ばかんす
白い砂浜、青い海、遠い地平線。
ここは倉田家が所有する南の国の無人島、プライベートアイランド。
倉田家のお嬢、倉田佐祐理さんと、川澄舞、オレこと相沢祐一の３人は夏期休暇を利用してバカンスにやってきた。
受験生なオレだが、佐祐理さんの言葉に半ば強引に連れてこられてしまった。
「１週間だけ勉強の事は忘れましょう」
舞のチョップも効いたのかも知れない。
未練がましく持ち込もうとした参考書の類も全て没収された。
こりゃ羽を伸ばして遊ぶしかない。
到着して荷物を投げ置くと、すぐさま水着に着替え、お互いを冷やかしあう。
「舞も佐祐理さんも胸でけー」
「あははー」
「祐一、下っ腹出てる」
ほっとけ。
「やっぱ海といったらスイカ割りだろ！」
「・・・スイカを、割るの？」
舞はそれならと学校で振り回していた剣をにゅっと取りだした。
「ちょっとマテ。その剣どこから出しやがった」
「・・・？」
「可愛い顔してりゃ、何でも許して貰えると思うなよ」
ずい、ずずいと舞に迫る。
勢いを付けすぎてあわや頭突きしそうなくらい近づいてしまった。
それでも舞は表情すら変えない。
端から見ればキスを迫っているようにも見えなくもないのだが。
というか、舞の豊満な胸がオレの腹の辺りに・・・。
「顔赤い」
「い、いいからそれをしまえ！」
オレはとっさに離れて、そっぽを向いた。
舞が突っ込まなければ、もうちょい楽しめたのに・・・はっ！？
うわっ、何考えているんだ自分！
「綺麗に切れるのに」
そう呟いた舞は少し残念そうだ。
ふくれっ面をしているように見えなくもないので怒っているのか？
「ばか、スイカ割りは豪快に叩き割るもんだ」
「・・・豪快？」
舞はそれならと曲がった釘が無数に突き出るバッドをにゅっと取りだした。
「てめぇ・・・そんなもんいつ用意しやがった」
「・・・？」
「カマトトぶってりゃ、何でもかんでも了承されると思うなよ？」
ずいずいずいずい、ずい、ずずいと舞に迫る。
勢いを付けすぎて舞を白い砂浜に押し倒してしまった。
それでも舞は表情すら変えない。
端から見れば襲いかかっているようにしか見えないのだが。
というか、舞の豊満な胸をオレの腹で押しつぶして・・・いやマジでけー。
「顔赤い」
「い、いいからそれをしまえ！」
オレはとっさに離れて、そっぽを向いた。
舞が突っ込まなければ、真っ昼間からイっちゃうところまでイっちゃったかも知れないのに・・・はっ！？
うわっ、何考えているんだ自分！
「綺麗に飛び散るのに」
そう呟いた舞は少し残念そうだ。
ふくれっ面をしているように見えなくもないので怒っているのか？
そこへ、のんびりとした口調で佐祐理さんがやってくる。
「２人とも楽しそうですね〜」
「佐祐理さん聞いてくださいよ、舞のヤツこんなモノを・・・」
苦情をぶつけようとした佐祐理さんを見て絶句。
あの白の、いや純白のビキニに不釣り合いなバズーカ砲を背負っていたのだ。
太陽を反射した砲身の輝きが、後光のように見えなくもない。
「佐祐理さん？」
「はい？」
「ソレハ、ナンデスカ？」
「スイカ割りですよね？」
「スイカ割りとバズーカの接点が見当たらないんですが？」
「あははー、祐一さん。スイカ割りにバズーカは欠かせませんよー？」
「何に使うんですか？」
いや、マジで。
こうですよー、と軽々とバズーカを肩に担ぐとスイカに向けてぶっ放した。
つんざくような轟音に続いて、白い砂浜に上がる黒煙。
「なななななななな！何してるんですかっ！！」
