投票結果

Xardion (採点:8)

　実に電波で、実に愉快な作品であったな、と思います。
　冒頭から電波を浴びせられて、不思議ワールドに迷い込みあちこちさまよった、という感覚ですか。エピローグがぴりりと辛味が効いていて現実に戻ってこれましたし。
　ただ、フィボナッチ数列がちとしつこかったと感じてしまいました。1,2,3,5＋『規則正しい』で終わりにして、分かる人だけ分かってください、的に使用されていましたならば私的には最高だったのですが。

　最後に、『こんなものを書かれました貴方はつくづくアホですね。大好きです！』と（ｗ

はむ (採点:2)

意味がよく分かりませんでした。メルヘンというよりラブコメという感じが強かったです。あと、なんでツノ？　何でツノ？　そこらへんがきっぱりさっぱりです。とにかくさっぱり分からないＳＳでした。

ve (採点:4)

すいません、正直よく分からなかったです。
というか、ギャグ？

ちいーゆ (採点:1)

　……なんだ、その……困る（反応に）。

荒野草途伸 (採点:5)

んー、何かこう物足りないというか、最後の美汐パートは本編と関係有るのですか？

コロリン (採点:5)

伝わらなかった。それが全て。
主軸を何処に置いているのか分らないから全体がぼやけて捉えた。
百花屋の件は楽しめましたが、前半のノリは長く肌に合わなかった。

山の上 (採点:5)

前半のノリは好きです。
後半難しかったです。
栞は良い感じです。
内容がもっとシンプルでいいかなと思いました。

悉皆空也 (採点:9)

何でしょうね。上手いですね。脈絡無く話題を繋いでゆくワザは見事ですね。

もしかして、栞、嫌いですか？

エピローグのやりとりが抑制が効いていて好きです。

ふぁんほーいどんく (採点:10)

おもしろいお話だ。いや、おもしろかった。
作中でスルーされたあゆとおぼしき声が気になるが、まあ、いいや（笑）

ネクロマラン (採点:2)

栞の一人称ですが、どうも口調が統一されていないので、全体がバラバラです。
文章にまとまりを感じる事も出来ず、内容も読み取りづらかったですね。

広咲瞑 (採点:10)

前半栞のすげえノリがごっつツボです。大好き。

春日　姫宮 (採点:3)

　後半、名雪が登場したら１点つけてやろうと身構えておりましたが、残念ながら登場しませんでした。
　……やっぱり貴方の作品は良くわかりません。そもそも、文章から映像を思い浮かべるという読み方をしている僕にとって、明らかに言葉遊びをしている貴方の作品は相性が最悪なのかもしれません。


　などという真面目な感想をつける気も失せそうな今日この頃です。これだけフランクに書いておいて別の方だったら吊る羽目になりそうなんですが（笑）。

proofreader (採点:8)

よかった。いや意外とシリアスなんだけど、それを感じさせない手法というか、まったくもって不条理。だがそこがいい。笑った。
でもこれ、たくさんの人に作者特定されとるだろうなあ。

あー (採点:9)

作者がどなただかすぐさまにわかりますが。
今回一等優れた作品だと思います。ユーカラの持ち出しには参りました。
と、このあたりで黙りますｗ

峻 (採点:9)

凄い……いろんな意味で圧倒されました。
短編を読んでいるのに中篇を読んでいるものと勘違いするほどのボリューム、見事です。
ただ、やっぱり終盤の展開の速さが少々―――

Manuke (採点:10)

んー、ちょっと難解ですね。美汐の役割が掴めませんでした。
「ものみの丘に座していた狐の神様」なのかな？（それだと悪い心を持ってたということに…）
あるいは、ごく普通の傍観者なんでしょうか。

その辺りはとりあえず置いておくとして、SSとして評価させていただきます。
はっきり言って、こうした三本も四本も抜けまくったような物語はツボですね。
特に栞、凄くいい味を出してます。
ただ、タイトル直後の地の文章が続くパートはちょっと頂けませんでした。
同じ語尾が連続するなど、テンポがかなり損なわれています。無理に情景描写をせず、普通に書かれた方がよろしいかと。
実際、その後の文章は実にリズミカルに進んでいき、小気味良いですから。
それから、エピローグの部分で
『美坂栞は、今、沢渡真琴になりたくて、なれなかった、この街の神様、いたづらっ娘で、幸せを夢見ていた、あの娘の加護を受けているということを』
という文章がありますが、これは正直に言わせてもらえば、かなりの悪文ですね。
読点が多すぎる上に一文が長く、どの文節がどこにかかっているのか大変分かりづらいですから。
重要な箇所ですので、もう少し丁寧に書くべきでしょう。

とは言え、このSSに関しては完全敗北を認めます(^^;)
楽しく読ませて頂きました。

あおき哲夫 (採点:3)

傑作だと思わされます。駄作だとも思います。綺麗にまとめようとしたところに作者の弱音らしきモノが見え隠れします。…貴方の作品は毎回のことながら私には合わないようです。あまり残念でもないですけど。

Time (採点:2)

本当ごめんなさい。
面白く感じるヒトには面白いでしょうが？
ぶっちゃけよく分かりませんでした(ノ_・。)
すいません、よってこの点です。

まてつや (採点:6)

途中まで変ですがおもしろかったのに。
最後の方よくわかりませんでした。
でも、香里と美汐のああいう会話がなんか新鮮でそこは非常に良かったと思います。

雨音 (採点:5)

読み手オイテケポリ……（涙

いや、ホント。置いてきぼりな気分になる作品でした。
おもしろいっぽいのに、良く分からないんですよね……。（もしくはその逆か）
美汐がかなり素敵だったのですが、栞は、ちょっと引いてしまうところもありましたし、
タイトルにもなってる「ツノ」の存在がなんだかとてもぞんざいですし……。
内容も「電波」の一言で簡単に終わっちゃいそうで、でもそうじゃない感じも受けますし。
なんとなく好みの作品の匂いがしたのですが、やっぱりよく分からなかったので、結果としてニュートラルな５点にしました。

Foolis (採点:6)

最後が少しよくわからないのが残念。
最初のほうの文章のテンポですが、もうすこし、ですね。
もうすこし頑張ってほしかったです。
あと一息、といった感じ。

ところで……フィボナッチとはまた面白いものをついてきましたね……。
昔からこの数列は知っていましたが、（結構数学好きなので）
この数列の和で全ての自然数があらわせると聞いて驚いたり。
他にも色々な性質があるみたいで、面白い数列ですよね。

ゆーえむ (採点:6)

　軽妙な会話は楽しいのですが……全体的に意味不明な感じが……
　喫茶店での香里と美汐の会話がお気に入りです。

名無し＠デフォ (採点:3)

謎過ぎ。
エピローグだけ

久慈光樹 (採点:10)

