烏賊悪魔 (採点:7)
観鈴ちんですね、これは。
ナユキの事をミユキと呼んでみたり、読者としてはかなり混乱させられるものかと思います。
kanonである必要がそもそも薄いですし、オリジナルをkanonにくっつけたという印象を受けました。
ラストの墓標についてですが、名無しである必要はないでしょう。なにか、序盤に伏線を張るなりイチゴとかの名雪と関連性のある名前をつけてやるべきだったと思います。タイトルにこだわらずに。

ただし、それで点数が低いのかと聞かれればそれはＮＯであると私は答える。
本編はkanonのＳＳであるということを差し引いて真ん中を読めば結構なオリジナル作品です。
それ自体は悪くないと思いました。

たけとう (採点:6)
視点からの描写もしっかりしており、
名雪の猫好きの描写がしっかりしていてよいと感じました。
しかし、いまいち味に欠けると考えます。

えあっど (採点:7)
いいお話でした。
秋子さんの職業がきになります。

ｍａｘｗｅｌｌｓ (採点:7)
タイトルが良くないようを現していると思う。
‥‥‥読み始める前に内容まで読めちゃったけど。
後天的なアレルギーの有無は兎も角、
ネコに名前をつけてあげないのはなぁ、らしくない。

栞 (採点:7)
ね〜こね〜こ

YOU (採点:5)
ペットのお話はよくあるが、猫視点の話は珍しい。あれ、そういえば猫アレルギーは？

雨音 (採点:4)
アレルギーについてはあっさりと数行書いただけで説明無しにスルーですか？

syun (採点:7)
一言で言えばＡＩＲのそらと観鈴の立場逆転ＳＳ。
もう少し、判りやすければ面白いなと思いました。


はまのじ (採点:6)
ええと、この猫と“すぐにお別れになる”のは、名雪がアレルギ体質だから、ということですよね？　それともすぐに死んでしまうことが分かっていたのか。それが話の伏線になるのかな、と気になって集中できませんでした。
話の出来自体は良くも悪くも普通といった感じ。起伏が少ないのでマッタリと読むには良いかもしれません。

sffffz (採点:7)
ん〜……病気の猫……？　老衰……？

Manuke (採点:7)
印象は悪くないのですが、終盤にもう少し盛り上がりが欲しかったと思います。
また、結末部分は若干尻切れトンボのような感を受けました。

takasi (採点:6)
コンペの中では珍しい視点の作品でしたが、何か物足りなかったです。

Xardion (採点:8)
瀕死の猫視点……心に響くものがある話でした。ただ、最後の祐一との会話部分で余韻が削られてしまったのが残念です。

ＢＬＡＫＫＣＡＴ (採点:8)
ねこさん、いいです
こういったのは見習いたいですね〜

あおき哲夫 (採点:5)
アイデアはいい。ただ猫アレルギーとはちと関連付けにくいか。心因的なと考えればありえないとは言えないのだが。あと横線は失敗ですね。

ウンパス (採点:7)
「スパシーボ中村」と考える祐一のネームセンスに脱帽です。

ＣＡＢＩＮＭＡＩＬＤ (採点:6)
ねこさん可哀想〜、でも名雪のネコアレルギーはどうしたんでしょうか？

Ｇａｒａ (採点:5)
ひとつのお話としては良く出来ていると思います。
ただ、ＫａｎａｏｎＳＳとして読むと、難点がちらほらとありますね。
秋子さんが、理由をはっきり言わずに、「飼えない」と断じてしまう点。キャラが違います。
名雪のねこアレルギーが、１回突然出るだけで、ほとんど発症しない点。この時に発症した、という事かもしれませんが、理由が曖昧です。
名雪の「無類のねこ好き」が無い点。このエピソードで好きになった、とするには、この話は悲しい別れすぎます。少なくとも「ねこーねこー」な名雪が生まれるエピソードではないです。
秋子さんの口調が違う点。「なっちゃうよ？」、「さよならするんだよ」等、明らかに名雪口調が混ざってます。
名雪が「秋子さんのお仕事」について宿題を書けてしまっている点。高校２年生に至るまで、名雪は秋子さんの仕事を知らないままの筈です。
オリジナルな過去の出来事を、ねこの視点から書く、という、只でさえＫａｎｏｎっぽくない話なのですから、設定くらいは本作に揃えて欲しかったです。正直、キャラの名前さえ変えてしまえば、全くのオリジナル小説ではないかと。