「あははー、外してしまいましたーーー」
「外したとか、そういう問題なのかっっ！！？」
「佐祐理へた」
舞は佐祐理さんからバズーカを取り上げ、止める間もなくぶっ放した。
「おしい」
「次は祐一さんの番ですよー」
「て、て、て、て・・・テメーらそこに直れ！」
マジ切れですよ、マジ切れ。
ギラつく太陽、抜けるような青い空、白い砂浜に美女２人。
この条件が揃って、なんでバズーカなんだよ！
普通、ビーチバレーとか、海水浴とかそっちになるだろがっ！
とにかく、オレの純粋無垢な夢をぶち壊してくれた事には違いない。
説教してやる！
「はえー」
「祐一が怒った」
「ったりめーだ！」
心底ドタマに来たぜ！
怒り狂うオレに引いていた佐祐理さんだが、すぐさま立て直し、済まなさそうな目を向けてくる。
「分かりました祐一さん」
「やっと分かってくれたか・・・」
「はい。佐祐理とした事が、祐一さんに不快な思いをさせてしまったようで・・・申し訳ありません」
「い、いやいいんだ、分かってさえくれれば。オレもちょっと言い過ぎた」
いきなりの下手な物腰にちょっと照れる。
なんといっても佐祐理さんは、ちょっと頭は足りないが、年上のお姉さまで、お嬢さまで、Look'sは極上ときている。
そんな人が、すまなさそぉぉぉぅに、オレの表情を伺いながらの『上目遣い攻撃』！！
ぐはっ！！
許す、許す！許させて頂きまス！！
「まずは、この位置に構えてください」
「お、おう」
「それで、こことここにスイカが合うように調整してください」
「おうよ」
「後は引き金を引くだけです」
「うっしゃ」
ずっっっがーーーーん！
みたび上がる黒煙。
「はえー、凄いです。祐一さん１発で仕留めましたーー」
「コマンドー？」
黄色い声援を受けると悪い気はしない。
つーか、すげー楽しいジャン、バズーカ。
「よっしゃ！スイカと弾をじゃんじゃん持ってこい！！」
「あははー、まだまだありますよーー」
「次私の番」
「外したら変わってやる、っっっしゃ！命中！」
「ずるい・・・」
その頃、倉田家プライベートアイランドに接近中のクルーザあり。
デッキで優雅にワインを飲む青年はニンマり微笑んでいた。
「ふふふ・・・パパに買ってもらった超豪華クルーザを見れば倉田さんもボクの力を見直すに違いない」
親の威を借る子豚がここに一頭、ぶー。
迷惑という目に見えない有毒ガスをまき散らしながら、ススメススメ倉田アイランド。
「倉田さんはボクのモノだ！相沢のモノではない！！」
「お、なんか船が来たぞ」
「今度はアレ」
「おっし任せとけ」
ずどーーーん
「何事だ！？」
激しく揺れる船体、けたたましいサイレンに続いて煙が視界を遮る。
くそう、格好悪くコケてしまったじゃないか！
操舵士はクビ！
「砲撃を受けました！」
「な、なに！？ベぃ軍が都合良く誤射でもしてきたか！？」
「違います。倉田家プライベートビーチからの砲撃です」
「な・・・、う、嘘だ！倉田さんがそんな事するハズがないじゃないか！」
「２発目来ます！！総員衝撃に備えよ！」
ずがーーーん
「結構しぶといな」
「次わたし」
「操舵不能！」
「第一層から四層まで浸水！下層ブロック放棄します！」
「エンジン出力１５％に低下！」
「後部倉庫で大規模な火災発生！燃料に引火する危険性があります！」
つぎつぎ上がる被害報告。
いったい何故・・・倉田さんの為に超豪華クルーザを用意してもらったのに。
これは試練なんだろうか？
そうだ、そうに違いない！
