温もりを感じて
今日も今日とてあゆとデート。
駅前に続く商店街を歩いて、久しぶりに見かけたたい焼き屋で五つたい焼きを買ってゆっくり、ゆっくりと歩く。
冬の町に訪れる遅い春を感じながら。
今日も祐一君とデート。待ち合わせはいつもの駅前のベンチ。だんだん上手になってきた料理を食べて貰いたくてお弁当も作った。
祐一君が歩み寄ってくる瞬間が好きだから待ち合わせよりもちょっとだけ早く行こう。
暖かくなってきた日差しを感じながら少しだけ速く歩く。
待ち合わせ場所、あゆが座って待っている。
待ち合わせ場所、祐一君が歩み寄ってくる。
最初の言葉はいつも―――
「よう、不審人物」
「うぐぅ、遅いよ。遅すぎるよっ！」
二人にだけ分かるあいさつ。
二人とも楽しくて、このやりとりを続けてる。
好きな人を待つ時間は何よりも楽しい。
二人並んで歩き出す。どちらからともなく手をつないで。
少し小さいあゆの手から伝わる温もりが心地いい。
ボクより大きい祐一君の手はとっても温かい。
お互いの温もりを感じながら歩く、そんな温かいある日の出来事。
投票結果
- はむ
- ある日の出来事。他愛ないやりとり。ありふれた何気ない日常。だから０点。
- Manuke
- う〜ん、今ひとつな感じ……。
- 山の上
- 今回本当にこんな話多すぎで評価しにくいです。
- Foolis
- ほんわかとした雰囲気が非常にいい感じでした。
よかったです。
評価Ｂ＋
- 電光刑事バン
- 祐一×あゆのほのらぶと言えますが、短すぎて内容が薄い。
- Revin
- 普通、と思いました。
- 木村圭
- ある暖かい日にたい焼きはあまり売ってないような気がしますが、暖かい気温よりも温かい二人は見ていて微笑ましいです。
最後の行の誤字、少し気になりました。
- 荒野草途伸
- ５くさとし。
- ふうがみこと
- ちょっと、なんだか、ほんわかぽかぽか。
- クリボー
- あれ、終わっちゃいましたよ？
- 歩人
- 幸せ感あふれる一品。
- Q-bird (採点:1)
- １Kbという制限の中で、祐一とあゆの２人の立場で書かれているというのはすごいと思いました。
そんな離れ技をやっておきながら、話の内容もまとまっていて、ほのぼのとした雰囲気がこちらまで
しっかりと伝わってきました。
不審人物がお決まりの挨拶というのも祐一らしくていいですね。
それにしても、２人ともが「今日もデート」と言っているあたり、相当のバカップルですね。この２人。
- 屈折する星屑
- 視点がぶれると感情移入が出来ず、ただ字を読むだけになってしまう気がします。
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