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投票結果
- Foolis (採点:10)
- みゆきとみさきのやり取りがほんとにいいですね。
永遠の世界の設定も面白いと思います。
しかし、ところどころ誤字が見られたのが…残念です。
あと、
＞エンゲル係数上げてばかりで困った子だけれど…でも、いい娘になったなあ
このせりふが妙にお気に入りです。
- あおき哲夫 (採点:10)
- 相変わらずの奇妙な文章なのに、さまざまな言葉を重ねて読者を高みに運んでしまう技は一級品ですね。
しかし「人材」「ゴーレム」には違う言葉はなかったものか。まあ、たいしたことではないけれど。
なるべく指摘できるものは指摘するようにしているので、気付いた点などを。
まず物語の掴みがやや弱いか。モノローグの弊害だろうが、現状の把握がしづらい為、読者はややつらい。
「ここがどこかを知ってるけれども初めて来たような気がする」…なんて実に難しいね。せめて「初めて来たはずなのに、知ってる場所」とひっくり返した表現ならわかりやすいと思う。国語じゃないが。
まあ、作者がよく使う表現方法なのは知ってるからわざわざ言うまでもないことだが、一応ということで。
最近の連作を読むと、こういった言葉を使う傾向が強まっているのでやや危惧していた…という別の理由もあるが。
文半ばまで行かないと誰の一人語りか判らない、なんてことが、似た口調のキャラではよくあるので。
それにしても、ふたりのみさきをみて驚かない雪見や両親は如何なものか。面白いけど。
いっそ隠れた場所から知り合いを覗いていた、というシチュエーションでも良かったかもしれない。こそこそするふたりというのも可愛らしい気がするから。
で、色々ドジをするふたり。「わーっ！ わーっ！」なんて慌てたりして。きっとチャップリンも笑ってくれるだろう。…シルクハットで彼しか思い浮かばないのは情けないのだが。たぶん違う俳優だろうな。
色々書いてますが、そのほとんどは些末なことで、物語自体の優しさは心地よいものでした。
良い感性、独特な作風、優しい視線。それらをなくすことなく今後も創作に励んで頂きたい。期待しています。
- あひる (採点:10)
- お見事です。強烈な永遠否定、そしてシンデレラのように限りある時間でも、限りあるとわかっていながらも確かに生きていくことの辛さ、難しさ、そして素晴らしさ。
ONEの根本テーマを扱いながら、オリジナリティあふれる題材と物語としての完成度。
儚いようでいて強い、そんなお話でした。
- 春日 姫宮 (採点:8)
- みさきにもえいえんがある。という前提にはやや違和感を覚えました。
しかし、それを吹き飛ばすほどの暖かな物語。とてもよい作品でした。
- すずめつめ (採点:6)
- 滑らかにリズミカルにつながっていく言葉の連鎖が心地よく感じられました。
香りのある言葉、という印象を持ちました。
- Revin (採点:3)
- うーん。言い回しが、不必要なところでも婉曲的で飾り過ぎだと思いました。
キメのところでのみそうするとか、濃淡はハッキリ分ける方が俺は好きです。
あと、文章中での色々な事柄の説明が抽象的過ぎて掴みにくいこともありました。
- 夏葵 (採点:10)
- あー、これは碧郎さんだろうなぁ。
なんとも優しい物語です。そしてちょっとだけファンタジー。
「ふたりのみさき」ってなんだかそれだけで楽しくなります。ふたりもいたらそれはもう大変に違いない（笑
＞劇から出てきたような出で立ちのみゆきは、高い帽子にそっと手をかけて。
＞大きく円を描きながら降ろして、芝居がかった仕草で手を体の前にして腰をすっと引く。
＞左足を後ろに引きながら、ゆっくり、丁寧にそして頭を下げる。
なんでしょうか、この映像に訴えかける描写。感服です。鳥肌が立ちましたよ。
綺麗だなぁ。私には一生書けないです。羨ましいなぁと思います。はい。
どこか「猫の恩返し」を彷彿とさせるんですね。ストーリーこそ全然違いますけど。
ああタキシードのせいかな。もし空でも飛んで見せたらすごかったでしょうね。
ますますのご活躍を期待します。
- 投票者二回目 (採点:7)
- 会話で一気に謎解き、というのは物語らしくないように思えます。
イベントを交えて少しずつ展開させて欲しかったです。
- 由大 (採点:4)
