投票結果

燃焼系オギノ式 (採点:6)

ブルマと開脚と跳び箱と美汐と……
前の作品に書いた感想が頭に残って離れない。困った（汗）

シメが綺麗でしたね。中盤あっさり進みすぎるのは短篇ゆえの悲しさでしょうか？
何となく、うまく書けてるけど薄い…そんな感じです。

名無し＠デフォ (採点:3)

ん〜、中だるみしている感じがしましたね。
あと、説明的な文章が多かったのが気になります。

proofreader (採点:8)

OK、話はよかった。
はっきり言って、天野と栞が出会ってこういう展開になるのは、ありふれてるけど。これはそれなりに無理もなく、流れが自然だと思った。
まあもうちょっと、校正はしっかりしとくべきだとは思うが。

Time (採点:10)

最後のとこでやられたぁ（＞＿＜）
マイペースな栞。
そして栞と天野の面白いほどの調和。
と、ここまでなら８点にしようと思ってたんです。
ラストに書き足された物…何を書き足すかは予想できたけど、まさか自分も書き足すとはねぇｗ。
良かったです。

ブラックコーヒーは好きですか？ (採点:9)

良い作品だと思います。ただ盛り上がりの初期で誤字は痛かったです。作品にのめり込むのが中盤過ぎになってしまいました。

はむ (採点:6)

心温まるお話でした。まったくの偶然でものみの丘に出没する四次元ポケット少女がとにかくいい味してますｗ　スケッチするシーンもなんとも心憎いエピソードだと思いました。ちょっと後半部分が急激だったのが唯一のマイナス。

ネクロマラン (採点:8)

栞と美汐のまったりコンビ、読んでいて心がほんわかしました。
・・・・ただ、この文体。どこかで見覚えが・・・

Foolis (採点:9)

なんていうんですか……ほんとに静かな作品ですよね。
ほんとにイイ感じです♪

栞、美汐のカップリングはたまに見かけますがこの作品は特にアンバランス加減が表現されていてよかったと思います。

春日　姫宮 (採点:6)

　良い作品でした。ただ、惜しむらくは題名がちょっとイマイチだったところ。美汐と栞の関係がアンバランスだといったようには見えませんでしたし、ただアンバランスな絵だったからアンバランスと名付けたように感じました。それならば「アンバランスな絵」としたほうが良かったかと。

Ｇａｒａ (採点:9)

　美汐と栞のクラスが同じである、という解釈でのＳＳは結構見たと思いますけど、「死にゆく者の思い」というテーマで２人の結び付きを描いたこの作品は抜きん出て良い作品でした。
　２人の「合作」のものみの丘のスケッチが、「絆」を絵的に描き出してくれて、ラストの締めの一行に綺麗な余韻を感じさせられました。

山の上 (採点:10)

栞も天野もいい感じです。
文章も引き込まれるように、気が付いたら全部読んでしまった。
カノンのＳＳとして最高峰かと。

ふぁんほーいどんく (採点:8)

　うーん、いいなぁ。栞、なんていい子なんだ。
　栞の何気に押しの強いところとか美汐の性格とかよく書けてるなと思いました。

流離人 (採点:4)

会話は頭の部分に空白を入れなくても良いのでは？　お話も悪くはなかったです。

杉田俊輔 (採点:8)

栞の存在が美汐にとっての救いになればいいなぁ、とか考えてしまいました。とてもステキなお話だったと思います。誤字がなければもっと良かったのですが。読み始めて５行目の誤字はさすがに気になってしまいますよね。

さいしゅ (採点:10)

好意→厚意 あまり気にはならなかったですけど一応こちらの方が正しいかと。
素直にいいなと思える作品です。こんな話は多いにありそうで良かったです。願わくばこの二人に幸せが続きますように、と。

ゆーえむ (採点:6)

　良作でした。
　同じ年下でありながら人懐っこい栞と人を近づけない美汐の組み合わせはよく見ますが、なかなか上手い描き方だと感じました。あえて祐一を出さないのも良かったです。

久慈光樹 (採点:9)

　ああいい話だ。素直に少しジーンときてしまいました。
　上手くいえませんが、美汐と栞って似ているんだなぁとこの作品を読んで感じました。二人が友人と呼べる関係になっていく過程がとても丁寧に描写されていて、少しも違和感がありませんでした。
　10点じゃないのは完全に私の好みの問題です。死ぬとわかっているなら自分本位ではいられない、という部分が私の考えと違っていたから、というだけのことで、作品の出来としては何の問題もありませんでした。素晴らしい。
　些事ですが「確率」と「確立」は間違いやすいですから気をつけましょう。

Manuke (採点:10)

