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投票結果
- proofreader (採点:1)
- 代理出産の子供は日本国籍とれないそうです。
それはおいといても。これはなあ。ちょっとなあ。前にも似たようなのなかったっけ。
どっちにしろ、まったく魅力のない話。
最後、そんなとこで北川の癖毛使われても。
- 少年Ｍ (採点:10)
- すごくうまい話でした。
- ありあも (採点:10)
- やられた・・・
- 広坂美芳 (採点:8)
- Kanonの二次創作なのか、と問われると難しいところですが。
ひとつの物語として、高く評価をしたいと思います。
果たしてどうなるのだろう、という興味を持って最後まで読み切りました。
- 広咲瞑 (採点:10)
- 読み終えてしばらく放心しました。
カノンでこんなことまでできるんだ……とか。
- 村瀬香奈 (採点:5)
- はじめまして。
怖っ、怖いですっ。
へヴィ過ぎて何も言えません。
- 名無し＠デフォ (採点:7)
- ダーク系に分類されるんでしょうか…何となく終わり方が不気味です。
北川が凄くかっこいいですね。
彼の香里への苛烈なまでの想い……凄く胸が痛くなりました。
難点を挙げるなら香里が少し北川に対してそっけなさすぎかな、と。
自分への好意を利用するような行為に出たことへの葛藤などがもう少し書かれていればよかったかな、と。
彼が死んだと知った時もあんまり悲しんでませんし。
これでは香里がただの冷たい女になってしまいます。
それと、これは完全に個人的な好みなんでお気になさらなくていいんですが…
祐一×香里は好きではないのでその分も減点させていただきます。
- はむ (採点:10)
- ※読み終わった直前の感想
すごい……とてつもなくすごい……。なんというストーリーなのでしょう。まるで火曜サスペンスをみているかのような、そんなドラマを見ているような錯覚を抱いてしまいました。北川の犯罪、香里、名雪……もうすごすぎます。マイナス点をあげるなら、話ができすぎていて、御託が多い、Kanonのキャラだけ使った別物のドラマとか言われそうでしょうが……それでも、それでもストーリーが文句なしによかったです。
※一日後の感想
一晩たって冷静になりましたので、また感想を。はっきり言いますが、これ、Kanonのお話じゃありません。「元ネタがエロゲーのKanonです」とか言っても無理があります。内容があまりにもKanonとかけはなれているというか、Kanonの原型を保っていません。最近流行のKanonである必然性〜がどうこう言ってるのではありませんが、とりあえずKanonの一ファンとして、そしてここは『かのん』ＳＳを評価する場なので、Kanonのお話が見たかったです。本来なら評価不能と言うか、場違いとか言いそうですが、話が『ドラマ作りすぎで出来すぎていて』いるにもかかわらず、なおあまりによかったので１０点には変わりありません＾＾
- hisa (採点:8)
- ダーク系は苦手なのですが…
読み応えありました。
名雪にはすっごくかわいそうですが、話的には映画を見ているようで面白かったです。
ただ、どうしても満点をつける気にはなれませんでした。（やっぱりこういう話をどこかで否定している自分がいるのだと思います、申し訳ないです）
- 電光刑事バン (採点:7)
- 読み進めるうちに、ある程度先の展開とオチが読めましたが、全体としては悪く無い様に思いました。
ただ、名雪を事故に合わせて妊娠不可能にする展開は減点対象です。
これなら栞の病気が、いわゆる血液疾患とかそのあたりに設定し、対症療法の薬物投与により妊娠不可能とかにしたほうが、流れ的に自然だと思います。
- 燃焼系オギノ式 (採点:1)
- 自己完結、場違いな表現方式、お茶濁し、原作寄生。
君達はでこぼこだ。余計なものが多すぎる。
ただ。ひとつ。
Ｋａｎｏｎへの崇敬さえあればいいはずだ。
二次創作ですらいられぬのならば
今 ここでもろとも先に逝け。
- 言之米 (採点:5)
- 話に破綻も見受けられず、ちゃんと締まってると思うが、面白いか？と聞かれると微妙。
- 雨音 (採点:8)
- またシビアな問題を持ってきましたね……（汗
香里の純白な狂気はすごく良かったです。
実際にやっていることはとんでもない事ですが、彼女の心情がしっかりと書かれていましたし、
そういう感情も有り得る、と納得（多少語弊を含みますが）できました。
ダークということで、満点などはつける気にはなりませんでしたが、
一つの物語として、素晴らしい完成度だったと思います。
ツッコミどころといえば。
この手の問題にはまったく詳しくありませんが、詳しくない人間でも考え付く方法というのは、
やっぱり何処かで誰かが気づいているもので、
たぶんこういう事は起こらないような調査機関を置いていると思います。
もし可能なのだとしたら、そうとう大きなお金が動いた場合だけだと思うのですが……どうなんでしょう？
あと、細かいツッコミですが。
＞祐一と名雪に伝えた代理母の情報は、日系人の女性であること、健康な若い女性であること
代理『母』の情報で、『女性』であることを伝える必要はあるんでしょうか？（笑
- HQ (採点:7)
- 倫理的な問題のことはとやかく言いません。ダークではないですが。
上質なサスペンスだとは思います。
・・・ジャンルにそう書いときゃねえ・・・
- でぐでぐ (採点:6)
- 良く出来てはいるんですが、タイトルで既に結末が1/3程度ネタバレしてるんですよね。
ネタバレ承知でも良く出来たＳＳってのもありますが、残念ながらこれはそこまでは到達していないかと。
ラストで気づいた後の香里の葛藤まで描写してあれば、もう少し点数は上がったと思います。
- Longhorn (採点:9)
- ダークじゃないっス。ただただせつないっス。。・゜・(ノД`)・゜・。
なんとかしてください。
- じゅう (採点:3)
- はぁ。代理出産の勉強にはなりましたけど、何から何までオリジナル設定ですね。
元ネタ（と言っていいものか）となる作品は仲良しの若い男女が出てくるものなら何でもいいでのでしょう（浩之とあかりと志保と雅史だったらToHeartSSですね）？
年を取ったからキャラも変わったんだ、と言い訳もできますし。
- Revin (採点:10)
- 最高……。
この話を読めただけで、こんぺ読者でも参加した価値があったというもの。
ゴロゴロと崖を転がっていくような暗いストーリーで、北川の死。
ここまで予想の範疇でしたが、最後にドンデン返しを食らいました……。
祐一と名雪の子供は、しかしそのどちらの遺伝子も関係ないという、恐ろしさを通り越してもはや滑稽な結末。
電撃に打たれました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
- takahashi (採点:8)
- そう来ましたか、北川。
なんとも救われないお話で、未来は悲しい結末が待ってそうですね
でも、面白かったです。
妊婦の期間のお話も、少し読みたかったかな。
- 竹仙人 (採点:6)
- 待て。
ひとまず待ってみよう。
……。
おいこら北川、何をしたｗ
己の命を賭して、香里の道を正そうとしたのね……でも逃げちゃいけないよ。
さァてこの後、どうなるのかな！ うはぁ、楽しみや……
- 春日 姫宮 (採点:5)
- うー。
名雪好きの自分には物凄く痛い作品だったです。
女３人（＋娘）をとっかえひっかえしている祐一とその裏で死を選んだ北川、という構図は食傷気味でもあり、出来ればやめて欲しかったとは思います。
題名からしてちときわどいとは思ったのですが、この作品が１８禁であるかどうかは他の方の判断に委ねたいと思います（笑）。
- 七瀬ユウジ (採点:8)