- いきなりのみゆきの登場に戸惑ってしまい、そこから読んでもいまいち彼女の存在が掴み切れない。
うーん。こう言ってしまっては申し訳ないですが。美凪とみちる？
- Alice (採点:7)
- 抽象的な世界でした。どう考えようか迷ったが、素直に自分の感じたことを言えば良いのだと思う。
「ごめんね。今日がほんの少しだけで」
このセンテンスで私は、いいなぁ〜って思いました。
センスって大事です。
内容は…さきに言った通り抽象的過ぎてわかりにくかったのだけれども、これが一つの成長であって欲しいと思う所存。
- 名無し＠デフォ (採点:9)
- いうことなくすばらしいですただ最後の方が展開がAIRに似ていた分だけ１点減点です。
- 宗助 (採点:4)
- ８０１小説一歩手前、どこに見せ場があるのかわかりません。
- naoki (採点:7)
- >「永遠を知らないから、永遠じゃないって知ってるから。…全てはいつか終わってしまうと知っているから、だから人はそれを長続きさせようって頑張るんだ。幸せだってそう、いつかは終わってしまうから、せめてこの幸せよ永くあれって、頑張るの」
こういう台詞は、……読み飽きてます、こんぺに限ったことではないですが。
それと説明するんじゃなくて、感じさせる、ってことが大事かと。
あとシンデレラ、どうのこうの、というのも比喩としてはありきたりすぎて、つまらない。
あと、なんか、最後の方が冗長で、読んでいて、さっさと終われー、と思ってしまいました。
文章：１
人物：２
会話：２
構成：１
- かや (採点:9)
- みさき先輩の強さが伝わってくるお話でしたー。永遠の世界に行くことも無く、逆に自分が幸せだって、いうことを、あの頃に負けないくらい、かつて望んだ幸せよりもなお幸せだってことを証明するかのようにみゆきをこちらの世界に呼んでしまう彼女の強さが印象的でした。
- 竹 (採点:3)
- なんでこうもきな臭い話が多いんだろ……能動的に読まないと首を傾げてしまうような類の。
あー……なんだかんだで酔ってるなあと。文章。
読んでいてやきもき。
- Liar (採点:5)
- 部分部分に奇妙な表現があるのが気になりました。
全体的な話の流れや、みさきの生み出したえいえん＝みゆきの人物設定は良い物だったと思います。
- ウェハ (採点:10)
- みゆき、かあ。
みさきの成長を、こんなふうに見せてもらえるのはとてもうれしいです。えいえんのかたち、えいえんの意味、その作者さんの想いに直に触れられたのは、ボクにとってとても幸せなことでした。
主義主張そのままのラスト、賛否両論あると思います。でも、ボクには何も言えない。ボクの気持ちをまるで代弁してくれているかのような物語でした。えいえんを語るならこうしろ、と叱られているようにも思いました。
くやしいなあ、ボクももっとしっかりしなきゃ。厳しくも温かいメッセージを、ありがとうございました。
- まーきー (採点:8)
- えーと、ちょっとは隠してください(笑）
いや、冗談ですけど。でも、こういうのを読むと、こっそり短編に参加した自分はどんどん罪悪感にまみれていくのですー。
……なんてこと書いていて、予想と違う人でしたらすみません(弱気）
前半、少し言葉の使い方にアラが見られる気がします。不安定な印象。強調表現を多用しすぎなのかもしれませんね。このあたりはもう少しあっさり流しても良いように思えます。あと、視点の変更は意図もわかるし納得出来るんですけど、少し書き方が読み手には不親切だったかもしれません。もう少しすぐにわかるようにした方が無難かな、と。僕が言うなって感じではありますが。
でも後半になると、この文体ならではの本領発揮、という感じでした。繰り返し繰り返し綴られる修辞句が、魅力的なストーリーにとても合っていて。独特の、本当に音楽を聴いているかのような独特のリズムが優しく二人を包み込んでいく過程が、読んでいてとても心地よかったです。特に最後のほうは秀逸。少し会話に硬さが見られますけれども、みさきが出した結論、それでもみゆきが笑う理由、などなどは、言葉面よりもはるかに深い味わいがあって、心ゆくまで満喫させてもらいました。本当に、この読後感の良さは貴重だと思います。有難うございました。
- 辻音楽士 (採点:7)
- 最初に謝っておきます。間違えていたらごめんなさい。碧郎さんですか？
- proofreader (採点:10)