良いお話でした。
閉ざされてしまった美汐の心と、明るさの中に強さを秘めた栞の対比が素晴らしいです。
結びの言葉も奇麗に決まってますね。
タイトルも大変良い味が出ています。ともすればネガティブなイメージの言葉が、むしろ暖かく感じられました。

エアー (採点:6)

動きは少なかったけれど、いい話でした。
少々地味に感じたのは、原作の要素だけで話をつくっているからだと思います。

でぐでぐ (採点:8)

なかなか良かった。特に目立った欠点はない。キャラもよく引き立っていると思う。

ありあも (採点:7)

祐一と真琴がいない美汐の話って何となく好きです。

Longhorn (採点:9)

　シリアスものではあまり見ないカップリング……というか、ペアリングですよね。でもほのぼのとした感じが良いです。無駄のない人物配置と構成にも、手練の雰囲気が（苦笑）。
　なお、細かいところを見ると、誤字脱字、栞の復学の時期、その時期の気温や積雪のことなど、ツッコミは入れられなくもないのですが、いかにも久弥さん的世界ってことで（美汐は麻枝さんキャラですが）減点するまでには至りませんでした。

名無しさんだよもん (採点:6)

祐一抜き、真琴抜き、香里抜き、でKanonと言えるのかどうかという問題はあるけれども・・・
話自体は好きだし、締め方も綺麗にまとまってると思うけれども・・・

これがオリジナルの話だとすると圧倒的に説得力が足りないはずで、
Kanonの物語を下敷きにして初めて成り立つ話だと思うけれども、
それがズレているので分かりにくい所がある。
いきなり治ってる栞に、祐一にすら話さなかった自分の過去を語る美汐。
if物って言うのかな、キャラが同じで設定の異なる話を完成させるのは難しい。
でも、まあ雰囲気はとてもよく出ているし読後感も良かった。

kobax (採点:8)

　いやぁ、見事です。自分では、どこに欠点があるのかを明確に示すことが難しいと思えるほど、素晴らしいＳＳだと思います、楽しく読ませていただきました。

　タイトルと本文のマッチが特によかったように思います。美汐と栞のペアとはなかなか意外なように思いましたが、今考えてみると、これしかないといった感じです。文そのもので疑問に思うようなところもありませんでしたし、イライラすることなく最後まで読ませてもらえました。
　あえて問題があるとすれば、ラストが見えてしまっていたことです。途中で展開が予想できてしまって、読了感にぐっとくるものがイマイチなかったのが、減点の理由です。

たぶー (採点:7)

　栞…そうですね、今までは考えもしませんでしたけれど・・・。

なおべ〜 (採点:10)

とても自然な作品だと思います。
話の流れがとても綺麗で淀みがなく、素直に読めました。

雨音 (採点:9)

う〜ん。栞の言葉が重いですね〜。
かつては死に直面していた栞だからこそ、言える言葉ですよね。
一方の美汐の心理描写もちゃんと書かれていましたし。
最後がちょっとガクンときましたが、それでも、とても綺麗な作品でした♪

名無し＠デフォ (採点:5)

二人がアクセルとブレーキみたいなのにいつも隣にいそうな感じでよかったです。

duven (採点:6)

特に難しい話ではない分、言葉の選び方を注意して読ませていただきました。
全体的に無難にまとまっていたと思いますが、
「死んでしまうと分かっているなら、自分本位ではいられない」
という一言はよかったです。本当にそう思えるかどうかは別にしても。

まこみし感想隊Ｒ (採点:9)

真琴「あぅー、よかったぁ」
美汐「栞さんのシナリオの後、本来だったら登場することもなく終わっていた私を
　　　救済するための話。とても楽しませて頂きました」
真琴「栞と美汐の話って、珍しいねー」
美汐「そうですね。同じ学年になるはずだからと、一緒に出てくる話は時々は見かけますが、
　　　ここまで絡ませる話はあまりみたことがありません」
真琴「うん、美汐が栞に妖狐のことを話しちゃうなんて、びっくりしちゃった」
美汐「消えるはずだった者が、消えてしまった者の想いを代弁する。だからこそその言葉は、
　　　私の胸にまで届いたのでしょう」
真琴「アイスとか、スケッチとか、栞らしいのがでてたのもよかったね」
美汐「はい。無理なく話に使われていました。ただ惜しむらくは……」
真琴「え？　なんかあるの？」
美汐「はい。一応栞さんのシナリオの通りでは、栞さんの病気が治るのは四月に入ってからの
　　　はずですから……少し出てくるのが早すぎますね」
真琴「あぅー、少しくらいいいじゃないよぅ」

柾人 (採点:7)

美汐の心理描写が巧い。2人の会話が自然で、栞の強さが感じられる作品。

七瀬ユウジ (採点:9)