ログ零式 (採点:3)
ちと、きびし〜です

あー (採点:6)
んー。なんかいろいろコメントしにくいものを感じたりしますが。ラストの一文、もったいないですね。


あのじ (採点:4)
名雪の猫アレルギーはどこへ行ってしまったのやら……これでは、ただの猫好きです。
そういう意味で、キャラに『らしさ』があまりにも欠けているかな、と。
そして、栞並にあっさりと死んでいく猫。なまじ回復させない方がよかったのでは、と思ってしまいます。
最後もあっさりと終わりすぎな気がします。もう少し印象に残るエピソードに出来れば……
話そのものは悪くないと思います。より一層の努力を。

ありきん (採点:6)
突っ込ましてもらうと、猫の具合が悪い前兆はあったのでペットを飼っている者なら具合が悪い事に気づくと思います。特に犬や猫はふとした事で簡単に死んでしまうので飼主は結構神経質になるはずなのですが。子供の名雪はともかく秋子さんは気づいていておかしくないのでは？　話自体は良かったんですが違和感がありました。ここの所の辻褄を合わしてくれればもっと上の点をつけていたでしょう。

浮動明王 (採点:5)
幼少時は例の猫アレルギーは発現していなかったという設定ですね。このSSのような経験が名雪の猫好きを増幅したと考えれば、本編の名雪の異常な猫好きも納得できそうです。

mdk (採点:5)
話はそんなに悪くないですが、Kanonである意味があまり感じられませんでした…。

グＥ (採点:5)
名雪ってかなりのネコアレルギーだったような・・・、
という突っ込みはおいといて、
昔の名雪の様子がよく描けていたと思います後せっかく題名が『無名の石』
となっているのだからもう少し石に関するエピソードがほしかったかな・・・。


結村秋人 (採点:9)
　名雪の猫アレルギーについて直接触れていないのが成功したと思います。
　猫視点の描写についても、違和感なくて（←変？）よかったです。最後まで名前をつけなかった、というくだりも凄く好きです。
　ただちょっとラストがあっさりしすぎてしまったかな、という印象が残りました。容量制限のために仕方なかったのかな、とも邪推してしまうのですが。
　いい雰囲気の作品でした。ありがとうございました。

naoki (採点:3)
なんとも言いようがないです……。
もっと何を書きたいのかをまとめてください。

コロリン (採点:9)
いいお話でした。
キチンと今の名雪と幼い名雪の二人が頭の中で映像となって流れて行きました。素晴らしい文章力でした。

いい作品でしたので、出来れば名雪が悲しい別れを経験しても猫が好きで居られるエピソードも織り交ぜて欲しいと思いました。

吐迄宴 (採点:6)
アレルギーはどこへ行ったんだろう？
なんて無粋はツッコミはやっぱりしちゃいけないんでしょうね(汗

どんなものにも物語が、大切な思い出がある。そんなことが実感できるとても良いお話でした。
名雪の子供時代の一コマを描くのにこれほどの題材と視点があるというのも凄い。
そしてやり過ぎないバランスの良さ。綺麗にまとまって、この文章量なのにちっとも冗長だと思えません。

ただ、別れは貰い手に目処がついてからでも良かったのではないかとも思いますが、そこまでやっては
この良質なバランスを崩すことになるかも知れませんね。

ちょっと文章が詰まっていて読みにくいと思えたのがマイナスと言えばマイナスでしょうか。
『…』もどうせなら２つ使った方が無難だったのでは？

しぐるど (採点:5)
文章力はあるのにもったいない、というのが第一印象。
回想シーンはねこ視点よりも名雪視点の方が味が出たと思う。
ストーリー自体はありきたりなのも少々マイナス。
それからラスト。余韻が感じられれば+1点だった。

あつやん (採点:6)
話の雰囲気、そして猫視点という着想は良いです。しかし冒頭の振りから考えると、猫視点への移行は、話としてやや不自然だったように思います。

竹仙人 (採点:2)
　読み終えて感じたのは、別に猫視点で進める必要など無いという事です。
　動物視点という事で、違和感を感じます。老衰なのか、それとも病死か。前者なら、母親は生きてたみたいですし、矛盾するような。
　名雪、猫アレルギーな筈ですけど。
　石に名前が無いのは分かりましたけど、それだけでした。

七瀬ユウジ (採点:10)
よくまとまっていると思います。

おーふな (採点:7)
いい話ですし、猫視点もうまく書けてますし、何よりムードの良さが長所ですね。
幼い名雪もいい感じですし。こういうのは私には書けないなあ……。
好感度２点、面白さ２点、完成度３点、合計７点。

長森長 (採点:7)
中途半端と切り捨てるか。それとも秋子の台詞の意味や名雪のくしゃみの原因等を突き詰めて考えてみるか。評価が分かれそうな作品ですね。私は好きですよ。

