愛を求める椅子の儀式


「うんしょ、うんしょ…届かないよー」
「ん？名雪、どうしたんだ？」
「あ、祐一、棚の上にある鍋が届かないの。」
「あ？椅子でも使えよ」
「あ、そっかー祐一頭良いね」
「阿呆か」
「祐一、ひどいよー」

椅子、椅子…祐一取って来てくれれば良いのにー

ふと、何故か突然、遠い過去の…
わたしが赤ちゃんだった時の記憶が蘇る。

お父さんの記憶――顔すら覚えてないけど
それでも確かに心の奥底にある記憶。

そっか、その時確かにお母さんはわたしと同じ状況に立っていた、だから思い出したんだ。

そして記憶の中のお母さんはお父さんに頼むんだ…

『あなた…』

わたしも同じように祐一に頼むことにする。

「祐一…」

ちょっと戸惑っているお父さん。

「？」な顔をしている祐一。

『お願いがあるんですけど…』

「お願いがあるの…」

曖昧に頷くお父さん。

まだ不思議そうな顔の祐一。



『「椅子になって」』



ポカ！

わたしは叩かれたよ、お母さん。

投票結果

はむ (採点:1)
笑いましたｗ


2% (採点:1)
……椅子になりますっ。


屈折する星屑
一発ネタとしては、ちょっと弱いかな。


Revin
うはは（ｗ
オチちょっと弱いかもです。


Manuke
女王様でつか？


山の上 (採点:1)
うまいなー。
別に特別何かがいいわけでもないのに、納得してしまいました。
きっと名雪のかわいさがラストにあらわれているのですね。
いい仕事です。


りょーと
　だ、旦那……。
　なんとうら……げふげふん。ナンデモナイデス。


木村圭
いくら祐一でも椅子にはなってくれませんでしたが。
秋子の旦那は途方も無く甘い人だったようで。
祐一も結婚したら椅子になるかもしれませんね…。


Foolis (採点:1)
かわいらしいというかなんと言うか、そんな作品でした。
なんかいいです、こういうの。評価Ａ


言之米
名雪は天然で在れば在るほどよい。
名雪＝天然×寝ぼすけ＋一途≠萌
なのだ！（式が成り立ってません）


電光刑事バン
　父親の顔も覚えていない名雪がこういうのは不自然に思います。
　また、いきなり『椅子になれ』では叩かれて当然です。


荒野草途伸
水瀬夫は椅子になったんですな。まあ正常な男なら秋子さんに頼まれればいやとは言えまいが
７くさとし。


ふぁんほーいどんく (採点:1)
ゆーいちがわるい（なぜに？）
いや、オチが面白かった。


しでんかい (採点:1)
雰囲気がとても良いですね。情景が浮かびます。


そんおう (採点:1)
過去と現在の対比がより笑いを誘う。
面白いお話でした。


名無し＠デフォ (採点:1)
少々読みづらいですが、ストーリーは好きです。


α・アルフライラ (採点:1)
わたしは。
わたしは。
わたし「は」。

つまり旦那は秋子さんの椅子になったってことでしょうか。


名無し＠デフォ (採点:2)
流れが良い。
ほのぼのな家庭がよくでてた。


歩人 (採点:1)
そりゃ叩かれるだろ（汗。座布団一枚。


投票者四回目 (採点:1)
実は秋子さんの方が面白いですね。


ふうがみこと (採点:1)
好き。ラストの名雪の言葉が可愛くて笑いましたｗ


みちやづき (採点:1)
イイッス！　ウイッス！　イスッス！


Ｇａｒａ (採点:1)
　どーゆー夫婦ですか！（笑
　そしてどーゆー赤ん坊ですかっ！（笑


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