まずはいいタイトルだと思います。
登場する二人も自然に動いている感じがして好感が持てました。
「私より美坂さんの方がさりげなく大きめに描かれていた。」
など深みのある部分もあり、読めば読むほど味の出る作品だと思います。

名無し＠デフォ (採点:6)

栞の優しさが感じられて、良い。
ただ美汐があっさりと秘密を話し過ぎている気もしますが。

あおき哲夫 (採点:9)

十点にするか迷ったが、ラストのまさに「アンバランス」さが意図的ではなさそうだったのでこの評価に。
文章は短編部門では飛び抜けて上手い。組み合わせも新鮮さがあっていい。物語の軸は実にオーソドックスだが、方々に仕掛けられた的確な言葉がそれを意識させない。構造的にも安心して読める作りだ。総じて高いレベルでまとまっているが、唯一、栞があまりにも都合良すぎた。彼女らのこれまでを考えれば、ともに悩んむという選択肢があっても良かったように思う。悩みもバーターできたなら、よりどちらもが寄り添える関係になれただろう。親友の誕生。それだけが勿体ないと思う。

夏葵 (採点:9)

これもいいなぁ。美汐と栞の立場の違いを利用するなんて巧いの一言です。しかし合作した絵の美汐と栞はどんな風に書かれていたのかなぁｗ

earthy (採点:10)

初めはそっけない感じの美汐が、だんだん栞と打ち解けていく様子が感じ取れました。
２人の描写もとても上手だと思います。

VAL (採点:8)

　美汐と栞の友情話というだけで高得点を差し上げたい気持ちになるんですが、それはそれとして高得点です（ｗ
　二人らしいです。見事に栞と美汐。まさしく美汐と栞。
　タイトルの言葉の使い方が本当にうまいなあ、と思いました。

Liar (採点:6)

一見して、句読点と改行が少なく、やや見辛い印象を受けました。
文自体も、全体的にやや書き込み過ぎている様な気がします。
特に、説明はもっと少なくても相手に伝わります。
嫌な事を書いておいてから言うのもおかしいような気がしますが、私はこの作品自体はかなり好きです。
全体に流れる雰囲気、はっきりしたテーマ、何よりも栞と美汐の対比の表現は非常に美しくて、書く側として見た場合は、正直羨ましい程の出来だと思います。
もっと書き慣れていけば、現在の有名ＳＳ作家と肩を並べられる程の作品を書く事が出来るだけの実力を秘めていると思います。頑張って下さい。

K (採点:9)

冷たい世界にいる2人の暖かい心情が伝わってくるかの
ようです。ものみの丘で絵を描く二人の場面の語りと
心情が切なくて、少しぐっと来ました。

タイトルと主題の結び付け方も上手くて、素敵です。

すずめつめ (採点:4)

あちこちが言葉足らずなのだけれども、軸がぶれていないのは、何か、経験的立脚点があるからなのかしらと思います。多少、はったりを利かせ、過剰と思うくらいに何か演出してみたらよいと思います。色々な作品から技術を盗みましょう。

一般市民Ｄ (採点:8)

ほのぼのする感じです

じゅう (採点:7)

愛情たっぷりのＳＳ、ごちそうさまです。

Tnhhs (採点:7)

なかなか良い作品だと思います
ですが、何かが足りない気がします
その「何か」があれば、もっと良い作品になると思いますよ
終わり方が微妙ですね
あと、８行目の『確立』というのは『確率』ですね

歩人 (採点:7)

要修正個所が少なくとも二箇所。特に「確立」は個人的にかなり許せないのですが……まあ、それはともかく、文章構成や心情、情景描写等については言うこと無しです。内容は……非常に良かった。美汐と栞がすごく良い。シチュエーションもばっちりです。締めも言うこと無し。秀作です……「確立」間違いが無ければ九点。

瀬を速み (採点:8)

暖かい作品でした。読後感がとても良かったです。

Ecila (採点:6)

栞と美汐の接点がちょっと薄い気がしたがとりあえず気にするだけ無駄っぽいので突っ込みはなし。美汐の視点から見た栞が面白かったかな。

和也 (採点:8)

ああ、いい話ですね……。お互いがお互いに与え合い先に進んでいける友情。

見ていて、凄く幸せな気分になれます。良作。
気になったのは、美汐の告白部分での心情のちぐはぐさ。他人事〜心から、に矛盾を感じました。その心の動きがメインなだけに、なんかひっかかったら気になり続けました。僕だけかもしれませんが、なんか無理やりっぽいなあ、と。あとは、個人的に栞は語りすぎじゃないかなあ、と。これは完全に個人的好みなのですが、そんなに語らせなくとも、雰囲気や仕草で『伝えて』ほしいと思いました。