狩野末葉 (採点:9)
しみじみとした情感漂ういい話。ただそれに尽きてしまう気がする。kanon本編世界とのリンクが弱いのは残念。猫については名雪にもいろいろ設定があるのだから、上手く結び付けて欲しかった。また、名雪の猫アレルギーの描写は弱すぎると思う。本編で記されているような強度のアレルギーなら、近寄っただけで効くはず。ましてや一晩同じ部屋で過ごすなど論外かと。

さわむ (採点:7)
ちょっとせつない系でいい感じ。
ラストの二文がいいです。

☆七瀬ユウジ☆ 10/8 18:59
１０点を付けてるくせに
「よくまとまっていた」の一言ではあんまりな気がしましたので、
追記させて頂きます。
多分、他の方の感想とかぶりますが…

まず、最大の印象はラスト数行でした。
いつもどおりの祐一とのやり取りの中で終わっているのが、
逆に大きく印象を受けました。

後は、私情ですが私も小さい時に飼ってた犬を亡くして、
それがちょっとかぶったのもあったかも…。
審査する人としてはちと失格かも知れませんね。

＞アレルギー
私はこの頃はまだ平気だったと勝手にとらえましたが、どうなんでしょうか？

＞秋子さんのリアクション
＞「…きっとすぐお別れすることになっちゃうよ？」
本編の真琴編から考えれば、猫の死を予感していたととらえました。
この辺もうまいなぁと思った所なんですが。

最後につきなみな言葉なんですが、
これからも頑張って下さい。

---

☆名無し☆ 10/8 23:54 ＜作者＞
まず最初に、私の拙文を読んでいただき、ありがとうございました。
感想をいただいた方はもちろん、読んでいただけた皆様に、感謝いたします。

それでは、簡単にではありますが、感想へレスをさせていただきます。

烏賊悪魔さん＞
「Kanonである必要があるのか？」ということは、言われると思っていました。
　実際、書き上がった後で投稿するかどうかも迷いましたし。
　しかし、やはりこれは私にとっては、名雪でなければいけない話なので、投稿することになりました。

たけとうさん＞
　今回は、ペット側の心情を書きたかったので、そう感じていただければ嬉しいです。
　味に欠けるという点については、確かに起伏の乏しい話でしたし…。
　精進いたします。

えあっどさん＞
　職業はやっぱりヒミツです。
　私の中では決まってたりしますが、それはまた別のＳＳで。

maxwellsさん＞
　やはり、タイトルでバレバレでしたか…。
　投稿前に読んでもらった友人にも言われました（苦笑）
　魅力的なタイトルを付けられるようになりたいですね…。

栞さん＞
　喜んでいただけようで何よりです（笑）
　私も猫好きなので、書いていていろいろとためになったＳＳでした。

YOUさん＞
　後で設定を説明するのは愚の骨頂なのですが、ほかの方の感想でも多く指摘されたアレルギーについて。
　この当時はまだ、程度は軽微なものではなかったかと考えました。
　そういうことがあるのかは謎ですが。ちゃんと調べてから書いた方が良かったかと、反省しています。

雨音さん＞
　アレルギーについては、これから重度なものになっていくのでは、ということで。
　作中で説明しきれれば良かったんですが、力不足でした。

syunさん＞
「そらと観鈴の立場逆転」というのは、全く考えていませんでした。
　言われてみれば、確かに。ちょっとびっくり（笑）

はまのじさん＞
　何故“すぐお別れになる”のか…。
　これ以上、内容について解説するのは己の力不足を解説するようなものなので、やめておきます。
　本来悩ませないところで悩ませてしまったのは、失敗ですね。すみません。

sffffzさん＞
　これもまた解説は勘弁して下さい、ということで（謝）
　伏線を張ったつもりが、独りよがりになっていたようです。反省。

Manukeさん＞
　盛り上がりに乏しいのは、半ば狙っていたのもありまして…。
　尻切れトンボというのは、そうかもしれません。
　もう少しうまく書けなかったかな、という感はあります。

takasiさん＞
　物足りなさを感じてしまわれたのは、私が伝え切れていなかったということでしょう。
　これからも精進いたします。

Xardionさん＞
　余韻を残しすぎるのもどうか、という思いがあって、あの形になりました。
　でも、今思えばもう少し何とかできたのではないかとも思います。

BLAKKCATさん＞
　ねこさんを気に入ってもらえたら幸いです。
　ところでそのハンドルは、もしかしてＮ◎ＶＡ？（違ってたらごめんなさい）

あおき哲夫さん＞
　横線は苦肉の策というか…。
　ただ行間をあけるだけでは、他で同様に開けているところと混乱するかと思いまして。
　難しいですね…。

ウンパスさん＞
　名前を付けるのが苦手な私の中では、屈指の傑作です。
　私もお気に入り（笑）

CABINMAILDさん＞
　確かに可哀想ですが、いつかは訪れる別れかと。
　悲しいですけどね。

Garaさん＞
　秋子さんの口調については、小学校低学年くらいの子供に言い聞かせるときには、あのような口調になるのでないかと考えてのものでした。
　でも、違和感という点ではそのとおりかもしれません。
　他に指摘された点とあわせて、受け止めておきます。