- まさか、そんな結末が待っていようとは……恐れ入りました。
- Liar (採点:10)
- 香里の産んだ子供は誰の子供だったのか？ 答えを知る人はもういない……。
背筋をはい回る様な恐怖を感じました。
- Ｇａｒａ (採点:6)
- 代理母をテーマにしたダークな小説としては良作だと思います。香里や名雪の心情が今１つ理解し難い面もありますけど、これは元々人の妻でも母でもない自分には理解できない事でしょう。ラストの皮肉な暗示も、人の闇の部分に切り込んだ作品として良いおちがついたと思います。
本当に、良い小説に纏まっているとは思うんですけど……これ、「Ｋａｎｏｎ」のキャラ達なんでしょうか？？
そりゃあＫａｎｏｎのキャラ達は当時高校生だったんですから、大人として成長する過程で歪みも抱えていくとは思いますけど、それにしたって「香里らしく」無く、「祐一らしく」無く、「名雪らしく」無く、「北川らしく」無いですね。特に祐一の「責任を取って名雪を選び香里を捨てる」という行動は、どうにも違和感が拭えません。祐一にしてはあまりに場の状況に流されていて、肝心な筈の「各自の気持ち」への配慮が足りていないです。こんな選択、名雪にとっても決してベストでは無い筈。香里を歪ませる為に無理に祐一を歪ませてるような印象です。
Ｋａｎｏｎキャラではない、オリジナルなキャラクター達で構成された話だったら文句無く面白かったんですけど、Ｋａｎｏｎの二次創作としては、評価を抑えざるを得ませんでした。
- ふうがみこと (採点:5)
- 文章が上手くて読みやすい。お話も綺麗にまとまっている。これといって欠点はない。でも……正直、趣味に合いませんでした。
全然、趣味に合いませんでした。
合う人には合うと思う。高い評価をする人もいるのでは、と思う。でも……内面描写が淡白すぎるんだもん。
多分容量の関係や話全体の調和を取るためのものであるのでしょうが、香里や北川・名雪の内面を読者に任せすぎです。任せるというのは、読者の予想の範囲に収めてしまうということ。内面描写を行わずに想像させる・悟らせるというのは技巧としてあるけれど、これはそこまでいっていないように思えます。第一それを行った場合には、インパクトを与えるためにどこかで読者の予想を覆す、読者に任せられない「内面」を結局は描写しなければならなくなる……と思います。
それと、最も趣味が合わなかった所。それはよく調べてあるということです。調べているというのは不適当で、ただ作者さんが知っていた知識だったのかもしれません。
とにかく得ている知識に縛られていて、その先に辿りついてない、そんな気がしたのです。例えるなら医療に従事する人間が医療現場に慣れすぎて、医療に対して憧れや憤りを感じなくなっているような、そんな枯れた印象を受けました。逆説的に映画「いまを生きる」を見た教育関係者の評価とか、思い出しました。
結局、ＳＳで披露したうんちく・知識に、作者さん自身がそれほど熱をいれてないんじゃないかな、という印象を受けたのです。
その結果２次創作という気もしなければ、「心情」をあつかった創作にも届いていない。訴えかけてくるものを感じ取れない。逸脱したものがない。何かしら逸脱したモノを込めないのなら、あとは物語や文章による起伏で読者をのめり込ませ、引きつけるのが常套手段なのでしょうが、４０Ｋｂではそういったことをする暇はなかったのでしょう。そもそもが中篇向きの題材ではなかったように思えます。
なんて述べながら、その全てを４０ＫＢでされていたら、もう手放しで誉めていたでしょうけれど……いやいや、それともどこか粗を探して低評価にしていたのかな？ 趣味に合わないからこんな感想が出てくるのかもしれない。感情の問題か。
作者さんは上手い、それは間違いない。でも趣味が合わないから普段なら読まないだろう、というお話でした。
- 兵 (採点:7)
- 最後は全部ばらして欲しかったにゃー。そして修羅場を眺めつつニヤニヤする俺。（←最低）
代理母とか子宮外受精とか、いろいろハッタリ臭いところはありましたが（ようするに書いてることが本当のことかどうかよく分からなかったし、仮に資料を調べて書いたのだとしても、自分の文章にしていないので説得力に欠けるような印象を受けた、ということ）、ダークでよろしいかと。つーか会社の上司は香里に頭の病院を勧めるべきだったと思われます。
- まこみし感想隊Ｒ (採点:3)
- 真琴「あぅー、暗い話だったー」
美汐「ダーク、とつけられているだけのことはありますね。
もっとも、前半部分でおおよその展開の予想はつきましたが」
真琴「名雪が子供埋めなくなった、ってのと、香里が今努めてる会社、でしょ」
美汐「そうですね――正確に言えば、私が考えた中で、一番穏便な展開だった、といえるでしょう」
真琴「!?」
美汐「一応考えた中では、『自分の意志を殺して本当に名雪さんと相沢さんの子供生むが、
疑心暗鬼に駆られた名雪さんに赤子を殺されてしまう』とか……」
真琴「!!」
美汐「もちろんこの場合、読者には最後まで赤子は香里さんの卵子のものだと思わせておくと、より効果的ですね」
真琴「（ガクガク）」
美汐「もっと狂気に満ちた話にするなら、夫の昔の恋人の中に自分の子供がいることに耐えられない名雪さんが、
香里さんのお腹を切り裂いて自分の子供を取り戻そうとするとか……。
もちろんこの場合、お腹から出てきた赤子に香里さんの面影を見出し――」
真琴「あぅーっあぅーっあぅーっ(涙)」
美汐「すみません、怖がらせてしまいましたね」
真琴「何でそんなこと考えつくのよぅ！」
美汐「……最初にそのような怖い展開を考えておけば、実際にそう言う話だった場合、
ショックが少ないかな、と」
真琴「あぅー、そうかもしれないけど……」
美汐「もちろん、逆もありますよ。素直に名雪さんと相沢さんの子供を出産した後、
あらためて、相沢さんと香里さん自身の子供を妊娠する、という方法があります。
もちろんこの場合、相沢さんの精子は複数用意する必要がありますが」
真琴「なるほどー。なんでそういう話にしなかったのよぅ」
美汐「……でないと、ダークではなくなりますから」
真琴「……あぅ」
美汐「どちらにしろ、独自の追加設定がまず前提とありすぎるこの話、KanonのSSとしても
楽しめる物ではありませんでした」
真琴「（こくこく）」
- 魂魄 妖夢 (採点:9)
- いいですね、このもどかしさ(笑)。
…それはともかく、このテの代理母とかの問題について少しばかり知っているので、興味深く読ませて頂きました。
香里が代理出産を引き受けることと、産んだ子供とともに逃避しようとすることはどちらも想像可能な範囲の展開ですが、その分だけラスト1行が効いています。
…ただ、生まれてきた子供が北川の子だとすると、北川の自殺(?)の理由が微妙なものになってしまいますね(もちろん良心の呵責に苦しんで…、ということになるのでしょうが)。
で、しかもこの解釈だと赤ん坊は香里と北川の血を引いている訳で、結果的に祐一と名雪に対して大きな非倫理的行為をしていない(せいぜい契約不履行と精子、卵子の廃棄)。なのに香里はそれに気付いていない…。
もちろんラスト1行を、種々の葛藤に苦しむ香里が見た妄想とすることもできる…。
ああもどかしい(笑)。おかげで感想書いてるうちに、得点が上がってしまいましたよ。
ところで、顕微授精の描写がありましたが、これって確か精子の運動能力に問題がある場合に用いられる手法だと思うのですが。あと、何度もやり直しをしたのは卵子にとって悪い影響は無いのか、とも思いました。まあ素人考えなのでこの辺でやめておきます。
- R・S (採点:10)
- お話の起承転結が非常に巧いと思います。途中までの展開はそこそこ読めたのですが、ラストだけは驚かされました。
香里さんの心理描写や、代理母などのことについての説明も過不足無く、とても丁寧で、秀逸、といいましょうか。