　なんかもう色々と参りました。
　「クマがでたぞぉ」で笑ってしまった時点で私の負けは確定していたのに、ラストまさかああ締めるとは……
　完敗です。恐れ入りました。

園寺公 (採点:9)

独特のセンスが自分の好みです

ブラックコーヒーは好きですか？ (採点:5)

ツカミはオッケー。よくわかんないテンションで突っ走られました。
……正直、面白いんだけど良くわかんないのでこの点数（苦笑

Revin (採点:7)

寓意がよく分かりませんが、雰囲気が好きだったのでこの点数です。
どうでもいいですが、そろばん2つなくても普通1つのそろばんを領域分割してやりません?w

名無し＠デフォ (採点:6)

美汐のお姉さま宣言には笑いました。
で、角が生えた栞はどうしたんでしょう。

電光刑事バン (採点:3)

　正直に言いますと、さっぱり訳がわかりません。
　途中で何故か香里と美汐が仲良くなって、数学の数式で遊びだしてしまい、最後にはアイヌ神謡まで。
　はっきりいってストーリーに統一性が無く、理解できませんでした。

じゅう (採点:9)

参りました。私にはこんな文章かけません。
エピローグは蛇足のような気がしたので-1しましたけど、素直に凄いと思います。

エアー (採点:10)

あいも変わらずわからない。
というのも、このSSには善意も悪意も感じられないからです。
自転車を移動手段として役立てようだとか、盗難しようだとか、そういうのではなく、投げる。さっぱりわからない。
他にも角の数を計算する。などなど、そうする意味が掴めないことばかり。
角の数を数える。よく身近な人が、ぼくもよく知らないけれど、フロイトだのユングだのの著作の大まかな部分だけ抽出した本を軽い興味本位で読んだ影響か、その夢はどうこうこういった、欲望が抑圧されたことによる云々……いうのですが。ここでは、数を数える。ということに終始。
場所の移動がわかり難く、登場するキャラもさりげなく唐突。
それでも面白かったです。むしろそこが面白かったのか。
SS８１作の中で上手い具合にとんがっていました。

Longhorn (採点:5)

　文学性のある話とかって言うのは、僕にとっては外国の歌みたいなものです。
　だから、これは、耳で聞く代わりに目で見たこの詩（うた）の、ただ感じたままの「よさ」を点に代えたものです。
　考察はしませんし、そういうのが好きな方や、作者さんの解説を見てから二度楽しむことにします。

Ｇａｒａ (採点:5)

　また随分評価に困るジャンルで来ましたねえ（笑
　昔の邦画でたまにあるみたいな、意味不明なシーンの羅列がトータルでムードを作り上げるような、「芸術」とかなんとかいう言葉で誤魔化されそうな……そんなタイプの話のようで。
　「意味する所を読み取る」べきか「理解しようとして手元に引き摺り落とすのではなくそのままで鑑賞する」べきなのか、それすら困る所です。
　まあ、とりあえず、会話の軽妙さはかなり好きです。こののりでライトなコメディ書かれたら一撃で落ちるでしょう。それを敢えて（？）こういう難解な作品に仕上げるスピリッツに敬意を表します。「ＳＳとして面白いか」は微妙ですけどね（笑

名無し＠sp3 (採点:8)

ヤバイ。個人的ツボに入った。マサルチックな映像が脳内をぐるぐるぐるぐる…。

残念なのはネタに描写力がついていって無かったこと。
キャラの位置関係や動きが、よく分からなかったシーンがあった。
不条理ネタは、的確で細かい描写にした方がいいのかな。分かんないけど。

エピローグはちょっと蛇足。冷めてしまった。

名無しさんだよもん (採点:3)

意味が分からないのは、まあメルヘンだから当たり前っちゃ当たり前だが、
雫じゃないんだから、この電波ゆんゆんな話を追いかけるだけで精一杯。
しかも、エピローグは謎解きに当てて収束するのかと思ったら、
ますます明後日の方へ飛んで行って影も踏ませない。
辛うじて百合展開には萌えた。

Natsu (採点:2)

何だろう？

んーにゃ (採点:3)

うーん、何とも。主題が見えてこないので……。狐に化かされた気分です。

ありあも (採点:5)

・・・よくわかりませんでした。わかっているのかもしれませんが。

流人 (採点:7)

うーん、微妙……

燃焼系オギノ式 (採点:1)

作者さんの頭でどんな世界が展開してるのか知りませんが、
凡夫にも分かる言葉で説明していただけるとありがたいです。
私のような不心得者にはこのような神の声は相応しくないということでしょうか？
誰か神父様を呼んでください。

さいしゅ (採点:2)

ごめんなさい理解不能でした。なんとなく最後のみっしーが切なさを漂わせるところは好きですが・・・

まこみし感想隊Ｒ (採点:5)

真琴「あぅー、これは一体なによぅ」
美汐「……何とも味わいの深いお話ですね」
真琴「味わいじゃなくてーっ、電波よぅ、これはっ！」
美汐「その電波を紡いでいるのは、真琴、あなたも関わってるようですよ？」
真琴「えーっ、どんな設定なのよぅ」
美汐「そうですね……。まずこの世界、この街は、あゆさんの夢に取り込まれている、これが第一段階です」
真琴「えと、Kanonの基本の世界もそうよね」
美汐「その街を、夢から覚めないように守っているのが、どうやら私のようです」
真琴「ふーん、すごいんだー」
美汐「そのために使っているのが、ものみの丘に宿る力――妖狐の力なのでしょうか」
真琴「どうやってよぅ」
美汐「もしかしたら、私も妖狐から憑き神に転じたものなのかもしれません。
　　　そして真琴、あなたも憑き神に転じて、栞さんに憑いている、という状況のようです」
　　　さらに栞さんにはあゆさんも取り憑いて、栞さんが思ったことは時折現実化するようです」
真琴「……ギブアップ！」
美汐「まぁそうでしょうね。設定があまりに無茶すぎるかと思います」
真琴「で、それと電波と、どういう関係があるのよぅ」
美汐「どうなんでしょう。電波なのは、栞さんの地なのかもしれません。
　　　むしろそちらを控えめにしておいて、この丘の設定を前面に出した話にした方が、
　　　私は楽しめたと思います」
真琴「真琴はどっちでもよくわかんないわよぅ。あぅー」

柾人 (採点:10)

冒頭の会話を見て、不条理なギャグ物かと思っていたが……やられた。
栞の一人称で語られる日常が微笑ましく、それによってエピローグの美汐の言葉に重みが加わっている。
会話のテンポも良く文句無しの名作。
どうでもいいが30日目、夢の中での栞の姿が気になる。

名無し＠デフォ (採点:9)

ちょっと甘いかも知れませんが。
こういう不思議な味のある作品は大好きです。

duven (採点:7)

