投票結果

燃焼系オギノ式 (採点:5)

定番。
まあ読む気も失せる作品に比べれば随分マシですね。
８作目でようやくまともな作品が出てきた……
評価する気もないけれど、貶す気もない、そんな感じ。

久慈光樹 (採点:6)

　面白かったのですが。
　なんだか登場人物たちの感情の遷移に、少し違和感が残りました。特に名雪。分裂症気味、とまではいかぬまでも、泣いたり笑ったりが急すぎて違和感として受け取られました。もう少し丁寧に描写して欲しかったように思います。
　電話の夢のあたりは素晴らしかったです。

ふぁんほーいどんく (採点:8)

日常のエピソードでうまく話をまとめていると思いました。
短編では日常の一シーンを切り取っただけの単調な作品が
多かったのですが、これはうまく変化させれたと思います。

言之米 (採点:6)

名雪は良いねっ！　(＞д＜)ｂ

月海涼秋 (採点:7)

鳴り響く電話は名雪にとって怯えの象徴。
最初にそのシーンを読んだ時はそう感じました。
そのシーンがどんな風にラストに結びついていくのかと思っていたのですが
読み終えて見れば少しあっさりとした印象でした。
文章や改行は言うまでもなく◎。
秋子さんが「魔女見習いの秋子です」と、自分を指差すシーンも印象的です。

hisa (採点:5)

気のせいかもしれませんが、名雪シナリオを思い出してしまいました。
祐一の怪我をなくして短編で出して文章をまとめた方が自分の好みだったかもしれません。
ちなみに、僕が感じた名雪シナリオとのリンクは
秋子さんの入院→祐一の入院
目覚ましへの吹き替えメッセージ→１２時の魔法
その他細かいところは省略します。
したがって、評価的には文章の完成度に対して非常にきびしめにつけさせてもらいました。

電光刑事バン (採点:6)

　ほのぼのとした中に、名雪の切ない乙女心を織り込んだ内容は良かったです。
　祐一×名雪と言うカップリングＳＳでも比較的定番なだけに、パターンは出きった感がありますが、意外な楽しさの発見があるのは面白いところです。

名無し＠デフォ (採点:8)

　心の中に暖かな風がふきました。
　これだけで風邪と気管支炎が治ってしまいそうです。


　ただ、祐一に付き添って病院に泊り込むと言う名雪を諌める祐一の言葉が引っかかりました。

雨音 (採点:5)

結構綺麗に書いていますけど、
名雪のこの弱さ（というか脆さ？）は、何気にシャレにならないような気がするのですが……（汗
ともすればダーク展開に転がりかねない、危なっかしさですよね。
まぁ、そんな名雪を守る祐一と秋子さんは、格好よくて、確かにほのぼのでしたけど。
「魔女見習いの秋子です」と自分を指して言う秋子さんに、なんだか萌えでしたし♪（笑

あ〜、でも。
その秋子さんが、あっさりとメテオストライクのネタバレをしてしまったのは残念でした。
理屈をつけるためにどうしても必要な説明だったとはいえ、
余韻に浸る間もなく、バラしてしまわなくても……。

Manuke (採点:8)

ゆっくりしたリズムの暖かい物語が良い感じでした。
名雪の依存を諌める祐一と秋子さんも、悪くない印象です。
風邪の治りかけで一晩中外にいるのはどうかと思わないでもないですけど(^^;)
それから、『食器』のくだりは院内感染のことだと思われますが、確か病院の給食施設では熱湯等による食器消毒が義務づけられているのでは？

proofreader (採点:6)

あー。途中までは、普通に良作かなあと思ったけど。
病院でなぜ携帯を使ったらいけないか、知ってるんだろうか。ここで一気に冷めた。
後は、もうちょい文章うまければ。

はむ (採点:3)

ほのぼの、という感じはあまりしなかったです。発想はなかなかよかったとは思いますが、それを生かしきれていない、そんな印象を受けました。

YOU (採点:5)

いや、『ほのぼの』じゃないでしょこれは。

Foolis (採点:6)

ネタ的には悪くないんだけど、もう一押し欲しかった。
短篇での――光幕――のやりとりのような。秋子とのやり取りは確かにあるが、やはり少し不満。
もうすこし頑張ってほしかった。

名雪の心情がよく伝わってくるのはいい感じでした。

雪蛙 (採点:3)

