす“べき”だ、という書き手としての私的に
はあまり好ましくない風潮だったせいか、今回いただいた感想はみな理性的でしたね。それ自体
は尊敬すべきことなんですけれど……
ラストに関しては私も同感です。10人中10人の共感を得られるタイプの話ではありませんから、
どうせなら好き勝手やろうかと。
書き込みおよび感想、どうもありがとうございました。
☆矮鶏☆ 10/30 10:17
始めまして。 矮鶏と言います。
私はこの作品の序盤から中盤（特に香里が祐一を犯人として特定して行く下り）にかけては、ダークの最高作品キタ―（゜∀゜）―！！と思っていました。 で実際ああ言う点数をつけたのですが、その理由をもう少し細かく。
これは私のダーク作品に関する評価の基準なのですが、それは作品がいかに説得力を内包するか？という事です。 人間はいやな事、辛い事からどうしても目をそむけるもの、人のせいにしたり、屁理屈をこねたりして事実から少しでも遠ざかろうとするものです。
ダーク作品は、そういう人間の弱い部分を徹底的に引き出し、それでいながら其処をピンポイントで攻撃して欲しいと思うのです。 そのために必要なのは有無を言わさぬ説得力。
感想でもかきましたよう、また作者さん自身が言われますよう犯行動機の欠如は、最終的に事実を不確定要素を含むものにしてしまい、ダーク嫌いの読者に『何だ、こんな事実際ある訳ねーじゃん』と言うダークからの逃げ道を作ってしまう事になるのです。
これではいけません。 ダーク作品は、暗いシチュエーションが好きな人の為に書くのではなく、むしろそういった一般常識に頼りきっている私のような人間を徹底的に叩きのめす為に書いてほしいのです。
そのために作中では不確定要素を残したまま、つまり意図的に逃げ道を用意しておき、最後の最後で絶対無比の圧倒的事実を突きつける事で、ありきたりの結末に逃げ込もうとした理性と感情を完全に破壊する作品こそダークたりえる作品ではないでしょうか？
この作品はそう言う逃げ道を、やっぱり祐一は犯人では無いのではと言う仮説を、香里の推理で次々と封じて行き、読者をたった一つの逃げ道、『祐一がこんな事する理由が無い』という所まで追い込む事に成功しています。 ですが残念な事に、作者さんも自覚されてるよう動機が不明瞭なために、結局事実から逃げ出す奴は逃げ出す事が可能になってしまっているのが非常に残念。
ここでもう一押し、もし自分がこう言う立場に立たされてしまったら、祐一と同じ凶行を犯してしまうかも知れない。 そう言った動かぬ証拠を最後の最後で突きつけ、作者殿、そう言った最後の望みが断ち切られるような情け容赦の無い絶望を我々に突きつける事で、我々の理性を、感情を、情け無い一般常識を徹底的に崩壊させてほしかったと思うのです！！
長々と稚拙な駄文申し訳ありませんでしたが、今後の作品構成において是非一考の余地を残して頂ければ幸いです。 それでは…。
☆Ｌｉａｒ☆ 10/30 12:44
こんぺお疲れ様でした、サイコホラー好きのＬｉａｒです。
＞もう少し真綿で首といった緊迫感が出せればよかった
＞んですけれど。
そうですねー。
もし本当にじわじわとやるならば、香里と祐一の対立を前面に押し出してしつこい位に祐一の狂って行く有様をこれでもかと言わんばかりにじっくりじっくりと書き込んで……。
って、中編じゃ足りませんね、それじゃあ(^^;
であれば香里にポイントを当ててもっとじっくりと弄ぶ様に祐一を追い詰めていく……。
なんてのもいいですね。
……私、本当にＫａｎｏｎ好きなんでしょうか？
☆一般市民Ｄ ☆ 10/30 12:59
どうでもいいんですが
北川とか久瀬とか好きなんですが
それ無視して最初ダーク系全部見てから久瀬系の見に行く私は
はたしてきた久瀬好きなのだろうか・・・嗚呼本気でどうでもいい。
どうしてみなの作品にはダークが少ないんだろうなぁ・・・