- ちょっと寂しいながら、でも優しい話。よかった。
接続詞を文の間に挟む文調は、個人的にすごく好き。万人向けとは言いがたいけど。少なくともこの話にはぴったりマッチして、雰囲気出てると思う。
- nage (採点:8)
- 流石に、カタルシスは凄いですね。
ただ、序盤がわかりにくすぎましたね。そこらへんが減点かも。粗く読むと人称の変化もわからないし。
- 仮面の男 (採点:6)
- みさきの心から生まれたみゆきという存在。二人の
僅かな時間が、優しいながらも強さを持つみさきを
際立たせていて、素敵でした。ラストの別れも綺麗
ながら、前進に満ちたものであったと思います。
あと、私信ながら。
『大切なものは、きっと目に見えないんだよ』
という言葉、私も大好きです。星の王子さまは
やっぱ、名作ですよねー。
- 歩く人 (採点:8)
- なるほど、と感心するような内容。斬新かつうまく書き上げられている。見事です。文章もきれいで言うことなし……だったら良かったのですが、設定上のことを考えると雪見の胸が大きいのは納得できなかったりします。あと、細かい話ですが、その後にみゆきが同程度の大きさの胸に対して「羨ましい」と言っています。同じ大きさなら羨むことはないと思うのですが。
全体としては相当にレベルが高いと思われます。きれいで後味が良い作品。良かったです。
| 投票数 63 : 単純平均点 6.14 |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | |
- 阿倍碧郎 03/05/07 2:26 ＜作者＞
- 初めまして。もしくは、またお会いできて嬉しいです。永遠の似非物書き、阿倍
碧郎と申します。拙作『夕焼け色のシンデレラ』をお読みいただいた皆様、及び感
想や採点に携わって下さった皆様、本当にありがとうございました。個別レスは今
週中には返させて頂きます。遅くなって申し訳ございませんが、ご寛恕ください。
ええと、自分のサイトの日記にはちらっと書きましたが、今回は結果としては負
けたなあというのが正直な感想であります。客観評価はともかく、主観的に割と好
きな作品を提出させて頂いて結果として満足行く順位ではなかったので。僕は実は
とても順位にこだわる人です、勝負事や賭け事が大好きなので。ちなみに負けてば
かりですが(笑)。その意味で、今回は完敗だなあというのが正直な、かつ率直な感
想です。僕より上位の方の作品には押しなべて8点以上はつけさせて頂いているし、
実際面白いと思わされた作品が多かったのは事実なので並べられてしまえば納得で
はあるのですが、でも……ぶっちゃけ悔しいのです(笑)。あー、悔しい悔しいっ。
という訳でしばらくは物書きの勉強をやり直しつつ、また一からやり直そうかなあ
とちょっとだけ思っております。そういう契機を与えて下さったという意味で、今
回のこんぺにも本当に助けて頂いたような、そんな気がします。
あ、とりあえず一つだけ言い訳させてください。初期段階で、これは65キロあり
ました(笑)。というかみゆきが正体を明かすまでで20キロはあった気が……。それ
を削って削って……をしていたので、結果として多少話の流れが解り辛くなってし
まったかもしれません。とはいえ、前回は50キロだった訳で、65キロではそっちも
通らないわけで、言い訳の仕様がありませんね(笑)。
それともう一つ。作中のみゆきの姿は感想であおきさんが書かれたとおり、チャ
ップリンをイメージしています。雪見のセリフは彼の映画『ライムライト』からの
引用であります。この辺はちょっと考えたんですが、『オセロー』とかにするより
はこちらの方がいいかな、という感じで。論拠は特にありません、この辺もお話の
弱みになってしまったのかもですが。ただとにかくラスト近辺の、スーツとシルク
ハット姿で夕焼けを背負って欲しかったというのが全てでした。難しいです、イメ
ージ先行に追いつくのは。やはり実力不足……。
さて、今回はひとまずここまでにて。何かご意見、ご不満、ご感想などおありで
したらバンバンと書いてやってくださいませ。今回は何を言われても仕方ないです。
悔しいですが、ほんとにしかし(^^; それに対してもレスはちゃんと致します、ち
ょっと遅れるかもしれませんがご了承ください。
最後、こんぺ主催者であるいたちんさん、及び運営に携わった皆さんに心からの
