投票結果

夏葵 (採点:10)

大傑作。
何でこんなの書けるのか。SSって凄いねを実感。

えいえんの世界観解釈にはこんぺでも色々とあったんですが、この世界が一番好き。
優しさに包まれていて、それでも厳しくて。えいえんには悪意は必要ないですよね。悪意は現実にしかないのだから。現実だけで充分だから。

諸手をあげて賞賛です。

naoki (採点:10)

素直に感動しました……んー、それ以外に何もいえないなぁ、ごめんなさい。

文章：２
人物：２
会話：２
構成：２

あおき哲夫 (採点:10)

いいね。
この世界観こそ、ふたりの作り出した世界だ。
そこには切ないほどの優しさがあるだけで悪意など必要ない。
おおいに共感する。作者も優しい人柄であるのだろう。

強いて云えば、ONEのシナリオとの融合問題だろうが、そんなもの些細なことだ。アフターだとでも思えばいい。
永遠との決別、浩平の独り立ち。その一パターンなのだから。

Alice (採点:9)

釈然としないが納得してしまったので満点です。
なんか泣けそうになってしまったので。
悔しいなぁ〜。
ずるいなぁ〜。
私にはそこまで美化することはできない、と思った。
多分、現実っていうのはとってもとっても辛いものだから。
だから永遠なんてものが欲しくなるわけで……それでもこの浩平は寂しがりやで人より弱いくせに、自分の場所に立ち続けることを選んだわけで……。
それが羨ましくなってしまったわけで…。
感想になってない。言葉にするのが下手でごめんなさい。

Foolis (採点:8)

非常に文章のテンポがいい感じですね。どんどん引き込まれました。
最後の瑞佳の台詞もいい感じでした。
面白かったです。

V (採点:8)

淡々とした雰囲気と、みずかと浩平の会話が、とてもいい味を出していたように思います。
文章の描写もきれいで、いい作品だなあと思います。
ありがとうございました。

名無し＠デフォ (採点:9)

いやはやもう何も言うことないです。話のつなげ方、おわり方といい度素人の私がいうことは何もありません。

かや (採点:6)

未来の浩平に、その言葉で、お話の全容がわかったような気がするのは気のせいかもですが（汗
こういうお話もあるんだなあ、と発想の転換というべきか、そんなことに感心したりさせていただきました。

雪蛙 (採点:8)

みずかと浩平のやりとりが微笑ましたかったです。
みずかの一つのイメージ形だと思わされるキャラで親しみが持てました。
結局浩平はみずかからの宿題にどんな答を出したのでしょう？という疑問が残りましたが。

竹 (採点:3)

　ロリコンすか。浩平。
　なんつうんだろうか……唐突さが全てというか、一体どうしてこう展開していくのかなあと……どういう状況から物語が始まったのか。
　屋上にみずかが居て、浩平と楽しそうに会話。えいえんを示唆させる内容だったり、くだらない言い合いであったり。これは何なのだろう。
　置いていかないでー。

ＣＡＢＩＮＭＡＩＬＤ (採点:6)

淡々と流れる感じが結構好きです。
が、今ひとつ訴えかけられる物がなかったです。

久慈光樹 (採点:6)

　オチてねぇ……
　非常に悔しかったです、なんといいますか、読んでいる最中はもう10点確定だったんですよ、非常に話に惹き込まれ、翻弄されました。
　ただオチが……
　「読者に想像を委ねる」というのは諸刃の剣ですがそれだけに魅力的だと思います、ですが私がこの作品から受けた印象はそれではなく、「結末の描写を放棄している」というものでした。どうして最後まで書ききって下さらなかったのか。話をどう収束させるのか、どのような結末が用意されているのか、わくわくしながら読んでいた私がまるでバカみたいです。
　うう、悔しい。

宗助 (採点:5)

　端的にいえば不思議少女が浩平を薫陶して去っていくお話。ひねりも何もなくごくありふれた話でした。もっとネタ出しをしっかりしましょう。

“ Ｉ ” (採点:7)

う〜ん、私は口下手の人間のようでこの作品の感想がうまく纏まらないのですが…嫌いではないですね。

Liar (採点:1)

　全体的に、表現と設定に奇妙な感じを受けます。
　浩平の瑞佳に対する呼称が長森ではなく「瑞佳」と言うことは、瑞佳シナリオ後という事になるんでしょうか？
　だとしたら、なぜみずか（ですよね？）の名前を知らないのか、なぜ浩平が未だに永遠の世界を望んでいる様な態度を取るのかという二つの問題が発生します。
　浩平が永遠の世界に行ってみずかと会うのではなく、みずかを現実の世界に連れてきて浩平と会わせるという事自体がそもそもの間違いだったような気がします。
　みずかが「曇り空が好き」と言っていたのは、やけに納得してしまいました。

由大 (採点:5)

浩平が「えいえん」に旅立つことなく終わる、という話で良いのでしょうか？
話としてはどうだろうか。あっさりというか淡々としてしまっているというか。それが持ち味な気もしますが。
あまり響くものがなかったので、この点数。抽象的ですいません。

