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投票結果
たけとう (採点:8)
祐一と美汐の駆け引きが上手に描かれると感じました。
祐一の二の舞になるような美汐をやんわり諭す祐一の図は絵になると考えます。
unnya (採点:7)
文章の歯切れがいいのでテンポも良かったです。僕の読解能力の不足が原因かもしれませんが、一つ一つの行動の裏にある、作者の方のこめた意味が読み切れなかったのが少し残念なところでした。
栞 (採点:7)
祐一カッコイイねえ
V (採点:8)
真琴の記憶やあゆのおもかげや最後の行動など、よくわからない点はありましたが、全体を通しての雰囲気が好きです。きちんといろいろなつじつまを合わせた、中篇くらいで読んでみたかったと思いました。
syun (採点:7)
こういうのもいいなぁと
祐一がえらく、大人に見えました。
はまのじ (採点:9)
あぁもう頬を手のひらで覆い隠して落ち着きなく体を揺らす美汐萌え。（感想を「〜萌え。」で締めくくるようになるとある意味末期だと思いますが）
話は良かったです。一人暮らしの女性の部屋に臆面なく泊まる祐一とか最高です（誉め言葉です）。
あとこれは好みの問題かもしれませんが、セリフの最後に「？」を付けすぎのような気がします。文脈からそれとわかる箇所には付けないほうが読みやすいかと。
クロック (採点:8)
真琴が帰ってきた理由がよくわからりませんでした
でも、他の部分はとてもよかったです
ｍａｘｗｅｌｌｓ (採点:9)
長々と感想を連ねる気を無くさせる力、貫禄でしょうか？
雨音 (採点:4)
なんか、ひたすらダラダラしているだけで…もうちょっと盛り上がりがほしかったです。
いち読者 (採点:6)
美汐にとって祐一が必要なのか、またはその逆なのか。なかなか面白い関係ですね。
物語はさらっと流していて、よくまとまっていると思うのですが、場面転換が唐突で前後を上手につないでいるようには感じられませんでした。
テンポとしては悪くないのですが、情景描写がやや不足と言う気がします。書くところではきちんと書いた方が物語の安定感が出ると思います。
sffffz (採点:9)
不思議な話、です。
倉田大介 (採点:7)
美汐のSSはよく読むほうですがあまりこういう作品はありませんね。斬新でした。
浮動明王 (採点:5)
何故祐一が天野にプロポーズのようなことを言った理由が判らない。それまでの文中に祐一と天野が互いに相手をどう思っているかどうかの描写が無い。そのため終わり方が唐突に見える。
どうして「それが十年前の俺の後悔なんだ」というセリフが答えになるのか判らない(判らないのは俺だけ?)
ＢＬＡＫＫＣＡＴ (採点:4)
ごめんなさい
時間間隔がわからなくなって…
あおき哲夫 (採点:7)
隙のない文章ではありますが、天野の頑なさが些か強すぎるか。祐一の想いが何れに向いているか判断しがたい。あと真琴が戻った理由が曖昧すぎる。
ＣＡＢＩＮＭＡＩＬＤ (採点:4)
会話部分や場面場面は面白かったのですが、
結局どういうお話かが分からなかったです。
Ｇａｒａ (採点:8)
雰囲気良し。
何かが起こりそうな暗示だけでなにも展開しない話ですが、その暗示が読んでいて心地良かったです。
烏賊悪魔 (採点:7)
「逃げ」るために東京に出た美汐と「逃げない」ために街に残った祐一。
その基本コンセプトは理解できるのですが、それから先の解釈を読者にすべて任せてしまうのは作家としては作品の放棄であると思います。
「なにが言いたいのかわからない」と言うのも立派な感想であり、それに対して「読者のレベルが〜〜」とか言ってみても始まりません。
自分の言いたいことを言いたいってことは凄く判ります。それは誰だってそうなんです。
だけど………全員が全員、自分の言いたいことが判ってもらえるわけではないんです。
だったら、なるべく多くの人にわかってもらえるような「仮の」結論を考えましょうよ。
kanon本編においては、それこそが「奇跡」です。