感謝を捧げて、掲示板解放と敗北宣言(笑)の締めとさせて頂きます。順番は変です
が、皆様本当にありがとうございました&お疲れ様でした！ 次回以降も、心より
楽しみにさせていただきますです。
それでは、また。
- ウェハ 03/05/08 1:41
- チャ、チャップリンなんですか！ それはわからなかった（笑）
うーん、碧郎さんの作品も、出ているとわかっていたのにわかりませんでした。
WebPageの日記などを読ませて頂いて、いろいろ申し上げたき儀もございますが（笑）作品にはとても敬服したことを改めてお伝えして、今夜はこの辺にさせていただきますね。
ＰＳ上記の件については、そのうちWebPageのBBSに書き込みします。あ、別にたいしたことかくつもりはありませんからご安心を（笑）
- 阿倍碧郎 03/05/09 2:8 ＜作者＞
- さて、それではレスに移らせて頂きます。ウェハさんへのレスはこちらが一段落し
てからにさせて頂きます、ごめんなさい。頑張って急ぎますので(^^;
○Foolisさん
二人のやり取りは好いて下さる方とそうでない方とに別れてしまったようですが、
お気に召して頂けたようで嬉しいです。みさきにおいては、もう一人の自分という
テーマを設定しやすいと思っています。元々みさきに世界を見せたいという部分が
最初にあったお話ですので。
誤字は……今回はないと思っていたのですが、ありましたか(苦笑)。どこにあっ
たか、宜しかったらお教え頂けると嬉しいですー。
＞エンゲル係数
ここ、僕も好きです(^^; お気に召して頂き嬉しいです、ありがとうございます。
実は削る前には両親とのやり取りが今の三倍くらいありました。容量の関係で削っ
てしまったのが残念だったです。でもこれ以上冗長になるとそれはそれで恐いかも
ですが(笑)。
○あおき哲夫さん
前回に続いての高評価、ありがとうございます。なんとなくどころか完全に作者
特定されてしまっているあたりはいかにも僕なのですが(笑)。いや、もしかしたら
特定されていないのだろうか……微妙ですね、微妙(^^; 気が向かれましたらお答
えをお教え下さいませー。
前回指摘して頂いた文章の件、今回もお目こぼし頂けたようで良かったです。た
だ最近はちょっと、まともな文章を覚えようかなと考えてもいるのですが……下手
に変えるのはだめでしょうね、やっぱり(^^;
＞現状把握の難しさ
仰る通りで、これは僕の書くほぼ全ての話に共通する欠点です。書いてる本人に
は大抵背景があるのですが（ない場合もあるのですが(笑)）、それを伝えきる術が
ない。バランスは永遠のテーマですが、見につけてしまったらどこかダメになる様
な気もする。スタイルというのは難しいです、はい。
文章の奇妙さは、あおきさんには幸運にも好意的に捉えて頂いていると思うので
すが、確かに特異だとは思います。考えて書いていないので、変な表現が多く出て
来てしまうのは怖い所。変だと、書いている時に思えないのがもっとも恐いという
所です(^^;
しかし……あおきさんが連作をご覧になられているとは……。さり気無く今回頂
いた感想の中で最大の驚きかもしれません(^^;
＞ふたりのみさき
これ、仰る通り凄く可愛いシチュエーションなんですよね。でも僕の力量という
か方向性では、どうもコミカルな彼女が描けなかったんです(笑)。チャップリンを
持ってきたのだからそういうラインにするべきだったのですが。読んでいて頬を緩
ませる様な描写、夢です。
あ、というわけであの姿はチャップリンをイメージしています。雪見のセリフは
彼の『ライムライト』よりの引用です。『それぞれ欲望があるから、バラがバラら
しく花を咲かせたがるし、岩はいつまでも岩らしくありたいと頑張っているんだ』
という所でした。ラスト、みさきが呟く人生に大切な事もやはりチャップリンより
で『人生に必要なのは、勇気と想像力とそして少々のお金だ』より。これは本当に
好きな言葉です。おそらくの作者に引き続きの特定、お見事です。
それにしても、素敵な感想をまた頂いてしまったなあというのが正直な気持ちで
あります。本当にありがとうございます。最後に仰って頂いた三つの言葉、忘れま
せん。ご期待に沿える様頑張りますです、はい。
○あひるさん
いつもお世話になっております(^^; 順位的にはあひるさんにでも負けてしまい
ました。とてもとても悔しいです(笑)。でもこれもまたこんぺの定め。まだまだ修