佐藤一 (採点:3)

話し相手は、永遠のみずかなんでしょうけど、違うと思います。
最初、先輩かと思いました。
問答の内容云々じゃなくて、そこばっかり気になりました。

2% (採点:9)

うーん、やられた。何が「やられた」だかよく分からないけれど、とにかくやられた。

Revin (採点:10)

短めの傑作。ONEのSSの真髄ともいえるべき作品の一つだと思います。
文章も安定していて、安心して読めました。
状況・風景描写が素晴らしかったですね。
みずかカッコエエ……。

仮面の男 (採点:7)

みずかと浩平のやり取りが面白かったです。生意気な
ちびっこをここまで可愛く描けるというのは、素敵で
す。あと、タイトルの付け方がとても上手い作品だな
と思いました。

すずめつめ (採点:8)

暗示系の作品。こういうの、好き。
>「約束、守らなくってもいいよ。わたしのこと忘れていいよ。浩平君の今いる場所がすっごく痛くても、
>すっごく辛くても、不幸でも、絶望でも。浩平君だったら平気だよ。だいじょーぶだよ」
人生、痛くて、辛くて、不幸で、絶望なのね（しみじみ）。小悪魔ちっくですね。

一般市民Ｄ (採点:8)

いい作品だけどなんかたりないですね。

まーきー (採点:7)

　淡い余韻が良いですねぇ。ショートショートとしてとてもよく出来たお話だと思います。タイトル付けも、何気ないようでいて上手い。こういう、タイトルの示唆する「色彩」が全編を彩るお話はかなり好みです。また、ところどころに、おぉ、と思わせるフレーズがあったりして、楽しめました。
　惜しいのは、舞台がひたすら屋上での会話に限定されていたことでしょうか。もちろんそこには、限定された空間だからこそ生まれる味わい深い雰囲気があるのですが、単調さは拭いきれないかな、と。
　とはいえこの雰囲気は淡々とした展開の上に成立しているわけでもありますから、難しいところなんでしょうけどね。かなりきめ細かくまとまっているように思えますから、これ以上コンパクトにするのも至難っぽいですし。うーん。
　……まあ、こんな風に思ったヤツもいるってことで、軽く流しておいてください(^^;)

ウェハ (採点:4)

　感想、付けづらいですね。
　もうすこしみずかと浩平のやり取りを理解することが出来れば、印象は大きく変わったんでしょうけど、ボクにはなんのことやらさっぱりわかりませんでした。申し訳ありません。
　文章の安定度は申し分なく、テーマ（どのようなテーマかは読み切れませんでした）が根底に流れているのは好印象です。

proofreader (採点:7)

んー。こういうのは嫌いじゃない。嫌いじゃないが……んー。
これだけ？　というのが正直な感想。これなら別に、中編じゃなくてもいいよなー、と。

投票者二回目 (採点:6)

現実に対しての諦めを作品の主題に据えているように感じます。読んでいて鬱になりました。（誉め言葉のつもりです）

舞台は殆ど屋上のみ、絡む人物は瑞佳だけ、要のみずかとの会話も装飾的な物が中心です。
物語が薄かったという印象が強く残り、どうにも中編作品を一本読んだ気分になれませんでした。

長森長 (採点:7)

何か独特の雰囲気のある作品ですね。
「長森」は日常の象徴でしょうか？

歩く人 (採点:5)

みずかとの会話で浩平の言っていることが変だと感じましたが、浩平の心が子供のままだと考えれば変でもないのかな……穏やかな調子でゆったり読める小説でした。

投票数 74 : 単純平均点 6.11
10点	6
9点	4
8点	7
7点	14
6点	11
5点	21
4点	3
3点	4
2点	3
1点	1

なかひろ　 03/05/07 7:42 ＜作者＞

どうも、なかひろという者です。
読んでくださった方、採点してくださった方、感想をつけてくださった方、お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
今回コンペというものを他の方から教えてもらい、
これは面白そう！！　と勢い込んで書き始め（この時点で短編の募集が終わってました…うう）、
どうにか中編の分量までこぎつけて応募させていただきました。
投票期間の間、他の皆さんのＳＳも読ませていただき、うわレベル高い…と落ち込んだものです。
自分の甘かった考えにちょっと情けなくなりました。
ですが、自分としても今の技量で精一杯に書いたつもりです。
読んでくださった方にはいくら感謝しても足りないくらいです。
本当にありがとうございました。

個別レスはのちほど返させていただきます。
それでは。

なかひろ　 03/05/07 19:3 ＜作者＞

個別レスのお返しです。

＞夏葵さん
お褒めいただき、感謝感激です。
永遠の世界については、自分なりに表現しようとした結果（抽象的ですが…）こうなりました。
これが吉と出たのか凶と出たのか、自分ではわかりませんでしたが…。
楽しんでもらえたなら何よりです。