HQ (採点:9)

　美汐と栞が出会って交わす会話、というとこんなものかも、と思える。
ものみの丘、スケッチといった小道具がうまく味わいをだしている。

YOU (採点:9)

好対照な二人だなと思っていたのですが、美汐の妖狐に栞をあてはめるなんて思いつきませんでした。言われてみれば似た境遇です。読み終わった後に思わず拍手をしたくなった出来だと思います。

hisa (採点:6)

あまり見ないコンビのSSで最初は戸惑ってしまいましたが、面白かったです。
これから美汐と栞が友情をはぐぐめたら素敵だなって思えるような作品でした。

黒鯖寿司 (採点:8)

この二人の組み合わせって好きです。
栞と美汐の両方の背景がよく生かされている話だと思います。

村瀬香奈 (採点:7)

はじめまして。

栞さんと美汐さんの出会いの始まりのお話という点で無条件にプラス1点してしまいました。
文章の構成も落ち着いたまとめかたもよかったです。

Revin (採点:8)

面白かったです。綺麗な話で、面白い考え方が散りばめられてました。

はね〜〜 (採点:10)

　
　美汐と栞という、１年生コンビでいい話を書いてみたい……そんな事を思った事が何度か私もありましたが、この話は素晴らしいです。
　ええ、本当に。くぅー！　もの凄く感動したんです、本当に素晴らしかったんです！　でも、一度書いた感想のうちいくつかが何故か消えてしまったため、時間が無く今はこうして１０点を入れるのがせいぜいですぅ……（泣）

　１０点満点で１５点くらいになったという事を、とりあえず付け加えさせて頂きます。アンバランスというタイトルにこめられた２つの意味、感服いたしました。残りは掲示板でっ！（汗）
　美汐も栞も、らしくて、栞がかっこよくて、最高でした――！　後は、会話文のところは一文字開けはしなくてもいいんですよ作者さーん（うわ、もの凄い急ぎな感想……）

投票数 148 : 単純平均点 7.20
10点	15
9点	31
8点	29
7点	21
6点	24
5点	13
4点	7
3点	6
2点	1
1点	1

キィル　 03/11/18 21:6 ＜作者＞

どうも。作者のキィルです
まずは読んでくれた方々に感謝します。ありがとうございました

うわっ、１位ってマジですか！？　というのが、正直な思いです
まさかこのこんぺでそこまで高評価してもらえるとは思ってもいませんでした。しかも、途中経過を見て唖然となったのが、ずっと１位から落ちていないことです。ここで運を使い切って受験は大丈夫なんでしょうか？
一応、こんぺの告知があってから１週間ほどで書き上げたのがこの話なのですが、自分でも割と上手く書けたと思ったので、もしかしたら１０位くらいにはなるかもと自惚れていたけれど、１位になるとは考えもしませんでした
レスは数が多いので明日か明後日には書きますが、その前に一つ謝っておきます
色々な人に指摘された「確立」についてです。〆切よりずっと前に書き終わってるのに気付かなかったどころか、具体的にどこと指摘されるまで気付かなかった大ばかです。二度と間違えないよう気を付けるので、許して下さい

えっと、レスと一緒に簡単な後書きらしきものを明日か明後日に書きますので、もし良かったら読んで下さい

れす　 03/11/19 20:8 ＜作者＞

名無し＠デフォとなっている人が何人かいるので、それは名無しさんと呼ばせてもらいます。感想の上から順にレスしていくので、そこはご了承ください

＞燃焼系オギノ式さん
前半と後半のバランスは悩み、なんとかつり合いが取れるところまで来ましたが、短編の容量ではそれでも性急になってしまいました。でも、これ以上長くすると逆にだらだらしてしまうと思うので、これで納得してもらえるとありがたいです

＞名無しさん
話全体としては流れるようにと心がけたのですが、中だるみしましたか。もっとがんばります
説明的になりすぎるのは癖ということで１つ

＞proofreaderさん
流れは自然でも、出会いは限りなく不自然だと自分でも思っていたので、そっちを気にしないでもらえて嬉しいです（爆
校正は今度から２回ではなく５回くらいやるつもりです

＞Timeさん
栞には最後までマイペースを貫き通させました。他人の作品に自分の姿を勝手に描き込むなんて、現実では普通やらないでしょうが（笑
やられた、と思ってもらえたなら嬉しいです

＞ブラックコーヒーは好きですか？さん
誤字については謝るしかありません。それでも良作と言ってもらえたのは嬉しいです

＞はむさん
偶然と言うか唐突と言うか……。「始まりはいつだって唐突だ」という題名にしたらどんな感想が来たでしょうか？　容量の問題で後半も唐突になりましたが。……まぁ、唐突と言うほど急降下ではないはずです（と思いたい）