可もなく不可もなく。
要約すると「誕生日を一緒に過ごせなくなった夜に流れ星が偶然落ちた」でいいのでしょうか？
夢の中の電話もありきたり感を感じましたし。
かなりえらそうにすみません。

春日　姫宮 (採点:6)

　ああ、こんなほのぼのした作品が読みたかった。
　ありふれてはいますが、それでも少しだけ感動できた物語でした。

Liar (採点:2)

失礼な事を言いますが、この作品内の名雪には小学生辺りかと疑う様な幼さを感じました。
確かにほのぼのとはしましたが、そこに違和感を覚えてしまい、作品に入り込む事が出来ませんでした。

2% (採点:8)

あー、なんかいい。「ほのぼの」だけにびっくりするような展開はないけれど、心温まるおはなしでした。「魔女見習いの秋子」も素敵。

あと、「憮然」は誤用です（多分

Ｇａｒａ (採点:9)

　恋する女の子の臆病さと我が侭さがぎゅうぎゅうに詰め込まれた可愛い一遍でした。
　名雪の「まず自分ありき」の思考って、恋に盲目になってると案外良くある事ですけど、そういった思考を無理無く描いてくれてる作者さんは、さぞかし女の子のこの手の我が侭を実体験してるんでしょうね（笑

　祐一のかけてきた電話がちょっと引っ掛かりました。足を折っている状態である以上ベッドからかけているんでしょうけど、骨折患者が入院しているて事は外科病棟ですよね？長話しないとか以前に、ここで携帯使っちゃうのは危険ではないかと。機器の誤作動が命に関わる患者が近くに居る可能性、決して無くは無いと思います。この場合少々無茶でも、車椅子なりストレッチャーなりを用意してもらって、看護士さん立会いの状態で電話のトコまで連れて来てもらうとか、院内用子機電話を借りるとか、そういった「病院側の協力」を設定した方が良かったように思います。巡回の目を盗んで他人を危険に晒す祐一、っていうのは正直イメージに合いませんでした。

まこみし感想隊Ｒ (採点:7)

真琴「あぅーっ、残念っ！」
美汐「おや、どうしたのですか？」
真琴「１２時の祐一の魔法ってね、あの目覚まし時計に声を入れておくことだと思ったのよぅ」
美汐「……なるほど、そちらの方がより本編に近くなりますね。
　　　　ただし、正夢云々の伏線は使えなくなりますが」
真琴「あぅ、そか」
美汐「さて、お話の方ですが、最初はよくある、日常の一部を切り取っただけの話かと思いました」
真琴「あの夢で電話が鳴る前まで、よね」
美汐「はい、秋子さんの事故と電話。それにより引き起こされる……一種のトラウマですか。
　　　　これをうまく話に盛り込めており、良かったと思います」
真琴「祐一が怪我しちゃうのがタイミング良すぎるけどね」
美汐「どうですね。いくつか書き手に都合が良く設定されているところが見受けられます。
　　　　正夢もそうですが――」
真琴「えとね、流れ星が落ちてくるところっ」
美汐「あれは実際に存在する流星群ですよ。もっともこの話の中ではどうかと思いましたが」
真琴「どして？　最初から祐一が魔法、って言って、見せるつもりだったんでしょ？」
美汐「この流星群のことを名雪さんが知っていたら、どうするつもりだったのでしょう？」
真琴「……全然かんどー的じゃなくなっちゃうわよぅ」
美汐「細かいところは指摘させて頂きましたが、全体的にはよかったと思いますよ」

HQ (採点:8)

　ほのぼの〜…ええ雰囲気や…

R・S (採点:7)

　ぼへーーっとできました（笑

柾人 (採点:4)

長いわりに内容が薄い。

K (採点:6)

らぶですね、優しいらぶ。
優しい気持ちになれました。

あおき哲夫 (採点:4)

魔女見習いの秋子さんにのみ四点差し上げます。さり気なく格好いい。

んーにゃ (採点:10)

胸がキュンとなる思いで読ませていただきました。ありがとうございました。kanon SSの王道のようなストーリーですが、アイデアがうまく練れていてありきたりになっていなかったのがすごいです。

三点リーダー(…)は二つ並べて使うのが基本らしいですが(僕は気にしませんが)、まあ、そんなことは些事でしょう。

じゅう (採点:8)