行が足りないです、はい。
ただ個人的には、強くて優しいお話が書ければよいというのもあるんです。順位
には凄くこだわるんですが、でもやっぱり自分が好きなお話が書ければよいのかも
しれない。そういう意味で、あひるさんの様な感想を抱いてくださる方がおられた
のなら、これ以上望むべきものはないのかもしれません。感想、本当にありがとう
ございました。
○春日 姫宮さん
みさきとえいえんの組み合わせは、案外と相性が良いと思っております。という
かえいえんの定義がはっきりしないので、その辺りは割とフリーと捉えているとい
うべきかもしれませんが(^^; 厳密に考えると、些細な思い出でえいえんが出来て
しまったらきりがないのは事実なんですが。
でも暖かい物語との評価、ありがとうございます。みさき相手ならえいえんも少
し優しくなってくれたと、そんな感じも今はします(^^;
○すずめつめさん
リズムは、全然意識していない部分なので、そう仰って頂けると嬉しいです。あ
りがとうございます。ただ今回はたまたまで、時々凄く冗長になってしまう辺りが
恐いんですが(^^;
仰って頂いた香りが安定するように頑張りたいです、はい。
○Revinさん
必要不必要関係なく婉曲的な書き方になってしまうのは治せない欠点です。そろ
そろなおそうと努力しなければかなあと、思ってはいるのですが……。メリハリの
つけ方もそうで、どこかのっぺりした文章になってしまうのは事実。抽象性につい
てもご指摘の通りです。逆に言うと、僕はそれを武器にしてきたので、そこを突か
れてしまうと反論できなかったりしますが(笑)。でも欠点を完全に明確にして頂い
たのには意味があると思います、ありがとうございます。
○夏葵さん
前回に引き続き、今回もばれてしまいましたね。連続でばれてるのって僕だけじ
ゃないでしょうか(笑)。そして引き続いての温かな感想、ありがとうございます。
優しいお話、僕がいつも目指して大抵届かない所ですので(笑)、そう仰って頂ける
と嬉しいです、ありがとうございます。もっと大変そうなみさきたちが描けていた
ら良かったですが、本当に(^^;
＞夕焼け背負ってまた明日
今回の話は、実は途中から付け加えたシーンがたくさんあります。基本的に僕は
書き始めたら最初から最後までだーっと書いちゃって、大きな変更はシーンでもし
ない人なのですが、今回は多かった。シンデレラの描写もそうですし、チャップリ
ン関連ネタもそう。仰って頂いた夕焼けのさよならもその一つです。そういうのが
多かったのでまとまりに欠ける面があったとも思うのですが、でもこのシーンは思
いついてしまったら書かずにはいられませんでした(笑)。写実的な描写はとても苦
手なのですが、でも多少なりとも伝わったならとても嬉しいです、はい。
空を飛ぶというのは、でもなんか素敵なネタですね。どなたか……いや、夏葵さ
ん、書いて下さいませ(^^; シチュだけでも広げられそうな、綺麗なお話になると
思いますです。
○投票二回目さん
うーん、実は仰る点は提出前から気になっていた点ではあるんです。少しずつな
んとかして……というのが基本なのですが、僕の力量ではどうしても40キロ以内で
それが行えなかったというのが本音です。浩平がみゆきを連れてきて、みさきには
黙っていて……という展開が第一稿で、それだと少し仰る展開に近かったのですが、残
残念ながら65キロ(笑)。短く纏める力の不足は痛感します、本当に。にも関わらず
の7点、ありがとうございます。
○由大さん
みゆきの登場は、すぐ上の投票者二回目さんの所にも書いたのですが、大幅に変
更した部分でした。最初はもっと浩平を絡めて……というか、浩平に手伝ってもら
ってみゆきがやってくるという展開だったのです。しかし容量の関係でがりがりと
削ってしまい……仰る通り、唐突感は否めないです。丁寧に書きたかった……。で
もそれはそれで冗長になってしまうこともあり、難しいです。バランスを欠いた作
家としての弱点です、はい。
美凪とみちるは、念頭にはありませんでした。影響を受けた可能性は否定できま
せんけれど、思い切り感動したシナリオでしたので(^^; 言われてみれば確かに似
てしまっているかも……ご指摘、ありがとうございます。
○Aliceさん
抽象度は、書いている本人というか僕の場合はつい判断が曖昧になってしまう部