＞ネクロマランさん
文体から作者は当たったでしょうか？　多分、僕はあまり、というかほとんど知られていないと思うので、外れたとは思われますが

＞Foolisさん
とにかく静かで淡々としたものが書きたかったのでこうなりました。その分目立った点はなくなったので、高評価されるとは思いませんでしたが
主登場人物が二人なので、アンバランスさが見てもらえたら嬉しいです

＞春日　姫宮さん
二人の不均衡が逆にバランスになる、みたいな流れを意識して書いたので、文字通りのアンバランスなのは絵だけ、というのは完璧に当たっています。だから、そこまで読み取ってもらえた人の６点というのは僕の中で結構大きな意味を持っています
ただ、「アンバランスな絵」にしてしまうと、上記前半の意図が消えてしまうし、オチが読む前からばれてしまうのでちょっと

＞Ｇａｒａさん
「死と生」というテーマはありがちなだけに、なるべく見たことのない視点から書く事を心がけました。なんとかテーマ崩れになっていないようでほっとしています

＞山の上さん
ＫａｎｏｎＳＳの最高峰！　当然ながら、そんな事を言われたのは初めてです。
まぁ、上には上がいることは知っていますが、それでも嬉しいことに変わりはありません。ありがとうございます

＞ふぁんほーいどんくさん
栞は少し天然ぽくなってなってしまった感もありますが、原作ではなかった同級生との会話ということで、あんな感じになりました。いい子だと言ってもらえて良かったです

＞流離人さん
会話の頭はどうするか迷って、とりあえず全部空白を入れてしまいました。次回からは入れないようにします

＞杉田俊輔さん
美汐の苦悩に一つの解答を、真琴シナリオと違って自らの手ではなく他人の手から得る、というのもこの話の一つの側面です。きっと、栞は美汐の救いになるでしょう

＞さいしゅさん
言われてみれば確かに厚意の方が正しいです。ご指摘ありがとうございました

＞ゆーえむさん
祐一は名前すら出さなかったのは、女の友情に男は要らないと思ったのと、単純に容量的な問題もありました。結果的に成功のようです

＞久慈光樹さん
考え方は人それぞれですが、実は僕個人としても久慈さんと同じく「死ぬと分かっているなら自分本位ではいられない」とは思っていません。僕はＳＳを通して自分の考えと同じ位、自分のものとは違う考えをキャラの言葉として読んでくれる人に見てもらうのが好きでして、これもあくまで栞の言葉・考えとして受け取ってください。そして、そういう考えもあるんだな、思ってもらえる事が点数なんて関係なく一番嬉しいことです

＞Manukeさん
否定的な意味の言葉でも使い方次第、というのは良くあることです。それをなんとか効果的に使ってみようということで題名を決めましたが、見れるレベルには持っていけたようです。これからももっとがんばります

＞エアーさん
動きが少ないのは静かな話にしたかったからなのですが、原作の要素だけだったというのは盲点でした。創作と呼ぶには今一歩と言った所ですか

＞でぐでぐさん
目立った欠点はないと言ってもらえるのは嬉しいです。後は細かい欠点を削っていかないといけませんね

＞ありあもさん
祐一と真琴のいない美汐の話はＳＳならではです。楽しんでいただけたなら幸いです

＞Longhornさん
すごく意外、というペアを作るにはＫａｎｏｎＳＳは数が多すぎて難しかったのですが、それでも多少は意外と思えるペアであったなら考えた甲斐があります
作中の気温・積雪については僕もどうなのかと考えましたが、その他の矛盾も含めて見逃してくれたLonghornさんに感謝です（笑

＞名無しさんだよもんさん
美汐に真琴抜き、栞に香里抜き、特に祐一抜きというのは“誰と誰がセット”という考え方を自分自身から取り除くために試行しました。だから、作者としてはこれはＫａｎｏｎだと言い切ります
ただ、こんな話をオリジナルでやれば１０点中でマイナス点をつけられても当然で、その点で言えば栞の回復時期についてはご指摘の通りです。しかし、祐一に話さなかった話を栞にするというのは僕なりに矛盾していないつもりです。というのも、美汐は心を閉ざしながらも救いを求めているはずで、それを同性で初めて（というと語弊がありますが）できた友人に求めるのは不自然ではないと思うのですが、どうでしょう？　逆に言えば、完全に同じ立場である祐一よりも話しやすいと僕は思うのです

＞kobaxさん
主に表面に現れた欠点は誤字でしたが、楽しんでもらえたなら嬉しいです
ラストが見えないようにするのは難しいので、話を止めずラストを考えさせないうちに終わらせるつもりだったのですが、それも難しいようです。精進あるのみですね