☆久慈光樹＠会社☆ 10/30 15:20 ＜作者＞
＞矮鶏さん
ううっ、耳が痛いです。
今回、祐一が犯人であるという結末のみを想定していたわけではなく、ラスト
で祐一自身が考えているように、香里の謀略ではないのかとも思える終わり方に
できればいいなと考えていました。結果から言えばこれは完全に失敗で、香里の
方に疑念が行くよう十分に誘導ができていない結果となってしまい、祐一が犯人
であるというのが唯一無二の真実であるようにしか見えなくなってしまいました。
祐一の動機に関して、十分に説得力のあるものを考えつかなかったのは事実で
すが、それを逆手にとって祐一犯人説を否定する証拠（彼には動機がない）にで
きればよかったのですが、中途半端になってしまいました。
仮定の話をしても仕方がないのですが、もし改定するのならば、祐一の動機を
突き詰めるよりも、香里に疑念が行くようなエピソードを追加することになると
思います。それとあれ、18禁シーン（笑） 規定に抵触するんで、泣く泣く削っ
たんですよね、なゆなゆ18禁シーン。
とても深い感想、どうもありがとうございます。物書き冥利に尽きるというも
のです。
＞Ｌｉａｒさん
でもあまりじわじわが過ぎると、テンポが悪くなってしまいますからねぇ。そ
の辺のサジ加減は難しいところです。私が読者としてSSに求めるのは何よりテンポ
ですから。読み易さや台詞回しなんかも、突き詰めればテンポの良し悪しに関わっ
てくる部分ですね。
いやでもやっぱりKanonが御伽噺だからといって、登場人物たちまでも御伽噺の
理想の人物ばかりじゃないと思いますよ。本編に出てくるような正の部分だけで
なく、負の側面だってきっと持ってるはずです。彼ら彼女らは人間ですからね。
そういう意味では、ダークとか書いて傍から見るとキャラを苛めているように
見える人ほど、登場人物たちを一個の人間として扱っている……とか言い訳して
みたりして。
＞一般市民Ｄさん
やぁ、一般市民Ｄさんもダーク好きですなぁ。このヒトデナシめ！（笑）
とはいえ光があってこそ影ができるわけですから、ダークなSSの比率ってのは
現在くらいが丁度いいと思いますよ。そればっかりだったらやっぱ陳腐化します
からねぇ。今回のこんぺは面白かった。
ぜんぜん関係ありませんが、私が読んだ中で一番のダーク系SSはMIOさんが書か
れたToHeartSS『じゃんけん恐慌（ぱにっく）』だと思います。あれは傑作だ。
☆Ｇａｒａ☆ 10/30 19:44
> 女性の視点からは共感はとても得られないでしょうね、解る気がします。
> 実は前回、あなたにボロクソに言われまして。それ自体は自作のヘボさであって、恨み
事など言うつもりは毛頭無いのですが、やはり悔しくてですね。今回も同ジャンルである
原因の一つだったりするんですよ。「こんちくしょう見とけ！」と（笑）
あらら、そうだったんですか。前回ダークで私がボロクソ言ってるという時点でほぼ特定ですね。失礼な物言いで感想書きまして失礼しました。ならば、と言うわけでもないですけど、「嫌悪感が先に来て素直に読めなかった」という部分を除きまして単純にダークＳＳとしての感想を追記します。
狂気に逃避していた自分に気が付き、本来の記憶を取り戻せないままに現実に怯える祐一の恐怖はとても良く伝わりました。人間にとって最も恐ろしい化け物とは人間であり、ひいては自分自身である、という言葉が思い出されました。自分が何をしてしまったのか、或いは何をされてしまったのか。自分の現状が理解できない、足元が崩れていきそうな感覚が伝わってきて、恐ろしかったです。
あと、一応「素直に読まなかった」言い訳を。やっぱり「強姦」は読むのに辛いんで、どうしても話以前になっちゃいますね。「話」として「評価点」を付ける立場としてはまずかったと思います。今回、読み返すのにちょっとズルしまして、テキストをコピーして勝手に「名雪が殺された」という設定に改変して読みました。本来の読み方ではないのは判ってましたけど、妥協点、という事でご容赦を。