祐一と名雪との会話の様子から、あー、恋人同士なんだなぁって感じがしてとてもうまいです。
恋愛感情のある日常、という描写ではこのこんぺでもトップクラスではないでしょうか。
作者さんはかなりＳＳを書き慣れている方と思います。
優しさに包まれた好エピソードでした。
流星雨のエピソードは某ゲームで見たことがあったものだったのでちょっと減点してしまいました。

ちいーゆ (採点:7)

　途中でものすごい嫌な予感がしたのですが……（汗）　命に関わる重傷じゃなくてよかったな、祐一。そしたら問答無用で大減点だったぞ？
　それはともかく、もう語るのも飽きた程目にしてきた事故→入院パターンの話だったわけですが、いい感じでした。ほのぼのとしたいいお話だったと思います。

VAL (採点:8)

　事故来たか……と安易に思った自分が恥ずかしいです。
　これこそラブ。まさにほのラブ。素敵です。

ゆーえむ (採点:8)

　ああ、うん、こういうワガママさと可愛さのつりあった名雪はいいですねぇ。ちゃんと本編とのつながりもありますし、指切りや十二時の電話のくだりなどちょっとした会話も気が利いてますし、楽しく読ませていただきました。

歩人 (採点:9)

良かった。名雪と祐一、秋子のやり取りがとてもいい感じ。展開も良かった。全体的に紆余曲折があってメリハリが効いていました。で、ラストはハッピーエンド。良いですねぇ……。ちょっとラストが弱い感じはしましたが、これだけ内容が良ければ文句無しです。楽しく拝見させていただきました。

投票者３．５回目 (採点:7)

この名雪は馬鹿に見えてしょうがないのですが、もう少し年齢相応には出来なかったのでしょうか。

ちょっと子供向けのような気もしましたが、概ね、いいお話でした。

α・アルフライラ (採点:6)

恋する少女の可愛らしさがよく出てました。ほのぼのというか、ラブですね。
しかし、オチで秋子さんがタネあかしする下りは少し興冷めかと。もう少しぼかしてやったほうが綺麗にまとまったのではないでしょうか。

投票数 94 : 単純平均点 6.22
10点	4
9点	6
8点	15
7点	17
6点	20
5点	15
4点	8
3点	7
2点	2
1点	0

くらむぼん　 03/12/07 0:55 ＜作者＞

　拙い作品をお読み下さり、ありがとうございました。
　KanonSSこんぺ初登場でビビりまくっていたくらむぼんです。
　いますぐみなさんの感想に返事をお返ししたくてたまらないのですが
明日の朝が早いので、とりあえず板の設置と感謝の言葉を。
　
　ベタベタな話が自分で読みたくて、自分が読みたい話を書いた。
　それが、本作です。
　定番すぎるかなと、自分でも書きながら思いましたが、見事に点数に跳ね返って
いるのがなんとも…。以後、精進します。
　名雪のキャラ描写・造形の甘さ、不自然さを指摘される声も多くありました。
　言い訳のしようもありません(^^;)　祐一も変ですよね。
　ただ、一点の評価をされた方がいなかったことに、少しの慰めを得ています。
　少なくとも、読者の方をひどく不快にはさせなかったのだなと。
　
　なにはともあれ、中の上というこの順位は今の私にしては出来すぎな結果だと思っています。
　主催者のいたちん様、そして貴重な時間を割いて読み、採点し、感想を書いて下さった
大勢の皆さんに、こころからの感謝をのべて、一旦筆を置かせて頂きます。
　ありがとうございました！
　

くらむぼん　 03/12/09 2:34 ＜作者＞

　引っ越し後でばたばたしております。
　睡魔に打ち倒されるまでレスを書こう、俺。

燃焼系オギノ式 さま
　>定番。
　>まあ読む気も失せる作品に比べれば随分マシですね。

　オギノ式さんの「随分マシ」は、相当悪くない評価だと勝手に思っています。
　地雷にも神にもなれなかったのはすこし残念ですが、現実のわたしという人間もそういう
毒にも薬にもならない男ですので、身の丈にあった話だったということでしょうか(^^;
　次の機会があれば、神にはなれないまでもオギノ式さんの天使くらいには昇格したいもの
であります。


　久慈光樹 さま

　いきなりエロ名雪の巨匠が…。
　まぁ本人は自分の臨時掲示板でオオアバレしておられるので、こっちには顔を出しゃ
しないと思いますから、勝手なこと書かせてもらいましょ。
　>面白かったのですが。