会話は前後も含めて全体的に、テンポ、内容ともに見所が多く、言葉の使い方にも斬新なぶつ切り感みたいなものがあって鮮やかでした。その点だけで評価させていただきました

他は、冒頭部分や話の内容にはなんとも言えない往生際の悪さ、みたいなものを感じます。
冷静と情熱が食い合っているというか・・適当にお茶を濁したような感想で申し訳ないです。

夏葵 (採点:6)

すずめつめさんですかね。相変わらずの独特さが何とも言えません。むしろ理解を放棄した方が単純に楽しめそうです。しかし最後はきっちりと締められていて余韻も悪くありません。

ラブレター一回目 (採点:10)

初読時では、何を意味して日常を描いているのかが不明でしたので、今よりもう少し低めの評価でした。


　§ * * §

読み終えてから１０日程経ちましたが、真琴の名を繰り返す美汐が、栞と共に生きる事を選んだ真琴が、二人を見守るあゆが、今なお私の中で反芻されています。
こういう心に残る作品には是非ラブレターを出したい…、そう思い、感想をつける事にしました。
とは言いましても、今回私は十点の作品しか採点していないので、順位的には何の意味もないのですが。

鬼っ子ジェイ (採点:6)

脈略がないというか、支離滅裂というか、摩訶不思議というか・・・
でもまあリズミカルな感じがしたし、会話のテンポも良かったと思います。

竹仙人 (採点:9)

　ちゅんちゅんちゅん……ナイス。
　ハイセンスさが心地良く、とてもまったり出来ました。
　スロウペースで進行していく物語が、せかせかした気分を落ち着かせてくれます。
　もう、お見事。

VAL (採点:5)

　……え？　え！？
　ある意味凄い発想ですね……というか正直な話、理解出来た自信が全くないんですけど（苦笑
　この点数は、栞が可愛かったという理由で差し上げます（多少キャラが違いましたが）

earthy (採点:2)

これって栞の空想の世界でしょうか。よく分からなかったです。

Liar (採点:1)

訳が分かりません。
というか、これで理解しろと言う方が無理な気がしました。

クリボー (採点:3)

全然わかりませんでしたが、栞と祐一のやり取りが好きなのでこういう点に。
読者に分かりやすく、というのも必要かと…
とことんわかりませんでした。
ただ、私だけではない事を祈るばかり。

K (採点:9)

師匠！
とかいきなり叫んで驚かしてみたり。

ジャンルで何となく検討はついていたのですが、
相変わらずの不可思議世界、言葉回しの妙、独特の
キャラ扱いなど、相変わらず私のツボを突きまくっ
てました。素直に面白かったです。

実はAHHさんの掲示板に出没されていたのを見て、
今回はこじんまりまとめてしまうのかなと危惧し
ていたのですが、いつもの師匠の作風で本当に
ほっとしました。

面白い作品をありがとうございました。

YOU (採点:8)

話のテンポが良くてなかなか楽しい話でした。栞エンドに真琴をからめるなど変わった展開が良かったと思います.

歩人 (採点:5)

何だかややこしいですが、重要なのはエピローグですね。そこに到るまでの下り自体は大した意味があるわけでもないようですね……いや、これはこれで良いんですが。半ば夢でもあったから微妙に突拍子もない内容だったわけですか……メルヘンと言えばそうかも……ところで、何故ツノなんでしょうね……やっぱり大した意味は無いのかな……？

一般市民Ｄ (採点:5)

結構いいです。よくわかりませんが

りょーと (採点:10)

　もーあかん。
　神すぎます。
　言葉の端々、文章の至る所からセンスを感じました。
　＞「こんな天気のいい日に、世界は滅びたりしないよ」
　これ好きぃ……。

　しかしながら、読む人を選びそうな作品でもあります。
　文章一つ一つから発せられる電波のチャンネルに合っているかどうか。
　私は受信しましたw

Tnhhs (採点:10)

何とも不思議な作品です
はっきり言うと、話に脈絡が無く、訳のわからないことがかなりあります
ですが、確かなのは、この作品には独特のテンポがあり、リズムがあり、読者を否応無く話の中に引き込む力があるということです
私はこのような文章がかなり好きです
人によって評価が分かれると思いますが、私の中では全作品を通して一番です

和也 (採点:10)

あー……。これは凄い。文句なしの１０点です。
自転車を谷底に突き落としたり、常人には分からない数式が出てきたり、あまつさえ異世界を出してしまうセンスは脱帽です。セリフもとても切れていて素晴らしい。いや、本当にお見事の一言です。

今回の僕のベストです。本当、ありがとうございました。

HQ (採点:5)

　不条理に意味を求めるのは本当は良くないんだろうけど、それでも…唐突過ぎる。
和魂洋裁→和魂洋才　　一発変換するじゃないかＹＯ！

村瀬香奈 (採点:5)

はじめまして。

注釈は親切ですねぇ。
説明しないのも短編では一つのテクニックかもしれませんが、説明はあったほうがいいかも。

黒鯖寿司 (採点:8)

不思議な雰囲気で好きな話です。
ただ、エピローグがそれまでと比べて浮いている気がしました。

はね〜〜 (採点:9)

　はね〜〜ちゃん、電波、届いた？（おぉぉ）

　何ていうか、その……色んな意味で凄すぎ（笑）地にこれほど足の付いていない文章ってそうそう見られるもんじゃないでしょう。ぶっ飛びまくってる時のあずまんが大王な雰囲気が（笑）
　えーい、ここは私じゃなくて３人に語ってもらいましょう！（んで、唐突にうぐうぐうぐぅ）

祐一：そうか〜、栞ってこう言うぶっ飛んだ奴だったんだなぁ。
栞　：うー、そんな事言う人嫌いです。最後のエピローグにはきっと色々な意味があるんですよー。
祐一：何かあるのは認めるぞ。でもなぁ……あゆ、意味分かったか？
あゆ：うぐぅ、ボクさっぱり……。でも、どうしてだろ？　これだけ変な話なのにあっという間に読んじゃったよっ。
祐一：多分真琴、きっと真琴、真琴絡み……の気がする（汗）自信全然ないけどな。大穴では、実はやっぱりこれは栞の素とか？
栞　：私はこんなにハイテンションになった事ありませんよっ……ちょっと昔飲んだお薬で、気分が良くなりすぎちゃった事があるくらいです。
あゆ：……栞ちゃん、それってもしかして……。
栞　：お医者さんが真っ青になってやって来て、すぐにその薬を使うのは止めちゃったんですけどね。でも、あの時は楽しかったです。まるでお空を飛んでるみたいでしたー。
祐一：……聞かなかったことにしておこうか。ちなみにフィボナッチ数列はさっぱりわからん。俺には思いっきり異次元なネタだったぞ。
あゆ：祐一君、算数苦手そうだもんね。あ、ねえねえ栞ちゃん「まなか」って何だろう？　もなかの親戚？
栞　：何なんでしょうか……。でも、訳のわからないネタがたくさんあって置いてけぼり状態だったのに、置いていかれるのが凄く楽しかったりしました。
祐一：なるほど、栞は放置プレイで燃える……と。
栞　：わーっ！　何言ってるんですか祐一さんっ！！
あゆ：うーん、うーん……あっ、ボクこの話の本当の意味分かったよ！　
祐一：何っ？　本当かあゆ？
栞　：一体何なんですか？
あゆ：うん。祐一君がさっき言ってたので結構近いよ。鍵になる言葉は「てむとり」かなぁ？
栞　：あっ。なるほど、そう言うわけですかあゆさん。でも私ってそんな才能があったんですねぇ……まるでファンタジーの主人公みたいですー。
祐一：？？？　おい、俺にはさっぱり分からないんだが……。
栞　：秘密です♪　自分で見つけた方が楽しいですよ。
あゆ：うんっ、頑張ってね祐一君っ。
祐一：…………うぐぅ。
あゆ：うぐぅ……真似しないでよぉ……。