ログ零式さん＞
　暗めの内容が原因でしょうか。だとしたら申し訳ないです。
　ジャンルも、ほのぼのとしか書いていなかったし、読む前にそういう部分があることを知らせておくべきだったかもしれません。

あーさん＞
　そこをもったいないと感じられたのは、私にとってはかなりショックです（泣）
　そのように思われないよう、がんばります。

あのじさん＞
　あっさりしすぎていたとは思います。
　それも、ある程度は狙っていたのですが。
　それでも、印象に残らないくらいだと問題ありですね。
　精進します。

ありきんさん＞
　仰るとおりです。説明不足でした。
　違和感を感じると話を追うのが難しくなるので、気をつけなければならないとはわかっているのですが。
　これからは、もっと気を配って書いてみます。

浮動明王さん＞
　そう考えていただければ、ねこさんも嬉しいのではないかと。
　名雪にとっては、いろんな意味で衝撃的な出来事だったのではないでしょうか。

mdkさん＞
　その点については、仰るとおりです。
　ＳＳである以上は、もっとKanonの色を出した方がよいですね。
　これは、たぶん私のＳＳでは多いことではないかと思うので、気をつけます。

グＥさん＞
　すいません、タイトルは後から半ば強引に決めてしまったもので…。
　もっとしっかりしたタイトルを付けられるようにしないといけませんね。

結村秋人＞
　書き始める前に「短編で行く」、と決めておきながら書ききれなかったのは、やはり私の力不足かと。
　私はどうも話が長くなる傾向にあるので、短くまとめることも覚えていきたいと思います。

naokiさん＞
　書きたいことが散漫になっていたのは有ると思います。
　確かに、もう少し練り込みが必要だったかもしれません。
　ご指摘、ありがとうございました。

コロリンさん＞
　情景がイメージできたのであれば、私も嬉しいです。
　そこを一番心がけて書いておりますので。
　ありがとうございます。

吐迄宴さん＞
　貰い手については微妙なところではないかと。
　読みにくかったことは申し訳ないです。
　その辺もちゃんと考えないといけないですね。

しぐるどさん＞
　私の心の中では、ねこ視点で書くことが重要だったので、名雪視点は考えていませんでした。
　書いてみたら、全く違う話になりそうですね。そのギャップも、面白そうですが。

あつやんさん＞
　やはり、ちょっと強引だったでしょうか。
　冒頭は、中と後を書いてから付け足したので、無理が出たのかもしれません。
　ちゃんと最初から考えておかないとだめですね。反省します。

竹仙人さん＞
　必要が無いといわれると悲しいですが、そう思われてしまったなら仕方有りません。
　違和感を感じず、納得して読めるような書き方を考えていきます。
　ありがとうございました。

七瀬ユウジさん＞
　ラスト部分が印象に残られたようで、嬉しい限りです。
　秋子さんのリアクションについての解釈は、お任せいたします。
　動物を飼っていると、避けられない別れがありますからね。
　貰われて行くにしろ、亡くなってしまうにしろ。
　私も子供の頃を思い出しながら書いていました。
　一度感想をいただいた上に、追記までしていただいて、ありがとうございました。

おーふなさん＞
　ムードが良いですか、ありがとうございます。
　私は子供の話を書くのが結構好きなので、楽しく書けました。
　今回の名雪も気に入っています。

長森長さん＞
　評価が分かれること自体、中途半端な証拠かもしれませんね。
　その中で、好きだと言ってくれる方がおられるのは嬉しいです。
　ありがとうございます。

狩野末葉さん＞
　設定をうまく使い切れていませんでした。
　本編とのリンクの弱さは、今後の課題ですね。

さわむさん＞
　そう仰っていただければ、書いた甲斐が有りました。
　気に入っていただけたようで嬉しいです。


以上、お一人ずつには短くなってしまいましたが、皆様にはこのレス以上の感謝の気持ちをお送りします。
本当に、ありがとうございました。

---