Widow's Kiss
「あれ？まだ起きてたんですか、秋子さん」
いつもは無人のリビングに、まだ秋子さんがいた。
「リキュールをもらったので飲んでみようと思いまして。勉強は終わりですか？」
少し酔っているのか、頬が赤い秋子さんはとても艶やかで、
「はい。何か飲んで寝ようと思ったんで」
なんだか恥ずかしくなって、頬をかいてしまう。
「では、一杯いかがですか？すぐ作りますから」
「カクテルですか？じゃあ、お願いします」
にこっと笑って、秋子さんはカウンターの中へ入っていった。
「でも、秋子さんってバーテンダーも出来たんですね」
本物を見たことはないが、端から見ても秋子さんの手つきは慣れたものだ。
「かっこよかったからやってみようと思ったんですよ。若い頃に」
微笑む秋子さんはいつもよりも若く見えた。
シャカシャカシャカ。
赤いカクテルがグラスに注がれる。
「お待たせしました祐一さん。どうぞ」
初めて見るカクテルは不思議な感じだ。
「これはなんていうカクテルなんですか？」
ふふふっと秋子さんが笑った気がした。
気がつけば俺の顔のすぐ隣に秋子さんの顔がある。
―ちゅっ―
頬にやわらかい感触。
「えっ？な、な……」
そして、今日一番の笑顔で秋子さんは言った。
「Widow's Kissっていうんですよ」
投票結果
- はむ
- ……すみません。元ネタが理解できませんでした。元ネタというかカクテルの意味。スクリュードライバーならレディーキラーとかそういう逸話を知っているのですが、Window's Kissはよく分かりませんでした。あと、カクテル話はよく見かけますが、これもまたオーソドックスな内容でした。
- Manuke
- 秋子さんに見えない……。
- 山の上
- 秋子さんの心理がわかりませんが？
- Foolis
- 悪戯っぽい秋子さんがいい感じでした♪
評価Ｂ＋
- 電光刑事バン (採点:2)
- タイトル通りだから特に問題は無しですが、短い文章内で取り扱う内容では無いような。
比較的上手くまとまっているとは思います。
- Revin
- 背徳感満載だ。
ニヤリ。
- 荒野草途伸
- Widowってなんですか？ ごめんなさい無知で
１くさとし。
- 木村圭
- そして禁断の関係へと…進むのか？
秋子さん、瞬間移動ですか？何を感じればいいのか良く分かりませんでした。すみません。
- ふうがみこと
- ＞Widow's Kiss
ウイルスを伝染されそうな名前だな、とｗ
人妻に誘惑されるというのは男の夢ですが、未成年を誘惑する秋子さんは嫌だ！！（未成年とは限らないが）
それとどうせなら口に。
- 歩人
- あらあらといった感じ。
- 屈折する星屑
- 普通に考えれば祐一は高校生であるわけで。
秋子さんがお酒勧めるかなあと。この秋子さんには萌えられないです。
超短編掲示板へ
戻る