　以上、電波のお返しでした（笑）９点……いいのかな、本当にこれで（汗）

Ecila (採点:9)

面白かった。ただ、ネタは本文中でもぼんやりと意識させて欲しかったです。まぁ、とにかく不思議な世界だったのですが、夢でも見たのでしょうかねぇ〜。作者さんが…。とりあえず「お姉様」ってのは良かった。ドキドキしたっ！

投票数 149 : 単純平均点 5.48
10点	11
9点	15
8点	12
7点	16
6点	17
5点	25
4点	11
3点	18
2点	14
1点	10

すずめつめ　 03/11/18 23:54

すずめつめです。

標準偏差部門１位。月姫コンペに引き続き二連覇です。

今回は順位を狙うという目標を設定しましたので、その目標を達成
できなかった点は素直に受け止めておきます。でないと、先に進め
ないからね。

今回、メルヘンにこだわってみましたが、いたちんさんに問い詰め
られまして（笑）。それで「メルヘンというだけで読みたくないっ
ていう人が必ずいると思うから。それに今回偽装も完璧だから」み
たいなことを言って、何とか許してもらいました。

おねこんぺの時、「今回はメルヘンを楽しめなかったが、次回はメ
ルヘンも楽しめるようになりたいものだ」ということをある方がお
っしゃっていまして、それで、じゃあ、頑張ってみようかなとずっ
と思っていました。結果はこれですけどねー。

ちなみに、作中に記述はない部分もあるんですけど、

（真琴・あゆ→）栞：街から出て旅に出ます。
（名雪・舞→）美汐：街に残って街を護ります。

こういう設定になっています。

それで、美汐と香里が仲良くなったりもするんです。

そんなことわかるかーって感じですけど、あれ、名雪と舞はどうな
のかなって思った人がいれば、もしかして、わかったかも知れませ
ん。でも、わからなくても、いいんですけどね。

では、個人レスです。


● Xardionさん
>エピローグがぴりりと辛味が効いていて現実に戻ってこれました
し。

嬉しいです。そんな感じです。
あまり浸っている感じにはしたくなかったのでした。

● はむさん
>あと、なんでツノ？　何でツノ？

まいどどうもです。

ツノは美汐ちゃんのおしりに嫉妬して、おしりに生えました。
尾てい骨の突起です。
真琴のしっぽに相当するものでもありますが。

● ve さん
>すいません、正直よく分からなかったです。
>というか、ギャグ？

栞に真琴とあゆが憑いています。

● ちいーゆさん
>　……なんだ、その……困る（反応に）。

びっくりしましたか？

● 荒野草途伸さん
>んー、何かこう物足りないというか、最後の美汐パートは本編と
>関係有るのですか？

将来、美汐は街に残り、栞は街を出て行く。
そういうことを美汐の方では薄々気づいています。
そういう前提での、本編という風になっています。

● コロリンさん
>伝わらなかった。それが全て。
>主軸を何処に置いているのか分らないから全体がぼやけて捉えた。

はい。ありがとうございます。

● 山の上さん
>前半のノリは好きです。
>後半難しかったです。
>栞は良い感じです。
>内容がもっとシンプルでいいかなと思いました。

ありがとうございます。

● 悉皆空也さん
>もしかして、栞、嫌いですか？

大好きです！

● ふぁんほーいどんくさん
>おもしろいお話だ。いや、おもしろかった。
>作中でスルーされたあゆとおぼしき声が気になるが、まあ、いい
や（笑）

ありがとうございます。
そうなんです。メルヘンなので、スルーしてくださいっ。


ということで、今日はこの辺で……。

すずめつめ　 03/11/23 10:35

感想へのレスです。


●ネクロマラン さん
>栞の一人称ですが、どうも口調が統一されていないので、全体がバラバラです。
>文章にまとまりを感じる事も出来ず、内容も読み取りづらかったですね。

そのようです。ありがとうございました。

● 広咲瞑 さん
>前半栞のすげえノリがごっつツボです。大好き。

ありがとうございます。

● 春日　姫宮さん
>　後半、名雪が登場したら１点つけてやろうと身構えておりましたが、残念ながら登場しませんでした。
>　……やっぱり貴方の作品は良くわかりません。そもそも、文章から映像を思い浮かべるという読み方をしている僕にとって、明らかに言葉遊びをしている貴方の作品は相性が最悪なのかもしれません。

私と春日さんの相性の悪さは、逆に言うと、共通項の多さにも原因
があるのかも知れません。色と色の相性も、１１時と１時の関係の
ような組み合わせは相性が悪いです。

おそらくは、作品に教示性を強く持たせるかどうか、の違いがある
のかも知れません。

春日さんが、私の作品に何か、思想を読み取ろうとしても、そこに
イデオロギー的なものはない、あるいは脱色されているんです。

古いかも知れませんが、アニメ監督で言えば、春日さんはどちらか
と言えば、押井守が好きか、押井守を論じるのが好きなタイプ。私
は、やまざきかずおが好きです。


● proofreader さん
>よかった。いや意外とシリアスなんだけど、それを感じさせない
>手法というか、まったくもって不条理。だがそこがいい。笑った。
>でもこれ、たくさんの人に作者特定されとるだろうなあ。

今回、高得点をいただいた方は「わからないけど、そこがいい」と
書いてくれています。それが本望なのですが、逆に言うと、本望通
じてこの順位ということです。

失意は隠し切れないものがありますね。

● あーさん
>作者がどなただかすぐさまにわかりますが。
>今回一等優れた作品だと思います。ユーカラの持ち出しには参りました。
>と、このあたりで黙りますｗ

楽しんでもらえることを重視して作品をつくりました。


● 峻さん
>凄い……いろんな意味で圧倒されました。
>短編を読んでいるのに中篇を読んでいるものと勘違いするほどのボリューム、見事です。
>ただ、やっぱり終盤の展開の速さが少々―――