コレを乗り越えれば、必ずや倉田さんはボクに微笑んでくれる！
つーか、微笑め！！
「若様、残念ながらこの船の運命は尽きました、下船命令を出します」
「何を言う！！目的地はすぐそこだ！このまま突き進むぞ！」
「この状況がおわかりになりませんか」
「うるさい！何としてでも接岸する！いや、させてみせる！！」
「３発目来ます！！」
「ヒュー！やったぜ舞！撃沈だ」
舞がぶっ放したバズーカは、船の後部に突き刺さり爆発炎上。
船はついに前進を止め、徐々にではあるが沈みつつある。
「私は魔物を討つ者だから」
バズーカ片手に、髪をかき上げながら遠くを見つめる舞はすげぇイカス。
通りがかりの船を”魔物”扱いするところなんかが最高にイイ！
舞、お前はサイコーだよ！
伊達に胸、でかくねー。
そこへ、お昼ご飯を作りに行くとかで、一足先に帰っていた佐祐理さんがパタパタとやってきた。
こころなしか・・・というかめっちゃ怒っていますか？
「舞！祐一さん！何をしているんですか！！」
オレは思わず首をすくめる。
やっぱ、通りがかりの船にバズーカはまずかったか。
「いや、何って・・・スイカ割りに飽きて手持ちぶたさなところに不審船がやってきて、オレは激しく制止したんだが、舞が、そう、舞のヤツが勝手に・・・」
「舞なの！？」
「ゆ、祐一も同罪」
「祐一さんっ！！」
「いやいや、舞が・・・」
「祐一逃げないで」
事もあろうにバズーカをこちらに向ける舞。
目がマジだ。
「わ、悪かった舞。一緒に謝ろう」
「うん」
２人は揃って佐祐理さんに頭を下げた。
「佐祐理さん、ごめん」
「佐祐理、ごめんなさい」
佐祐理さんは、ふぅと可愛いらしい溜息をつくと、２人の頭を上げさせた。
そして、ニッコリ笑って、何処からともなく取りだした真新しいバズーカをオレに手渡す。
「すぐに沈めちゃってください」
「はい？」
「あんな所に沈みかけの船があったらせっかくの景観が台無しですよーー？」
えっ・・・あぁ、ああ！景観！！なるほどね！そーゆー事ねっ！！
「舞！どっちが先に沈めるか勝負だ！」
「祐一には負けない」
「あははー、終わったらお昼にしましょうーーー」
軽やかに去っていく佐祐理さんの背後で爆音が響き渡る。
「おい！フライングだぞ！」
「祐一がトロイだけ」
「ふー、食った食った」
「満腹」
「おそまつさまでしたー」
手際よく片づけをはじめる舞と、洗い物をする佐祐理さん。
３人の共同生活が始まって以来、何度も見ている光景だ。
「午後はどうしましょうか？」
硝煙の臭いをほのかに漂わせながら、食後のアイスコーヒーをすする。
「疲れた」
「確かに。２人で３桁の弾薬を消費したからな」
無駄にデカイ船を沈める作業は以外に大変だった。
「２人共頑張りましたからねー。お昼寝タイムにしましょう」
オレと舞は１も２もなく賛成した。
く・・・ボクはどうしたんだ・・・。
一時的に砲撃が止んだ隙に船員は逃げ出してしまい、一人残ったボクが船を動かそうと奮起していたら、トンデモナイ砲弾の暴風雨に見舞われ気を失ったのだ。
とりあえず体は無事だ。
あちこち焼けただれていたが、なんとか動く。
しかし、どうした事だろう？
声が出ない、困った。
いや、それは些細な事だった。
近くにあった水たまりに自分の姿を映して愕然。
ボクのカッコイイ髪の毛がすっかり焼け落ちていたのだ。
つまりハゲ。
崩れ落ちるボク。
とりあえず涙が出る事は確認できた。
午睡の後、舞が『一人で夕食を作る』と言い出したので大人しく佐祐理さんと散歩に出かける事に。