＞たぶーさん
栞を今までとは違った視点で見てもらえたら幸いです

＞なおべ〜さん
流れが止まらないよう、逆流しないように心がけました。その通りに読んでいただけたようで何よりです

＞雨音さん
美汐の一人称で進めていたので、その分子降りにはその考えを実際に言葉にさせてみました。準主役である栞の心理を考えてもらうと面白いかもしれません

＞名無しさん
アクセルとブレーキ。言われてみると、その比喩は二人にぴったりです。栞有するアクセルはともすれば暴走しそうですが（笑

＞duvenさん
この一言は話を作るに当たって初期の方で考えたもので、僕自身も気に入っています。言われる通り、本当にそう思うかは別にして

続き　 03/11/19 20:10 ＜作者＞

＞まこみし感想隊Rさん
美汐と栞の組み合わせだけならそれほど目新しくないけど、この二人だけの話なら、という考えがヒットしたようです。栞の病気が治る時期はあまり深く考えてなか……（以下省略　真琴の言うとおり、多めに見てもらえたら

＞柾人さん
栞の強さというのは、祐一・香里以外の視点からでも感じられるけど、表面だけを見ると分からない、というのが表現できていれば良いのですが

＞七瀬ユウジさん
「私より美坂さんの方がさりげなく大きめに描かれていた」なんて所を持ち出してくるなんて、七瀬さんも渋いですね。もし暇があったら、どうして大きめに描いたのか、なんて事を考えてもらうと面白いかもしれません。僕なりの意図はありますが、答えなんてものはありませんから

＞名無しさん
確かに、誰にも話さなかったことをあっさりと話していますが、一応美汐はその場の勢いで話し始めたのではないという事だけは言っておきます。子狐を絵に入れて見せたのをその証拠としてもらえればいいのですが

＞あおき哲夫さん
栞があまり考えずに即答したのは、作中で言う「残された者」に対する解答が出ているからです。美汐の一人称だから忘れやすいかもしれませんが、美汐に対する子狐が栞に重なるように、栞に対する香里が美汐に重なっているのです。つまり、栞の言葉はある意味香里に向けるための言葉とも言えます。良い意味でストレートな性格の栞が、答えを持っている質問に対して即答するのが逆に美汐のためだと考えました
でも、確かに親友の誕生は明示していない分、物足りないと思われるかもしれません。元々、本文で親友の可能性、後日談的な部分でそれを想像してもらうつもりだったので、仕方ないとは思いますが
あと、ラストの「アンバランス」とはどのことでしょうか？　多分意図してないと思いますが、いくつかそういうのもあるのでちょっと気になります。もし良かったら教えてください

＞夏葵さん
美汐の絵が上手いかは分からないけど、栞よりは上手いはずです。合作の絵がどんなものか想像して楽しんでもらえたら幸いです

＞earthyさん
美汐が栞と打ち解けていくのは一応段階を踏ませました。短編故に急になりがちでしたが、だんだんという感じが出ていたら良かったです

＞VALさん
どうやら美汐と栞の組み合わせがお好きなようで。そんな方に楽しんで読んでもらえたなら嬉しいです

＞Liarさん
改行は思う所あってわざと少なめにしたのですけど、読み辛かったですか。まぁ、文が多いことと共に癖に近いわけですが、直すようにします
と、前半部の言い訳は終わりにして、雰囲気にはそれなりに気をつけていたので、褒めてもらえて嬉しいです。もっと書けば上手くなるという言葉を信じてがんばっていきます

＞Ｋさん
この話の舞台であるものみの丘も二人――主に美汐――の心情に合わせるように暖かくなっていき、これから春が来る、というのも密かに狙って書きました

＞すずめつめさん
言葉足らずなのは未熟だとして、話の性質上演出というか効果文というかは大分控えめになってしまいました。確かに、色々な作品から、その雰囲気にあった演出の仕方を学ぶ必要がありそうです

＞一般市民Ｄさん
ジャンルはシリアスですが、その中でほのぼのと暖かい気持ちになってもらえたのなら良かったです

＞じゅうさん
そう言ってもらえると書いた甲斐があります

＞Tnhhsさん
足りないもの、と言われてぱっとは思いつかないです。もちろん、これで完璧と思っているわけではないので、その「何か」を探すのをこれからの課題にします

＞歩人さん
要修正箇所、もう一つは美汐が絵を書き終わった周辺の一単語のことでしょうか？　そっちも結果発表後に気付いたのですが、これからは人目に晒す前に気付くようにします。誤字なんかで盛り下げて済みませんでした

＞瀬を速みさん
読後感は重要みたいですね。締めの練習を重ねようと思います

＞Ecilaさん
二人の接点をクラスメイト以上にできなかったのは心残りでしたが、正直ちょっと他が考え付きませんでした。その辺が強引になってしまった気がしますので、突っ込み無しはありがたいです