とにかく素敵な作品です。文句無しの満点です。
ありがとうございました。
- 柾人 (採点:9)
- うわ……最後の最後で評価が一転した。
北川の扱い悪いなーと思いながら読んでいたが、こうくるとは。
これなら彼が何故あんな行動に走ったのか納得できた気がする。
静かに狂っている香里の心理描写も巧い。
- Manuke (採点:4)
- お話を作り過ぎてしまっていて、正直Kanonであるようには見えませんでした。
また、『ダーク』と名打たれたにしては、今ひとつ暗い情念が感じられませんし。
結末も今ひとつ。この状況では、香里はそれを冷静に受け止めてしまうのではないでしょうか？
最後のどんでん返しは、私が予想していた方向とは異なり、それ自体は良かったのですけれど。
（私は、「実は祐一と名雪の子→発覚→狂乱」、という方向なのかと思ってました）
無粋ですが、「北川君＝金髪」というのは解せません。
髪が青かったり金色だったりするのはゲーム画のお約束だと思いますので。
- K (採点:9)
- そこはかとなく絶望的に黒いですね、
こういう話はとても嫌いじゃありません。
というかラストのアレが強烈でした。
全てのパズルが一つに収まっていく快感というか。
同じジャンルで出した人間として、くそー負けた
なあと思わされました。
- Ecila (採点:9)
- いやっほーい。最高。いいなぁ、これ。LOVEっすよ。愛っすね。
ダークと銘打ったSSが今回の中篇コンペではかなり見ることができましたが、今コンペで初めてまともなダークに出会った気持ちでいっぱいです。
実は、栞と香里で似たような話を考えていたので、内心「やられたぁ！ 畜生！ べらんめぇ！」という気持ちになりながら読みましたが、面白かったのでホッとしていたりもします。「んぁ〜、書かなくて良かったプリ」みたいな。
宮部みゆきとか、乃南アサとかが書きそうな話で、スリリングなシーンが後半で矢次のごとく展開されていますけれども、読んでいる方としてもどーなっちまうんだろうって思いましたよ。
ただ、本当にもったいないと思うのはこのお話、設定などはかなり深い部分が覗けるというか垣間見えます。ぶっちゃけ本当に怖い部分は描ききれていない。
例えば香里。彼女の心情だけとっても、まだまだまだまだ深い部分へ潜ることができるのではないでしょうか？ 香里が受精卵の操作を行うまでの心情、その過程をとってみても怖い部分が書けるかと思います。
今作では香里の行動が北川の死、彼の面影でぼかされつつ終了します。
子供をつれて逃げるのか？ それとも？ さぁ。どうなるの？ と、後を引く展開。
長編の場合であれば、ここはもうクライマックスに近い部分であってクライマックスではないでしょう。読者的には最高潮です。ドキドキします。しかし、掲示されている内容では、これからの香里の行動は記されていません。思うに、これは作者さんのモチベーションがさせた結末ではないだろうか？ と邪推。あるいは容量的な問題も含めた部分からの。
祐一と香里の過去、事故のシーン、祐一と名雪を含めて濃密に描写されていたならば…香里と、その子供がどうなったか？ そして真の結末があったのではないだろうか？
私はこの作品は未完成であると考えます。きっちりとした描写、読者がよりリアルに物語の輪郭を創造できるフィールドを文章で描くとするのであれば、この物語は４０ｋｂでは足りない。
私は今回の結末でも面白いと思った。だが、足りない。まだ足りない。きちんとした結末が欲しい。ここまでお膳立てされているのであれば。
再度繰り返すとして、中篇という４０ｋｂという枠では表現し切れていない。実にもったいない。コンペじゃなくて、じっくりと書いた一つの作品として読みたかった。ダイジェスト版のような今回のようなものではなくて。
まぁ…えーと、うん。とりあえず、期待しときます。
本来なら未完成だろうという勝手な判断、思い込みでもって評価は５点くらいにしたいのだけど、好きすぎて9点進呈してやれ。半ば嫌がらせチックに。
つーかもーめちゃくちゃですな、自分。
最後に、この作品はダークはダークなんだろうけど、雰囲気的にはミステリーに近い作品かも。というか、ミステリー要素（この作品であればいっぱい盛り込めると思う）があれば面白さは二乗倍になりそ。って、好きかって言いまくってごめんなちゃい。めちゃくちゃな自分に反省。そしてがっくり。ついでにばったり。最期の最後で合掌。ちーん。
- ちいーゆ (採点:8)
- うわ、そう来たか……（汗） 途中で薄々そうじゃないかなーとは思ってましたが……とはいえ、真実は語られず。それがまたいいんですが。
暗い、屈折した雰囲気がとても心地良い作品でございました。
- VAL (採点:2)
- う…………（泣
破綻してる部分は無いし、話としても問題は無いです。無いんですが……駄目です、僕には耐えられません（汗
- Foolis (採点:10)
- ……文句なし。完全に文句なしに１０点。
最後のオチに完膚なきまでにやられたぁという感じだった。
て言うか言葉が出てこない、まさかここまでやるとは思わなかった。
物語の描写も一流ですごくよかったです。
代理母についての講釈も読んでいて面白かったです。よく調べられましたね。
読んでいてなるほどなぁと思いました。
- 投票者３．５回目 (採点:10)
- 北川はどれほどに香里を愛していたのでしょうか。香里の回想でしか北川の愛情を感じないのですが。
青春時代の恋心だけで重犯罪（？）＋自殺（事故死？）など、果たして出来るのかと考え込んでしまいました。
とりあえずは精子入れ替えの心情を空想して楽しみましたが、私としては、北川にはびしりと一言きめてもらいたかったです。
- Ichi (採点:8)
- 最後の三行の意味が頭に入ってきた瞬間、思わず背筋が凍りました。
ダークというより、ちょっとしたホラー作品であるように感じました。
こういった作品で、恐怖、あるいはそれに似たものを感じてしまった事は、
読者にとって、ある意味、敗北であるように思えます。
お見事です。
- YOU (採点:9)
- ジャンル：ダークの名にふさわしい作品でした。ホラーのような怖さではなく、ダークらしい人間の怖さを上手く表現しています。直接的な死・破滅の描写は無かったので暗示しているといったほうがいいのでしょうか。祐一の弱さ。名雪の純粋さとそれゆえの愚かさ。香里の執念とも言える狂愛。北川の臆病さとそして香里にあおられ暴発した愛。その４人の特徴が、誰も思ってもいなかった結末を迎える。途中で気づいた時、まさかと思いました。話題を変えます。最初のほうで代理母についての記述がありましたね。一度離してしまえばそれで終わりと。香里は知ってたはずなのに手放さなかった。結局香里もあきらめきれていなかったということでしょうね。
- あおき哲夫 (採点:8)
- 衝撃さはないものの、上手く考えた設定だろう。北川を極言まで排除した香里の視点がシビアで良い。香里にしてみれば考えてもいないところから横槍を入れられたと言うところか。ただ香里が代理母を受け入れる場面がやや唐突だった。その辺、巧く書いてくれていれば良かった。
- S-スケルトン (採点:9)
- こ、怖かった・・・ｗゾクゾク来ましたｗ
最初の辺りとか、背景がちょっと今一な気はしますが、
完全に引き込まれて一気に読みました。良かったです。
こういった文章は好きですよー。
- 歩人 (採点:10)
- うわー……凄い設定……よくこんな設定考えつきますねぇ……。
北川の自殺からある期待を持って読んでいきましたが……北川が期待通りやってくれたようで、ほっとしました。ここで手加減したら台無しですからねぇ……大満足です。暗い結末を想像させるラストもなかなか。個人的には作者の考える結末を見たいとも思いましたが……。