☆久慈光樹＠会社☆ 10/30 20:26 ＜作者＞
＞Ｇａｒａさん
や、ごめんなさい、あなたに謝っていただくのは本意ではありません。感想は
感想ですから、それに対して作者が文句を言うなど滑稽の極み、あなたの非を鳴
らす意図はないことだけはご了承いただけると幸いです。
どうも私の言葉足らずから恨み言みたいになってしまい、お手間を取らせて申
し訳ございませんでした。自らの嫌いな類の話をそれでも公正に批評しようとい
う態度、皮肉ではなくご立派だと思います。ですが感想は結局のところ主観の塊
であり、話以前の問題であればそこまでの評価になってしまうのは仕方がない事
だと認識しています。
＞「名雪が殺された」という設定に改変して読みました
そこまで……
どうも私的に感性が麻痺してしまっているのか、今回の作は前回と違ってだい
ぶ抑えたものだという認識だっただけに、驚きました。
自分が何をしたのかわからない、ひいては自分が何物なのかわからないという
のは、非常な恐怖だと思います。ドラマなどでよく出てくる記憶喪失というもの
は、本来は凄まじい恐怖を伴うものだと何かの本で読んだことがあります。
祐一の恐怖心をもう少し上手く表現できればよかったのですが……
ご感想、どうもありがとうございました。
☆あおき哲夫☆ 10/30 23:15
本来ならこの場に出るつもりはなかったものの、ターゲットと言われては仕方ないので一言だけ。
実に勿体ない作品だった。なにしろオチの直前までは10点付けるつもりだったのだから。
それだけに締めの部分で裏切られたときの落胆があまりに大きく、点数も急降下、いや墜落した。
作者が久慈氏とは思わなかったがツメの甘さを考えると、さもありなんと納得してしまうところがある。
次回が開催されるのかどうか定かではないが、作者が再びダークを書くつもりがあるのならば期待させていただく。
☆久慈光樹＠会社☆ 10/31 1:3 ＜作者＞
もーおー帰れなーいー♪
ちゅうか家に帰らせてください……（泣）
こんばんは、某所で面白がられている久慈光樹です。笑うなー！
＞あおき哲夫さん
うおぅ、あおきさんだ。
書き込みしてくださるとは夢にも思っていませんでした。ありがとうございます。
ええと、失礼を承知で言わせて貰いますと、私はいままであなたのことを見損なっていました。
辛口だけを売りにした自己顕示欲が強いだけの方だと。この場合の「ターゲット」とは、悪い意味
で、ということだったんですよね。でも自作にいただいた感想を読み、考えを改めました。非常に
ピンポイントに痛いところをつかれましたからね。自己顕示欲だけの方ではないな、と。
軽く見ていたことを謝ります。本当にごめんなさい。
で、ご指摘の詰めの甘さに関してはもう本当にグウの音も出ません。この話に限らず、詰めが甘
くなってしまっているってのは割合に最近自覚した症状です。なんとか改善しようと試みてはいる
のですが、なかなか簡単にはままなりませんね。ふぅ。
もしも次回がありましたら、今度こそはリベンジさせていただきますね。首を洗って待っていて
くださいまし（笑）
☆はね〜〜☆ 10/31 23:9
こんばんは〜。某所では、オールスターとか言われてますねぇ、ここ（笑）久慈さんに直接こうやってお返事をするのは初なのですが、作品は色々読んでますので、あんまり始めましてという気がしないのがなんとも（笑）
それでも、始めまして。はね〜〜と言います〜。
自慢ではありませんが、まず一言。「私はダーク作品は嫌いです（にっこり）」
いきなり何てこといいますかね、私（汗）あ、でも採点に関して言うなら、それなりに公正な目で見てる……つもりです。少なくとも８点分までは（ぉ）
はっきり言ってしまうと、私はハッピーエンド、ラブラブ王道まっしぐら好きなのですよ〜。某所では「ハーレクイーン」とか言われてショック受けましたがね（泣）