＞和也さん
他人事〜心から、の部分は一文削ったせい（かどうかはわからないけど）で説明不足になってしまったようですね。言いたかったのは「他人事に対する“気楽”さ」から「他人事だからこその“純粋”な言葉」への美汐の解釈の変化です。気楽と純粋はどちらも感じたままを言うことに変わりないですが、見ての通り意味の違いは大きいわけです。変化の間が短かったせいで矛盾と取られてしまうのも無理ないですが
あと、栞の言葉が多いのは美汐の一人称だから栞の考えは口にしないといけなかったことと、美汐には言葉で伝えてやらないと駄目だと思ったからです。それ以前に、雰囲気・仕草で読者に伝えられるほどの技術がないこともありますけど

＞HQさん
美汐の態度の変化は会話に現れるわけですが、それを劇的にしないようにするのが結構大変でした。あまりあからさまに打ち解ける美汐というのは想像できないですよね

＞YOUさん
美汐の妖狐と栞の共通を感じたのはふとした思い付きでした。だからこそ、会わない組み合わせのようでいてなんとなく噛み合っているように見せることができました

＞hisaさん
組み合わせはあまり見たことのないものにしようと思ってやったので、「合わない」と一蹴されずに済んでほっとしています。二人の友情がどうなっていくかは読まれた方にお任せです

＞黒鯖寿司さん
原作では交わらない背景を上手く見せられたようで良かったです

＞村瀬香奈さん
始まり。正にその通りです。その後を想像してもらいやすいように書いたつもりですので、始まりという印象を持ってもらえたのなら嬉しいです

＞Revinさん
Kanonについての解釈やその他の考えなど、物の見方は一方向ではないと常々思っているので、全てが僕が信じている考えではなかったりしますが、自分自身の考えとは違う方向から見てみると面白い発見がありますよ

＞はね〜〜さん
主題の意味は結構色々な意味に取れると思います。一面、二面で終わらないように書いたつもりです。きっと、僕自身では思ってもいなかったような解釈もあるでしょう
感想の続き、楽しみに待っています

キィル　 03/11/19 20:12 ＜作者＞

後書きってわけでもないですが、少しこの話の話でもします
元々、静かな雰囲気の話を書こうと思って流れを考え始めたのを覚えています。その時点で決めていたのは登場人物は栞、ってことだけでした
それから、書いたことのない組み合わせということで美汐と栞に登場人物を絞り、淡々とした中で何かを伝えようみたいなノリで話の流れを決めていきました
感想で何人かの方が上げてくれましたが、「死ぬと分かっていたら自分本位ではいられない」というセリフが栞の長セリフの中での柱として最初に考えました。ですので、それが結構多くの方の目に止まったようで嬉しいです
この話を一言でいうと、友情の始まりです。何人かのレスの方にも書きましたが、「始まり」だから二人が親友になったと明示はしていません。あくまでそれを想像して貰おうというつもりでしたので
一応、「捨てようと思っていたアイスを食べきったこと」と「会った次の日の学校で自分の口で栞のことを友達だと言ったこと」という二つが美汐の中での転機として書きました
主題についてですが、これは敢えて書かないことにします。頂いた感想と付けて貰った点数で、読んでくれた人にわかってもらえたと判断しましたので、余計なことを言う必要もないみたいです

最後にもう一度、読んでくれた人にお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました
それでは失礼します

名無しさんだよもん　 03/11/20 6:42

＞キィルさん
＞特に祐一抜きというのは“誰と誰がセット”という考え方を自分自身から取り除くために試行しました。
なるほど、それも一つの考え方ですね。
そういう試みとしては成功してると思います。

＞美汐は心を閉ざしながらも救いを求めているはずで、
＞逆に言えば、完全に同じ立場である祐一よりも話しやすいと僕は思うのです。
この辺は、私は真琴のバッドエンドの印象が強いんですよね。
ちょっと馴れ馴れしくする祐一をもの凄い勢いで拒絶する美汐の性格が、
同性だからというだけで変わるかなあと思った次第で。