ありがとうございます。

盛り上げておいて一気に断ち切ることで、もっと続きが読みたい、
と思わせるような効果は発揮できたかと思うのです。

その負の側面が、各所で点数に現れたようです。

いたずらが過ぎた、ということでしょう。

すずめつめ　 03/11/23 10:36

ここで少々、見苦しい解説をば。


■ モノローグ、ダイアローグ、そしてスクランブルトークへ

今回は、作品にスピード感覚をつけるために、登場人物数をリズミ
カルにコントロールしてみました。

栞１人
↓
栞と祐一
↓
栞と祐一と美汐
↓
栞と祐一
↓
栞１人
↓
栞と香里
↓
栞と香里と美汐
↓
栞と香里と美汐と祐一と北川

という風に展開して、喧騒の中、一気に舞台転換をかけていきます。

栞１人の時は、意図的にギアを１速に落として、徐行運転させてい
ます。栞が祐一をじらし、同じように、香里が栞をじらし、ゆっく
りゆっくり進んでいきます。そして２速、３速、オーバードライブ
で、一気にものみの丘へジャンプをかけていきます。


――びっくりしませんでした？


短編なら、こういう手法も許されるのでは、と思った次第。

意図した通りの印象・雰囲気を読者に与えることに成功したと思う
のですが、読者の側では、作者の意図した通りの効果を自分が感じ
ているという実感がなかったようです。

意味がわからない、という理屈じゃなくて、感覚的な効果を狙って
色々な工夫をしていたのですが。


■ 主軸（デザインコンセプト）

テーマというほど、大袈裟なものではありませんが、今回の作品の
一貫したデザインコンセプトは「名前」です。

>「いたずら妖精さんの名前は、通称、美坂栞と言いました」

>「天野美汐と申します」

>何てったって、私は美坂の栞ちゃん、ですもの。

>「ええ、だから、天野美汐と言うんです」

憑き神という言い方をしましたが、要は、栞END後の栞は、他の真
琴やあゆの分までも幸せになって欲しい。このSSでは、真琴やあゆ
は栞に憑くことで、自分達では叶わなかった幸せを経験しようとし
ています。じゃれあい、二人して駆けて行きます。

そういう真琴やあゆのプリミティブ（ていうか幼い頃の純粋感覚的
な）エネルギーをもらうことで、生命力の弱かった栞も元気を獲得
します。

　＊

そうなった時に「じゃあ、栞は栞でいられるのか？」という問題に
直面します。合成された、何だかわけのわからないキャラクターに
なってしまうのでしょうか。

いえ、栞は栞です。

真琴が憑いても、あゆが憑いても、栞は栞のままです。

>「栞、お前、そんな漫画ばっかり読んでると、栞みたいになっち
>ゃうぞ」

のところ、

>「栞、お前、そんな漫画ばっかり読んでると、真琴みたいになっ
>ちゃうぞ」

であれば、素で意味が通じませんか？

あーでも、

「真琴が憑いても、あゆが憑いても、栞は栞さ」

って、作品中で念を押す必要があったようですね。

すずめつめ　 03/11/24 0:53

感想へのレスの続きです。

● Manukeさん
>んー、ちょっと難解ですね。美汐の役割が掴めませんでした。
>「ものみの丘に座していた狐の神様」なのかな？
>（それだと悪い心を持ってたということに…）
>あるいは、ごく普通の傍観者なんでしょうか。

狐の神様、あまりいたづらが過ぎると、人間様に嫌われますよ、と、
そのくらいの意味でしょうね。美汐が何なのかを俺設定しても良か
ったのですが、この場合は、ものみの丘と共鳴している状態、とい
うくらいです。追悼歌といってもよいです。

>ただ、タイトル直後の地の文章が続くパートはちょっと頂けませんでした。
>同じ語尾が連続するなど、テンポがかなり損なわれています。無理に情景描写をせず、普通に書かれた方がよろしいかと。

これはわざとスローテンポにしています。栞視点を追いかけること
で、空の上からいきなり祐一の横に降ってくるような演出をしてみ
ました。

>『美坂栞は、今、沢渡真琴になりたくて、なれなかった、この街の神様、いたづらっ娘で、幸せを夢見ていた、あの娘の加護を受けているということを』
>という文章がありますが、これは正直に言わせてもらえば、かなりの悪文ですね。

これは、真琴が栞に憑いて、栞の中に真琴が埋め込まれている状態
を感覚的に表現するための意図的な悪文だったのです。

ですが、ご指摘は全く正当なものと思います。

● あおき哲夫さん
>傑作だと思わされます。駄作だとも思います。綺麗にまとめよう
>としたところに作者の弱音らしきモノが見え隠れします。…貴方
>の作品は毎回のことながら私には合わないようです。あまり残念
>でもないですけど。

また、盲目考察の佐祐理さんの餌食になりそうな心理を吐露されて
いますね。

「この場合、駄作と思うのが正しい認識でございましょう。
　残念なことですが……」

と、普段の私なら言うべきところなのですが、そういう婉曲的なか
けあいは、どうも不人気のようです。

察するに、あおきさんは、私の作品との接点を「弱音」という風に
表現しているのです。つまり、あおきさん自身が「弱音」を感じつ
つあるということに……。どうなさいましたか？

ちなみに、美汐は本編中、脇役であり、説明役です。感情を吐露す
ることもありません。このSSでは、弱音を吐く美汐、というのを描
いてみました。多くの方にとって意外だったかも知れません。しか
し、私は私の中では、美汐がその役割から解放されることを望みま
した。

それでも美汐は、闇と共にあることを選ぶわけですが。

● Timeさん
>本当ごめんなさい。
>面白く感じるヒトには面白いでしょうが？
>ぶっちゃけよく分かりませんでした(ノ_・。)
>すいません、よってこの点です。

とても残念です。ありがとうございました。

● まてつやさん
>途中まで変ですがおもしろかったのに。
>最後の方よくわかりませんでした。
>でも、香里と美汐のああいう会話がなんか新鮮でそこは非常に良かったと思います。

香里の抱きつき攻撃は、栞のそれとセットになっていて、美汐視点
から見た時、この姉妹はなんなんだ、と思わせる展開になっていま
す。ああ、ていうか、そういうことを逐一、作品中に書き込んでお
かないとダメですね……。