本来、「主人公、ヒロインの成長」を考える上で、奇跡って実はあまり重要じゃないんですよ。
ですが、大多数の人には、kanonの主題は「奇跡」に見えてしまう。その先にあるもっと深い主題を理解しようともせずに。
アンチkanon派の殆どは表面的な「奇跡」しか見ていません。
だから安易、お約束といった感想しか持たないんです。
しかし、あなた方は違うはずです。
kanonのエンドをみて感動したんでしょう？
だからこそＳＳを書いているんでしょう？
きっとその感動の正体は、その「もっと深い主題」なんです。
…………脱線しましたね。
要するに、今回の場合は真琴のお話もきちんと（仮にでいいから）つくってあげましょうと言うことです。
それを除いては、とてもいいＳＳだったと思います。
神八 (採点:10)
全体的に雰囲気がすごいよかったのですが
特に終わり方がすごいすきです。
名無しさんだよもん (採点:8)
めちゃいい話だけど、話し終わってないじゃん。
オチも中途半端だけど、少なくとも、
美汐はこれからどうするつもりなのかが示唆されない事には。
とにかく続きが読みたい感じ。
グＥ (採点:9)
雰囲気がとてもいいですね。
随所随所のたとえがいい感じでした。
ただ残念なのがもう少し描写がほしかった。
（深くは語らないことがこの作品の魅力を引き出しているのはわかるが
もう少し何かほしかった）
あー (採点:4)
理解できない。すみません、私には話のつながりが見えません。
どうして真琴が戻ってきたのか。どうして天野があの街を出て行ってからだったのか。
これへの解答は為されているのでしょうか。留まらず逃げてしまった事に対する後悔があるような記述は見えたとして、それから理由につなげられません。
わっしも (採点:6)
文章のレベルはそれなりに高いと思います。ですが、確かに意味は通るがニュアンスで違和感が残る、そんな表現が多々見られました。例をあげるなら『天野は文句を垂れながらもコーヒーを淹れた』とか。それと話が平坦です。狙って書いているかもしれませんが、美汐が泣いたり祐一が「十年前の後悔」を口にする場面など、その気になればいくらでも見せ場を作れると思うのですが。話の組み立てがうまくいけば、もっといい作品ができると思います。
えらそうに、しかもきつい事を書いてしまいましたが、文章力がある方だと思うので……それと話の雰囲気は好きです。
夏葵 (採点:9)
こりゃあ難解だなあ、と思う。でも余韻が心地良い。五指に入る良作。
Manuke (採点:9)
素直じゃない美汐と、とぼけた感じと祐一の取り合わせがいいですね。
前半の場面転換（『祐一が大学から帰ってくると…』のくだり）がちょっと唐突で、一瞬話の繋がりが分からなくなりました。
時間が経過しているという説明があると良かったかも。
あのじ (採点:6)
話としては悪くないんですけど……微妙にひっかかるところが多かったり。
設定を煮詰めきれてない……というのは私の気にしすぎかもしれませんが、
少なくとも若干の説明不足は感じます。
後、描写にも出来ればもう一工夫欲しいところです。
荒野草途伸 (採点:2)
一見しっかり書いてあってちゃんとした文章のように思えますが、いざ感想を書くとなると疑問符でいっぱいです。真琴が記憶を失いかけていることに、何の意味があるのでしょうか。女の子があゆに似ているから何だというのでしょう。時間軸もつかみにくいですし。祐一と美汐、二人だけ出せば十分だったのではないでしょうか？
吐迄宴 (採点:8)
とてもおもしろいんですが、ある長編の一節を抜き出しただけのような物足りなさも残ります。
……なんてのはやっぱり贅沢ですかねぇ？（汗
淡々とした雰囲気を醸し出す文章。抱えたものを消化しきれないままに、しかしそこから逃れることもまた
出来ないままに、それでも生きていく人々。
真琴が帰ってきたにも関わらず、どこかそれを享受できないままに日々は流れ……。
しつこいですけど、これは是非とも長編として読みたかったですね、いやホントに。