分です。話の流れとしてはさほどでもなかったかもしれませんが、結論の部分は確
かに弱いような気がします、抽象的かも。シーンだけどうしても先に浮かんでしま
った部分が多く、明確な目的がないまま進んでしまったのかも。反省点です。
＞少しだけの今日
センスらしきものは、時々顔を出します。でも時々で続いてくれず、すぐに消え
てしまいます(笑)。これが続いてくれれば短いお話も書けそうな気がするのですが、
なかなかどうして……。でもお褒め頂き嬉しいです、ありがとうございますー。
○名無し@デフォさん
最後の展開に関しては、由大さんにもご指摘頂いた点ですね。夕焼けの別れとい
うイメージは確かに美凪&みちるに似ているかもしれません。その辺りは意識してい
なかったのですが、どこかで影響を受けてしまった可能性は否定できず、難しい所
です。ただ思いついたシルクハットとスーツでのさよならを描きたかった事、及び
みさきが光を失った時間を夕焼けと設定したためにあのシーンは描かないではいら
れなかったというのが本音です。もうちょっと工夫するべきだったかもしれません。
ご指摘、ありがとうございます。
○宗助さん
全てが見せ場であり、かつ全てが見せ場にならないお話を書いてしまう僕の欠点
を指摘されてしまった感じがあります。これはおそらく直せない部分で、直してし
まうと全然もっとつまらない話になってしまう気のする部分であります。あかん所
やなあ、ほんま……。でもちょっとなんとかしたいと思うようにもなる昨今、ご指
摘はその補強になります。ありがとうございます。
○naokiさん
つまらないと早く終われを思われながら7点下さったのは、何か間違いなのではな
いかと思ってしまいます(笑)。もしかしたらものすごくアベレージの高い採点をさ
れたのかもしれませんが、でもありがとうございます。説明過多については仰る通
り、全体の尺が短いだけに、普段とは微妙に違う書き方をしてしまった気がします。
ただ仰られる『こういうセリフ』というのは、書かないといけない部分であると
は思います。ありきたりかもしれませんがONEを貫くテーマであり、みさきがどこか
で納得をしてくれないと前に進めない部分だと思うので。
○かやさん
あ、なるほど。それがこの話における僕のテーマでした。仰って頂いて初めて明
確に認識できた気がします(笑)、ありがとうございます。みさき自身による今の肯
定と、今の確認をして欲しかった。そのために、同じ思い出と光を持つ少女を創設
した。今回のお話の全てはそこにありました。僕はイメージ優先で書いてしまうの
で、なかなか目標が明確に出来なかったりします。おそらく僕よりお話を理解して
下さっている予感……(^^;
○竹さん
きなくさい話というか、なんか説話っぽいものは確かに多かったかもしれません
ね。中でも僕のは相当うさんくさいものであったのかも(^^; 読んでいて疲れるお
話が多い事は自覚しているのですが、これもなかなか直せません。導入部での工夫
が足りない所から始まり、物語に引き込む努力はいつも足りない。しかしなかなか
学べない部分でもあり……。でも頑張ります、ご指摘ありがとうございます。
○Liarさん
表現の奇妙さは武器でもあるのですが、やっぱり基本的には奇妙なのだと再認識
させて頂きました(笑)、ありがとうございます。話の流れと基本的なキャラ造型は
評価して頂けたようなので、そのあたりをもう少し伸ばして行きたいと今は思いま
す。……むー、こんな前向きな自分はしかしとても珍しいかも(^^;
○ウェハさん
なんか色々御心配していただきありがとうございます(^^; カキコへのレスはあ
と少しお待ち下さいませ。両掲示板とも(^^;
えいえんの解釈論は、今回全体的に多く見れれたテーマでしたね。ONESSである以
上、僕としてはそれは触れるべき問題だと思ってもいました。もちろんキャラクター
を生かした展開もありだとは思ったのですが、ONEというのはやはりえいえんと切り
離して考えるべきではない、と。結果としてはこんな話になり、みさきとえいえんの
補完を目指したわけなのです。そこにみさきという具体的なキャラを加えるかどうか
の段階で、ウェハさんの方針とは違っていたのでしょうね。方法論としては、どちら
もありだと思います。僕が採用した方が安易で容易に近いとは思いますが。
主義主張が前面に出てしまうのは、僕のもうパターンですね(笑)。ただそこにみさ