すずめつめ　 03/11/24 1:18

感想へのレスの続きです。

● 雨音さん
>いや、ホント。置いてきぼりな気分になる作品でした。
>おもしろいっぽいのに、良く分からないんですよね……。（もしくはその逆か）
>美汐がかなり素敵だったのですが、栞は、ちょっと引いてしまうところもありましたし、
>タイトルにもなってる「ツノ」の存在がなんだかとてもぞんざいですし……。
>内容も「電波」の一言で簡単に終わっちゃいそうで、でもそうじゃない感じも受けますし。
>なんとなく好みの作品の匂いがしたのですが、やっぱりよく分からなかったので、結果としてニュートラルな５点にしました。

美汐視点で、もう一度序盤のやりとりを見た時、なんとも言えない
味わいがあるかも知れません。ないかも知れませんが。

● Foolis さん
>最後が少しよくわからないのが残念。
>最初のほうの文章のテンポですが、もうすこし、ですね。
>もうすこし頑張ってほしかったです。
>あと一息、といった感じ。

美汐は好意的に見ていますが、栞は狐憑きになったわけですから、
いずれこの街から出て行かなければならない運命なのです。あるい
は定住することを許されず、彷徨い続けることになるのかも知れま
せん。

>ところで……フィボナッチとはまた面白いものをついてきましたね……。
>昔からこの数列は知っていましたが、（結構数学好きなので）
>この数列の和で全ての自然数があらわせると聞いて驚いたり。
>他にも色々な性質があるみたいで、面白い数列ですよね。

はい。当初は「一年後の栞のツノ数」と考えていましたが、あまり
の発散速度に恐れをなした経緯があります。

● ゆーえむ さん
>　軽妙な会話は楽しいのですが……全体的に意味不明な感じが……
>　喫茶店での香里と美汐の会話がお気に入りです。

はい。

● 名無し＠デフォさん
>謎過ぎ。
>エピローグだけ

エピローグだけ？

● 久慈光樹さん
>　なんかもう色々と参りました。
>　「クマがでたぞぉ」で笑ってしまった時点で私の負けは確定していたのに、ラストまさかああ締めるとは……
>　完敗です。恐れ入りました。

結果発表後に色々とお話できるものかと楽しみに思っておりました
が。順位自体より、今後とも順位を望むべくもないという評価が、
今回これで確定した感があります。

● 園寺公さん
>独特のセンスが自分の好みです

ありがとうございました。

● ブラックコーヒーは好きですか？さん
>ツカミはオッケー。よくわかんないテンションで突っ走られました。
>……正直、面白いんだけど良くわかんないのでこの点数（苦笑

ありがとうございました。

● Revinさん
>寓意がよく分かりませんが、雰囲気が好きだったのでこの点数です。
>どうでもいいですが、そろばん2つなくても普通1つのそろばんを領域分割してやりません?w

フィボナッチ数列は、恐ろしい速度で発散しますので、領域分割で
は追いつきません。寓意は込めないこととしました。寓意はメルヘ
ンにとって、本意ではないと考えています。

理性や合理的思考では割り切れないような、ふわふわした雰囲気を
表現できれば、メルヘンとしては成功だったと思います。もっとも
次回以降もメルヘンにこだわるつもりではありませんが。

すずめつめ　 03/11/24 8:29

>フィボナッチ数列は、恐ろしい速度で発散しますので

まあ、そうでもないか。自己レスでした。

すずめつめ　 03/11/25 23:11

感想へのレスの続きです。

●名無し＠デフォさん
>美汐のお姉さま宣言には笑いました。
>で、角が生えた栞はどうしたんでしょう。

祐一に夜通し、からかわれ、いじくられまくります。
（途中から香里も参戦するかも）

●電光刑事バンさん
>　正直に言いますと、さっぱり訳がわかりません。
>　途中で何故か香里と美汐が仲良くなって、数学の数式で遊びだしてしまい、最後にはアイヌ神謡まで。
>　はっきりいってストーリーに統一性が無く、理解できませんでした。

いつか思い出す、ある日の日常というだけの話です。何故、香里と
美汐が仲良くなったのかがわからない、ということですが、私の思
うに、普通は、共通の話題が見つかれば、仲良くなると思います。

仲良くなる必然性がないといえば、確かにないのですが。このSSで
は、栞がさりげなく気を遣って、仲良くなる方向で持っていきまし
た。

● じゅうさん
>参りました。私にはこんな文章かけません。
>エピローグは蛇足のような気がしたので-1しましたけど、素直に凄いと思います。

蛇に足ではなくて、栞にツノです。

● エアーさん
>あいも変わらずわからない。
>というのも、このSSには善意も悪意も感じられないからです。

>フロイトだのユングだのの著作の大まかな部分だけ抽出した本を
>軽い興味本位で読んだ影響か、その夢はどうこうこういった、欲
>望が抑圧されたことによる云々……いうのですが。ここでは、数
>を数える。ということに終始。

ユングについて興味をお持ちでしたら、「トリックスター」につい
てお調べください。私は、分厚い本をいつか読もうかと思って、結
局読んでいませんが。

トリックスターとは、意味不明な行動をする道化者であり、健全な
る秩序破壊者であり、硬直した状況を打開する役割を担います。

● Longhornさん
>　考察はしませんし、そういうのが好きな方や、作者さんの解説
>を見てから二度楽しむことにします。

その時は是非、ご感想ください。ありがとうございます。

● Ｇａｒａさん
>　「意味する所を読み取る」べきか「理解しようとして手元に引
>き摺り落とすのではなくそのままで鑑賞する」べきなのか、それ
>すら困る所です。

惜しいところまで届いていたようです。残念、あと一歩のところで、
Garaさんのツボを外しました。

● 名無し＠sp3 さん
>ヤバイ。個人的ツボに入った。マサルチックな映像が脳内をぐるぐるぐるぐる…。
>
>残念なのはネタに描写力がついていって無かったこと。
>キャラの位置関係や動きが、よく分からなかったシーンがあった。
>不条理ネタは、的確で細かい描写にした方がいいのかな。分かんないけど。
>
>エピローグはちょっと蛇足。冷めてしまった。

冷めてしまったところで、もう一度冒頭にお戻りください。香里が
暖かい鍋焼きうどんを用意してくれています。

それはさておき、もし宜しければ、具体的にご指摘いただけると大
変参考になります。

● 名無しさんだよもんさん
>意味が分からないのは、まあメルヘンだから当たり前っちゃ当たり前だが、
>雫じゃないんだから、この電波ゆんゆんな話を追いかけるだけで精一杯。

雫でいう電波は、無意識の衝動が周囲に伝播する、強い無意識の衝
動を持っている人間が周囲をコントロールできる、というような主
旨のものでしたっけ。

このSSでは、単に、真琴が栞に憑き神して、栞がハイテンション化
するというだけのことでして。

>しかも、エピローグは謎解きに当てて収束するのかと思ったら、
>ますます明後日の方へ飛んで行って影も踏ませない。
>辛うじて百合展開には萌えた。

萌えてください。結構、このSSのウリみたいです。

Longhorn　 03/11/25 23:22

　作者様、レスありがとうございました。
　感想ですが、いやです。ぜったい教えてあげません。
　ボクにとってとても意地悪で面白い作品（作者様や他の方のコメント含めて）なのですから、ボクとしてもそのくらい意地悪をしてもいいでしょう？
　とりあえず、楽しんでおります。掲示板が閉じるまでもっともっと楽しませてください。