どうも昼間、オレと舞だけが遊んで佐祐理さんに食事の準備を全て押しつけてしまったのを気にしているようだった。
佐祐理さんも分かっているのか『舞の料理も楽しみですー』と言って後を任せた。
なんか、先輩２人にいろいろ家事を押しつけてしまって申し訳なく居たたまれない。
それを言葉にすると、佐祐理さんは「そんなことないですよー」といつもの調子で微笑んだ。
「去年は舞と２人でしたから何かと大変でしたけど、男手があるといろいろ助かりますしー」
昼間軽々とバズーカ振り回していた人に、今更男手が必要あるンか？あるンかマジで？という突っ込みが思い当たったが、うなずくに留めた。
だって、口に出したらイケナイ気がしたんですよ、殺気というヤツですか？
「・・・夕日が綺麗です」
「ああ」
沈み行く揺れる太陽に静かな波の音。
言葉のいらない、タダそこにいるだけで満たされる生きた絵画。
今見ているのがまさにそれだと感じられる幸せ。
これだ。
コレが欲しかったよ。
昼間のバズーカは無かった事にしたい。
楽しかったけどね、バズーカ。
「あ」
びゅうと風が吹いて、白い帽子が空を舞う。
手を伸ばしてみたが少し遅かったようだ。
夕焼けの浜辺をふらふらと飛んでいく。
「はえー」
間抜け・・・もとい唖然と呟く佐祐理さんに向かってニヒルに微笑む。
「オレが取ってくるよ」
「あ、祐一さん、そちらは気を付けてください」
ははは、なーに言っているんだか、過保護にも程があるよ佐祐理さん。
飛んだ帽子を拾うくらいワケないって。
駆けだしたオレは、つかみ損ねた帽子を追いかける。
そして、数メートル先で帽子は地面に落ちた。
どがーーーーーっん
目の前の砂浜が盛り上がる。
２メートルくらい。
「ななな、何事？！」
「そちらには、地雷原があるので気を付けてください」
「んなもん作るな！」
昼間のバズーカといい、金持ちのやる事にはついていけません！
「作ったわけではなくて、出来てしまったんですよーーー」
「南の国では地雷が生えてくるんですか！？雑草みたいに！」
皮肉を言ったつもりだったが、案の定堪えてないらしく、人差し指をほっぺに当てながら「う〜ん」と悩み出す。
つーか、その仕草めっちゃ可愛いんですが。
「昔、ここはフリスビーごっこの遊び場でした」
「地雷がフリスビーがわりですか・・・」
「はい。とっても楽しいですよーーー、ドカーンって」
「じゃ、明日はフリスビーか？」
新たな快感を求めて。
しかし、それを聞いた佐祐理さんは「あはは・・・」と少し寂しそうな笑顔を返した。
聞いちゃ行けない事だったのか？
「ごめん」
「あ、いえ。佐祐理自身の問題ですから」
「んーそろそろ帰ろうか？舞のヤツ何作ってるのかな？まぁ、どうせ料理そっちのけで、どうぶつの型で遊んでるに違いないけどな」
ははは、と笑ってみせる。
「あはは、祐一さんに気を遣わせてしまいましたー」
「ぶっ、別にそんなつもりはないぞ」
バレバレだし。
「弟の事は、前に話しましたよね？」
「ああ、聞いたよ」
佐祐理さんの生涯で唯一敬語を使わなかった相手が、実の弟って話だ。
忙しい両親に代わって、自分を殺し、厳しく弟を躾た。
そして、姉弟らしい事を１つもやれずに弟さんは亡くなってしまった。
「今でも夢に見るんです」
佐祐理さんは両腕で自分を抱える。
心なしか唇が青い、体は少し震えているようだった。
無言で佐祐理さんのほっそりとした肩に手を回し地雷原から遠ざかるように歩き出す。
「あの時・・・」
「ん？」
「あの時、佐祐理は・・・」