結村秋人 (採点:9)
展開運びのスムーズさが素晴らしいです。
人間関係においても、ベタつきすぎず、本編からの時間の流れを感じさせてくれたので違和感なく読めました。
ただスムーズな流れの中で、方向性が微妙に違っているのが気になりました。おそらくそういう風に（スポイルしてしまわないように）書いたのだとは思うのですが、中途半端さがところどころで見えるような気がして。
もっともこれは個人的なものですから、あまり気にしないでくださいましね(^^;
mightywings (採点:8)
真琴の帰還がさほど重要なものに感じられない。作品全体がドライな感じなので、せめて
この部分だけでも丁寧に語っても良かったのでは。それと、時間経過が少し判りづらい。
場面転換も同様で、段落間の空白をやや広めにとって貰うとまた違ったのでは。
比翼の鳥のカップ、渋いチョイスだがこのセンスは良い。
ooba (採点:7)
分かりづらい内容だったけど 雰囲気は伝わってきました
水無月 (採点:3)
物足りないんですけど……それはつかみがダメだったって事でしょうか。
あとは中盤の盛り上がりが、これがホントにイマイチ。
それ以外は良かったのに。
あつやん (採点:7)
いきなり時間とか場所が飛んだりして、あれ？ と感じた部分はちらほらありましたが、キャラクターを良く捉えて描いておられると思います。今後二人は比翼連理の関係となるのかどうか……考えが飛躍してますが、ともかく、この続きが見てみたい気がします。
mdk (採点:5)
う〜ん、なんだか分かり辛いところが多かったです。
まーきー (採点:6)
非常に丁寧に書かれていて好感が持てました。美汐と祐一のやりとり、細かな仕草に彼ららしさがよく出ていて、物語に素直に入り込むことが出来ました。しかし、気になるところもあります。それは、ひとつ。テーマを婉曲に語り過ぎではないか、という点です。突然出てきたあゆの名前に顕著なのですが、物語の軸が時折左右にぶれるせいで、読んでいて混乱してしまいました。僕が言うのもなんですが(汗)、もう少しわかりやすく明快な展開を心がけてみるのも良いのではないでしょうか。
奇族 (採点:6)
まとまりがなくて展開が唐突。
キヒ (採点:7)
描写は上手で、会話もよくできてる。でも、惹き込まれるようなものが少し足りなかった気がした。
コロリン (採点:9)
いいお話でした。
素晴らしく世界を構築されていてすっかり世界に引き込まれてしまいました。
妖狐は悲しい立場にあるのですね…。
竹仙人 (採点:2)
何も起こらず、ただ進んでいくだけなので、面白くありません。
何が書きたいのかも分かりませんでした。
一人称で書いたほうが良かったんじゃないでしょうか。
あるだけって話でしたんで。
不義理と邪悪の代名詞 (採点:4)
構成の仕方は間違ってはいないと思いますが、それを綴る言葉が少々こなれてないかな、という印象を受けました。
あと、場面転換時の改行はもう少し空白を多めに取った方が読みやすいです。
おーふな (採点:6)
申し訳ない。私にはこれ、どこが読みどころなのかよくわかりません……。
ストレートでなく変化球だな、とは思うんですが。うーん、まあ、雰囲気いいからいいのかなあ。
好感度２点、面白さ２点、完成度２点、合計６点。
コンタミン (採点:5)
あの……真琴はもう用済みですか？ いつ帰ってきてもいいように大学まで近場にしたのに……用済みなんですか？
狩野末葉 (採点:7)
美汐の複雑な心理が上手く描けていると思う。祐一が迷子の女の子にこだわったのは、美汐と一晩過ごしたかっただけじゃないかな、と邪推したり。ただ、全体的に淡々として特に見せ場らしいところがなかったのと、最後が中途半端なまま終わってしまったのは残念。
さわむ (採点:9)
途中の展開で、もうちょっと抑えて欲しい所もあったけど
凄く、いい感じです。
この話しで長いの読みたいですね。
酔狂 (採点:9)
素晴らしい読後感でした。
you can carry that weight.