栞 ( hybrid )　 03/11/26 12:33

Longhornさんの、意地悪。

メルヘンを読んで成績ＵＰ！　 03/11/26 18:6

中間テストにいきなりフィボナッチ数列がでたので、私だけ１０点稼げました。
これもメルヘンを読んでいたお陰です。どうもありがとうございました。

○○、おめでとうございます。祝福。

メルヘンを読んで給料UP!!　 03/11/26 20:19

頭がやわらかくなって、企画書すいすい書けるようになりました。
おかげで業績もあがり、来年の給料UPは間違いなしだよ君！と上司の太鼓判。

本当にメルヘンのお陰です。ありがとうございました。

すずめつめ　 03/11/30 20:13

何事もなかったように、感想の続きです。

●Natsu さん
>何だろう？

入り口です。

●んーにゃ さん
>うーん、何とも。主題が見えてこないので……。狐に化かされた気分です。

そうでしょう。そうでしょう。

●ありあも さん
>・・・よくわかりませんでした。わかっているのかもしれませんが。

わかるようなわからないようなぎりぎりの線で描きました。

●流人 さん
>うーん、微妙……

微妙な匙加減です。

●燃焼系オギノ式 さん
>誰か神父様を呼んでください。

お呼びでございましょうか。なむなむ。

●さいしゅ さん
>ごめんなさい理解不能でした。
>なんとなく最後のみっしーが切なさを漂わせるところは好きですが・・・

今回はわかるように作ったつもりなので、とても残念です。みっし
ーは切ない感じで書けていたようなので安心しました。

● まこみし感想隊Ｒさん
>美汐「……何とも味わいの深いお話ですね」
>真琴「味わいじゃなくてーっ、電波よぅ、これはっ！」

美汐「電波という言葉は便利ですね」
真琴「電波ってなあに？　もしかして、これのこと？」
美汐「……どこを指差しているのですか？」

● 柾人 さん
>栞の一人称で語られる日常が微笑ましく、それによってエピロー
>グの美汐の言葉に重みが加わっている。
>会話のテンポも良く文句無しの名作。
>どうでもいいが30日目、夢の中での栞の姿が気になる。

やっと伝わりました。ありがとうございます。
はい。大変なことになっています。

● 名無し＠デフォさん
>ちょっと甘いかも知れませんが。
>こういう不思議な味のある作品は大好きです。

風見さんですね。いつもありがとうございます。

● duven さん
>冷静と情熱が食い合っているというか・・適当にお茶を濁したよ
>うな感想で申し訳ないです。

アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような感じです。

● 夏葵さん
>すずめつめさんですかね。相変わらずの独特さが何とも言えませ
>ん。むしろ理解を放棄した方が単純に楽しめそうです。しかし最
>後はきっちりと締められていて余韻も悪くありません。

今後どうしたらいいものか、といった感じです。
ありがとうございました。

● ラブレター一回目さん
>こういう心に残る作品には是非ラブレターを出したい…、そう思
>い、感想をつける事にしました。

いつもありがとうございます。
想像の余地を撒き散らした作品でしたので、そのような好感触が何
より嬉しく思います。

● 鬼っ子ジェイさん
>脈略がないというか、支離滅裂というか、摩訶不思議というか・・・
>でもまあリズミカルな感じがしたし、会話のテンポも良かったと思います。

メルヘンなんですーっつ（血の涙）。

すずめつめ　 03/11/30 21:21

● K さん
>師匠！
>とかいきなり叫んで驚かしてみたり。

「えっと、すみません。どなたでしたっけ？」

>ジャンルで何となく検討はついていたのですが、
>相変わらずの不可思議世界、言葉回しの妙、独特の
>キャラ扱いなど、相変わらず私のツボを突きまくっ
>てました。素直に面白かったです。

うれしうれし。栞は今回ハイブリッドなので、例外として、美汐は
多分、他の誰も描いたことのない美汐が描けたのではないかと密か
に思っている次第です。

>実はAHHさんの掲示板に出没されていたのを見て、
>今回はこじんまりまとめてしまうのかなと危惧し
>ていたのですが、いつもの師匠の作風で本当に
>ほっとしました。

はい。ちなみに、私はアシモフの大ファンですが、アシモフの作品
というのは、各章の締め方がどれも実に格好いいです。そこに私は
憧れを感じている次第なのですが。

>面白い作品をありがとうございました。

ふぃふぃ。

● YOUさん
>話のテンポが良くてなかなか楽しい話でした。栞エンドに真琴を
>からめるなど変わった展開が良かったと思います.

FAIRCHILDのYOUさんでしょうか？（いやいや）
ありがとうございました。

● 歩人さん
>何だかややこしいですが、重要なのはエピローグですね。そこに
>到るまでの下り自体は大した意味があるわけでもないようですね
>……いや、これはこれで良いんですが。半ば夢でもあったから微
>妙に突拍子もない内容だったわけですか……メルヘンと言えばそ
>うかも……ところで、何故ツノなんでしょうね……やっぱり大し
>た意味は無いのかな……？

ええ、意味がないことに意味があるんです。意味がないことばかり
なら、美汐にとっては、随分楽でしょうから。

● 一般市民Ｄさん
>結構いいです。よくわかりませんが

それです！

● りょーとさん
>　言葉の端々、文章の至る所からセンスを感じました。
>　＞「こんな天気のいい日に、世界は滅びたりしないよ」
>　これ好きぃ……。

北国の夏はほんと短くてねえ……（しんみり）。

>　しかしながら、読む人を選びそうな作品でもあります。
>　文章一つ一つから発せられる電波のチャンネルに合っているかどうか。
>　私は受信しましたw

本当ですよね。もしかして、私の普段の日常的感覚そのものが既に
相当程度までに電波に冒されているのかも……。

● Tnhhsさん
>何とも不思議な作品です
>はっきり言うと、話に脈絡が無く、訳のわからないことがかなり
>ありますですが、確かなのは、この作品には独特のテンポがあり、
>リズムがあり、読者を否応無く話の中に引き込む力があるという
>ことです

つかみ所を沢山用意しておきながら、つかまれないようにかわし続
けるといいますか、一度に複数の変数を同時に動かすといいますか、
そんな感じのことを意図的にやっています。

順位的にいまいちだった理由を考えていたのですが、やはり、基準
線となる描写力、説明力が弱いということと、決定的な打撃力を欠
くということなのでしょうね。ふわふわ。