そんなわけで、「残酷な代償のHappiness」なんかは、内容的には満点でもいいかもしれない……とか思ったりもしましたが、個人的好みの壁の前に１０点の壁は貫けませんでした。
そんななかで、一度は１０点をつけたのがこの作品。もう、私がダークに１０点をつけるなんて事は、これで最後かもしれないなぁ……なんて思いながら１０点を入れたんですが、ぎりぎりで９点に落ちてしまいました。
やはりあるのは、詰めが弱い事。個人的に、一度読んでも二度読んでも、何度読んでも私は、本気で怖い作品は「ひぃ〜！ たーすーけーてー！（泣）」という感じになるのですが、読み返すたびに、少しづつ恐怖が薄れていくんですね……。いや、今でももちろん十分怖いですが。
やはり、あの名雪の所。あそこをもっとぐっと！ 情景で説明するのも怖さは強くあるんですが、これにぐっとくる言葉が加わると、「にゃ〜！」って感じになるのではないかと……って、すいません。全っ然何言ってるのかよくわからない感想のような気が……（汗）
でも、この作品。久慈さんだと知って「ああ、なるほどなぁ……」と納得してしまいました（笑）いえ、別に他意はありませんよ〜。
ぜひリベンジしてください！ ちなみに私もリベンジ組決定ですので、その時は頑張りましょう〜。ではでは、感想なのか何なのか良くわかりませんが、これからの久慈さんの作品に期待したいと思います〜。
☆Alice☆ 10/31 23:29
点数8点
なんていうか…怒られそうだけど……。
ダークというか、ミステリーみたいな感じでしょうか？
あゆというキーワード、世界からの不適合性を持った祐一。
長編で、じわりじわりとみたかったです。
それで−２点。
この系統のダークは…私は全然アリだと思います。
☆久慈光樹☆ 10/31 23:55 ＜作者＞
おうちにかえってきました。
ねてませんぜんぜん。もー。
＞はね〜〜さん
こんばんは、どうも初めまして。違っていたらごめんなさい……最萌敵同士でした？（ｗ
ダークがお嫌いとのこと。それでも公正な目を保とうという姿勢、ご立派です。ですが本来
感想なのですから、ご自分の好みに即した形で点数を引かれてもよろしいのではないかと思い
ます、思いますが、それこそ他者が口を挟む類の話ではありませんね。失礼しました。
読み返すたびに恐怖が薄れる――ようは陳腐化してしまうというのは、詰めの甘さの表れで
あると思います。よく練り込まれた話というのは読めば読むほど味がでるもの、今後の最大の
課題です。
＞久慈さんだと知って「ああ、なるほどなぁ……」と納得してしまいました（笑）
納得すんなっ！
とまぁ冗談はともかく、文章に自分の「色」が出てしまうというのは、果たして良いことな
のか、悪いことなのか。正直、測りかねている部分です。
リベンジ、互いに頑張りましょうね。
＞Aliceさん
8点という高点数、どうもありがとうございます。
中編出展作として公開されてから自分で読み直してみたときに、私もミステリーっぽくなって
いたことにびっくりしました。書いている間も、推敲の際も、それと意識しなかったにも関わら
ず。
香里に関した部分はともかく、祐一の内面に関してはこれ以上長くしてしまうと冗長になって
しまいそうなので、長くはできないかもしれません。
私は「狂気の描写」こそがダークの醍醐味だと思っています。まだまだです、精進しよう。
☆はね〜〜☆ 11/1 0:10
あはは……。でも、私の処女作と２作目と３作目って、実はどれもダークだったりするんですよ、何故か（笑）「嫌い」なのと「面白い」のは違うという事ですね〜（笑）
あ、ちなみに、本っ気で「嫌い」と思った極一部の作品は、採点基準無視して低い点数つけてます。私も所詮、人の子。人間できてないという説もありますが（笑）
