夕暮れが時に
──目が覚めると秋子さんが俺の右腕に抱きついて眠っていた。
何故？
確か俺は居間で暖房をつけるとその暖かさに気が緩んで……
ガチャ
ドアを開ける音がした。
そこには愛しの恋人こと名雪が立っていた。
…
名雪は俺達を見比べると小刻みに震えだした。
「ゆ・う・い・ち？」
怖い。
何て言うか『フリーザ、てめぇだけは許さねぇぞ！』って感じだ。
俺は急いで抗議をしようと起き上がろうとしたその刹那。
「ん、あなた……」
秋子さんが寝言を呟いた。
「あのさ名雪……」
「……うん」
「でもお母さんに貸すのは半分だけだよ」
そう言って俺の左腕に抱きついた。
真ん中に俺。左右に名雪と秋子さん。
川の字が出来た。
俺は何か暖かいものに包まれるような感覚を覚え、また深い眠りについた。
その後、目を覚ました秋子さんが顔を真っ赤にして俺に謝った。
俺の寝顔を見て思い出に耽っていたら、眠りこけてしまったそうだ。
そして『寝顔、可愛かったですよ』と思わず本音を洩らし、名雪の髪が金色になったのはまた別の話。
何にしても、俺はこの大切な家族の時がいつまでも続くようにと願うのだった。
投票結果
- ふうがみこと
- ＤＢネタはいれる必要がなかったのでは？ むしろ邪魔。
『何か暖かいものに包まれるような感覚』をもっと淫靡な隠喩にして、下の毛を金色に逆立たせてくれたら好感度アップでした。
- Foolis
- なかなかいい感じに仕上げられていていいです。評価Ｂ
- ホモリングビッグスキンヘッドクモリングメガネ＆短パン
- ＞フリーザ、てめぇだけは許さねぇぞ！
随分と懐かしいネタですね。
僕の知り合いには、何か物を取る時に「ピッコロ」と叫ぶ人がいます。
曰く、「ピッコロのように手が伸びればいいなぁ」との事。
分からないでもありませんが、ちょっと……。
- Manuke
- ちょっと物足りない……。
- はむ
- ……名雪は怒ったら赤に色が変わるんですよ。ツキノヨルユウイチノチニクルフナユキ。ダオオオオオオ！！
- 屈折する星屑
- 悪くはないですが、ドラ○ンボールネタを最後まで使わんでもｗ
- 電光刑事バン
- タイトルと内容に関連性が感じられません。水瀬家のほのぼのとした日常と言う点では面白いのですが、髪が金髪になるのは名雪ではなくて秋子さんのほうです。
- しゅう
- 最後、名雪の髪が金色になったところで不覚にも吹き出してしまいました。
前振りから上手く流れててよかったです。
- ミダ (採点:1)
- あたたかさですねー。
- 言之米
- ブラボー！秋子さんブラボー！
- Revin
- 破廉恥秋子さん。
彼女の隙が見えましたね（ｗ
- 木村圭
- 名雪の怒りはどこに向けられたんでしょうか。祐一は何も悪くありませんし。
顔を真っ赤にした秋子さん、可愛かったんでしょうね。
いつまでもお幸せに。
- 荒野草途伸
- ３くさとし。
- 歩人
- フリーザで笑った。
- 広咲瞑 (採点:1)
- 優しい感じですね。好きです。
- 山の上
- ドラゴンボールネタはやめるべきでしたね。
雰囲気いいだけにもったいないです。
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