きの成長を感じて頂けたのなら、何も申し上げる事はありません。ありがとうござい
ました。
○まーきーさん
ごめんなさい、隠せませんでした(笑)。色々な技術を持っておられるまーきーさん
にはほんと、感服させられます。技術がないからこそいつも同じ話になってしまう。
これは今回で痛感いたしました、もうちょっと工夫して努力して行かないとなあ…。
というわけでおそらく予想通りだったでしょう(笑)。短編参加と中編参加の違いに
ついては、僕の作品はあまり関係なかったと思います。もちろんまーきーさんのもで
すが。そしてそれらは、きっと完全に逆の意味で(笑)。種々の評価を伺えば、今回の
僕の作品はやはりまだまだであったという所だと思います。それはもちろん僕自身の
腕の無さに繋がるわけで。仰っておられる前半の粗さやあっさり流せていない点など
は、もう何年も直せない欠点です。この辺はあかんのかな、やっぱり。生まれ持った
センスの無さと逃げるのは嫌ですが、でもそーなのかも知れません(笑)。
後半部分は、僕は絶対に書きたかったところでした。前半部分は相当削ったのです
が、後半というか最後のパラグラフは一行も削らなかった。結果それが説教くさく、
説明口調で良くないという批判を頂く一因になってもいるのでしょう。言葉だけで伝
える書き方はしてないつもりだったのですが……今回は確かに微妙かもしれません。
少なくともそれだけでないと感じさせるだけの技を磨かねばと再認識させられました。
ただとりあえず、まーきーさんにはお気に召して頂けた部分があったようでよかった
です、ありがとうございます。次の目標とまた勝手にさせて頂きます(笑)。頑張るぞ
、またーっ。
○辻音楽士さん
おそらく僕の方が謝らないといけないのだと感じます(笑)。仰る通り碧郎でした。
二連続の正解でしょうか、おめでとうございます。そしてやっぱりありがとうござい
ます。
○proofreaderさん
優しい話と仰って頂けたのはこれで三人目でしょうか。いや、やっぱりこの評価が
一番嬉しいです、ありがとうございます。寂しさの中にある、最後の優しさがいつの
まにか作風になっている感がありますが、やっぱり僕自身がそういう話が好きなのだ
と思います。
接続詞の用法は、仰る通り万人向けでは全然ありません。これはもう癖になってい
て、これしか書けなくなりつつあります。意識して直そうかなと思い始めているので
すが、元々余り特徴的な文章を書いていないので、そうなると普通の文章しか書けな
くなりそうで恐いのですが(笑)。でもとりあえず今回はマッチしていたようで、良か
ったです。
○nageさん
カタルシスだけだったかもしれません(笑)。そこだけは最初に書いたやつから一歩
も動かさなかったのです。ただそこに至る仮定は正味二十キロ近く削ったので、解り
辛くなってしまったかもしれません。これはもう、力量不足です。40キロに減ったと
いう言い訳は全然通用しない、かなりクリティカルな(笑)。序盤の改善は永遠のテー
マであり、そして僕である以上おそらく永遠に直らないテーマなのかも……。
でもなんとかしたいですね、頑張ります。ご指摘、ありがとうございます。
○仮面の男さん
今回もまた負けてしまいました。というか完敗ですね(苦笑)。くそー、次こそはっ！
……って、次はいつのどこになるんでしょうか(笑)。
みゆきに触れて頂いたケースは実はかなり少なかったので、触れて頂いて嬉しいで
す。ありがとうございます。ただそうなってしまったのはやはり、あの子のキャラづ
けが甘かったからでもあると思うのです。仮面の男さんは丁寧に読んでくださる方で
すから、そう仰っていただけたのかな、と。難しいです、キャラを丁寧に生かして行
くというのは。
私信はチャットのほうでお答えしましたが見事的中でした。さすがに博識ですね、
勝負も含めて降参いたします(笑)。
○歩く人さん
一行目の誉め言葉は過分だと思いますが嬉しいです、ありがとうございます。そして
二行目のつっこみはちょっと意外でした(笑)。あそこは削ろうかどうかかなり迷った部
分なのですが。実は雪見の胸に関しては一切資料集めをしなかったので、間違いには全
然気付きませんでした。設定上はさほど大きくないのでしょうか。確かに絵で見る限り
は……いや、解らないですね。あの絵では(^^;
羨ましいの部分は、確かにちょっと変かもしれません。ただみさきのノリならなんと