んで、一言聞き流せない言葉があったので。果てなくスレ違いなのはわかってますが、ちょっとこれだけは聞きたいんですが……。
＞最萌、敵同士でした？（ｗ
も、もしや久慈さん……（滝汗）ええ、私は思いっきり最萌に参加してた、『あの』はね〜〜ですよ。ええ（汗）すいません……当時のハンドル、教えてください〜。何人か、本気で今でも、
「ああっ！ あの時の戦友のＨＰはどこっ！？」
という感じなので……。
「ひ・み・つ♪」とかは止めてくださいね〜！（切実）
☆焼豆腐☆ 11/1 0:39
感想へのコメントを頂きありがとうございます。
ご要望にお答えして私が感じたことを指摘させていただきます。
ただ、あくまでもこう考えた奴が一人いたという程度に捉えてください。
作品を全否定するつもりなどはありませんので。
まず、いきなり祐一がナイフを握りしめて「殺して、やる」と言っていますが、
早くもこの時点で既に祐一は狂気の側に立ってしまっています。
愛する名雪を襲った犯人を追いつめる正義の立場から落ちてしまっている訳で、
まさか祐一が名雪を襲うなんてことあるはずがないという前提を薄めています。
同時に、なぜ祐一だけが犯人を追いつめられたのか？
警察は何をしているのだろうという疑問が湧いてきます。
次に、名雪との対面。
襲われたことで精神的に不味い状態になったという表現はよくありますが、
この場合、薬を使われた、長期にわたって監禁された、人外に襲われたなど、
特殊な条件が重なっているのがほとんどです。
そういうことには触れられていないのに大げさに騒いでみせるというのは、
明らかに祐一との接触に問題があることを暗示することになります。
さらに、祐一は疲れた体で公園に立ち寄り、名雪がここで襲われたことを思い出します。
何故、祐一はそれを知っているのでしょう？ 自分が真犯人だから？
そして、犯人の血液型を指摘する香里。
祐一自身が言うように、世界に４種類しかない血液型なんかで疑えるのかなあ。
香里が追いつめるというより完全に祐一が疑わしいことが淡々と描写されて、
最後に腕の傷、それが決め手になるという所で話が終わってしまいます。
すなわち、最初から祐一か、祐一なのかと思わせておいて、
やっぱり祐一だあ！！で、終わっちゃっているのです。
一応、最後はあいまいにはなってはいますけれど。
え、そんなに簡単な伏線なの？ なんで祐一が名雪を襲う必要があるの？
と疑問を抱かずにはいられませんでした。
結局、私が穴だなと感じたのは、
1.誰もいない部屋を犯人のものとして疑った訳。
2.警察の事情聴取を受けるでもなく疑われてもいない理由。
3.名雪が対峙した犯人を糾弾もせず中途半端な壊れ方をした原因。
4.捜査関係者でもない香里が犯人の血液型を知った手段。
5.犯人を殺そうと思ったり、分裂症のようになったりするまで祐一が壊れてしまった理由
6.強姦という手段で名雪を襲うほどの明確な動機（ちょっとした皮肉だけで？）
この辺りが塞がらずに残ってしまっているように思います。
つまり語り尽くされていないように感じました。
祐一自身は分裂症のようになっていても、読み手はたぶん正常な精神状態にあるので、
この辺りの説明は非常に重要だと思います。
ダークな作品には覚悟しなければならない事が二つあるのではと思っています。
一つはそういうものを嫌う読者が少なからずいるということ。
もう一つは、下手なシリアスより念密なプロットが必要ということです。
壊れた人格の描写はいいのですが、
じゃあ、なんで壊れてしまったのかという理由がないと、
単にどろどろしたものが書かれただけとしかならないのではないでしょうか。
それではそういう嗜好のない読み手の関心を引くことは難しいと思います。
例えば、一発ギャグがだらだらと書かれているだけのギャグSSは、
一部の方にしかウケないしょう。
キャラが単にいちゃついているだけのラブラブSSも、
多くの方の共感を呼ばないのでは。