この先一体どうなるんだろうと先を気にしつつ読み進めて行きました。一気に読んでしまいましたねぇ……ここまで引っ張ってくれれば文句無しです。今回のダーク系では一番です。全作品と比べてみてもここまで引き込まれたのは無かったですね……インパクト強烈な作品。読み応え十分な内容でした。
- Xardion (採点:10)
- うわ…これ…あれですよね…。北川はニ重の罪を、と。自分の子を見ずに自殺…ですか。
火曜サスペンス劇場のテーマが何故か頭に鳴り響きました。
- 雪蛙 (採点:10)
- 今回はなんというか……本当に救われないダークが多い。救われない、痛い。ダークとして最高のほめ言葉を今回は乱発してる雪蛙です。ご多分に漏れずこちらも痛い、救われないお話で。
過程が読みやすい（貶しているわけではない）。アメリカに渡って代理母を斡旋する職業に就いた香里。検査技師として香里と再会した北川。事故で子供を生めなくなった名雪。事故の責任から香里から離れ名雪と結婚した祐一。もう何が起こるか読めました。が、しかし、どうなるのかが全く読めなかった。過程が読めるのに最後が読みきれないもどかしさ。夢中になって読みました。
色々夢想しながら読みましたが最後の瞬間、全く予想外の結末に「やられたぁー」の一言です。赤ん坊持ち逃げでも納得なのに。この結末を読んでからだと「怖しいことをしている」という北川の台詞がまた違ったものに聞こえます。祐一と名雪は子供に恵まれず、香里は違う男の子供を育て、北川は罪の意識から自殺する（雪蛙はそう解釈しました）。誰も救われない。強いて言うなら香里が幸せな夢を見る。それすらも痛い。
とにかく素晴らしいの一言に尽きます。読ましていただき感謝。
| 投票数 86 : 単純平均点 6.63 |
| 10点 | |
| 9点 | |
| 8点 | |
| 7点 | |
| 6点 | |
| 5点 | |
| 4点 | |
| 3点 | |
| 2点 | |
| 1点 | |
- 夏葵 03/12/07 18:46 ＜作者＞
- まずは主催者さま、読者の皆さま、参加した皆々さま、ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。
第一回のかのんこんぺからこっち、十位の厚い壁に跳ね返され続けていましたので、今回の十位は特別嬉しいものがあります。自己目標にしていたダークというジャンルでの最先着も果たせましたし、これ以上ない結果を頂けたと思います。ありがとうございました。
名指し解禁以来、ぶるぶる震える一日はすごく長かった気がします。（はむさん落ち着けと何度思ったことかｗ）結果発表当日はリアルタイムで見られなかった事もあって、胃が痛い思いもしましたｗ
帰ってきてからひっくり返ったのは本当ですｗ
返す返すも、高い評価をありがとうございました。
気分を害された方は申し訳ありません。ダークはもうこれで打ち止めにしたいと思います。
頂いた感想へのレスは追って書き込ませていただきます。今日のところはこれにて。
- 神城蒼 03/12/08 1:4
- 解禁後、はむさんはじめ仮面さんたちもハッスルしまくりだったのでそのときに呼んだんですが。
私に「ダーク」でほめさせるのはよっぽどの作品です。ええ。
私は基本的に「ダークっぽい」作品はかなり好きです。退廃的な空気とかが表現されてるとそれだけで高得点つけたくなるくらい。
ですが、本当に「ダーク」な話には拒否反応起こすんですが。じじつ起こしかけたんですが。でも、素晴らしい。
北川君はやってくれると思ってましたよ、ええ。絶対にやると思ってました。
それを匂わせるだけで、明言しないところがなんとももどかしくてｗ
３８度の熱に浮かされなら読みました。その直後にチャットではいた台詞をひとつ投下します。
「受精卵……こりゃ、すごいわ」
- ふもふも 03/12/08 1:55
- うはぁ…今回のダークはレベル高いですねぇ。
ダークは後回し、が信条なので点数つけず終いだったのですが、ちと後悔してます。
今更ですが、感想と点数をつけさせてください。
北川に対する香里の態度に不満を感じていたのですが
最後の三行でひっくり返りました。
個人的に、あの後香里が赤子と心中をはかったら問答無用で満点でした（笑
点数は８です。
- 夏葵 03/12/08 19:49 ＜作者＞
- ●proofreaderさん
＞最後、そんなとこで北川の癖毛使われても。
まあ、魅力はないだろうなと思います。癖毛はでも上手に使ったつもりだったんですが（笑
●少年Ｍさん
高い評価ありがとうございます。
まだまだ反省する部分は多いので恐縮です。
●ありあもさん
やっちゃいました（笑
高い評価、ありがとうございます。
●広坂美芳さん
えーと、風見さん、なんですよね（笑
作者予想間違えてゴメンナサイ…。誰と間違えたかは秘密です（笑
＞Kanonの二次創作なのか、と問われると難しいところですが。
この手の仕掛けものはまずストーリーありきだと思うので、仕方ないかな、とは思っておりました。
というか、こんなネタしか思い浮かばない脳みそこそ困った奴なのです（笑
私の二次創作感は結構幅広いと思います。キャラさえ使えば、とまでは流石に言いませんけれど（笑
原作を大事にする方々には不評だろうなと覚悟はしていました。
●広咲瞑さん
＞カノンでこんなことまでできるんだ……とか。
KANONに限らず、二次創作は何でもできますよ。ファンであればそれで良いんです。自ら手足を縛らなければ、ですけど（笑
個人的にこんぺはもっと多様性があって良いと思います。次はなんに挑戦しようか（笑
●村瀬香奈さん
ごきげんよう。
＞怖っ、怖いですっ。
そこはかとない不気味さがダークの真骨頂です。怖いと感じられたなら、それが普通だと思います。私みたいにハッピーエンドに憧憬を抱きつつ、悲しみしか書けないひとにはならないでください（笑
●名無し＠デフォさん
＞難点を挙げるなら香里が少し北川に対してそっけなさすぎかな、と。
＞自分への好意を利用するような行為に出たことへの葛藤などがもう少し書かれていればよかったかな、と
行間に滲ませたんですが、ダメだったのかなー（笑
伏線が小さすぎて、解釈を読者に任せすぎたとも言えるんですが、少なくとも呵責を感じていないわけではありません。
記述が香里の一人称だからといって、彼女の思惑を全部書くのはスマートじゃなかったので書きませんでしたけど。
＞彼が死んだと知った時もあんまり悲しんでませんし。
悲しんでないように見えたのなら私がへぼだったのでしょう。
＞祐一×香里は好きではないのでその分も減点させていただきます。
私は彼らを引っ付けたくて仕方のない人間です（笑
というか香里を救いたいんですが、やってることからはきっとそうは読み取れないと思いますけどっ（笑
●はむさん
とりあえず、落ち着け、はむさん（笑
チャットで騒がれてる最中、胃が痛かったよー。
＞これ、Kanonのお話じゃありません。
どうあることがKANONなのか、私もわかりません。
百人が百人読んでも納得するとしたら、原作の隙間を描くことが一番なのでしょう。ですけど過去の名作に書き尽くされた現在ではなかなか難しいものだと思います。というか考えつきませんでした。
＞本来なら評価不能と言うか、場違いとか言いそうですが、話が『ドラマ作りすぎで出来すぎていて』いるにもかかわらず、なおあまりによかったので１０点には変わりありません＾＾
ありがとう。いい人だ（笑
●hisaさん
＞やっぱりこういう話をどこかで否定している自分がいるのだと思います、申し訳ないです
いえ、こちらこそ申し訳ないと言いますか。
これを肯定されたらやっぱり私もやですし（笑
●電光刑事バンさん
＞これなら栞の病気が、いわゆる血液疾患とかそのあたりに設定し、対症療法の薬物投与により妊娠不可能とかにしたほうが、流れ的に自然だと思います。
