今宵光り輝く満月の夜
今宵光り輝く満月の夜。
寒い冬の夜。
部屋の片隅で物思いにふける少女。
その部屋は暗闇に満ちていて。
月光のみが少女を照らす。
その光景はあまりにも美しくて。
見る者全てを魅了してしまう。
少女はふぅ……と深い溜息をついた。
その儚げな表情はさらに見る者の心を惹きつけて止まない。
今、少女は何を想っているのか。
そして少女の瞳にうつっているものは一体。
少女の瞳が虚ろになる。
そして。
「どうしたらお姉ちゃんアイス食べてくれるのかな……」
「こんなに美味しいのに……バニラ」
“見る者”は既に少女など見ていないことであろう。
少女の瞳には月。
心の瞳にはお姉ちゃん。
むしろバニラアイス。
想うのはお姉ちゃんのこと。
むしろバニラアイス。
右手には木製のスプーン。
左手にはバニラアイス。
今宵光り輝く満月の夜。
寒い寒い、冬の夜。
投票結果
- Manuke
- えぅぅ……。
- Revin
- 「むしろ」に笑った。
- ふうがみこと
- 中盤で終わらずに引っ張ってくれたのがとっても好きですw
でももう一つ何か欲しかったです。なんか惜しい、お〜し〜い〜
- 山の上
- えっと?ジャンルや目的がわかりません。
読解力がない私が悪いのでしょうか・・・
- 柴楽 (採点:1)
- なんなのか、この妙な雰囲気のSSは。
パンチが弱いのが残念と言えば残念なんですが。
バランス的に危ういといえば危ういんですけどね。
んー、しかし奇妙な味わいですわ……。
ボキャ天的採点で言うと、バカ渋5・7みたいな感じでしたよ!
- はむ
- わざわざ寒いところでアイスを食べる栞。一人寒中の中逝く。
- 屈折する星屑
- むうん? これまた微妙だ。
- Foolis
- 栞の思うことがかわいらしくていい感じです。
評価B
- 電光刑事バン
- シリアスかと思いきや、ただのギャグでした。ある程度オチが読めてしまったのが減点対象です。
- 荒野草途伸
- アイスだったら暖かい部屋でなら食べそうな気もするが。むしろ絵のモデルの方が。でも谷としては浅いか・・・。
7くさとし。
- 言之米
- 栞・・・__| ̄|○
- 歩人
- 寒い夜にバニラアイス。常に熱っぽい栞だからこその芸当。健康になったら栞も食べる気無くすかも。
- 名無し@デフォ (採点:1)
- アイスで悩み過ぎです。
それだけしか加点できにゃい
超短編掲示板へ
戻る