それぞれそういう属性がある読み手にはそれで良いかもしれませんし、
また作者自身がこれでよいのだと割り切るのであれば、是だと思うのですが、
一歩抜け出すには、そこにはやはり明確な理由付けが必要なのではと考えます。
同様に、あえてダークという難しい題材を選択したのであれば、
これを乗り越えるだけの説得力が必要ではないかと思うのです。
私自身の読解力不足も多々あるとは思いますが、
残念ながら、それが十分ではなかったと感じてあのような評価をさせて頂いた次第です。
（全作品を読むのに精一杯で、感想が短過ぎとなっているのは申し訳ありません）
蛇足ですが、例えば香里が真犯人であれば、実は警察になど知らせていなかったとか。
最初の祐一のいってしまっている描写で読者に意図的な先入観を与えられて、
祐一に名雪を襲う明確な理由がないことのつじつまも合うので、
構成的には合っていたかもと考えたりもしました。
いっそのこと、実は名雪もグルだったとしたら完璧かもしれません(w
結局この場合でも二人の納得の行く動機が重要になってきてしまうのですが。
色々偉そうに勝手なことを言わせてもらってしまいましたが、
次回作があれば、私もまたぜひ読ませていただきたいと思っております。
それでは。
☆S-スケルトン☆ 11/1 0:43
久慈光樹さん、どうもはじめまして。
いやぁ・・・この作品は点数つけるのにホントに悩みましたよ。そもそもダークは点数つけるのが難しいです。
7点と言うのはちょっと低かったです。改めて読むと9点か10点でよかったと思います。
ホントに凄い作品ですよ。読んでてこう腕を引っ張られると言うよりは、無理矢理引きずり込まれる感じでした。
終わり方が凄く良かったです、あの終わり方が一番いいと思います。
もっと順位上でも良かったような気がしますよ。やはりダーク系は賛否分かれるのかな？
雑文で失礼しました。
☆久慈光樹☆ 11/1 1:6 ＜作者＞
ねむいもぅん。
＞はね〜〜さん
ほほぅ、処女作３作目までダークですか。
誤解を恐れずに言えば、私は「オリキャラ物」が嫌いです。今回こんぺ２位の作品のように
面白いと感じることはあれど、自分で書こうとはまったく思いません。人それぞれなのかもし
れませんね。
＞当時のハンドル
ヒミツ。
＞「ひ・み・つ♪」とかは止めてくださいね〜！
ヒミツ。
＞焼豆腐さん
ご丁寧なご指摘、ありがとうございます。
私は自分のサイトでも自作にあとがきを付けない人間です。私的には「言いたいことは作中で
語る」というスタンスこそ目指すべき境地ですので、こちらで「私がこのSSで何を書きたかった
のか」など語る気はありません。ごめんなさい。
で、ご指摘いただいた件に関して一点だけ言い訳させていただくなら、私は祐一が犯人である
ことを結論にするつもりはありませんでした、とだけ。香里に関する描写を悔やんでいる所以で
あります。
ダークが難しい題材であるというご意見には、全面的に賛成です。Kanon本編とは大きく異なっ
た世界観であるわけですから、説得力と言うものは他のジャンルよりよほど必要になってくると
思っています。そういう意味で、今作は成功しているとは言い難いですね。焼豆腐さんの読解力
という問題ではないと思っています。そも読者に読解力などというものを要求する小説は、私が
目指すべきものではありません。読み物というのはエンターテイメントだと思います。
迂闊ついでにもう少し語るなら、「ダーク」というジャンルは鬼子であって、決して万人の賛
同を得られるタイプのものではないと思っています。
今回それでもこのジャンルを選んだのにはいくつか理由がありますが、最下位でもよいという
くらいの覚悟はありました。こういうのが嫌いな方に拒絶される覚悟もありました。
それを順位付けからの逃げと言われるなら、一言もありませんが……
＞S-スケルトンさん
どうもありがとうございます。前回が前回でしたからね（笑） 例え順位は低くとも、後悔だ