栞では、香里がこんなことを考えそうにないので、そもそも話が成立しません。
香里の役が名雪であったならできないこともないでしょうが、彼女が母親を置いて、海外に出て行くという選択肢を選ぶとは思えませんのでやっぱり無理です。
普通に代理出産の話にしたら、妹のために頑張った姉、という良いお話で終わって感動を呼ぶかもしれませんが、それはそれでちょっと書けなかったかも（笑
●燃焼系オギノ式さん
もう落ち着かれた頃だと思いますが（笑
＞自己完結、場違いな表現方式、お茶濁し、原作寄生。
＞君達はでこぼこだ。余計なものが多すぎる。
＞ただ。ひとつ。
＞Ｋａｎｏｎへの崇敬さえあればいいはずだ。
＞二次創作ですらいられぬのならば
＞今 ここでもろとも先に逝け。
えっと反応に困るんですが、少なくとも私は複数形の作者じゃありません。
それと、私の家系は癌で早死にするので、父と同じく三十代で死ぬかもしれません。
あと十年もないのでもう少し生かせておいて下さい。子供たちが可哀想なので。
- 夏葵 03/12/08 21:27 ＜作者＞
●言之米さん
微妙でゴメンナサイ…。
でも、読んでくれてありがとうございます。
●雨音さん
雨音さんに最後まで読んで頂けたことが嬉しいです。報われたよ〜（笑
＞ダークということで、満点などはつける気にはなりませんでしたが、一つの物語として、素晴らしい完成度だったと思います。
それはもう仕方がありません。
＞たぶんこういう事は起こらないような調査機関を置いていると思います。
＞もし可能なのだとしたら、そうとう大きなお金が動いた場合だけだと思うのですが……どうなんでしょう？
セキュリティに関してもそうですが、内部情報の漏洩というのは九割方、内部の犯行です。
調査機関というものは、よほど目立った行動をしないと目を付けないものです。概ね、あとから動くものですし。あと、新興企業ほど内部チェックは甘いものと相場は決まっています、ということで（笑
＞あと、細かいツッコミですが。
う〜む、ゴメンナサイ（笑
●HQさん
確かにダークかどうかはイマイチはっきりしないところです。
私的には「不快感を与える恐れのあるSS」という意味ぐらいで、１８禁と似たような意識で付けさせて頂きました。
＞サスペンス
あー、それもいいかも（笑
●でぐでぐさん
＞ラストで気づいた後の香里の葛藤まで描写してあれば、もう少し点数は上がったと思います。
いや、気付いた訳じゃなくて「気がした」なんですけど（笑
この時点で、しかも自分が気付いちゃったら、物語としては余韻が台無しです…。
●Longhornさん
私の代わりに彼女を幸せにしてあげてくれませんか（笑
と言いつつ、次こそは幸せ一杯なSS書いてやるっ！
●じゅうさん
二次創作は概ねそんな感じだと思います。
普遍的な物語（構造）は使い回しさせられているのですよ。でも、パターンって、大事なんですよ？
とはいえ、パターンを上手く隠せなかった私が未熟なんですけどね（苦笑
●Revinさん
言われたとおり、もう一本書いてみました！
＞祐一と名雪の子供は、しかしそのどちらの遺伝子も関係ないという、恐ろしさを通り越してもはや滑稽な結末。電撃に打たれました。
琴線に触れて頂けたようでよかったです。
でももう書きませんよ（笑
●takahashiさん
＞妊婦の期間のお話も、少し読みたかったかな。
すいません容量が…というわけじゃなくて、極力削りました。
焦点がぼやけるのを防ぐためなのです。ごめんなさい。
●竹仙人さん
＞待て。
はい。
＞おいこら北川、何をしたｗ
なにをしたんでしょう（笑
＞己の命を賭して、香里の道を正そうとしたのね……でも逃げちゃいけないよ。
いや、彼は逃げただけかも（笑
北川派の方々には不評なのは間違いないところです。
●春日 姫宮さん
チャットで色々言われてたので、一点を覚悟してたのですが（笑
＞女３人（＋娘）をとっかえひっかえしている祐一とその裏で死を選んだ北川、という構図は食傷気味でもあり、出来ればやめて欲しかったとは思います。
ええと、祐一の事故に対する責任感がとっかえひっかえしているように見えましたか。そのように描写していたつもりはなかったのですが。あと、北川が死を選ぶ構図というのは、そこまで多くあるものなのでしょうか。
私は交通事故を起こした経験があります。怪我を負ったひとに対する申し訳なさはそれを知らない人から見ると想像を絶します。死にたくなるんですよ？ 身の置き所がないんですよ？ 自分だけが助かって、幸せになんてなれません。祐一には祐一の悩みがあります。
もう少し上手に描写していればよかったんでしょうね。
●七瀬ユウジさん
恐れ入られました（笑
いえ、このようなお話を許容して頂けた読者の皆さんのおかげです。ありがとうございます。
●Liarさん
＞香里の産んだ子供は誰の子供だったのか？ 答えを知る人はもういない……。
そうですね、香里自身、知らないわけですし。そこが眼目なので、読み取って頂けて嬉しいです。
●Ｇａｒａさん
＞本当に、良い小説に纏まっているとは思うんですけど……これ、「Ｋａｎｏｎ」のキャラ達なんでしょうか？？
もちろんそうですよ。私という書き手を通して、尚かつ、歪んだ鏡に映ってはいますけれど（笑
＞特に祐一の「責任を取って名雪を選び香里を捨てる」という行動は、どうにも違和感が拭えません。祐一にしてはあまりに場の状況に流されていて、肝心な筈の「各自の気持ち」への配慮が足りていないです。こんな選択、名雪にとっても決してベストでは無い筈。香里を歪ませる為に無理に祐一を歪ませてるような印象です。
春日さんのところにも書きましたが、事故を起こし誰かに怪我を負わせた時の申し訳なさは、言葉では表せないほどです。相手を思い遣る心はあればあるほど、そのまま責任感として現れると思います。
祐一は香里と付き合っていますが、だからといって名雪が嫌いなわけではありません。それに怪我をした秋子さんに「気にするな」と言われて、はいそうですかと頷ける人間には描きたくありませんでした。むしろその方が祐一を歪めていると思います。
彼は場の状況に流されたわけではなく、彼の決断を下しただけです。決して香里に対して冷たい訳じゃありません。彼の香里に対する愛情は身体を切り裂くほどであったはずです。彼はそんなに薄情な人間じゃないでしょう？ 怪我して苦しんでる家族を放り出せるひとでもないでしょう？ 可能な限りのケアを行いたいと思ったとき、彼の選択は決して不自然ではないはずです。それでも不自然と思われるのえしたらもう私がどうこう述べることはありません。
彼の選択が自己中心的だと思うかもしれません。名雪が喜ぶのか、という疑問もあるでしょう。ですがこの祐一は考えて考えてこの決断を下しました。彼の選んだ選択肢がいくら他人には愚かに映ろうと、彼は彼のできる範囲での最善の道を選んだのです。客観的に見て、常にベストな選択ができる人生なんてその方が嘘くさくはないですか。後悔だって人生ですよ。
と、書きましたがやっぱり選択はひとそれぞれなので、らしくないのはもう仕方がないのです（笑
- 夏葵 03/12/08 22:27 ＜作者＞
●ふうがみことさん
＞第一それを行った場合には、インパクトを与えるためにどこかで読者の予想を覆す、読者に任せられない「内面」を結局は描写しなければならなくなる……と思います。
ラストのそれでは駄目でしたか（苦笑
内面描写を削ったのは、テーマを隠す意味でもありました。この物語の底に流れているのは「愛を求めるひと」です。実はアンチテーゼなんですが。
＞結局、ＳＳで披露したうんちく・知識に、作者さん自身がそれほど熱をいれてないんじゃないかな、という印象を受けたのです。
小道具ですのでその通りです。トリビアを語るSSというわけでもありませんので。
＞そもそもが中篇向きの題材ではなかったように思えます。