　久慈光樹採点方式において６点は１点以下というイメージがあります（笑

　>なんだか登場人物たちの感情の遷移に、少し違和感が残りました。
>特に名雪。分裂症気味、とまではいかぬまでも、泣いたり笑ったりが急すぎて
>違和感として受け取られました。もう少し丁寧に描写して欲しかったように思います。

　久慈さんからこんなに優しいご批評をいただいたのは初対面時以来じゃないかなー（笑
　名雪のキャラの違和感については、他の方々からも多数指摘を頂いた部分であり、この板
の冒頭感謝にも書いたとおり、わたしの未熟さゆえのことでまったく言い訳のしようがあり
ません。名雪、という個性をもっと学ぶ必要があると痛感しました。
　ただ、「名雪」としてではなく「恋する女の子」の心理としてなら、こんなもんじゃ
ないぞ、と付け加えさせて頂きます。特に○理中はなぁ……！！
　それに、名雪ってわたしの中では不安定な娘というイメージなんですが、間違ってま
すか？(^^;)　丁寧な描写

　>電話の夢のあたりは素晴らしかったです。

　ありがとうございます。
　そして……こんちくしょう！負けたよ！（えろは勘弁して）


　ふぁんほーいどんく さま
　>日常のエピソードでうまく話をまとめていると思いました。
　>短編では日常の一シーンを切り取っただけの単調な作品が多かったのですが、これはうまく変化させれたと思います。
　
　秋子がおでこで熱を計っている冒頭のシーンが真っ先に浮かんできて、そこからふくらま
せていったのがこの話です。書き始めの構想では「あなたがいない夜は」という題で、
祐一とけろぴーが病院送りとなり、名雪が秋子と一緒に眠るという、さらに薄い内容の
話になる予定でした。
　ゲーム本編が終わっても、キャラクター達の生活（日常）は続いているわけで、そこで
彼らもしくは彼女らがどんな生活を送っているのか、それを描くのがファンノベルの領分
なんだと思っている私ですので、この感想は本当に嬉しいものでした。
　ありがとうございます。


　言之米　さま
　>名雪は良いねっ！　(＞д＜)ｂ
　
　良いですよねっ！


　月海涼秋　さま
>鳴り響く電話は名雪にとって怯えの象徴。
>最初にそのシーンを読んだ時はそう感じました。
>そのシーンがどんな風にラストに結びついていくのかと思っていたのですが
>読み終えて見れば少しあっさりとした印象でした。

　鳴り響く電話への恐怖の根元を、劇中語られることのない父親のことと絡めて
もっとおどろおどろしく書こうかとも思いましたが、SSはハッピー＆ライトが一番だと
思って、というよりそういうのしか書けない自分の技量のなさのために今のオチになり
ました。でも、もうちょっとなにか上手くできたような気もしますね……。

>文章や改行は言うまでもなく◎。
>秋子さんが「魔女見習いの秋子です」と、自分を指差すシーンも印象的です。

　ありがとうございます。
　魔女見習いの秋子さん、人気だなぁ。
　次は魔女っ娘ネタで行こうかしら（笑


　hisa
　>気のせいかもしれませんが、名雪シナリオを思い出してしまいました。
　>祐一の怪我をなくして短編で出して文章をまとめた方が自分の好みだったかもしれません。

　気のせいではなく、名雪シナリオを下敷きにして考えた話であります。
　祐一の怪我、というのは、やはりＮＧだったのでしょうか……。
　祐一と名雪が離ればなれの夜を過ごして、だけど心がつながっている、という話が書き
たくて、引き離す口実として思いついたのが祐一入院・名雪風邪の組み合わせだったの
ですが。
　展開に、たしかに改善の余地は多そうです。

　>秋子さんの入院→祐一の入院
　>目覚ましへの吹き替えメッセージ→１２時の魔法
　>したがって、評価的には文章の完成度に対して非常にきびしめにつけさせてもらいました。

　名雪シナリオそのものと比較された、ということでしょうか。
　それで５点では、高評価すぎます(^^;　
　名雪一人称は、本当に難しかったです。
　愛の鞭、感謝です。精進します。


　すいません、今夜はここまでにて！
　続きはまた明日――か明後日(^^;)