簡潔にして要点を突いた叙述による抑えた展開で、
文章を読んでいるだけで先に運ばれていくようでした。
どこかグローバルな視点が感じられるのも独特ですね。
東京と”あの街”の距離感。
それがそのまま二人の距離感になっていて、
最後、空港で見た三人組の行動に救われます。
| 投票数 143 : 単純平均点 6.29 |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | |
☆naoki☆ 10/8 1:6 ＜作者＞
あとがき＆解説
naokiです。
まずは、読んでくださり、また採点してくださった皆様、
そしてこのような場を与えてくださったいたちん様に感謝を表明したいと思います。
ありがとうございました！
それにしてもしっかりとばれているんですね。
多くの方がご指摘なさったとおり、
この作品は昨年考えていた長編SSのプロットから再構成しました。
そのためか、短編に入れるのは非常にきつく、
説明不足・情景描写不足がそこかしこに見られます。
昨年考えていたプロットには、
真琴不在の一年間のお話、真琴帰還のお話（今回はそれの一部です）、その後のお話、
と大きく三つありました。
使い切れなかったのは残念ですが、そんなものでしょう。
一応、少しずつは触れていますけれどね。
ぼく個人としても、もっと描写したい部分はありました。
特に「祐一と真琴の日常」「美汐に渡されるスターサファイア」の二つは、
もっと描写しないとどうしようもないところです。
かといって、描写を始めるとあっという間に短編の上限である20Kbをオーバーするので、
やむを得ずその描写部分を削りました。
「それなら中編に投稿すれば良いんじゃないの？」
と多くの方はお思いになるでしょうが、
中編にまとめるよりは短編にまとめるほうが実は簡単であり、
また一ヶ月や二ヶ月で完成させる自信もなかったため、
中編への投稿はあきらめました。
そしてその判断は正しかった、と思っています。
普段から短編小説を書きなれているのもありましたしね。
あと、これは改めて実感したことなのですが。
ぼくは演出がずば抜けて下手です。
エンターテイメント、もしくはジュブナイル風に描けば、
もっと多くの読者の方を愉しませることが出来たであろうことは、
想像に難くないです。
しかし、出来ないことは出来ない。
いつかは出来るようになるかもしれない。ならないかもしれない。
とにかく、限られた範囲で自分の全力を出し切ったことだけは確かです。
本音を言えば、
ぼくは前回出展した「満開の桜の樹の下で」のほうが好きですし、
本当に良いものを書けた、と今でも思います。
確かに前回よりも今回のほうが、文章その他、巧くなっていることは事実でしょう。
順位もはるか上に来ましたしね。
ですが、ぼくの中での満足感は前回ほど大きくはありません。
簡単に作品の解説＆ネタばれをしておきます。
★真琴が帰ってきたのはなぜか？
これはひとえに「あゆの願い」によるものです。
ではなぜ美汐が東京に行くまで真琴が帰ってこなかったのかというと、
簡単に言えば、美汐の存在が「あゆの願い」の成就の妨げとなっていたからです。
美汐がいれば祐一にとっては幸せだったのでは？
というものが、ぼくの真琴エンドに対する解釈のひとつになります。
（あくまで数あるなかのひとつに過ぎません）
★祐一の美汐へ、美汐の祐一への想い
これはスターサファイアに象徴させました。
石言葉は「誠実 慈愛 徳望 信頼 運命」などです。
サファイアが光る部分、あるいは渡される部分などに注目すると、
少しはこの難解なお話がわかりやすくなるかと思います。
★マグカップ
これで祐一と美汐の関係を表現してみました。
さらにマグカップにまつわる思い出などもあります。
★祐一と美汐、そして真琴のその後は？
ヒントは「ロビーで抱き合っている三人組」です。
それ以上を言うのは野暮というものでしょう。
正直、すべての人に理解してもらおうなどというおこがましいことは考えていません。
また続きを書くことも考えていません。このお話はこれで完結です。