長く書くともう読むのが嫌になりませんか。大丈夫なのかな（笑
私はどろどろしたのが苦手なので、短くまとめました。闇に真っ正面から向き合うには人生勉強が足りません。なので淡泊に感じられても仕方ありません。
＞作者さんは上手い、それは間違いない。でも趣味が合わないから普段なら読まないだろう、というお話でした。
読んでくれてありがとうございます。そしてごめんなさい。
●兵さん
＞代理母とか子宮外受精とか、いろいろハッタリ臭いところはありましたが
ハッタリです！（キッパリ）
あたかも見てきたかのように書かないと書き手はやってられません。WEBで調べられるだけは調べたんですけどね（笑
●まこみし感想隊Ｒさん
ダークなひとだ…。
私、スプラッタとかは駄目なんです。血を見るのは平気なんですけど。
そうか、グロ、というジャンルがあるな。まだ誰も書いてないし……って、そこまでしたらR指定に引っ掛かるよっ！ えろだけが１８禁じゃないんですよっ！
●魂魄 妖夢さん
＞香里が代理出産を引き受けることと、産んだ子供とともに逃避しようとすることはどちらも想像可能な範囲の展開ですが、その分だけラスト1行が効いています。
まさにそう読んで頂けると仕掛けた方としては嬉しいわけです。いいひとだ。
＞…ただ、生まれてきた子供が北川の子だとすると、北川の自殺(?)の理由が微妙なものになってしまいますね(もちろん良心の呵責に苦しんで…、ということになるのでしょうが)。
これは賛否両論あるでしょうね。
＞で、しかもこの解釈だと赤ん坊は香里と北川の血を引いている訳で、結果的に祐一と名雪に対して大きな非倫理的行為をしていない(せいぜい契約不履行と精子、卵子の廃棄)。なのに香里はそれに気付いていない…。
会社的には助かってますよね。だから。とはいえそれを証明するには遺伝子検査が必要なわけで。
逃げられたら検査どころではないですが。
＞もちろんラスト1行を、種々の葛藤に苦しむ香里が見た妄想とすることもできる…。
あ、いや、気付いてないですし（笑
「気がした」だけです。答えは香里も言ったように闇の中です。
＞ところで、顕微授精の描写がありましたが、これって確か精子の運動能力に問題がある場合に用いられる手法だと思うのですが。あと、何度もやり直しをしたのは卵子にとって悪い影響は無いのか、とも思いました。まあ素人考えなのでこの辺でやめておきます。
方法としてはあるようです。一度凍結してるわけですし。
やり直しの描写は香里の想像内なので正確ではありません。彼女が顕微鏡受精の方法を知らないだけなんです。北川の恐れをおもんばかった描写ととって頂けると幸いです。
●R・Sさん
ラストで驚いて頂ければそれだけでなにもいりません。
ありがとうございました。
●柾人さん
＞静かに狂っている香里の心理描写も巧い。
作者としては彼女を狂っているとは思っていません。視野も狭くなっていますし、妄執的ではありますが、彼女は至って平常ですよ。彼女はただ「愛」と「温もり」。そしてその象徴としての子供が欲しくなっただけなんです。
●Manukeさん
＞また、『ダーク』と名打たれたにしては、今ひとつ暗い情念が感じられませんし。
ダークと打ったのは、「不快感を与えるかもしれない」といういわば但し書きです。
狂気や死を描くのがダークだと思っているわけではありませんし、暗い情念を描けばダークと言うわけでもないと思います。この辺り明確な線引きはたぶんないでしょうね。あるとしたら前述した「但し書き」にしかなり得ないと思います。
＞結末も今ひとつ。この状況では、香里はそれを冷静に受け止めてしまうのではないでしょうか？
“それ”がなにを示しているのかわかりませんのでお答えしかねます。
少なくとも作中では彼女はなにも気付いてはいません。なにもです。
＞無粋ですが、「北川君＝金髪」というのは解せません。
＞髪が青かったり金色だったりするのはゲーム画のお約束だと思いますので。
きっと誰かが指摘するだろうと思っていたことです。髪の色はタブーと言われていましたが、現実、金髪までならOKだと判断しました。かなり進歩的な学校だとは思いますけどね（笑
美汐の赤はもうギャグでしか言及できないでしょうが（笑
●Kさん
＞全てのパズルが一つに収まっていく快感というか。
仮面の男さんにそう言って頂けると自信になります。ありがとうございます。
＞同じジャンルで出した人間として、くそー負けたなあと思わされました。
白状しますと「トリビアを〜」が仮面の男さんじゃないかと疑っていたんです（笑
書かなくて良かった…。
●Ecilaさん
＞ただ、本当にもったいないと思うのはこのお話、設定などはかなり深い部分が覗けるというか垣間見えます。ぶっちゃけ本当に怖い部分は描ききれていない。
怖い部分というのは隠れていてこそ輝く場合もあります。書いちゃうと途端に地に伏すみたいな。
なので私が書く限り、これ以後の物語は隠されたままだと思います。色々考えつきはしますけど、書くつもりはありません。申し訳ないですけれど（苦笑
＞最後に、この作品はダークはダークなんだろうけど、雰囲気的にはミステリーに近い作品かも。
そう言って頂けると幸いです。作者はミステリーだと主張したいのを堪えてましたので（笑
ありがとうございました。
●ちいーゆさん
ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。
●VALさん
ごめんなさいね（苦笑
●Foolisさん
＞代理母についての講釈も読んでいて面白かったです。よく調べられましたね。
半分はハッタリです。なので鵜呑みにはしないでください（笑
この手の問題は倫理が関わっていて、尽きない議論でもあるので、これからも興味を持って眺めていくつもりです。
●投票者３．５回目さん
＞北川はどれほどに香里を愛していたのでしょうか。
もちろん、好きな女の頼みを断れないほど、ですよ。
賛成できない行動でしょうが、汲み取って頂けると幸いです。
●Ichiさん
ありがとうございます。
香里と名雪の諍いにはしたくなかったんです。
●YOUさん
＞最初のほうで代理母についての記述がありましたね。一度離してしまえばそれで終わりと。香里は知ってたはずなのに手放さなかった。結局香里もあきらめきれていなかったということでしょうね。
構造的にひとつ失敗したなと思ったのが、子供を連れて逃げるというダミーをもっと強調しておけば、と言うことでした。途中で気付いた、という方々が幾人かいらっしゃったので、誘導を図れなかったのが悔やまれます。
●あおき哲夫さん
＞ただ香里が代理母を受け入れる場面がやや唐突だった。その辺、巧く書いてくれていれば良かった。
無理に書く必要がないと思いました。エピソードをまるまる一つ抜いたせいもありますが、確かに唐突さはあったかもしれません。
●S-スケルトンさん
舞台説明はもう仕方がないと諦めました（笑
これだけ原作とかけ離れた舞台を用意した以上は避けられないことでしたので。
まーきーさんみたいには舞台を持って来れないんですよねぇ…。
●歩人さん
＞うわー……凄い設定……よくこんな設定考えつきますねぇ……。
いや、よくあるパターンの一つだと思います。
＞個人的には作者の考える結末を見たいとも思いましたが……。
ダメです。見せてあげません（笑
嘘です。実は何も考えてはいないのです…。
●Xardionさん
北川の子供だとは書いていませんけど（笑
もしかしたら全くの第三者。金髪の外人さんかもしれないじゃないですか。さて、どうなってるんでしょうね〜ｗ
●雪蛙さん
もしかして私の頭の中身を覗いてたりしませんか（笑
いや、ここまで読み取って頂けると作者冥利に尽きるというものです。ありがとうございます。
今回も多くの感想を頂けて、感謝の念にたえません。
本当にありがとうございました。
- 雪蛙 03/12/09 20:4