「無理に言う必要はないよ」
「あの時、佐祐理は、手持ちのフリスビーが無くなってしまって・・・」
「うん？」
なんだなんだ？
「『はやくフリスビー持ってきなさい！え？コワイ？お姉さんのお仕置きとどっちが怖いんですかあああ！？』って言わなければ・・・」
そんな事言ったんスか、佐祐理さん。
「そして、私に逆らえない弟は、フリスビーを求めて地雷原に飛び込んで・・・」
マテ。
「そして運悪く地雷を踏んでしまい、急いで日本に運んだのですが手の施しようがなく、程なく亡くなりました」
「えーっと」
つまり、地雷を投げて遊んでいたら、手持ちの地雷が無くなって、投げた地雷を弟に取りに行かせたら、地雷を踏んで死んでしまったと。
・・・。
お・ま・え・が、コロシタんか！
「佐祐理が強い子に育てていれば・・・！」
いや、どんなに頑張っても地雷は無理だと思うぞ？
泣きじゃくる佐祐理さんを抱くオレの手が震えてる。
五体満足で帰れるんだろうか？
オレが泣きたい。
２人してガクガク震えながら散歩から戻ると、舞の隣に見慣れないヤツが追加されていた。
「誰だそいつ？」
「原住民さん」
舞が原住民さんと呼んだ人間は、浅黒い・・・というかすす汚れていると言った方がいいか。
所々覗く白い肌が証明している。
頭はハゲでひょろっとした頼りない体つき。
とても、南の島で育った人間とは思えない。
「名前は？」
「原住民さん」
「いや、そうじゃなくて・・・」
「とりあえず夕食でもご一緒にいかがですか？」
「そうそう、ご飯でもって、え？！マジですか？」
「ご飯は人数が多い程楽しいですよー」
「そりゃ、そうだけど、あからさまに怪しいぞこいつ」
原住民さんは上から下まで、『不審人物』を漂わせている。
しかも、敵視するような目線をオレと舞に向けているし。
どう考えても、ここに泊めるわけにはいかない。
食後早速切り出した。
「家の人も心配しているんじゃないか？」
「そうですねー、外部の方をこの島にお泊めするわけにはいきませんしー」
「おうちは何処？」
何を言っても要領を得ず、海の彼方を指さすばかり。
まぁ、言葉が通じているかも怪しいんだが。
「もう夜も遅いですし、ご家族も心配でしょうし」
「佐祐理さん、ボートとか船はないんですか？」
「ええ、無いんです」
「なら飛行機は？」
「飛行機はありませんが、Ｈ２ロケットなら１基あります」
種子島も近いしな。
「じゃ、それで帰って頂こう」
「あははー、ロケット花火みたいですねー」
爆発させる気かよ。
原住民さんは事の成り行きに体全体で否定したが、舞が例の剣で黙らせた。
佐祐理さんは「倉田家の科学力は世界一ぃぃぃぃ♪」などと鼻歌交じりに発射準備を数十分で整え、３人仲良くボタンを押す。
ロケット花火は轟音と共に原住民さんを乗せ、夜空に舞った。
「た〜まやぁ〜〜」
間延びした佐祐理さんのかけ声と、ポカンとロケットに見入る舞。
やがて、夜空を焦がしたロケットの光も、数多の星々と変わらない程小さくなり、そして消えた。
「さ、そろそろ寝ようぜ」
「ふぁあ、夜更かししてしまいましたー」
「ねる」
で、結局１週間火薬の臭いが途絶える事はなかった。
いいストレス解消になったので、受験勉強も気持ちよくがんばる事が出来そうだ。
そういや、新学期になると久瀬が入院している事が明らかになったが、ウザイのが消えて清々している。
＜おわり＞
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