けはすまいと気張りました。それでも結果として幾つかの後悔を抱え込んでしまったわけではあ
るのですが。
終わり方を評価していただけるのは嬉しいです。賛否両論になるだろうことは予想してしてい
ましたが、多くの方に受け入れていただいて嬉しい限りです。
☆荒野草途伸☆ 11/3 12:47
荒野草途伸と申します。
今回、この作品は採点期間中には読みませんでした。「ダーク」とあったので。「あ、こりゃ趣味に合わん！」と直観的に判断して。
しかし、先ほど読んでみまして、ジャンルだけで判断すると損をする、ということがよくわかりました。扱うテーマが「強姦」ですから、間違いなくダークなんでしょうけど。出も、そのテーマ故に、人間の持つエグくて汚い部分をがんと突きつけられた様な。なんだか、いろんな後味が残る作品でした。
いわゆる「直木賞型」作品の多い当こんぺで、この作品は数少ない「芥川賞型」作品といえるでしょう。
ではでは
☆吐迄宴☆ 11/4 18:20
微妙に「はじめまして」ではありませんが、直接会話するのはやはりはじめてですね。
どうも、吐迄宴です。
『異能者』、楽しくROMらせていただいております、すみません。
能力バトルものの走りではないかとも思っている作品、どうせ名雪だと思えばアンチ名雪なカプ厨の私でもさしてそれは気になりませんし、何よりとにかくおもしろいです。楽しみに待っている数少ない連載の一つです。無理をして体壊すとかして欲しくないのですが、それでもできれば完結して欲しいなぁ…って思ってたり。ところでTNTはプラスチック爆薬じゃないと思います(ぉ
それにしても39位、40位、41位の人って私が活劇系SSでの四天王と勝手に畏れ敬っている方々のうちの3名だったりして、なんだか感慨深いものがあります(笑
さて、この作品です。
ダークSSはダークSSで大変な豊作であったようで、私自身どれがダークの中で一番順位が高くなるのかと注目していたのですが、ちとこの順位は残念。
一番最初に読んだSSであり、一番最初に10点つけて、それ以後は不動の10点だったのに…やはりダークは辛いですね。強姦やひたすら逃避であった内容はある意味死よりも生々しく、また死なないだけに、話の円還が閉じないために後味の悪さも抜群…だと思ったんですがねぇ。ただし生々しすぎるせいで拒絶する人はいるだろうな、とも思いましたけどね。
焼豆腐さんが指摘されてることって、私も1、3、4、6については気になりましたが(6については『何故、脅威の排除ではなく、汚すことだったのか』が疑問でした)、まぁおもしろければいいや、みたいないい加減さがありましたかね(汗 香里がそれを聞いたのは偶然（どんなだよ）、祐一は事情聴取されたけどすぐに釈放、本人はそれすらロクに覚えていない…とか。1については後々で解決される筈なので、むしろ先を読みたいと思う動機になりました。
読み返せば欠点も気になったかも知れませんが、短篇時は読み返していたら全部は読めなかったので、ほとんどの作品は一読しかしておらず、それが私にとっての欠点無視と相成りました。
あと、動機については、なんとなく自分の頭の中で合点していた(非論理的で言葉にもできない思考ですが)ので、それで一言書いておくだけで済ましたのですが、他の人もやはり気になってしまったようですねぇ。
私、実はあゆの名前が出た瞬間に、これを書いた人がわかっちゃいました。
この名雪やあゆに対する書き方、スタンスは見たことがあるぞ、と。
それがKanon ifでした。
それとどこかで結びついてしまったため、動機関係については見過ごすことにしました（笑
ぼかすところなんかも私は上手いと思っているんですけどねぇ。
だって、真実が陳腐にものに固定されちゃったらつまんないじゃないですか。…別のSSに説明不足と書いて減点した人間のセリフとも思えませんが(汗
…なんだか雑談しか書いてないような気がします。板汚しで申し訳有りません。