- 改めてご挨拶。初めまして雪蛙と申します。
＞もしかして私の頭の中身を覗いてたりしませんか（笑
いつかできるようになりたいとは思っていますがね（ｗ）。
＞ここまで読み取って頂けると作者冥利に尽きるというものです。
「北川は罪の意識から自殺する」ってとこでしょうか？いずれにしろ今回のコンペではまともに作品の意図を読み取れたためしがないので（もうそれこそ的外れもいいとこで）そう言っていただけて雪蛙も嬉しいです。
短いですね（苦笑）。褒めていただいたのでお礼のレスってことで。
今後もダークに限らず創作活動し続けてください。応援しております。
ではでは。
- 夏葵 03/12/09 22:5 ＜作者＞
- お返事が遅れて申し訳ありません（汗
＞神城蒼さん
＞解禁後、はむさんはじめ仮面さんたちもハッスルしまくりだったのでそのときに呼んだんですが。
ハッスルされてましたか（汗
なにを言われていたんだろう…。
＞私に「ダーク」でほめさせるのはよっぽどの作品です。ええ。
ありがとうございます。
＞３８度の熱に浮かされなら読みました。その直後にチャットではいた台詞をひとつ投下します。
＞「受精卵……こりゃ、すごいわ」
大事な時期ですのに大丈夫でしょうか。体調には十分ご注意を（汗
過分な賛辞を頂けただけで嬉しいです。ありがとうございました。
＞ふもふもさん
＞うはぁ…今回のダークはレベル高いですねぇ。
ほんと、もうどうなるかと（汗
＞北川に対する香里の態度に不満を感じていたのですが
＞最後の三行でひっくり返りました。
＞個人的に、あの後香里が赤子と心中をはかったら問答無用で満点でした（笑
そこまではちょっと…（苦笑
でも他に方法がなくなったなら彼女はそう言う道を選ぶ可能性はあるでしょうね。
この子供は彼女にとって最後の希望ですから。
＞点数は８です。
ありがとうございますー！
＞雪蛙さん
はじめましてー。
＞＞もしかして私の頭の中身を覗いてたりしませんか（笑
＞いつかできるようになりたいとは思っていますがね（ｗ）。
読まれるのかー(T_T)
＞「北川は罪の意識から自殺する」ってとこでしょうか？
いやもう全部です。全部。
短くまとめられた感想は、まるでプロットみたいでした（笑
＞今後もダークに限らず創作活動し続けてください。応援しております。
KANONに限らない活動もするつもりです。趣味としての二次創作は大変楽しいので（笑
しかしこんぺというのは良いモチベーションを与えてくれます。次はないのかなぁ（笑
ありがとうございました。
- Revin 03/12/10 2:27
- かっこええ……。
かっこええよ！
あの時のお話はこれだったわけですかｗ
10位お見事。ダークの未来は明るい。
しかし、夏葵さんはダークというイメージが俺の中でデデーンとできてまいましたよ。
＞でももう書きませんよ（笑
（´Д｀）エー
- 夏葵 03/12/12 0:39 ＜作者＞
- ＞Revinさん
お久しぶりです（笑
＞あの時のお話はこれだったわけですかｗ
いや、あの時のはやっぱ没にしてしまいました（苦笑
激しくつまらなく、えろくもなく、ただ鬱にだけなりそうだったので。
仕掛けの一つもないSSなど、書いてもつまらんのですよ。＜嘘です。
＞しかし、夏葵さんはダークというイメージが俺の中でデデーンとできてまいましたよ。
勘弁してください…。
なげさんにも似たようなこと言われたし…。
たった二作だけじゃないですか…。
本来の私は素直な、村人。さんのような、らぶコメ書きなんですよ＜大嘘
特に祐一と北川のらぶらぶカップル大好きなんですから。＜これは、なげさん。
あ、名前出したらまずいらしいので、伏せ字でお願いします。視覚からの情報を脳内でモザイク掛けておいてください。村人○さん、とか（笑
＞＞でももう書きませんよ（笑
＞（´Д｀）エー
書きませんったら、書きませんっ（笑
- 仮面の男＠人間失格 03/12/12 2:7
- 最初に断っておきます、ハッスルなどしていません。
作品を誉めそやしはしましたが、私は冷静でした。
神城さん、誇張したことを言わないように、めっ。
と、前置きが長くなりましたけど、改めて。
こんばんは、仮面の男＠人間失格、です。
＞チャットで話した内容
が、気になっているとのことなので簡潔に言いますと。
同じジャンルで出した人間として、素直に負けた、と
思えたSSでしたということを発言したのです。
構成、テーマの掘り下げ方など、今回の私のこんぺ
作品にないもの全てを持ってるなと。羨望の眼差し
にて、見つめていたのでした。
今後、ダークは書かないといことですが、幅の広い
作風だというのは知っているので、今後も頑張って
下さい。数少ない同県民ですし（笑
では、最後に改めて。
10位、おめでとうございますー。
- 夏葵 03/12/12 20:17 ＜作者＞
- ＞仮面の男＠ハッスルさん＜え？
いらっしゃいませ。
随分とリアル兄リアル兄と虐められていらっしゃるようでご愁傷様です。
ちなみに私にも二十歳前の妹が居ます。だからどうしたと言うことはないのですが、頑張ってください。あにぃ代表として（笑
＞神城さん、誇張したことを言わないように、めっ。
そうだったのか。めっ（笑
＞と、前置きが長くなりましたけど、改めて。
いや、ここらが本番じゃなかったのかと（笑
＞同じジャンルで出した人間として、素直に負けた、と思えたSSでしたということを発言したのです。
＞構成、テーマの掘り下げ方など、今回の私のこんぺ作品にないもの全てを持ってるなと。羨望の眼差しにて、見つめていたのでした。
それはきっと過去に出品したことがあるというアドバンテージがあったせいだと思います。書いてみないとわからない難しさがありますものね。私が前回頂いた感想は実に有意義なもので、今作にも充分に生かしました。少なくとも私が注ぎ込めるだけのことはしたつもりです。さすがに１００％とは言い切れませんけれど（苦笑
＞今後、ダークは書かないといことですが、幅の広い作風だというのは知っているので、今後も頑張って下さい。
次があるならラブコメでっ（笑
仕掛け満載のらぶコメでっ（笑
いっそ、ダークならぶコメで＜え？
頑張りますっ！
＞数少ない同県民ですし（笑
ですし（笑
年末はアレでしょうから、忘年会は無理としても、新年の集いでもしましょうか（笑
＞10位、おめでとうございますー。
ありがとうございますー。
- 神城蒼 03/12/13 0:44
- ＞仮面の男さん
う、というか記憶が曖昧なのです……。はむさんがやたらハッスルしてたのは覚えてるんですが。
ハッスルというか、むしろ私の頭がスパークしていたのかもしれません（何）
大変申し訳ありませんでした。
- 春日 姫宮 03/12/13 8:56
- ここでは初めまして。レスを書くか書かないかは結構悩んだのですが……。
『女３人（＋娘）をとっかえひっかえしている祐一とその裏で死を選んだ北川が食傷気味』
と書いたのは、祐一がモテモテで北川クンいい面の皮。という部分について言及したつもりでした。
捨てられても香里は祐一のことが好きなままでいて。祐一が選べば名雪は結婚に応じる。その上祐一が一番愛していたのは栞（これは作中の香里の発言ですが、夏葵さんが「本当は違う」と考えているようには読み取れませんでした）。挙げ句の果てには「娘とふたりだけでデートする」なんて言い出すのは、いくら皆を「切り裂かれるほど愛していた」とは言えいかにも祐一にとって都合の良すぎる展開ではないでしょうか？
祐一と離れることは、香里にとっては自分と祐一の子を産むことを放棄するのを込みだったことは彼女も分かっていた筈です。それに対してはやけに理解のある行動を示しながら、あとでそれを酷く裏切るというのは心変わりと言えばそれまでなんですが、名雪にとっては禽獣に等しい行為である反面、随分と祐一にとっては都合が良く映りました。