作品の放棄はしておりません。決められたルールに則ってすべてを詰め込みました。
さて、最後になりましたが、前回の作品に対して細かい批評をしてくださった、
ashさま、2%さま、たかし・ザ・マンさま、Aliceさま、神崎隆一さま。
ありがとうございました。
各方々のご指摘のおかげで、
このように完成度の比較的高い作品ができたことは疑いありません。
ええっと、これで一応あとがき＆解説は終わりたいと思いますが、
「お前には一言言わなきゃ気が済まない！」という方は、
どうぞご自由に書き込みしてください。
☆名無し☆ 10/10 23:28
SS討論スレから来ました。んで、読ませてもらった上で感想を。
んー、ちと細かいことにも色々突っ込ませてもらうわ。
三人称形式なのに、祐一は祐一なのに、美汐は天野になっているのは微妙に違和感。
祐一、プレゼントを投げるな。明らかに様子がおかしい美汐を放置して帰ってくるな。
空港からの帰り道と、真琴の出迎えの間の時間経過が一切書かれていなくて混乱する。
＞カレーは真琴の口に合わせてかなり甘口だったが、それ以上に祐一には美味しく感じられた。
この文でそれ以上にという繋ぎかたは変。意図は分かるけど。
もう少し、四人揃った家族の楽しさを出せば、この文の後半部も生きてくる。
祐一と美汐の関係が中途半端。
大学に入ってからつき合いが自然消滅した相手にいきなり会いにいったくせ、
目的を果たさずに帰ってくる。そのくせ電話で確かめることはしない。
祐一は美汐に電話する理由があるだろ。ためらう必要もない。なに考えてるんだ？
飛行機を使わなきゃ会いに行けないほどの距離なのに、簡単にふらりと会いに行ったり。
美汐の行動や気持ちは分かる。でも祐一はすごく不自然。なにを考えているのか分からない。
もっと真琴の帰還を喜ぶなり、美汐と強引に会わせるなり、肝心なことを一切していない。
……美汐も頑なすぎるな。どんなわだかまりがあっても、飛んで帰って会えばいいのに。
会ったら思い出すかもしれない、とまるで考えなかったのだろうか？
知らないと言われるのが恐い……と言う定番パターンも本文中でその手のくだりはないし。
迷子ってそう簡単には笑顔にならない……が、それは個人差と言うことでごまかすか。
でも鋭く遮るような声を迷子の前で上げないように。また泣くぞ。
この迷子のあゆ（に似た少女）の存在理由が、一日引き止めるための道具にしか見えないのも難。
あゆの奇跡の一部っぽいけど……。
だから祐一、お前は結局美汐とどうしたいんだ？ 真琴はどうするんだ？
まだ気がある美汐を自分の都合で恋人にしたり放置したりと、身勝手な行動を取っているようにしか見えない。
泊まることになってから、急に馴れ馴れしくなったのも鬱陶しい……。
悪いけどこの祐一、かなり嫌いだな。
結局なにを書きたかったのかという目的がまるで見えない。
で、ここからはあなたのネタバレを見た上での突っ込みを。
時間がなくって短編にエントリーは仕方ないにしても、それなら１から書いた方がまだましだったと思う。
十章あるエピソードの、１・３・５章だけを読まされたような気分。
完成度が高い？ これで？ 自分でも前作よりダメだとは思っているんだろう？
満足いかなくても当然だよ。これは作品として成り立っていない。
真琴が帰ってきた理由は、奇跡の成就。だが美汐がいたためにタイムラグが生じた。これはいい。
なら、祐一は美汐といた時幸せだったと言うことだろう、なんで疎遠になるの？
名雪の空港お出迎えエピソード、丸ごとカットしても良かったな。
真琴の記憶がなくって病院に行って来た、なんて次の章の冒頭でも説明できる。
美汐と話ができなかったことについては、飛行機の中でモノローグなどを使って語れる。
行数切りつめてる割には、余分なところが多い。
これ以上書くのは野暮と言うより、これから先どうなるのか推測がつかない。
真琴の記憶について、どうなるのか言及されていないから。
美汐と出会ってどうなるのか。３人円満というのは予想できても、それだけでは不足。