● 和也さん
>あー……。これは凄い。文句なしの１０点です。
>自転車を谷底に突き落としたり、常人には分からない数式が出てきたり、あまつさえ異世界を出してしまうセンスは脱帽です。セリフもとても切れていて素晴らしい。いや、本当にお見事の一言です。
>
>今回の僕のベストです。本当、ありがとうございました。

身に余る光栄であります。

● HQさん
>　不条理に意味を求めるのは本当は良くないんだろうけど、それでも…唐突過ぎる。
>和魂洋裁→和魂洋才　　一発変換するじゃないかＹＯ！

美汐ちゃんの自作によるコスチュームで完全武装の意であります。

すずめつめ　 03/11/30 22:16

● 村瀬香奈さん
>注釈は親切ですねぇ。
>説明しないのも短編では一つのテクニックかもしれませんが、説明はあったほうがいいかも。

はじめまして。

もう少し説明を強化した方がよかったのかも、です。

● 黒鯖寿司さん
>不思議な雰囲気で好きな話です。
>ただ、エピローグがそれまでと比べて浮いている気がしました。

むう、残念です。

美汐のエピローグはある意味、栞のプロローグと対になるように描
きたかったのですが、まあ、何だかんだ言って、プロローグ部分の
描写は今回、ちょっと弱かったかなと反省しています。

● はね〜〜ちゃん(笑)
>　何ていうか、その……色んな意味で凄すぎ（笑）地にこれほど足の付いていない文章ってそうそう見られるもんじゃないでしょう。ぶっ飛びまくってる時のあずまんが大王な雰囲気が（笑）
>　えーい、ここは私じゃなくて３人に語ってもらいましょう！
>（んで、唐突にうぐうぐうぐぅ）

美汐「さて」
祐一「うむ」
栞「逃げましょうっ」

………。
……。
…。

美汐「やはり、人の話はきちんと聞くべきかと思うのですが」
祐一「天野、自分だけいい子になるなんて、ずるいぞ」
栞「それでは、はね〜〜ちゃんのお話を聞きましょう」

>祐一：そうか〜、栞ってこう言うぶっ飛んだ奴だったんだなぁ。
>（嬉しそうですね、祐一さん。美汐注）
>栞　：うー、そんな事言う人嫌いです。最後のエピローグにはき
>っと色々な意味があるんですよー。
>祐一：何かあるのは認めるぞ。でもなぁ……あゆ、意味分かったか？
>あゆ：うぐぅ、ボクさっぱり……。でも、どうしてだろ？　これ
>だけ変な話なのにあっという間に読んじゃったよっ。
>祐一：多分真琴、きっと真琴、真琴絡み……の気がする（汗）自
>信全然ないけどな。大穴では、実はやっぱりこれは栞の素とか？
>（私はいつでもピュアでナチュラルな女の子ですよ。栞注）
>栞　：私はこんなにハイテンションになった事ありませんよっ…
>…ちょっと昔飲んだお薬で、気分が良くなりすぎちゃった事があ
>るくらいです。
>あゆ：……栞ちゃん、それってもしかして……。
>栞　：お医者さんが真っ青になってやって来て、すぐにその薬を
>使うのは止めちゃったんですけどね。でも、あの時は楽しかった
>です。まるでお空を飛んでるみたいでしたー。
>（梅エキスです。栞注）
>祐一：……聞かなかったことにしておこうか。ちなみにフィボナ
>ッチ数列はさっぱりわからん。俺には思いっきり異次元なネタだ
>ったぞ。（祐一さんと私を足したものが次の祐一さんになります。
>美汐注）
>あゆ：祐一君、算数苦手そうだもんね。あ、ねえねえ栞ちゃん
>「まなか」って何だろう？　もなかの親戚？（女の恨みたる、だ
>そうです。美汐注）
>栞　：何なんでしょうか……。でも、訳のわからないネタがたく
>さんあって置いてけぼり状態だったのに、置いていかれるのが凄
>く楽しかったりしました。
>祐一：なるほど、栞は放置プレイで燃える……と。
>栞　：わーっ！　何言ってるんですか祐一さんっ！！（詳しくは
>秘密です。栞注）
>あゆ：うーん、うーん……あっ、ボクこの話の本当の意味分かったよ！　
>祐一：何っ？　本当かあゆ？
>栞　：一体何なんですか？
>あゆ：うん。祐一君がさっき言ってたので結構近いよ。鍵になる
>言葉は「てむとり」かなぁ？（違います。美汐注）
>栞　：あっ。なるほど、そう言うわけですかあゆさん。でも私っ
>てそんな才能があったんですねぇ……まるでファンタジーの主人
>公みたいですー。
>祐一：？？？　おい、俺にはさっぱり分からないんだが……。
>栞　：秘密です♪　自分で見つけた方が楽しいですよ。
>あゆ：うんっ、頑張ってね祐一君っ。
>祐一：…………うぐぅ。
>あゆ：うぐぅ……真似しないでよぉ……。（おつかれさまでした。
>美汐注）
>
>　以上、電波のお返しでした（笑）９点……いいのかな、本当にこれで（汗）

「これ以上の何を望みましょうか」
「はね〜〜ちゃん、ありがとうございますっ」

すずめつめ　 03/11/30 22:17

● Ecila さん
>面白かった。ただ、ネタは本文中でもぼんやりと意識させて欲し
>かったです。まぁ、とにかく不思議な世界だったのですが、夢で
>も見たのでしょうかねぇ〜。作者さんが…。とりあえず「お姉
>様」ってのは良かった。ドキドキしたっ！

ドキドキしましたか？
結局、香里の許可は得られませんでしたが（笑）

　＊

信号の向こうにお姉さま(仮)はいた。
サングラスをかけているけど、一目瞭然。

私はもう気づいているのに、お姉さま(仮)は私が気づいていること
に気づいていない。気づかせるつもりもないのだけれど……。

私の方を見て、右手をあげる。その仕草。ただ、それだけの動作で
私の中の時が止まるような気がした。もう、他の何も見えなくなっ
てしまいそうで、少し、怖くなる。

青信号の直前の出来事。

駆けて行く私は、それまでの私と同じ私なのだろうか……。
雑踏の中を、誰よりも近く、お姉さま(仮)のもとへ。

「うわ。本当に天野さんなのね。びっくりさせないでよ。天野さん
じゃなくて、違ってたら、すっごく恥ずかしいと思って、どうしよ
うかと思ったわよ？」
「（びっくりしたのは）私です」
「天野さんも、なかなかやるわね。その格好。相沢君達にも見せた
いわ」
「そのつもりは、ありません。相沢さんではなかったのです」
「ん？　……残念ね。とにかく、行きましょうか」
「はい」


You are the ONE.


あなたがその人です。