名雪が違うだろ。というのは個人的な感情を含みますので略しますが、結果的に彼女は祐一の「同情を大きな理由に結婚する」という決断をそのまま受け入れたのであり、いくら弱みがあるにしても些か祐一の意をくみ取り過ぎるように思えます。
結論を言えば、このＳＳで酷く疑問に思ったのは、何故ここまで祐一の意志が優遇されているのか？ ということです。北川や香里はそれぞれの罪への呵責にさいなまれています。名雪は運命に弄ばれた挙げ句のいわれのない苦しみを一生抱え続けるでしょう。それに比べて祐一は、事故への申し訳なさを感じているとはいえ、名雪を絶望の底に叩き落とした割にはあまりに幸せすぎるように見えます。食傷気味と書いたのもＵ−１を連想してのものでした。
私は幼稚園の時にひき逃げにあって長い間入院し、相手がそのことを認めなかった為に長期の裁判を経験した。という経緯があります。その為、夏葵さんのおっしゃる通り祐一に対しては厳しい見方をしているかも知れません。が、このＳＳがどこかで祐一の甘ったれを容認しているように見えたことは言わずにはおれませんでした。
- 夏葵 03/12/14 18:7 ＜作者＞
- ＞春日 姫宮さん
＞ここでは初めまして。レスを書くか書かないかは結構悩んだのですが……。
いらっしゃいませ。僻地ですんで、悩まんでも良いです（笑
＞祐一がモテモテで北川クンいい面の皮。という部分について言及したつもりでした。
そうかなぁ…。
どう読めばそう受け取れるんだろう…。正直、わからない（笑
＞捨てられても香里は祐一のことが好きなままでいて。祐一が選べば名雪は結婚に応じる。
で、名雪はすぐに結婚に応じたと思ってらっしゃるわけでしょうか。
冒頭の一文をお読みください。そして香里が日本を離れてどれくらいの日時が経っているでしょう。その間、祐一と名雪、二人の物語は書いてませんので、そう読まれても仕方はないと思いますが、込められたものは別にあります。
＞その上祐一が一番愛していたのは栞（これは作中の香里の発言ですが、夏葵さんが「本当は違う」と考えているようには読み取れませんでした）。
栞が一番ですよ。でもそれは栞だけを思い続けて生きていくという意味ではありません。忘れられないと言うことですから。本当は違うなどという描写はしてません。心にあるものをどうして消せますか。
香里に関しては、祐一にとって自分が一番じゃないと言うことを受け入れている描写はありますけど。
＞挙げ句の果てには「娘とふたりだけでデートする」なんて言い出すのは、いくら皆を「切り裂かれるほど愛していた」とは言えいかにも祐一にとって都合の良すぎる展開ではないでしょうか？
挙げ句、て。ここは笑いどころですよ（苦笑
自分の趣味思考であることは疑いませんが。「娘とデート」の意味を履き違えないでください。男性であれば、一度は夢見るシチュエーションじゃないですか（笑
＞祐一と離れることは、香里にとっては自分と祐一の子を産むことを放棄するのを込みだったことは彼女も分かっていた筈です。それに対してはやけに理解のある行動を示しながら、あとでそれを酷く裏切るというのは心変わりと言えばそれまでなんですが、名雪にとっては禽獣に等しい行為である反面、随分と祐一にとっては都合が良く映りました。
意味わかりません（笑
＞名雪が違うだろ。というのは個人的な感情を含みますので略しますが、結果的に彼女は祐一の「同情を大きな理由に結婚する」という決断をそのまま受け入れたのであり、いくら弱みがあるにしても些か祐一の意をくみ取り過ぎるように思えます。
そのまま受け入れるような彼女だと、あなたは考えたわけですね。つまり。
＞結論を言えば、このＳＳで酷く疑問に思ったのは、何故ここまで祐一の意志が優遇されているのか？
誰も優遇などしていません。
香里も言っています。祐一など眼中になかったと。
＞北川や香里はそれぞれの罪への呵責にさいなまれています。名雪は運命に弄ばれた挙げ句のいわれのない苦しみを一生抱え続けるでしょう。それに比べて祐一は、事故への申し訳なさを感じているとはいえ、名雪を絶望の底に叩き落とした割にはあまりに幸せすぎるように見えます。食傷気味と書いたのもＵ−１を連想してのものでした。
妄想過ぎます（笑
深く読んでいただけるのはありがたいですが、祐一が幸すぎる、などと言われたら彼も不幸ですね。
＞私は幼稚園の時にひき逃げにあって長い間入院し、相手がそのことを認めなかった為に長期の裁判を経験した。という経緯があります。その為、夏葵さんのおっしゃる通り祐一に対しては厳しい見方をしているかも知れません。が、このＳＳがどこかで祐一の甘ったれを容認しているように見えたことは言わずにはおれませんでした。
香里の視点を通していますので、祐一が好意的に見られているのは当たり前です。そのフィルターの存在をまずは認識してください。最終的には香里もその矛盾に気づいていますよ。
とまあ、色々反論しましたけど、長々書かれるよりは「ダークは嫌いなんだっ！」と言われた方がずっと納得いくのは何故だろう（笑
少なくとも春日さんと私の感覚は相当相容れないであろうとは思いました。
お互い、妙なもの読んだなぁ、読ませちゃったなぁ、と笑って終われればそれで結構です。無理に読んでいただき、書き込んでいただいてありがとうございました。
- 春日 姫宮 03/12/14 21:8
- ありゃ。オブラートに包もうとしたところ、かえって誤解を招いたようで申し訳ありません。憤慨したことは伝わったようですが、何に対して憤慨したのかについては伝わらなかったようでした。
私はＳＳに憤慨したということで書き込んだのではありません。ＳＳの感覚が相容れないからって一々文句をつけていたら時間がいくらあっても足りないでしょうし。
憤慨したのは、失礼ながら下に挙げる夏葵さんのレスに対してです。
＞私は交通事故を起こした経験があります。怪我を負ったひとに対する申し訳なさはそれを知らない人から見ると想像を絶します。死にたくなるんですよ？ 身の置き所がないんですよ？
盗っ人猛々しい。とまでは申しませんが、交通事故の被害者となった立場からすれば、こんな言い方で殊更に主張する事でも無いように思えましたので。
ただ上のことだけを言いたいが為に作品非難のように見せかけて（祐一≒夏葵さんとして）前回は書き込みました。個人非難を直接書くのは憚られると思ったのですが、こういう形でＳＳを利用するのは失礼だと思い直しました。申し訳ありません。
最後に付け加えると、ダークは大好きです。一番好きな名雪ＳＳの一つが『復讐という名の代償行為』というくらいですから。このＳＳも『好き』とまでは行かないまでも、結構楽しんで読めたことは点数を見ればお分かりになるかと思います。
- 夏葵 03/12/14 21:47 ＜作者＞
- なるほど、私が非難されていたわけですか。
それなら回りくどい言い方をせずに伝えていただければ良かったのに（笑
しかし、私はあなたの事故とはなんの関わりもありませんので、その非難は不当だと思われます。
私は加害者となった立場での意見を書いただけでして、被害者に対して「盗人猛々しい」とまで言われるような対応などしておりません。あなたがあなたの事故の加害者に憤る気持ちはよくわかりますが、それを私に向けられては困惑しか浮かびません。
SSに対する非難であれば私も受け入れられますが、個人非難であるならもう一度言いますが、不当です。私はあなたになんの危害も加えてはおりませんし、被害者に対しては許していただけるまで真摯に対応いたしました。
何はともあれ、あなたに憤りを感じさせてしまったことについては謝罪いたします。
あまりひけらかさない方が良い、というご忠告には素直に感謝いたします。
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