生まれ変わった（記憶をなくした）真琴がまっさらな人生を歩む、と言う兆候も見えないし。
だからさ、長編の一部って見破られたのは、それだけ物足りなかったってことだよ。
演出と言うより、構成力の方が足りないように思える。
プロットのどこを削るべきかってーのが見えてないように思えた。
こんなところかな……長々と失礼。では。
☆naoki☆ 10/11 0:29
ありがとう。すっごく耳の痛い言葉だ……。（褒め言葉です）
こういう率直で、きつい言葉は大好きだし、とても嬉しい。
それと、相手をしてくれてありがとうね（ｗ
書きたかったことは、真琴が帰ってきたときの天野の反応。
だから、ある意味ではテーマ性というものが欠落しているとは思う。
その先どうなる、とか、こうなって欲しい、とか、そういう願いはない。
それは彼ら自身で決めることであって、ぼくではない。
まあ、数ある天野・真琴SSで、天野の葛藤の弱さに対するあてつけもあるけど。
呼称
これはKanonのゲームのほうにあわせただけ。
迷子
ご想像の通り、あゆの奇跡の一部と受け取ってくれて構わない。
裏設定は数多いので、あなたの疑問にすべて答えられる準備はあるのだけれど、
作品内で感じ取れなかったのなら、それをここで晒すのは無意味と思われるのでしない。
（天野についてはオリジナル設定を大量に加味している。真琴もそうだが、特に天野は。
真琴に思い入れを持っていないのは、その最たるものだ）
祐一についてだが、ゲームでの彼は身勝手で気ままな性格だと思う。
自分の心情に正直、といえば聞こえは良いが、
独善的な判断を人に押し付けているのは否めない。
（それがいちばんよく現れているのは、名雪シナリオだと個人的には思っている）
先にも書いたが、受け入れられない人がいるのは仕方がない。
それに対しては残念だ、としか答えられない。
飛行機でのモノローグは考えたが、
名雪と秋子の立場を明確にしたかったため、敢えて書いた。
気づきにくいとは思うが、名雪の祐一に対する想いが根強く残っている描写はした。
（ちなみに祐一と天野の過去の関係も書いた。気づきにくいかもしれないが）
他の時間の経過や物足りなさについて、それを完全に満たそうと思ったら、
１００ｋｂは余裕で超える。
これがやはり自分の現在の限界であろうから、あなたの言葉は真摯に受け止めたい。
>プロットのどこを削るべきかってーのが見えてない
返す言葉がないな。確かに見えていないのかもしれない。
これでも一応、暗誦できるくらいは読み返したんだが……。
まあ、その分誤字脱字は排除できたな（ｗ
完成度が高い、って言ったのは、前回は叩かれたからね。
隠す必要もないので言うが前回は１５１位だった。
それが今回は２０位なのだから、本人はよくわかっていないが、
完成度は上がったのだろうと判断した。
前回の作品は１シーンを切り取ったのだが、それが不評だった。
手抜きだと思われたらしいし（本人は全力なので、まだ納得はいっていない）
文章体裁の悪さもある。（これは納得済みである）
シーンだから、という理由で１点をつけた方もいたので、
だったらストーリーを書いてやろうじゃん、とも思ったわけだ。
ちなみに本人はストーリーよりシーンを書くほうが好きだったりする。
構成については、勉強しなおすことにする。
ここまで書いてひとつ思いました。
独りよがり、という感想がこないのはなぜ？
☆名無しさんだよもん☆ 10/12 13:32
真琴帰還物で真琴が帰ってきた理由が分からないのは、
真琴が再び消えるかどうかも分からないって事なんで、
ここは完全に解決しなければならない問題だと思うよ。
しかもこれは美汐とくっつくと真琴が消えると読めて、
3Pエンド（誤）になるだろうとは予想しにくくかった。
そういう設定だと分かれば独りよがりだと思ったかも。
なんせ作品中ではほとんど触れられていないんだから。
葛藤するところまでは良いけど、その先が見えないと。
私の８点分はストーリーではなくシーンに付けたもの。
☆naoki☆ 10/12 15:22
>ここは完全に解決しなければならない問題