キィル　 03/11/21 21:0 ＜作者＞

＞名無しさんだよもんさん
＞この辺は、私は真琴のバッドエンドの印象が強いんですよね。
＞ちょっと馴れ馴れしくする祐一をもの凄い勢いで拒絶する美汐の性格が、同性だからというだけで変わるかなあと思った次第で。
　祐一の馴れ馴れしさはちょっとじゃないような・・・。いや、それは栞も同じか（爆
　それはともかく、確かに同性というだけでは弱いかもしれません。印象の違い、というか今回書こうとした美汐は「自分から変わろうとする」みたいな前向きさを持たせたせいでしょう。後書きの所で「栞のことを自分の口で友達だと言ったところが転機」と書いてある通り、自分からという部分を強調した結果です
　あと、性別を差し引いても祐一は美汐にとって「自分から」心を開きたい相手だろうとは僕は思っていないことも要因かもしれません。祐一は真琴のために美汐に近づいた、それはある意味不純な動機と言えるのではないかと。少なくとも、この話の栞は含むところ無く美汐個人と向き合ったわけですから、美汐の感じる印象は同じ馴れ馴れしさでも違うと思います
　僕の印象のまま書いているので、なんか上手く説明できませんが、わかってもらえたでしょうか？

名無しさんだよもん　 03/11/22 15:36

分かる分からないと言うより、こういう読者（作者）もいるというぐらいの理解でいいんじゃないでしょうか。
私はそもそも美汐が「自分から心を開きたい」と思ってるという印象自体持ってなかったのですが、その辺は解釈の違いでしょうね。

キィル　 03/11/24 12:58 ＜作者＞

「わかってもらえたでしょうか？」というのは、言っている意味が、というつもりでした。美汐のことが、とか言っているわけではないですよ
もちろん、僕も自分の考え方が正しいとか思っているわけではないので、他の人の考え方を聞くと楽しいです。特に美汐はサブですから、色々な解釈があることでしょう。僕も書く度に少し性格面では変えていますし、ああいうキャラだと僕の場合ＯＮＥの里村茜の印象の影響を受けたりもします

七瀬ユウジ　 03/11/25 16:37

はじめまして（でいいのかな？）、キィルさん

自分へのレスから
> …、どうして大きめに描いたのか、
> なんて事を考えてもらうと面白いかもしれません。

うーん、難しいところです…。
初読時に思いついたものがあるんですが、もう一度読み直してみました。

私は、「自分が生きていることのアピール」かなと思います。
（ゲーム本編に従うなら、）栞は一度、姉に見放されていますし、
「もう、誰にも（友達になった天野さんに）自分のことを忘れてほしくない」
と主張したかったと、とることができるかなと思います。

また、本文で
＞ もちろん、今は自分本位で生きていますけどね、と付け加えて美坂さんは…
とあるので、例え友達（美汐）の絵であったとしても、
その気持ちを抑えられなかった（抑える気がなかった？）のかもしれません。
/* これはちょっと的が外れてるかも… */


一時間ほど考えてみましたが、
もっと深いものが隠されている気がします。
これだけだと、なんか納得が行かないんですよね…（考えすぎかな…）

・・・久々に現国の授業を受けてるみたいな感じです。

キィル　 03/11/27 21:47 ＜作者＞

＞七瀬ユウジさん
まさか本当に考えてもらえるとは思っていませんでした。しかも一時間も！
折角考えてもらったからには一応作者としての考えを言わないわけにもいきません。小細工として書いた部分だったので、この一文が目に止まるとは思っていなかったというのが正直なところですが（笑

自分の姿を描いた理由は、一言で言えば「自分の存在のアピール」ですかね
「その小狐は心の中にしかいないかもしれないけど、私は隣にいるよ」といった感じで
ただ、僕としては「忘れて欲しくない」といったある意味ネガティブな方向性は考えていませんでしたね。自分本位とは言っていても、あくまで美汐を励ます意図ですから、その行為の意識は美汐に向いているわけです
まぁ、聞いてみれば意外でもなんでもないと思います

それで、肝心の「大きく描いた理由」というのは「栞の存在の美汐の中で占める位置」を意識しています
こっちは栞の希望が表れています。つまり、美汐ともっと仲良くなっていきたい、ということです
一応、友情話のつもりで書いていますから、色々なところに友情を育む意図を込めた行為・思考をさり気なく配置しました。これはその中の一つです
それと逆の意図もありますが、それはあまり意味はなかったみたいです

とまぁ、一応僕の考えはこんな感じです

七瀬ユウジ　 03/11/28 10:33

どうもです。

> ただ、僕としては「忘れて欲しくない」といった
> ある意味ネガティブな方向性は考えていませんでしたね。

あらら、ちょっと走りすぎちゃったみたいです。
そこまで、負の思いを込めたつもりではなかったんですが。

> それで、肝心の「大きく描いた理由」というのは
> 「栞の存在の美汐の中で占める位置」を意識しています
> こっちは栞の希望が表れています。
> つまり、美汐ともっと仲良くなっていきたい、ということです

ちょっと「の」の連続でわかりづらいです…
「美汐の中で、栞の存在が占める位置（割合）」ということですかね。
だとすれば、引っかかってたのはここだと思います。

なるほど、ありがとうございました。