なくそうかな、という感じで。胸の大きい小さいで一喜一憂する姿は、書いていては楽
しいですがどの程度リアリティがあるのかは自信がないです、しかし(^^;
最後は実は凄く悩んだので、お気に召して頂けたようで良かったです。後味には自信
あったのですが、今回は本当に悩んだので、はい。
以上でレス終了です。誤字脱字その他何かございましたらつっこみ頂けると幸いで
す。感想を下さった皆様、そして採点をしてくださった皆様、本当にありがとうござ
いました。内容に関してのつっこみその他など、何かありましたら書き込み頂けると
嬉しいです。
最後にでも、もう一度。本当にありがとうございました！
それでは、また。
- Foolis 03/05/09 11:22
- えーーーといろいろとごめんなさい。
まずひとつ。
碧郎さんの作品をほかの作品と思いっきり間違えたこと。
（これは別にいいのか？）
まさかこの作品とは夢にも思いませんでした。
それと誤字についてですが…私の知識不足により、誤字だと認識したものばかりだったようです。こちらは本当に申し訳ありません。
（例：見る『間』でもないを誤字だと思っていた（ワープロでうったら一発変換されてかなり驚いたり））
点数を見れば減点していないのは一目瞭然だとは思いますのでご容赦のほどを（汗）
（まぁ私は誤字による減点はよほどひどくない限りしないのですが）
話はここまでにして、作者様にとって順位のほうは残念な結果だったようですが、前回、前々回に引き続き、すばらしい作品だったと思います。
これからもがんばってください。
では
ＰＳ
幻想の彼方にいまだに読んでいなくてごめんなさい。
夏休み中には読むようにします…。
- 阿倍碧郎 03/05/11 2:25 ＜作者＞
- しかし読み返してみると色々と弱点の多いお話だなあ……。とりあえずもうちょっと
工夫しておくんだったと反省仕切りです。しかし一人で気付いて一人で直せた部分かと
問われれば、やはり微妙。読んで頂くという作業は大切なんですね、本当に。
○ウェハさん
チャ、チャップリンだったのですよ(笑)。あまり馴染みのない方を使ってしまった事
も今回のミスの一つだったかもしれません。基本的に引用ってしない人なのですが、今
回は本当に多かったです。なんでかなあ…？
しかしウェハさんには気付かれなかったのですね。それはちょっと嬉しいかもしれま
せん。多分ですが、一番多くの方に正体がばれてしまったお話だった気がするので(^^;
その上であの感想を頂けたというのは本当に嬉しいです、ありがとうございます。
それとサイトへの書き込み、ありがとうございました。レスのとおりで、基本的に僕
は色々ダメな人ですが、でも大丈夫な人です(^^;
○Foolisさん
いえいえ、全然構わないですよー。今回も比較的ばれていながら、しかし勘違いされ
た方も多い様でちょっと意外でした。間違いなくその方は僕より順位は上だろうし、ま
た僕より上手に文章を書かれる方だと思いますけれど(^^;
誤字は良かったです。今回はとある友人から『誤字なし』の評価を頂いていたもので
して。なんか無四球完投って感じです。多分試合には負けているのでしょうが(笑)。た
だ誤字がないSSって書いた記憶がないので、その意味でもとても嬉しいです。でもまあ
これだけ量を書いているわけですから、どこかに何かミスがあってもおかしくないとは
思うんですが。何しろ僕ですし(^^;
＞順位
もうすっかり立ち直ってしまったのでなんともはやなのですが(笑)。やっぱりダウナ
ーは一日持ちません。こういうところが向上心の無さに繋がっているのだとは思うので
すが。順位についてどうこう言う段階で、本当は僕の不遜なのかもしれず、でも主観だ
からそれくらいは許してもらえるのかも知れず……難しいですね。変なこだわりをもっ
ていると(笑)。でもとりあえず、一発目を覚まさせられた気はします。次回、頑張らな
いとですっ。
＞幻奏の彼方
あー、いや。あれももう手がつけられないくらい長くなってしまっているのであまり
お気になさらずに(^^; 貴重なお休みを費やしても良いだけの価値があるかどうかはち
ょっと自信がないのです。という訳で、本当に暇を持て余されたらどうぞ、という所で
しょうか(笑)。
それでは、また。
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