＞naokiさん
雰囲気で楽しんでもらえればぜんぜん問題ないです。そういう物語なので…。
それと、細かい評価もありがとうございます。２×４で…あれ、８？(^^;

＞あおき哲夫さん
みずかと浩平の世界、そこにある想い…共感していただけて嬉しいです。
高い点数、ありがとうございました。

＞Aliceさん
抽象的な物語なので、感想をつけるのは難しかったと思います。
こちらこそすみません。
楽しんでもらえたなら、もうそれだけで感謝でいっぱいですよ。

＞Foolisさん
わかり辛い物語になってしまったため、そのぶん感覚で楽しめるよう文章は簡潔にしました。
気に入っていただけたなら幸いです。

＞Vさん
こちらこそお褒めいただいてありがとうございます。
物語はみずかと浩平の会話がメインになり、単調になってしまいましたが(^^;

＞名無し＠デフォさん
話のつなげ方、場面転換は雰囲気を重視しました。
気に入っていただけたなら何よりです。

＞かやさん
瑞佳の最後の言葉…そう感じていただけるとありがたいです。
なにぶん全容が抽象的なもので…。

＞雪蛙さん
みずかについては自分なりに形作りました。
気に入っていただけたなら幸いです。
宿題の答えについては、想像してくださいとしか言えませんが(^^;

＞竹さん
はい、ロリコンです(^^;
状況についてはたしかに唐突でした。
そういうふうに意図したので…わかり辛かったら謝るしかないです。すみません…。

＞ＣＡＢＩＮＭＡＩＬＤさん
そうですね、物語の書き込みが少ないぶん、伝わりにくかったと思います。
短い中で描ききれなかった私の技術的な問題です。すみません。

＞久慈光樹さん
読者に想像を委ねるのは諸刃の剣…まったくその通りだと思います。
この手を使うと状況や心理の描写にかなりの比重がかかりますし。
要するに書き手の技術がもろに…うう、すみません。
書き込みが足りませんでした。

＞宗助さん
そうです、そういうお話です。
エピソードが極端に少ないぶん、いかに読者を飽きさせないかが最大の問題でした。
退屈させてしまったら、もう謝るしかないです…。すみません。

＞“ Ｉ ”さん
感想つけ辛かったと思います。
楽しんでいただければそれだけでもう感謝ですよ。

＞Liarさん
物語は瑞佳シナリオ…全キャラシナリオの前、物語が始まる直前の秋です。
瑞佳の呼称を長森にするか瑞佳にするかは、実は悩みました。
淡々とした話に合うよう、地の文を名前にしたかったもので…。
というよりこれはもう、私の趣味的な部分が大きいのですが。
それで結局、呼称は瑞佳に決めました。違和感があったと思います。すみません。

＞由大さん
そう捉えて構いません。
もしくは、現時点ではそう答えを出して、これから各キャラのシナリオに入っていく…そんな感じです。

＞佐藤一さん
みずかについては、自分なりに性格を形作ってしまったもので…。
違和感を持つ人は少なくないと思います。すみません。

＞2%さん
ありがとうございます。
そう言っていただけるとなんだか嬉しいです。

＞Revinさん
恐縮です(^^;
文章については、一貫した雰囲気を保とうと思っていたもので…。
みずかについては、どうも賛否両論あるようです。
気に入っていただけたなら幸いですよ。

＞仮面の男さん
みずかは自分も書いていて楽しかったキャラでした。
タイトルは物語に流れる雰囲気をそのまま使いました。
ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです。

＞すずめつめさん
はい、人生、人によっては痛くて、辛くて、不幸で、絶望です(^^;
それをなるべく明るく書こうと心がけました。

＞一般市民Ｄさん
足りないとすれば、表現力、それに付随する書き込みの少なさでしょうか…。
いや、もっと根本的なものかもしれません。すみません。

＞まーきーさん
そうですね、この物語はまっ平らな道みたいなものです。たまに小石が転がってたりして…。
その小石をうまく目立たせられるかどうか、うーん…技術が足りませんでした。
それでも楽しんでもらえたなら何よりです。

＞ウェハさん
いえ、こちらこそ申し訳ありませんでした。よくわからない物語にしてしまって…。
テーマは曇りのようにあいまいになってしまったのかもしれません。

＞proofreaderさん
おっしゃる通り短編向きの物語でした。
なぜ中編にしたのかは理由があまりにも情けなくて恥ずかしいのですが…。
もし次のこんぺが開催されて、もし応募するようなら、ちゃんと日程をチェックしようと肝に銘じておきます。

＞投票者二回目さん
ほ、誉め言葉ですか(^^;
物語が薄く感じられたのは、やはり読者様に伝えるための描写力不足でしょうか…。
うーん…精進します。

＞長森長さん
そう言っていただけると嬉しいです。
はい、瑞佳の役割のひとつは、みずかとの対比…日常そのものですよ。

＞歩く人さん
そうですね、浩平は子供っぽくなってしまいました。
書き手のほうもみずかにつられたということでしょうか(^^;