それでは
☆久慈光樹＠会社☆ 11/4 22:12 ＜作者＞
こんばんは、仕事がもう大変なことになってしまっていて家に帰れない
久慈光樹です。現実逃避ほど楽しいものはこの世にそうはありませんね。
＞荒野草途伸さん
お読みいただきましてありがとうございます。
私としてはこのジャンル選択を後悔していないつもりなのですが、唯一
心配だったのが、読んでくれる方、ひいては採点してくださる方が極端に
少なくなってしまうのではないかということでした。人の好みというもの
がある以上、「ダーク」は読んでもらえない可能性が大きく、またSSとい
うものは読んでいただかないことには始まらないですから。
そういう意味で、今回116名もの方に採点していただけた（＝読んでい
ただけた）というのは大変に嬉しいことでした。
前置きが長くなりましたが、たとえ締め切り後であっても、お読みいた
だけるのは本当に嬉しいことです。ありがとうございます。
こんな話を書いておきながらアレなんですけれども、わたしゃ名雪が大
好きでございますよ。何と言いますか、だおーでうにゅーでねこーなだけ
じゃないだろうと、彼女だって一個の人間なわけですから純粋でキレイな
ばかりじゃないだろうと。内にドロドロした物を抱えてこそ、一個の人間
と言えるのではないかしらと。逆に架空の人物像を捏造してしまうあたり、
より重度の二次元コンプレックスと言えなくもないやもしれません。
誰が二次コンかっ！
＞吐迄宴さん
微妙に初めまして。某氏のところの掲示板ではこの話に触れてくださっ
てありがとうございました。
件のシリーズはもう書き始めて３年になろうかという割にはちっとも進
んでおらず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。未完と遅筆は物書きの醍
醐味ですなぁ。
さて近作、まぁ順位に関しては負け惜しみに聞こえそうでアレなんです
けれどもこんなもんなんじゃないかなぁと思っておりました。今回の順位
的な目標は自作の前回順位を超えることでしたから、成功したとも言えな
くもありません。（前回157位、中編は全78作品）
でもやっぱり順位が振るわなかったのは私の力量不足でしょう。
「やっぱりダークは人を選ぶから」なんてことを言い訳にするつもりはあ
りません。それはもう前提条件なわけですから、もし次の機会があるので
あれば、それすらも織り込み済みで高順位を狙えるようになりたいと思い
ます。
動機に関しては私も吐迄宴さんと一緒で、書いている間になんだかこれ
はこれでいいような気になってしまっていたんですよね。で、改めて指摘
されてみると我に返ったというか、やっぱりそうだよなぁ、と。こういう
のがありますから、他の方に読んでいただいて感想をいただけるというの
はありがたいことだと思うのです。知らず作者の独り善がりになってしま
う部分というのはどうしたってありますからね。
それと話は少し逸れますけれども、私は書き手としては流し読みでも一
回読めば解る話を書きたいなと常々思っています。繰り返し繰り返し読ん
で作者の意図を読み取ることによって至上の面白さを覚える作品というの
もいいと思いますし、それを否定するつもりは毛頭ないのですが、やっぱ
り私にとってSSというものはエンターテイメントなんですよね。難しいこ
と考えず、一読しただけで伝わるような話を書きたい。今回は読んでいた
だく以前にジャンルという障害がありますが、それでもと思って読んでみ
るとなんか意外に面白かった、そう言ってもらえるような話にしたかった
のですが、はてさて。
雑談大いに結構、吐迄宴さんが拙作を読んでくださっていたということ
がわかっただけでも非常に益がありましたですよ（笑）
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