少しだけ言い訳させて。
ここを本気で書いたら短編ではもちろん、中編でも書ききれない。
それをすべて書ききるための長編プロットだったから。
それでも指摘された箇所はぜんぶ短編の中に書いたつもりではある。
でもあくまでつもりだからね。
巧い人はきちんと書ききってしまうんだろうな、とは思う。
真琴帰還にあまり重きは置いていない。
一番書きたいのは真琴の帰還を聞いて天野はどうするのか、ということ。
もっともこれを書くためには、
祐一と天野の真琴がいない間の関係を描かなければならない。
そうして出た答えがこの短編だった、とも言えるかな。
指摘ありがとう。
☆名無しさんだよもん☆ 10/15 17:37
うん、そりゃそうだろうから「続きが読みたい」って言ったんだよね。
ただ、伏線張っただけでは描いたとは言えないような。
１行でもいいからその伏線を昇華していればさらに点は上がったと思う。
☆naoki☆ 10/15 18:17
数多くある裏設定（苦笑）を基に、
くもの巣のように張り巡らした伏線からすべてを類推して欲しい。
……というのは作者の傲慢と贅沢なんだろうなぁ……。
推測できるだけの材料はすべてそろえたつもりなんだけどね。
いや、だからこその「続きが読みたい」という言葉なのかな。
>１行でもいいからその伏線を昇華
そういうのをぼくは基本的に蛇足と呼んでいます。
伏線から類推できるならいらない、という考えを持っているので。
特に結末に関係してくる場合は、わからせるよりも、
感じさせることに重点を置いているから。
……実際、伏線の解決のためだけに用意された文章は、浮くんだ、作品から。
でも、これまた自分の言葉を自分で否定しているけれど、
巧い人はそれを作品に溶け込ませることが出来るのだろうと思う。
☆名無しさんだよもん☆ 10/15 21:6
なぜ昇華が必要かと言うと「別の設定」「別の結末」が推測できてしまうから。
作者は伏線のつもりじゃなくてもそう見える描写があったりすると、
どんなに伏線を張っても作者が想定する「一つの結末」を推測できなかったりするわけで。
「この材料からはこれしか考えられない」という場合に説明を加えるのは蛇足だけど、
いろいろ考えられるものに説明が無いのはただの説明不足だよ。
「完全に解決する」というのもそういう意味。
例えば、「美汐とくっつくと真琴が消える」という可能性を否定するような伏線って、
どう頑張っても見当たらないんだけど。
☆naoki☆ 10/15 22:7
ぼくのSS(小説)に対する考えにまで発展しますが、
小説は作者の手から離れたその瞬間から無限の可能性を秘めているものです。
それともなにもかも作者が一から十まで説明し尽くした作品が読みたいですか？
少なくともぼくはそんな押し付けがましい作品は読みたくない。
いろいろと想像の余地があるから面白いと思うのです。
先に何度も言っていますが、あなたが求める描写はすべて書きました。
それは独りよがりな部分もあるだろうし、反論したくなる部分もあるかもしれません。
すべての人が理解できる作品なんてありえませんし、
理解できない部分があるから面白いのだと思いますし……。
またぼく自身の技量に問題がある場合もあるでしょう。
ちなみにぼくにとって短編とは伏線の塊です。
言い換えると「伏線じゃない描写はひとつも」ありません。
ヒントは解説で述べているので、それを参考にしてください。
作者からこれ以上は説明したくないんです。
作者の手に縛られた作品ほどつまらない作品はないと思うのです。
あの解説も、あくまで助けになればいい、と思って書いているのであって、
その解釈はやはり読者に任せたい。
ぼくと共感できたら、それは作者としてとても嬉しいことですけど、
違っていたって構わないし、それが普通でしょう。
どうしてもぼくの作品意図をすべて知りたいとおっしゃるなら、メールをください。
詳細な作品解説を添付して差し上げます。この作品の十倍以上の分量になります（ｗ
……欲しくないでしょ、そんなの。
もしあなたがたとえば、
「これ本当は真琴消えちゃうんじゃない？」と思ったら、消えるんです。
それでいいじゃないですか。
それがどうしてもいやなら、作品解説を送ります。
公開はしません。
読者の想像をしばりたくはありませんから。
☆名無しさんだよもん☆ 10/16 15:48
読者に想像させるという考え方は私と同じだね。
でも少しでも矛盾したらそうもいかないでしょ。
「真琴が消えるならあの祐一の行動はおかしい」とか思ってしまえばひどく想像の邪魔になる。
想像したくても、そのためにいちいち最初から読み返そうとかは思わないわけで。
ぶっちゃけ、伏線なんてそんなに張らなくても想像はできるんだよね。
真琴復活の理由は全く説明無くても良かったんだ。
中途半端に説明があったからこそ「分かりにくい」という評が出て来たんじゃないかな。
「美汐の葛藤」というテーマははっきりしてたんだから。
私も理詰めで書く方だけど、いつも矛盾の解消に最大の労力を費やしてるなあ。
☆某板での273=276=282☆ 10/16 16:14
ほい。一応、口出すかどうか迷ったんだが……
読者に「想像」をさせうるべき「指針」となりうる言葉が足りない。
これが伏線の解消不足と重なって、どこか消化不良な感を抱かせている。
必要最低限の描写かどうかはともかく、序→結末までの流れが不明瞭気味。
伏線は関係ない。伏線以前の部分での「方向」の話だと思う。
考えさせる内容が、所々だけ顔を出しているけれども、非常に足りない。
1+Xならば答えを探す気になるけれど、X+Yじゃ答えようがない。こんな感じかな。
ということで、個人的にはもったいなかった、とだけ言っておくよ。
☆naoki☆ 10/16 16:20
名無しさんだよもんさん
ごめん。正直、君が結局どうしたいのかがわからないんだけど。
説明が過少だといったり、今度は過多だといったり……（汗
某板での273=276=282さん
先日はどうも（ｗ 考えさせる指針、ねぇ。
物語の方向……というか、なんというか、補完の形をとっているからなー。
確かここで以前、「数ある天野SSに対するあてつけ」って言ったと思うけど、
美汐の葛藤を描ければそれでよかったわけ。
ちゃんとした真琴シナリオに対する解釈と解決をまじえてね。
もったいない、という言葉は嬉しく思う。
☆名無しさんだよもん☆ 10/17 4:10
情報（説明・伏線）は想像させるものであっても混乱させるものではないって事だよ。
混乱させる恐れがあればそれを解消するとこまでセットで考えないと。
そりゃ作った人は混乱しないだろうけどさ。
☆naoki☆ 10/30 16:53
遅レスでごめんなさい。
混乱、はしないはず。一貫して書いているから。
（この一貫性に関してはみとめていただけるはず）
ただ伏線の量に比例する情報量の多さで困惑している人は多かったのかもしれない。
君がずっと指摘している点はおそらくここでしょう。
説明不足は認めます。しかしその分想像で補えるようにはしたつもりです。
……何度も言っていることですが（汗
その読者が想起する時点で、矛盾が生じることもあるし、
なにしろそれ以前がどうだったのか、ということも含めて想像しなくちゃならないから、
読み取る、という意味では難しいお話だと思う。
これも何度も言っていることだけれど、すべての人に読み取れ、と思ってはいない。
わかる人にわかっていただければ満足なんです。
しかし、わかりやすく書けないのは、やはりぼくの技量不足です。
これからの課題でしょうね。
PS
★真琴が帰ってきたのはなぜか？
いまさらながら、書き忘れていたものがあったので追加。
真琴の記憶がない理由について書くのを忘れていました。
簡単に言うと、復活の代償です。
本当はその辺のことも書くつもりだったんですが、（プロットにはある）
オーバーするので切りました。
このあたりはまったく書いてないな（苦笑
Kanonの本編のほうで、指摘されていた部分だったから、いらないと判断したのでした。
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